週刊少年ジャンプ41号感想




こんにちは、玄人好みの扱いにくすぎる漫画のせいで左が全身やられちまった管理人のかがみです。並の手練ではありません。

それはそうと、来週からテニスの王子様が復活するらしいですね。
ジャンプ感想書きとして、斬とテニスという二大漫画を一度に扱えて嬉しい限りです。
でも、斬だけでも手一杯なのに、さらにテニスかぁ……。
大丈夫なのかなぁ……。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

・大佐と中佐で200人
これを退けても、なお中将が5人いるということで、状況的には間違いなく絶体絶命。
ただ、サンジが何か手を打ってるようなので、一応力押しだけで終わることはなさそうです。
当掲示板では、「海戦になれば砲撃手としてのウソップの活躍があるのでは」と期待されてたんですが、そちらは残念ながら望めそうにないですね、残念。

・六王銃
なんか知らないけど出てくると笑ってしまう技、六王銃。
ルフィまだ生きてるんだろうなあ。
六王銃は「スゴさ」が絵的に伝わらないのがネックで、全然凄そうに見えないんですよね。
見た目ただのダブルパンチで、どういう理屈で高威力なのか説明もないんですもん。
屁理屈でもいいから何か説明が欲しかったけど、屁理屈は屁理屈でいろいろツッコミそうな自分。

・仮面を外したウソップ
ウソップの素顔久しぶりだなあ。あんまりにそげキング時間が長すぎて、もう顔を忘れてました。
しかし、尾田先生の思惑はさて置き、「ウソップはそげキング時の方がカッコイイ」と素直に感じてしまったのは僕だけではないはず。
素顔を見た瞬間、「なんだこの貧相な青年は」とか思ってしまいました。ガッカリした。


☆☆☆ブリーチ☆☆☆

・石田「窓が無い理由が他にあるか!?」
虚だからじゃない?
むしろ虚の居住区に採光が必要な理由があるの?
虚も太陽光を浴びないとビタミンD不足になって風邪をひきやすくなるんでしょうか。

・「ここは俺達でやる」
なんでだよ、三人でやれよ。
石田くんは敵がヴァストローデではないことを強調した上で、一護抜きで戦い、苦戦を強いられるわけですが、これは要は「僕たちアジューカス相手でも相性を気にしないと戦えない程度の戦力だから、ヴァストローデ出てきたら頼むよ、僕らいやだからね」ということをアピールしているのでしょうか。

・石田「戦い易い方と敵を交換すればいいだけの話さ」
なんかどっかで見たことある展開。
なんだろう、SANTAかなぁ。


☆☆☆両津VS首領パッチ☆☆☆

なんだかすごく気持ち悪いです。
あえて言うなら、不協和音に近い気持ち悪さでしょうか。
他のキャラがこち亀に登場、というだけならいいんですけど、それぞれの漫画のテンションでネタを披露するので、総じてみるとえらく気持ち悪いです。なんかどろどろしてる。

この手の企画が内容としてはくだらない(今回のもくすりとも笑えないし、オチもどうしょうもない)のはしょうがないと思うんですが、全体に漂う気持ち悪さは辛いです……。
意味のないお祭りはノリで許せるけど、気持ち悪いお祭りはノリが保てない。
たとえば、男同士が全裸で納豆まみれになって全身をこすりあわせるお祭りに、あなたは参加したいと思いますか?


ところで、Jギャグオールスターズと銘打ってるのに許斐先生がいないのは、やはり腰痛で断念したということでしょうか。


☆☆☆こち亀☆☆☆

梅澤春人先生と密かにコラボレーション!
でもこれ、よく意味が分からないよ。
このコマだけ梅澤先生が書いたってこと??

本編に関しては、かなりどうでもいい感じ。つまらなかったです。
でも、コンビニで御用聞きってのは、秋本先生の創作かと思いきや実際にやってることだそうで、新しもの好きの先生の嗜好は変ってないんだなとちょっと嬉しくなりました。

いやいや、けど言い換えたら今週新しいのは「コンビニの御用聞き」という「事実」だけで、他の部分はいつも通りの使いまわしだからなぁ。
何も褒められることはないのかもしれない。


☆☆☆ToLOVEる☆☆☆

・理紗「も〜〜〜、そんな事言ってェ、夜はこれからよ、は・る・な」
レズっ子の名前が判明。
しかし、この理紗さんはリトが変な声を出さなければ、一体春菜ちゃんに何をしようとしていたのでしょうか。
特に理由も説明もなく脱がしにかかったよ、この子。

・リト「だ…だめだ、見ちゃいかん!」
感動した。
リトはなんていい子なんだろう。
えらい、えらすぎるよ、リト。
目の前に好きな女の子のパンツがあるのに必死に目を伏せるなんて、人として実に立派です。

まったく、常にパンツのことしか考えず、パンツを見るばかりか、パンツを映像に収めようとすら考えているどこかのクズ男とは違います。

・春菜「あんまり動かないで結城くん…っ」
股間を刺激され感じちゃっているのに、みんなの手前必死に我慢する春菜。
今回の長谷見先生の狙いは露出系羞恥プレイですね。
リモコンローター仕込んで街中へ連れ出して……みたいなアレ。

しかし、中学生とか高校生とか、そういうプレイ知ってるのかなー。
岡野先生の性癖があまりにもマニアックすぎて、中学生男子の支持を得られず打ち切られたゲドーの二の舞にならないよう注意してもらいたいものです。
いいかい、中学生のみんな! スカトロプレーはノーマルプレーじゃないんだよ!(by Yukimi

・未央「結城はどー見てもマジメな春菜のタイプじゃないもん」
リトは不真面目とか不良っぽいとか、そういう属性でしたっけ。
他のメンツに比べれば、リトはかなりマジメで正直な青年で、本来的に地味なことからも、むしろ春菜ちゃんとはお似合いのカップルになりそうな気もするんですが。
マジメっていっても「父親が自由業なんて、そんな定職も持たない不真面目な家庭で育った人とはお付き合いできません」とか、そういうレベルじゃないだろうし。
ていうか、それはマジメというより狭量だなぁ。

あと、めがねっ子の名前も判明。未央ちゃんかー。

・ララ「リトはね、宇宙で一番頼りになる人だよ」
確かに、リトは頼りになります。
「この展開は爆発オチ!」→二人を救出とか、すごい頼りになってるよ。
これまで宇宙人も二人撃退してるしね。

・リト「あいつ…オレのこと、そんな風に…」
今まで迷惑にしか思っていなかったララに心が動くリト。
目の前に春菜ちゃんのパンツがありながら、彼は目前の性欲ではなく、ララの気持ちに心を動かされたのです。
実に素晴らしい話ですね。

色香に惑わされ特に理由もなく東西南北プラスαの間を行ったり来たりしていた、どこぞのクズ男とは大違いです。


☆☆☆アイシールド☆☆☆

・体中傷だらけの番場さん
ジャンプ漫画では、スポーツの特訓をすると傷だらけになるよね。
不動峰の神尾とかも、テニスの練習で一生残りそうな傷を負ってたし。

まあ、ジャンプスポーツ漫画の大先輩である『アストロ球団』だって、練習方法が……




『背中を丸太で打たれる練習』




『回転するドリルを素手で掴む練習』

こんなのばっかりですから、そりゃ傷だらけにもなりますよ。
番場さんもたぶん背中で丸太を受けてたんだよ。

・蛾王くん
つい先日、黒鈴さんのおうちでSBRを読んだせいか、恐竜シーンがスケアリーモンスターズにしか見えませんでした。
「そうか、マルコさんがフェルディナンド博士なんだ!」とか一瞬納得してしまったくらい。

どうでもいいけど、黒鈴さんの家にはJOJOが全巻2冊ずつあるんですよ。
JOJOの取り合いになっても平気だし、客人二人が同時に一巻から読み始めても大丈夫ですよね。
恋人と一緒に一巻から読み直すこともできますね。



……黒鈴さんは何を考えてるんだろう。


☆☆☆OVER TIME☆☆☆

最終ページに2コマ、葵ちゃんが出てきた。


☆☆☆ネウロ☆☆☆

・弥子さんへのお仕置き
今回はずいぶん本格的なSMプレイだなぁ。
いや、「靴をなめろ」ってのも本格的なプレイではありましたが……。
しかし、ガソリンも危険だけど、それ以前に首が大丈夫なのかな。
十分締まってそうな気がする。気道は確保できてるのー?

・ヒグチ「シャツをズボンに入れるはずが…」
これはもう新しいファッションなのでは……??
なんか一瞬「カッコイイかも?」とか思っちゃいましたよ。

ところで、これコスプレが簡単そうですね。
今からコスプレデビューしようと思う人などは良いのではないでしょうか。
トランクスの露出が必要になるのがネックだけど。

・ヒグチHALに利用される
わぁい、先週の予想が当たったよー。
しかし、ネウロが当たったのにToLOVEるが外れるってどういうことなんだぜ。
先週の「あつーい、クーラー壊れてるんじゃない?」って一体なんだったんだぜ。


☆☆☆TEAMMADE☆☆☆

回転の力……

ジャイロ……

これはいくらなんでもSBRすぎるんじゃ……。


内容的には微妙です。
先週の読切には及ぶべくもなし。
一番ガッカリなのは人質救出方法で「地面が陥没してビックリしたのでスイッチを落とした」とか言われても「ハァ?」って感じです。
相手はボタン押すだけなんですよ、こんな不確実な方法選択しないでください。
陥没のショックで相手がふらついて、強くボタンを握り締めたらそこで終了なんですから。

だから、どうせ「回転の力」を使うなら、SBRくらいムチャに解決しちゃっても良かったと思うんですけどね。
地中のモグラに回転を与えて、モグラが飛び出るようにしておいたぜ!とか。


☆☆☆村雨くん☆☆☆

・クソの役にも立たないイチローさんとバルトさん
使えないにも程がある。
主人公が村雨くんである以上、彼らがあまり活躍できないのも仕方ないし、vs村雨戦のヘタレっぷりを思い出しても彼らが活躍できる道理もないんですが、今回の人選は上層部(村雨の父とか)が「まあ、この二人で護衛務まるでしょう」と考えたわけですから、上層部の判断ミスとなり、ひいては村雨父がヘタレ化してしまいます。
ペイジさんや山本総隊長じゃないんだから、もっとちゃんとしようぜ。

でも、最後のコマ「この国に手を出した事、後悔させろ!」だけはカッコ良かったです。


☆☆☆みえるひと☆☆☆

・キヨイ「僕のパラノイドはリアルになる」
キヨイさんは中二病に感染してると思った。
でも症例32は僕も大分長い間発症してたよ。

・空も飛べるガク

「君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
 きっと今は自由に空も飛べるはず」


どう見ても主人公です。
本当にありがとうございました。

・三人並んで火神楽の砲撃を受け止めるシーン
何故か分からないけど、打ち切りを強烈に連想させる一コマ。
来週で終わり……らしいですね。


☆☆☆巻末コメント☆☆☆

「PSP版の『鉄拳』を買いました。尾田さん、時間が出来たら勝負しましょう。<斉史>」

「面白そうなお話を仕事の都合でお断りしてしまった…。ヒダカさん、すいません<帯人>」

「飼っている亀が運動不足気味。外で散歩させねばと思うが、こっちも運動不足<治>」

「首都高バトルXをやりたくてX-BOX360を購入♪しかし遊ぶ時間が〜!<沙貴>」

「長男が誕生しました!仕事で立ち会いは出来ませんでしたが電話越しの産声に涙涙。<雄介>」

「お盆休みに実家に帰ろうと思ったが時間がなくディズニーランドに行った!楽しい!<尚>」

「ネット上で対戦将棋をやりますがたまにしかやらないので中々勝てず悔しい。<みきお>」


時間がないので鉄拳ができず、時間がないので面白そうな話を断り、時間が無いので運動不足で、時間がないのでX-BOX360もプレイできず、時間がないので長男の出産に立ち会えず、時間がないので実家に帰れず、時間がないのでネット対戦もままならない。

巻末コメントを見ていると、「漫画家って本当に忙しいんだなぁ……」と夢も希望もない気持ちになってきます。


☆☆☆ムヒョ☆☆☆

・山の精小さくなってない?
面白い格好でぶっ倒れてる山の精ですが、二週前と比べて縮んでる気がします。
二週前はヨイチの身長の倍はあったので、3メートル強だったと思うんですが……。
見た感じ、ヨイチより一回り大きいくらいのサイズに縮んでる気がします。

ただ、アングルの問題という可能性もあるので、何か数字を出してこの違和感を説明できないかな、と思ったんですよね。
で、そこで、床の区切りに着目しました。
ヨイチの歩幅は区切り1つ分。
山の精の身長は区切り3つ分。
身長165cmの成人男性の歩幅が大体75cmですから、山の精は225cm程度。
おお、数字出た。
やっぱり縮んでる。

・ヨイチ「しかし、破魔帯なかったら危―!」
前もベルトに刀を仕込んでましたし、ヨイチは何気にドラえもんキャラなのではないかと思ったり。
どんな危難も「〜〜なかったら危なかったぜ」で切り抜けられそう。

・さすが魔法律協会
現場の状況もまるで分からないのに、保身のため即座に「拒否権発動」。
流石は魔法律協会です。僕らの期待を裏切らない。

しかし、それにもまして素晴らしいのが賢人長。
「チュン」と可愛らしい効果音の衝撃で、落ちて死にそうになってます。
この人は冬場になると静電気で死ぬと思う。

賢人長「うわっ、静電気痛っ!」
→フラフラ、ごろん
→窓から落下
→周囲「バカ彦くんっ!賢人長っ!」

・ペイジ「私はダメな師匠だね」
大丈夫です! そんなことは全読者に伝わってます!

・悪魔長降臨の刑
処刑執行と召喚魔法が混同されてます。
降臨の刑ってなにいってるんでしょう。
これって、現実の裁判で考えると
「以上の罪により、被告にはアントニオ猪木降臨の刑を言い渡す」
とか、そういうことですよね。


☆☆☆斬☆☆☆

・「Y=?」
もし、あなたが教師で、授業中、
「X=8、Y=…」
とまで言ったところでチャイムがなったなら、どうしますか?
僕ならほんの一分ほど授業を延長してでも、答えまでは伝えることでしょう。

しかし、流石は斬世界です。
教師は時間に厳格で「Y=?」と書いて、時間ぴったしに授業を終了しました。
「Y=?」です。
?と書くくらいなら、答えをサッと書けば良いものを、?です。

思うに、これは斬世界における時間の大切さを表しているのではないでしょうか。
教師といえど武士です。
いつ死ぬか分かりません。
一分一秒後に死ぬかもしれないのです。
それが分かっているからこそ、この教師は一分一秒たりとも自分の時間を無駄にしたくなかったのでしょう。
もし、あなたが末期癌で残り三ヶ月の命だったとすれば、一秒たりとも残業などしたくないと思いますよね(それ以前に仕事したくないかもしれませんが)。
この先生はそういう心境なのではないでしょうか。
細かい描写で世界観を作り上げる杉田先生は流石です。

・斬、移動中



主人公が歩いてるだけに3コマ使うあたり、流石は杉田先生。
実に斬新です。



また、この斬は標識にしたくなるほどキュートですね。
ちなみに非常口

・犬も歩けば真剣勝負
斬世界において、真剣勝負のきっかけは「道でぶつかること」です。
このチビの人は、ただぶつかっただけなのに「靴をなめろ」などと、明らかに真剣勝負をするよう誘導しています。
「命を捨てる覚悟」を日々実感することが必要な斬世界においては、おそらくこのチビのような(たぶん金持ちの人が)私財を投げ打って剣士を雇い、みんなに真剣勝負をするよう促しているのでしょう。
このチビは、みんなのために真剣勝負の機会を提供する実に素晴らしい人ですね。

・親衛隊の後ろの人
すごい!
この人の得物、棒の先に枕が付いてます!
おそらくこの人は棒術の達人なのでしょう。
そして、戦闘の最中に一瞬の隙を見計らって「ひるね」をすることで体力回復を図るに違いありません。
思えば、木下くんに致命傷を負わされた月島さんも、昼寝をすることで一命を取り留めました。
斬世界における昼寝の回復力は侮れないということです。
流石は杉田先生です。

ちなみに、読者の中には「これは枕ではなくハンマーではないか」とうがった見方をする人もいるかもしれませんが、こんな平面的なものがハンマーであるはずがないですよね。
枕と考えるのが自然です。

・斬「並の手練じゃない!」
手練とは「腕利き」「熟達者」などの意味です。要は「スゴイ人」です。
つまり、「並の手練じゃない」とは「並のスゴイ人ではない」という意味で、日本語としては明らかにおかしいのですが、もちろん杉田先生がこんな初歩的なミスを犯すはずがありません。

斬世界は全ての男が剣に命を賭ける世界です。
そんな世界では「スゴイ人」がそこらにゴロゴロいるのも道理です。
そこで、この討条くんが、その中でも「さらにスゴイ」ということを表現するため、杉田先生はあえて日本語を捻じ曲げてまでその表現にこだわったのですね。
その結果、「並の手練ではない」というハイセンスな表現になったのです。
流石は杉田先生です。
優美で美しい矢吹先生のセリフ回しを彷彿とさせるものがあります。

・チビをまったく守る気がない親衛隊二人
斬と討条くんが戦ってる間、まったくチビを守る気がなかった残り二人。
チビも武士ですから、もちろん彼も命の危険を実感しなければいけないのです。
そのため親衛隊には「僕が命じる相手に真剣勝負を挑んであげて下さい。ただし僕のことは絶対に助けないで下さい」などと言ってあるのでしょう。
このチビ、紛れもなく武士ですね。

もちろん、枕の彼はここぞとばかりに昼寝をしていたに違いありません。

・土ぼこりが凄まじい屋上で寝る二人
一見すると「こんな土ぼこりの中眠れるかよ」と思うところですが、先週の描写により、これは土ぼこりではなく雲であることが判明してますので、何も問題ありません。
斬が空を見上げる描写にも雲がありますが、あの雲が屋上にも(そして教室内にも)来ているということですね。
たぶん、この学校は標高2000mくらいの場所に建てられているのでしょう。

・忍び寄る月島さんの影
ページをめくると月島さんの不意打ちが……!

と思ったけど、それはありませんでした。
しかし……

・月島「お、おお、起きな貫木!」
や っ ぱ り 不 意 打 ち で す !

流石は不意打ちヒロイン。
大の男の背骨を叩き割るほどの強烈なケリをかましました。
貫木くん吐血してますし、これは折れた背骨が内臓に突き刺さっていますね。
危ないところでした。直前まで昼寝をしていなければ、この不意打ちで貫木君は絶命していたかもしれません。

・斬「つ、月島さんと仲良いみたいだけど、も、もしかして……ふ、ふ、ふ、二人って好き同士だったりして」

これまでの月島さんと貫木くんの絡みを見てみると明らかですが、

「月島、貫木を背後から不意打ち。血が飛び散るほど後頭部を殴りつける」
「月島、寝ている貫木を不意打ち。背骨が折れるほど蹴りつける」

このように、僕達の常識ではとても「好き同士」という絡みには思えません。
しかし、これは斬世界です。
常に命の危険を実感することで己が武士であることを確認するのが、彼ら武士の第一義です。
であるならば、常に身近にいて、自分に命の危険を感じさせ続けてくれる伴侶というのは、確かに「最愛の恋人」と言えるのではないでしょうか。
ということは、第二話にして命の恩人である斬に真剣勝負を挑んだ月島さんは、気が狂っていたのではなく、紛れもない求愛行動だったといえます。

「ねえ、聞きました、奥さん? 二丁目の山田さんね、不意打ちで寝ているご主人を惨殺したらしいわよ」
「まあ、仲が良いこと。羨ましいわー」
「あたしも久しぶりに不意打ちしようかしらー」

こんな会話が日常的に繰り広げられているに違いありません。
なんというハードな世界観でしょうか。
流石は杉田先生です。

・研無刀に対抗する新武器が登場?
喉元に突きつける討条くんの刀ですが、これが実に斬新な形状をしています。
1コマ目では、傷だらけの男子生徒に向かって上向きに刃が立てられていますが、2コマ目で、その刀を持つ手は水平方向へ刃を向けているのです。
つまり、彼の刀は、刃の角度が45度ほど左側に捻じれているのです。
この奇妙な刀が、今後一体どのような活躍を見せるのか、非常に楽しみでなりません。
また1コマの4/5を埋め尽くす説明と共に、この刀の謎が解き明かされることを楽しみにしています。
流石は杉田先生です。




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