週刊少年ジャンプ46号感想




「コミックスの作業、大変だったけどバッチリ! 
11/2発売の第一巻読んでみて下さい<健太郎>」(巻末コメントより)

というわけで、ToLOVEる一巻がようやく発売です!
日頃、本を買わない僕だけどこれは買うよ。
疲れた時に読み直してほのぼのするんだい。


☆☆☆テニス☆☆☆

次週完全決着らしいけど、毒手の謎がまだ出てこないよ。
ホントに意味ないのかな、アレ。単なるフェイントなの??

今週はあんまり見所がないですね。
表紙の手塚部長がいよいよ中学生に見えないところくらいですか。
ヘカトンケイルを返せそうな白石くんはずいぶんと嬉しそうですが、これは攻略して初めて五分五分の打ち合いができるというもので、状況はまだまだ白石不利だと思うんですが、許斐先生のことだから破った時がそのまま勝利でしょうね。

白石くんはヘカトンケイルと同じ打ち方(二度打ち)でヘカトンケイルを返すと見た。
で、それを不二先輩が亀包み(蜉蝣包みの上位Ver.)で返してフィニッシュと見た。


僕がそう予想したということは、確実にそうならないと見た。
また宙に浮いたりしないかな。


☆☆☆ナルト☆☆☆

いかんせんこれまでの戦いがショボすぎたため、アスマさんが危機的状況に陥っても何も思うところがありません。
仕方ないよなあ、あんだけ失敗してたら……そりゃ負けるよ……。
それにしてもアスマ班の他二人の役立たずっぷりが凄まじいです。
この人たち本当に首絞められてただけだよ。一体何しに来たんだ。

・顔にキズがあるマントの人
誰だこれ?
今週パッと出の名前もない人なの??

そうだとしたら、アスマ班他二人は「だって、オレたち名前もない端役だし…」という言い訳はできないですね??

・まだかすかに脈があるアスマ先生
心臓を貫かれても生きてるなんて大豪院邪鬼みたいだなァ。
この戦術で今までやってきた飛段さんが、まさかこの期に及んで心臓外したとかそんなションボリしたことはないですよね??
ていうか、彼は激しく動くと首が取れちゃうらしいので、激しく首を動かせば良かったのではないでしょうか。アスマ先生もくびちょんぱーじゃないの?


☆☆☆銀魂☆☆☆

バーのマスターが長五郎というところまでは一般的に予想されていたのだけど、まさか小銭形さんの命の恩人とか、そういう絡み方をしてくるとは思いませんでした。銀魂すごいや。
惜しむらくは、罠で半数死んだ九尾のみなさんが全然スゴそうに見えなかったことだけど(この人たちはそのうち他の罠で全滅だと思う)、それでも今回は綺麗にまとまってたと思います。

・「固ゆで卵は潰れない」
意識してるのかどうか分からないけど、「ダイアモンドは砕けない」をすごく連想しました。第四部面白いですよね。


☆☆☆ネウロ☆☆☆

>>ネウロがああいう状況にある以上、打開策は弥子さんしかないのだけど、弥子さんがどうこうしてヒグチさんがどうこうなる問題なんでしょうか。
>>ネウロが解決できない心の問題に今までも弥子さんが手を出してきたけど、今回は電子ドラッグを受けていることもあり、弥子さんの常識的な力ではどうしょうもないような気がします。

↑が先週の僕の感想なんですけど、「ああ、そうきたか」って感じです。
「半分操られてなかった」のかー。
精神的に動揺させ、物理的にリモコンを奪う、と、精神の働きを過大描写せず必要最低限に抑えてるところがやっぱり好感。
これで弥子さんが説得だけで事態を収めたらどうしようかと思ってたけど、松井先生はやっぱりそんな陳腐な展開はしない人ですね。

弥子さんはちゃんと身の丈の活躍をしたし、ネウロはピンチに陥っててもやっぱり圧倒的な力を見せ付けたし、松井先生の仕事は本当に安心できます。

・魔帝7ツ兵器
今までは魔界777ツ能力で、777なんて漫画的には∞に等しい数字なんですが、初めて有限な数字が出てきました。
他6つも今後出てくるのかなー。

しかし、深海の蒸発がこの程度の威力で、しかも反動が大きいとすれば(顔にヒビ入ったり)、原子力空母にジョイントしたHALは物理的にはどうしょうもなさそうで、緊張感もしっかり保たれてます。
スフィンクスがなくなった以上、ハッキングはできるようになったのだけど、原子力空母には物理的防御力以上の、そちらの面でも安全性が保たれてるんですかね。
おそらく来週辺りで説明が来ると思うので、何も心配せず見守りたいです。


☆☆☆リボーン☆☆☆

マーモンには当然次の段階(真の姿開放)があり、そこに骸のタイムリミットも当然絡んでくるのかと思えば、意外とあっさり勝負が付いてしまいました。
事前にベルとなんだかんだ言ってもったいつけてたのに、あの幻覚が彼の全てだったということ??
それはなんだかションボリだなー。
幻覚では骸に完敗しちゃったし、初めて戦ったアルコバレーノがアレではリボーンの存在も微妙になってきますよ。

足が硬いオカマとか、ナイフに糸が付いてる王子とかよりマーモンはマシだけど、それでもヴァリアーって微妙な戦力だよね。


☆☆☆P2☆☆☆

別に卓球をバカにしてるわけではないけど、卓球が強いだけの中学校にこのイメージ映像はスゴいですよ。笑っちゃったもん。
卓球の強い中学校のイメージが、鎧を着たヒゲの長いおっさんと、馬、ドラゴン、薔薇ですよ。
一体この中学校に何があったんだ。学校に攻めてきたドラゴンを完全装備の卓球部が返り討ちにしたのか?


☆☆☆もて王☆☆☆

・表紙
爆笑。
微妙にホット(※1)だった「こち亀祭りの石田雨竜表紙」を持ってきました!
ちゃんと太臓も隠れてます!
あの両さんの隠し方は、大亜門先生的にもネタだったんだなー。

※1……両津「特にブリーチとか」

・木嶋×吉下
やっぱり僕はこの二人の話が好きです。
回想シーンとか、すごくイイ。
木嶋先輩は根がヘタレだと分かったけど、それでもイイ。
終盤4ページは何度読んでもいい話だなあ。
吉下さんの前でだけヘタレを見せる木嶋先輩が超かわいいぜ。

ところで、本物の天道先生なら掃除も完璧に司ると思います。


☆☆☆こち亀☆☆☆

今週はとても面白かったです。
惑星直列の喩えがヒットしました。

すごく下世話な話だけど、中川夫妻は夜の生活をどうしてるんでしょうか。
これだけ分刻みだと中川パパも大変でしょうね。
相当のスピードが要求されそうです。


☆☆☆ToLOVEる☆☆☆

素晴らしい。感動した。
これぞ僕たちが求めてたToLOVEるだ。
女の子がエッチでカワイイ格好をするという以外の内容が何一つ無い素晴らしい一話でした。
喜んで着ているノリノリの女の子と、嫌々着せられ恥らう春菜ちゃんの2パターンを用意する辺りも、全く抜け目がありません。
そして、「ララより恥ずかしい格好」をするためだけに登場した天条院さんが、これまたToLOVEる的で素晴らしいですね。




↑実際は衣装の一部だろうけど、パンツが見えてるように思わせる演出もぬかりがありません。
それにしても4人中2人は脇役のはずなのに、このコマは東西南北くらいの存在感だよ。

猿山くんのやってることは小宮山君と変わらないはずなんだけど、好感度がダンチなのは何故なんだぜ。
もちろん猿山くんの方が上ですよ。


☆☆☆LIZARD TAIL☆☆☆

設定も展開もキャラクターも何一つ面白いところのない作品でした。
あれ? 北嶋先生ってこんなにダメだったっけ……??
ポルタの読切はもう少しマシだった気がするんですけど。。。
新大陸「ムウ」が何一つ話に絡んで来なかったのも残念です。

・主人公はぬらりひょん
ぬらりひょんとしか思えない後頭部です。
てっきり、髪の毛の中に蜂でも隠してて、それを使って戦う漫画かと思ってたら最後まで何もなかったです。
この後頭部は「髪を後ろに束ねている」とか、そういう次元じゃないと思う。

・「ムカつくガキだぜ……あやうく殺しちまうとこだった」
こめかみに銃を当てられて「あやうく殺しちまうとこだった」と不敵な一言。
「彼はあの危機を回避するどんな特殊能力を持っているのだろう…」と期待させておいて、フタを開けてみると、別に何ができるわけでもなく、むしろ普通の人より弱そうでした。
この人、「あやうく殺す」なんて絶対不可能だよ。普通に殺されるよ。
「あやうく殺しちまうとこだった」はただの負け惜しみとしか思えません。
恥ずかしい大人だなあ。

・「これまで逃げはしても刃向かってくる奴なんかひとりもいなかった。なのに…なんだよお前ら」
だって、あなたたち誰も銃器を携帯してないじゃないですか。
ブレイズショットがすごくたって、別に弾丸が当たらないわけでもないでしょう。
賊が一斉射撃すれば3人くらい全然殺せると思うんですけど。
保安官候補生は銃器すら所持していない野党に恐れをなして逃げていたのか……。
本当にひどい腑抜けっぷりだ。
そりゃ銃器もないのに襲おうとするよ。


☆☆☆OVER TIME☆☆☆

真主人公のおいてけぼりっぷりがスゴイです。
彼はいかんせん野球のことをあまり知らないので解説役にすらなれず、完全にモブと化しています。
「おぉぉ! タイムリー3ベース…」
のコマとか、「野球中継を見ている少年」化していますし。

そして、彼はまるでブラウン管の向こうの事柄のように
「行けぇええぇぇ!!!!」
とか叫んでますけど、腕を痛めた自分の体がさらにクロスプレーをしようとしてることを分かってるんでしょうかね。

・「じゃけぇ、どんなボロボロになってもワシは…この翼がちぎれるまで翔んでやる」
なんか良いことを言ってるような気がしますが、でも実際にボロボロになるのはこの少年の体なんですよ。
浮遊霊に取り憑かれるってのは大変なことなんです。

・いつの間にやら外道プレイをしなくなった先輩たち
何がどうなって彼らが改心したのか何一つ伝わってきません。
なんかそんなイベントあったっけ??


☆☆☆ムヒョ☆☆☆



↑ミックがジャガーさんに見えたのは僕だけかしらー。


☆☆☆斬☆☆☆

あーれー。

ちょっと今、風邪気味で体調が悪いせいかもしれませんが、今回の斬は何度読んでも……


面白い、です。普通に。


いや、普通といっても中の中くらいなんだけど。。
とにかく、今回は紳士感想書けません、すいません。
フツーに書きます。

・ノーマル斬に吹っ飛ばされる刺々森くん
剣の技量はさっぱりだけど、とにかくすごい腕力。
そんな主人公のキャラ設定が極めて有効に機能していると思います。
今までは裏人格が倒したり、蜂に刺されそうになって偶然倒したりしてた訳ですが、今回はノーマル斬が自分で工夫し、自分から突撃し、そして、今まで読者に示していた情報だけでちゃんと敵に一撃を入れました。
悔しいけど、これはちょっとカタルシスがあるよ。

映画「X-MEN3」に出てくるジャガーノートという怪力キャラは、主人公側のキティという女の子を追跡するんですが、壁をすり抜ける能力を持ったキティが壁をすり抜けながら逃げる一方、ジャガーノートは全ての壁を破壊しながら追いかけるわけです。
「相手が色々やって頑張ってるのに、有無を言わさずパワーで解決」ってのは見てて爽快なんですよね。
今回の斬にはちょっとそういうところがあった。

「ぐはっ」の時の刺々森くんの表情はいい表現だと思うし、バウンドして飛んでいくのもダメージ描写として良いと思います。
ただ、惜しむらくは見た目のダメージの割に、本人のダメージが軽すぎたこと。
「ぬるい」って言ってるけど、あれはぬるい吹っ飛ばされ方じゃないよ。血吐いてるし、内臓破裂してるよ。
この後の戦いで彼がもっとフラフラだったら、ノーマル斬の活躍もちゃんと引き立って良かったんですけどね。

・刺々森「一応トドメを刺しておくか…」
瀕死で動けない主人公に、しっかりトドメを刺そうとする敵。
これがなかなかないんですよねー。
主人公にトドメを刺さないバトルが多すぎる中、結果的には逃げられたとはいえ、トドメを刺そうとした刺々森くんには好感。
でも、これは今回の話の流れで、たまたまトドメを刺した方が展開しやすかっただけで、トドメを刺しにくい展開だと刺さないんだろうな。まあいいや。

・微妙にコントロールできる裏人格
裏人格(すごく強い)が微妙にコントロールできるのも、なかなかレアな設定じゃないかと思います。
仙水と違うのは、人格が入れ替わっても体のコントロールができるところ(できてんのかホントに?)
人格が変わるのに、体のコントロールはなお表人格の(ある程度)支配下って新しいんじゃないでしょうか。
斬の裏人格は天空王バロンにおけるザンガみたいなものなのかな。
でも、ザンガも体全部支配するしなー。

杉田先生にそんなことができるとは思わないけど、この設定はすごくいじり甲斐がありそうです。きっとしないんだろうけど。




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