WJ44号感想

RAVE紳士スレ。

しかし、さすがの真島先生も黒猫紳士スレには及びませんね。
矢吹先生は偉大です。


☆☆☆ハンター☆☆☆

今週も最高にカッコイイですね。
冨樫先生の漢っぷりが。

すごいです。死神の円舞曲(サイレントワルツ)。
こんな必殺技、初めて見ました。
横でちらちら見ていた友人も吹き出していました。

と、まあ、黒猫じゃあるまいし、皮肉ばかり書いていても仕方ないですから本編の話をしますと、何よりハジャの部下戦あっさりと終了したのは良かったですね。
キルアで1週…くらいは覚悟していたのですが、戦闘シーンは完全省略。
カエルさんもカイトが一蹴し、あっさりと終了。
カイトの強さを更に強調しつつも、最後のページで「仲間思いの奴がいたら…」と繋げた上で、最後を鳥さんとハジャさんの相反する二つのキャラクターを描いて締める。
これは、ハジャさんに対してはカイトの強さ(=パーティの総力)は有効ですが、鳥さんに対しては一筋縄ではいかないのではないかという不安要素を読者に惹起し、カイトの強さを強調しつつもそれだけでは事が済みそうにない今後を予感させる、とても巧い構成だと思います。

というわけで、今週のハンターもやっぱり良かったと思います。うん。
サイレントワルツは、、、たぶん伝説に残りますけど。



ママー、ボクにもかけたよー


☆☆☆神撫手☆☆☆

一日一回しか使えない、って・・・前回は2回使ってたのに・・・。
それと、精神的体力って一体何なんですかね。据わりの悪い言葉だ。
気になって調べてみたところ、「精神的体力」というタームは一応存在しているようです。
gooの新語辞典ではヒットしませんでしたが、どうも体育理論の方では使われているようで、意味的にも、まあ間違ってはいないようですが・・・でも、精神力で良い気がします・・・。

あと、つっこんでるとキリがないんですけど、
「『1つの物質』に残せる思念は『1つのみ』」
というのが具体的にどういうことなのか、さっぱり分かりません。
思念とは「心に思うこと」。
心に思うこと、に果たして1つ2つと単位があるのでしょうか。
それは連続的なもので、分割して数えることなどできないと思うのですが。
たとえば「今日の晩ゴハンはハンバーグが食べたいな。でもひき肉は高いし」と考えたとき、その「ハンバーグが食べたい」「ひき肉は高い」は2つの思念なのでしょうか。それとも、併せて1つなのでしょうか。
更にいうならば「今日の晩ゴハン」「ハンバーグが食べたい」も分割される可能性もあります。
つまり、この設定は主人公が1枚の絵を集めるごとに、母の想いをどの程度知ることができるのかさっぱりと伝わらず、読者としては「主人公が絵を集めつづけなければならない積極的理由を、読者はほっといて作者自信が納得できるように、なんとか辻褄を合わせてみました」という程度にしか感じられないのです。
「ふーん、良く分からないけどキミは絵を集めるのだね。まあ、がんばって」くらいしか読者に思うところはありません。
先週の左肩に銃弾を受けながらもピンピンしている主人公の描写と同じく、このように、些細なことでも読者が溜飲できぬことがあれば、それだけで物語が薄っぺらく、つまらないものになってしまいます。
先週に続き、今週のコレもちょっと酷いです。知欠論理学です。
ちょっと救いどころのない漫画ですね。神撫手。

それと、大阪の人が妙な関西弁を聞くと不愉快な気持ちになる場合があると言いますが、広島出身の僕はその気持ちがとても良く分かりました。
「ちきしょーっ!!覚えてろじゃけぇ!!」
これを標準語に直すと
「ちくしょう、覚えてろだから」

いや…ネタでやってるんでしょうけど…。
それにしても「じゃけえ」を「鮭ぇ」と書くセンスなど 最 悪 で す


☆☆☆サソリ☆☆☆

もっとも武闘派から遠いであろうイタチの人が残っていることに作者の良心を感じました。
信長の「盗もうがブン取ろうが」という言葉からしても、この割符の試練は武力のみならず忍者としての総合的な能力を試しているようで、そこでイタチさんが残ったのは作者に何か武力以外のファクターを描く心構えがあるということでしょう。
1人しか残らない以上、イタチさんが残ることは無いでしょうが(おそらく朔摩少年と主人公の人が二人で残るのでしょう)、イタチさんにもそれなりに頑張って欲しいところです。
それも盗みとかじゃなくて、彼の十八番である「情報」での善戦を期待したいです。

・・・まあ、あまり期待はしてませんけど。


☆☆☆アックス☆☆☆

最近のこの手の漫画はいつもこうですね。
もうコンボイ隊長がうさんくさくてうさんくさくて仕方無い。
ラスボスムード全開ですよ。
これで「オレがウワサのクノッペルよ!!」とか言われても、「あー、はい、そうですよね。やっぱり」としか言いようがありません。
何かもうちょっと読者を裏切ってくれないもんですかね。


☆☆☆ごっちゃんです☆☆☆

ザ・ワールドですか。
しかも反転まで使っちゃって、モロ確信犯ですね。
まったく痛烈な矢吹先生批判あわわわ僕は何を言っているのだ・・・。

とまあ、冗談はさておき、僕はこの漫画は普通に面白いと思うのです。
普通に面白いから、だから、相撲中にザ・ワールドはやりすぎだと思うのです。
つの丸先生が元々ギャグ作家だということは重々承知しておりますが、この漫画において、ギャグが小ネタだけで良いと思うのです。
だって、普通に面白いんですもの。
それでもミスフルにおけるギャグと野球の関係を考えれば、まあ、そんなに深刻な問題でもない気がしてきますけどね。


☆☆☆サラブレッド☆☆☆

この漫画は受身も覚えさせずに柔道させるのが本当に多いですね。
いや、普通に危険ですから。
この漫画、そんなに酷くは無いですが、須藤先生の意味不明な主人公いじめや小原クンのDQNな行動など、同じストーリーキングでも「ヒカルの碁」のようにはいきませんねー。
話がとても不可解です。


☆☆☆風天組☆☆☆

あれ!?いつの間にやら打ち切り・・・??

チッ、作者取材かよ。


☆☆☆黒猫☆☆☆

トレインを前に、相変わらず不可解な心の読めない奥深いリアクションを取り続けるクリードさま。
今週の
「なあぁあァッ!!!」
は、あまりに表現が斬新すぎて、感動を通り越して、苦笑してしまいました。
矢吹先生は偉大です。

また、クリードが見たトレインが、サヤの顔と一瞬被るシーン
あれは素晴らしいですね。
多くの読者が以前から抱えていた、どうして黒猫のキャラクターは多くが同じような顔に見えるのだろう、という疑問が氷解しました。
そう、トレインとサヤの顔がよく似ていたのは、決して矢吹先生が美形を描こうとしたらどれも同じような顔になってしまうからではありません。
全て、ここに至る伏線だったのです。
おそらく、将来的にはケビンがトレインと被って見えたり、ウドニーがマロさまと被って見えたり…という描写もあるかと思います。
まったく矢吹先生の深慮には頭が下がる思いですね。

矢吹先生は偉大です。
矢吹先生は偉大です。



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