●カンコンあとがき





ありさちゃんのページで開かれたカンコンで優勝しました。えっへん。〈出展作品
今回はガチで優勝を狙ってました。生活のため、現ナマが欲しかったからです。
それで、このたびはカンコンを振り返り、なんか色々と書いてみようかと思います。


まず、攻略について。
これは105円均一さんの解説に詳しいのですが、僕も大体似たようなことを考えていました。

今回のカンコンシステムの要点は二点。

・投票権は参加者(=作品出展者)にしかない
・作品は一度に公開される

これはつまり、前者は「参加者にウケればいい」「参加者にウケるネタに特化する必要がある」という意味であり、後者は「参加者は多くの作品を一度に読まなければならない」ということです。

参加者にウケるネタというのは、要は「ありさちゃんのサイト趣旨に沿ったもの」です。
となれば、ありさちゃんのHPの主要素である「ジャンプネタ」をやはりメインにするべきでしょう。
ただ、ありさちゃんのHPはおそらく元はTRPGが発祥のため、サイト持ちでない人たちがどれほどTRPG要素に依存しているのかは不安要素でした。

次は「参加者は多くの作品を一度に読まなければならない」という点です。
ありさちゃんのページではあらゆる分量・形式の感想を受け付けていますが、一度に多くの作品を読まなければならないということは、「長い文章は不利である」「文章以外の形式は不利である」といえると思います。
ただし、短い文章だけでは淡白なものに終わり、投票者の記憶にとどまりません。
ですから、グラフィック要素をふんだんに用い、記憶にとどめる努力をしなければなりません。

初め、僕は聖闘士星矢でいくつもりでした。
しかし、これは文章量が長大になる上、グラフィックを入れることもできず、それに何よりタイムリーではありません。
知らない人もいるかと思います。
多くの票数を得るには、前提として多くの人にモノを見てもらわなければなりません。
そのための不安要素は可能な限り減らすべきです。

まとめ
・ネタはジャンプにすべき
・文章は長くならないように
・文章+画像の形式を基本に

あらゆる分量・形式を認めているカンコンですが、(ありさちゃんには申し訳無いですが)一度に多くの作品を発表するというシステム上、優勝を狙える形式は実際には限られてしまうと思います。
どのような分量・形式であれ、全てを味わい尽くしてからジャッジするのが公平ではありますが、しかし現実的にはそうもいかないことを考慮しなければなりません。
ただ、これは最も基本的な戦術であり、オーソドックスな戦術は強大な力を持つイレギュラーには歯が立ちませんが。

そういった観点から参加者の方々の作品を幾つか見ていきます。(なお、これはあくまで「優勝を狙うとした場合」の評価です。ウェブ上のいちコンテンツとしての評価は全く別物と考えてください。)

まずアル左右衛門さんのTRPG感想が引っかかります。僕が危惧していたTRPG層へ訴えかける作品です。文章も良質で「参加者のTRPGプレイヤー割合によっては優勝もありうる」と思いました。正直、アル左右衛門さんに負けたら、これはもう仕方ないと思ってました。
続いて、「布教タイプ」(ジャンプネタじゃないけど面白いネタを紹介)で群を抜いていたのがもりそばさん。人気サイトBLACK徒然草と同様の体裁を取り、クオリティも申し分ないです。優勝候補。ただし、あまりにオーソドックスなのでカンコンというお祭りの中でどれだけ輝けるか、という問題はあります。
あと、作品発表前から警戒していた御三方。すなわち、Yukimiさんムーさん目黒先生の三人。特に目黒先生はとんでもねー爆弾をぶつけてくるのではないかと警戒してましたが、フタを開けてみるとマイペースな作品でした。正直、こういうのをやられたら参加者全員目黒先生に食われる恐れアリと思いビクビクしてました。
しかし、Yukimiさんとムーさんは揃って優勝候補。納豆をネタにすることで非ジャンプ読者層にも対応し、また音声ファイルを付けることでアクセントとしたYukimiさん。そして、ジャンプのパロディをハイクオリティに作り切ったムーさん。どちらが優勝してもおかしくありません。この二人のどっちかが来るんじゃないかと思ってました。

そういう感じで優勝争いに食い込んでくるのは、ガチガチ固いのがYukimiさん、ムーさん、地味だが堅実に票を獲得するであろうもりそばさん、TRPG属性で特定層からの票をかき集める可能性があるアル左右衛門さんと睨んでました。

これに加えて、ダークホースとして、フェラオさん。ありさちゃんのサイトが黒猫と親和性が高いこと、そして一部で話題沸騰した黒猫RPG。化ける可能性は高いです。ただ、長文ですら敬遠されるカンコンにおいて、二種類のファイルをDLしなければならないうえ、おそらくMac環境ではプレイできないゲーム形式はあまりに不利です。せめて黒猫RPGであることを書いておけば違ったと思うのですが。

あと、優勝争いには絡んでこないけど、個人的に言及しておきたい作品が2作。
ひとつはJ影虎さんの「ぴちぴち感想」。僕はぴちぴち大好きですから、これは本当に良くできた入門用テキストだと思いました。ただ、カンコンという舞台ではやっぱり弱いですね。Webコンテンツとしては素晴らしいのですが。
もう一つは河童番長さん。これはすごい!ぶっちゃけ一番笑いました。ただ、これは僕が子供の頃に「海底奇岩城」を100回以上見ているという個人的な経験に由来するものかもしれません(アニメのビデオがこれしかなかったので毎日見てた)。惜しむらくは海底奇岩城を見ていなければ、全く意味が分からないところでしょうか。


というわけで、これといってオチもないのですが、以上カンコンのあとがきでした。
なお、気になる賞金ですが、最近の小学生ってお金持ちなんだな、と思いました。
第二回があれば、次もガチで狙いたいですね。


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