男爵ディーノ＿紳士的黒猫辞典＿ア行

●紳士的黒猫辞典＿ア行

【アタッシュ・ウエポン・ケース】（あたっしゅ・うえぽん・けーす）
（ⅰ）スヴェンが開発したスペシャル紳士兵器。敵が無用な警戒心を抱いてドキドキする
ことがないよう、一見すると、ただのアタッシュケースのような外観をしている。
もちろんアタッシュケースを携えて戦地に赴くという姿も、紳士の中の紳士たるスヴェンで
あれば、そのスーツ姿とあいまってまったく違和感を抱かせることがない。
まさしく使い手の紳士性を選ぶ武器であるといえよう。（目黒）
（ⅱ）アタッシュケースの中にはマシンガン、電磁ムチ、捕獲ネット、ウォーターカッターなどと
いったギミックが仕込まれており、戦況に応じて自在にその機能を発揮する。
おそらく、今後、これらの武器が通用しそうにない新しい敵が出てくれば、なんの伏線もなく
新しいギミックが飛び出すであろうことは想像に難くない。
その余りに便利な機能と、素人目にはアタッシュケースの容積を遥かにオーバーしている
ようなギミックの数々は、藤子・Ｆ・不二雄作「ドラえもん」の四次元ポケットにパクられているの
ではないかという仮説があるが、黒猫学会においてもこの説に賛同する声は大きい。（目黒）
関連語⇒スヴェン＝ボルフィード、ウォーターカッター

【圧倒的オリジナリティ】（あっとうてきおりじなりてぃ）
（１）矢吹先生を褒め称える言葉は星の数ほどもあるが、その中でも群を抜いて多用される
「矢吹先生の代名詞」ともいうべきキーワード。
その奇跡の創作センスは黒猫の中で存分に発揮されており、ストーリー、プロット、世界観、
キャラクター造型、小道具、台詞回しの一つ一つにいたるまで、この比類なき独自性を感じ
させないものはただの一つもない。
残念なことに、その唯一無二にして至高の斬新さを真似しておこぼれにあずかろうとする
作家は多く、あまたの劣化コピーを生み出したことでも有名となってしまった。
皮肉ないいかたになるが、クリエイターとしてのプライドも持たずパクリでお茶を濁して読者を
バカにするような数多くの三流マンガ家を世に放ってしまったという点で、矢吹先生の罪は大きい。（目黒）
（２）言語学的に見ると、独創性を意味する「オリジナリティ」というタームは、凡庸な作家を賞賛
する際にも頻繁に使用されているが、そこに「圧倒的」という修飾語がつけた場合、その重みに
耐えうるクリエイターは世界にただ一人しかいなくなる。
もちろん、そのただ一人の物語作家は黒猫を描いた矢吹先生以外にありえない。（目黒）

【アバラ】（あばら）
(ⅰ)いわゆる肋骨。
掃除屋リバーの秘めたる能力を抑制する一種のリミッター。
通常肋骨とは心臓や肺などの重要器官を保護している胸部の骨格であり、これが骨折した
場合は肺や心臓に刺さる場合もあり非常に危険である。
が、掃除屋リバーにとっては己の能力を抑制する枷である。
人間として、否、生物としての常識を覆す能力だが、恐らく心優しきリバーにとっては
「アバラ骨が叩き折られでもしなければピンチとは言えない」のだろう。
リバーの「優しさ」を理解する上では重要なキーワードである。（普賢）

【究極漫画】(アルティメットＭＡＮＧＡ)
聖典黒猫の数ある称号のうちの一つ。
矢吹先生が「黒猫」によって示した完全究極漫画とはッ！
ひとつ無類なり(圧倒的オリジナリティ )！
ふたつ決してネタに尽きたりせず(アカシックレコード)！
みっつ決して打ち切られることはない(どんなに低空飛行だろうとも)！
よっつあらゆる人気漫画のアイディアを兼ね備え(宇宙は一巡している)
しかもしかもその面白さは上回る(まあ、当然ですが)！
そしてその作画は一枚の絵のような静止した小奇麗さを基本形とする。（普賢）

【イヴ】（いヴ）
ナノ技術と生物工学の世界的権威であるティアーユ＝ルナティークのクローンにして、
ナノマシンでできた少女。
闇の商人トルネオ＝ルドマンの生体兵器として登場したが、自分と同じにおいのトレインと
熱き紳士魂を持つスヴェンに共鳴し、淑女としての道を歩みはじめる。
万能のナノマシンを自在に操るというほとんど無敵の能力を持ちながらも、そのおしとやかな
淑女性が邪魔するのか必要最低限以上の活躍を自ら禁じている節があり、ナノマシンの
使い方を見ても、ほんのちょっと人魚に変身してみたり、ほんのちょっと翼を生やしてみたり、
ほんのちょっと髪の毛を拳やハンマーに変えてみたり、ほんのちょっと体を鋼鉄に変えて
みたり、ほんのちょっと別のナノマシンの機能を破壊してみたり、ほんのちょっとゲームに
入ってみたりするくらいのもので、現在、一般的に想定されている以上の仕事はなにもして
いない。ナノマシンの万能性を追及する上で彼女の活躍は貴重な資料となるため、その
ひかえめな行動をじれったく思うナノ工学者は多いが、リアリティを追及する矢吹先生に
まさか嘘を書けともいえず七転八倒のジレンマを味わっているという。（目黒）

【偉大ポイント】（いだいぽいんと）
(ｉ)言うまでもないことだが、矢吹先生は偉大である。
そして、偉大な矢吹先生が描いた黒猫が、また偉大な作品であることも間違いない。
だが、矢吹先生はその溢れる才能を誰にでも分かるようにひけらかすような真似はしない。
あくまで奥ゆかしく、ストーリーのスパイス程度に、その才能を用いるだけである。
巧い化粧とは化粧をしていることを悟られないことだという。
同じように黒猫においてもテクニックは読者に悟られない程度に使われている。
これは時間の無い読者でも気軽に読み飛ばせるように、という矢吹先生の深慮によるものである
が、それはそれとして、我ら黒猫紳士は矢吹先生が作品に秘めた奥深いテーマや優れたテクニックを
見付け出し、味わい、世に広めなければならない。そのようなポイントを偉大ポイントと呼ぶ。
偉大ポイントの分かりやすい例としては、星の使徒が戦闘前に自分の能力をペラペラ喋るシーンが
ある。これも多くの人は読み飛ばしてしまうが、「どうしてペラペラ喋るのだろう」→「そうか敵も紳士
だからだ！」→「敵も紳士だなんてすごいキャラクターメイクだなあ」→「矢吹先生は偉大です」、この
ように少し注意を払うだけで、矢吹先生の偉大さを発見することができる。偉大ポイントの発見と紹介は
黒猫紳士の毎週の義務であり、嗜みであり、何より矢吹先生から贈られる最高の悦楽である。（かがみ）
（ｉｉ）偉大ポイントを知欠ポイントという人もいる。
無論、これは矢吹先生の愛称「知欠先生」に由来するものであり、「矢吹先生は偉大です」「矢吹先生
は知欠先生です」、よって「偉大ポイントは知欠ポイントです」と三段論法から考えても何ら無理のない
ごく自然な言い換えであることは承知して頂けると思う。
これら知欠ポイントは黒猫のみならず、他の偉大な漫画にも数多く見出され、近年では”ポテンシャルに
おいては黒猫をも越えた”と謳われた「神撫手」や、橘をも超えた大名作と評判の高いサンデーの巨頭
「怪奇千万！十五郎」において数多く発見されている。
関連語⇒神撫手

【異大陸】 （いたいりく）
別名「ヤムト大島」。マロ様、シキ様の故郷。黒猫界の大海の赤道付近に浮かぶ大陸で、
年中霧に覆われているらしい。12000年前、アマテラス文明が栄えていたと言われている。
主な通信手段、交通手段は手紙、馬で、意図的に文明の利器を持ち込むと極刑に処され、
潜入取材を試みたテレビクルーの三人の内、一人は処刑、二人は現在も拘留中で、人口の
1％は支援のボランティア、疫病が蔓延した時、国際医師団の入国を拒否したことがある・・・・
かもしれない。
クロノスに宣戦布告した過去を持ち、何人で攻め入ったか知らないが、一ヶ月という非常に
長い戦いが終った時点で、12人いた時の番人は、3人にまで減っていた。（NO12が唯一の生残り）
異大陸成人男子「俺の能力は○○で△△することができる」
時の番人「なるほど、そういう能力か・・・」
異大陸成人男子「ギャー」
といった具合に激しい戦闘が行われたと想像できる。（リチャード獅子心王）

【幻想虎徹】（いまじんぶれーど）
（ⅰ)クリードの道能力によって創られた本来は存在しないはずの剣。
第一レベルでは刀身が不可視になっており雑兵を薙ぎ払うためにあり、第二レベルに
なると刀身が異形となり正式な決戦用に使用される。（よしお）
(ⅱ）主人公のライバル「クリードさま」の使用する、道能力によって作り出された剣状の武器。
黒猫紳士・黒猫研究家の間では、むしろ「妄想虎徹」という愛称の方が知られているだろう。
幻想虎徹はＬＶ１では「刀の刀身を不可視にすることで敵との間合いを分かり辛くする」という
能力だったが、「必ず可視攻撃による攻撃を行う」という紳士的戦闘法に反していたため、
誰にでも刀身が見える幻想虎徹ＬＶ２に進化させた。
幻想虎徹はＬＶ２に進化することで、誰にでも刀身を見ることが可能になり、武器としての性能は
明らかに下がったが、あえて能力を下げてまで紳士的戦闘を遵守しようとするクリードさまの
紳士精神は多くの読者に感動と失笑を巻き起こした。
幻想虎徹はおそらくＬＶ３にも進化するのだろうが、次はどのような紳士的武器に変化するの
であろうか。（かがみ）
（ⅲ）幻想虎徹のLv.3はクリードさまの体と一体化する剣だった。その様相は右手が剣状に代わり
右肩に大きな目が付き、背中から手が一本はえてくるというものである。
「妄想虎徹は僕の気から創り出したもの。その力は僕の精神の昂ぶりに呼応して増幅していく…」
これはクリードさまの言であるが、このことから幻想虎徹Lv.3はクリードさまの紳士的精神の昂ぶり
に比例して強化されることが分かる。
幻想虎徹Lv.1は不可視の剣というあまりに非紳士的な武器であった。Lv.2はその点を反省し、不可視
属性を除き自律武器へと変えた。だが、それらLv..1、Lv.2の性能が小手先の能力であったことは
否めない。Lv.3に至り、ついに「紳士精神との完全な同調」を果たしたクリードさまの幻想虎徹は
究極の紳士バトル漫画たる黒猫において最も（紳士的に）完成された能力といえるだろう。
Lv.3はクリードさまが紳士的に振舞えば振舞うほどその能力が強化されるのだから。（かがみ）
（ⅳ）なお、幻想虎徹Lv.3において背中からはえた手がシーンによって右手になったり左手に
なったりしているが、このことから幻想虎徹の真の能力はクリードさまがニ体に分身する
能力ではないか、という説もある。（かがみ）

【予見眼】（ヴィジョン・アイ）
紳士の鏡スヴェン＝ヴォルフィード氏の持つ、数秒先の未来の景色を見るという、全く聞いた
こともない画期的な能力。予見眼がジャンプ紙面に掲載されることにより、初めて人類に
「予知」「予言」なる概念を持たせた。「予知」「予言」に矢吹先生という神性が着色される
ことにより、「預言」という言葉も生まれ、古代文明に神権政治が確立したことはあまりにも
有名である。
そして、中世、近世ヨーロッパにノストラダムスなどの終末思想的な予言者が現れ、20世紀
後半から現在までにおいて、荒木氏の「ジョジョの奇妙な冒険」のキングクリムゾンを代表とする
予知能力を持つキャラクターが登場する漫画や小説、映画などが誕生した。
余談になるが、「道は超能力の原型なのではないか？」という意見もある。5000年以上も前の
古代人にもパクられている事実から、「この世の全ては黒猫が原型なのではないか？」という
学説にいっそう真実味を持たせる結果となった。（リチャード獅子心王）

【ウイルス】（ういるす）
いわゆるコンピュータウイルス。
感染者は紳士スレにいつも通り矢吹先生を称える文章を書いたつもりなのに
なぜか矢吹先生をけなす文章に変わってしまう。
紳士スレにて「矢吹氏ね」とか「パクリ魔矢吹」とか書いている人は、白猫紳士か
このウイルスに感染しているか、どちらかと考えて良い。（かがみ）

【ウォーターカッター】（うぉーたーかったー）
スヴェンが開発したアタッシュ・ウエポン・ケースのギミックの一つ。
鬼星隊が誇る機械紳士“ゴーレム”の鋼鉄ボディを一瞬で真っ二つにするという鮮烈な
お披露目を果たしたが、その際の様子からすると、最低限、
厚み１ｃｍ×幅１．５ｍ×奥行き３ｍ程度の水量（＝４５リットル）が必要になると思われる
ものの、それをアタッシュケース一つでまかなうことは不可能である（目視で厚み１５ｃｍ×
幅６０ｃｍ×高さ４５ｃｍ＝４０．５リットル程度か？）。
このことから推察すると、このウォーターカッターとは単なる強力な水鉄砲ではなく、切れ味を
高めるために、微細な金属粉末を混入したものであると考えるべきであろう。
もちろん、この場合の微細な金属粉末とは、オリハルコンかナノマシンであると見て間違いは
ない。その凄まじいほどの破壊力は、黒猫世界における究極兵器の一つとカウントされるに
足るものであるが、これほどの兵器を「思いつき」で作り上げてしまうスヴェンの武器開発能力
にはただただ驚愕するしかない。
このスヴェンの神がかった武器開発能力が、「宇宙戦艦ヤマト」の科学班班長、真田志郎に
パクられていることはあまりにも有名である。（目黒）
関連語⇒スヴェン＝ボルフィード、アタッシュ・ウエポン・ケース

【後ろがガラ空きですよ】 （うしろががらあきですよ）
紳士的戦闘法に則った紳士の嗜み。背後を取った相手には必ず言わなければならないセリフ。
通常、敵の背後を取るということは戦略の最優先事項の一つに挙げられるほど重要である。
なぜなら、敵が己を見失っている場合、無防備な背を無条件に攻撃できるからだ。
戦闘機同士のドックファイトならば、「後ろを取られる＝死」という公式が成り立つと言っても
過言ではない。後ろを取るということはそれほど重要なのである。
しかし、紳士と呼ばれる人種は必ず「後ろがガラ空きですよ」と敵に教える。
なぜなら、彼らにとって戦闘とは敵を打倒することにではなく、敵の心を折ることに重きを置いた
ものであるからだ。もし仮に、後ろを取って敵を倒した場合、敵は「我が今回負けた理由は後ろを
取られたからだ。だから、後ろを取られなければ我は負けなかった」と考えるだろう。そして、倒された
恨みを忘れず、憎しみの連鎖になる。それでは不毛である。
だから紳士たちは、誰が見ても納得がいく勝敗に拘る。
お互いが視認できる攻撃に限定し（攻撃が見えなかったから負けたという理由による確執を防ぐため）、
事前に能力を教え（どんな能力か分からなかったから負けたry）、後ろから攻撃する場合は忠告して
から攻撃し（後ろを取られたから負けry）、回避し得る攻撃方法に限る（絶対に回避できない攻撃だった
から負ry）などの暗黙の了解のもと、戦闘を行う。これは実力が拮抗する如何に関わらない。
彼らの一見して全く理解できない言動にはこのような理由があるのである。彼らの崇高な理念には
感涙を禁じ得ない。
尚、この紳士の理念をパクったエピソードが「諸葛亮が南中王猛獲を６度釈放し、猛獲は七度目の
敗北時に心から帰順を受け入れた」であることは有名である。（リチャード獅子心王）
関連語⇒紳士心得、紳士的戦闘法

【宇宙一巡論】（うちゅういちじゅんろん）
「時間の加速によってこの宇宙は一巡した、即ちパクリの時間軸状の問題は在り得ず、むしろ
矢吹先生の作品がパクラれている」という矢吹健太郎先生の執筆されている作品
「黒猫（ブラックキャット）」の真意を、紳士として理解する為の基礎知識の一つであり、「黒猫学」の
基礎的な物理知識の一つ。
この視点を欠くとまるで矢吹先生が他の作品をパクっているように見えてしまうことも有り得ない
事もない。
時空研究家「荒木飛呂彦」はこの論説を元に作品をなした事もある。
適当な参考文献として荒木飛呂彦著「ＪＯＪＯの奇妙な冒険第６部ストーンオーシャン」参照。
黒猫がパクリでないなどということは周知の事実だが、これはそれを一般に示す為の様々な
論説の一つ。ただし、真実は常に一つ「矢吹先生は偉大です」。（普賢）

【エーテス様】（えーてすさま）
クリード配下の革命組織「星の使徒」の異色メンバー。
猿真似野郎、あるいは土下座猿という愛称で親しまれているように、一見したところただ
のオス猿（種類はよくわからない）であるが、あらゆる人間の身体特徴や能力、記憶まで
もパクって……、もとい、トレースしてしまう道（タオ）「ＣＯＰＹ」の力によって、世界中さまざまな
人間の能力を内包しており、状況に応じてそれを自在に発現させることができる。
紳士揃いの「星の使徒」にあって、トップクラスに高い知能と、唯一卑劣な精神を持ち合わせる
という点でも際立った存在。「…本能でわかるぜ多分こいつらとまともに闘り合っても
とても勝ち目はねェ」という心のつぶやきは、彼が「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と語った
孫子と同レベルに達していることを示している（あるいは、中国史上傑出した戦略家である孫子が
経験と学習と推論によってやっと得た結論を、本能だけでやすやすとこなしているのだから、
はるかに格上といえるかもしれない）。
負けたフリをして土下座をするなど、かなりの演技派であることも、他の「星の使徒」とは一線を
画している。
以下、余談。
通常、マンガに出てくる登場人物というのは単純な紋切り型でしか描かれていないものであるが、
面従腹背という二面性をここまで掘り下げた矢吹先生のキャラクター造形能力は並大抵ではない。
このエーテス様から二重人格というヒントを得て、スティーブンソンロバート・ルイスが『ジキル博士
とハイド氏』を書いたことは有名である。（目黒）

【絵の彩色】（えのさいしょく）
この世の全てをぶっちぎりで超越している矢吹先生は、当然のように絵の彩色にも類い希な才能を
お持ちである。よって、今回は矢吹先生についての記述は避ける。
（Ⅰ）カラーイラストのクオリティは高さは、原画のみならず絵の彩色も重要な要素である。
いくら優れた原画を元にしようと、絵を塗る人がヘタレならカラーイラストのクオリティはガクンと
下がってしまうのは自明の理である。ある漫画家（以後、Ｙ先生と表記する）を例にとって説明して
みよう。Ｙ先生は一応、絵が巧い部類に入るだろう。世間一般の意見としては、キャラクターはみんな
可愛くて（格好良くて）、背景なども綺麗に描かれていると評判である。
しかし、その綺麗な原画に色を塗ると、私個人の意見としては、お世辞にも「綺麗なカラー絵」とは言え
なくなる。それは、絵を塗るＹ先生の彩色技術に問題があるからだ。ハッキリ言って、６巻までのカバー
イラストの彩色レベルは同人誌並みと言ってよいだろう。が、７巻以降は才能が開花したためか、プロと
しては最低限レベルの彩色技術を身に付けた（Ｙ先生が彩色専門の人を雇ったとも考えられるが）。
以上の例から、彩色の重要さが分かって頂けただろうか。
（Ⅱ）往々にして、ジャンプ連載陣のみならず、週間連載を持つ漫画家の彩色技術はお世辞にも高い
とは言えない。（太陽が西から昇が如く、矢吹先生は例外です）なぜならば、カラーイラストに費やす
時間が限られているからだ。某MATATABIのＹ先生インタビューによれば、カラーに使う時間は構図の
決定、原画作製も含めて２日だそうである。週間連載を持つ漫画家ならＹ先生と大差ないだろう。
ド素人である私には２日は多いのか少ないのかよく分からないが、あるグラフィック総監修の人曰く
「一枚のイベント絵の彩色に最低１～３日かけている」そうなので、彩色に関してだけ言えば週間連載を
抱える漫画家のカラーに費やす時間は少ないと言ってよいだろう。また、あるグラフィッカー曰く「ある
程度までなら、費やす時間と絵のクオリティは比例関係にある」そうである。
Ｙ先生もあとちょっと頑張ればそれなりのクオリティのカラー絵を描けると、ということだろうか。
（Ⅲ）彩色の重要さ、週間連載陣がカラーに使う時間は少ない、というのは理解して頂けたと思うが、
世の漫画家にはもっと根本的な問題を抱えている人もいる。その問題を抱えている漫画家はジャンプ
連載陣では約半数、他誌の連載陣はよく知らないが、Ｋ上女史はその問題を抱えているだろう。
（地球が太陽より大きいが如く、当然のように矢吹先生には全く問題がありません）
さて、その問題とは・・・・つまり、「色の選択を誤っている」という事である。よく分からないだろうから
具体的に説明すると、髪の毛の色がおかしい、キャラのイメージと合っていない、顔と合っていない、
という事だ。またまたＹ先生を例に挙げて説明すると一目瞭然である。もはや言うまでもないだろう。
感覚で理解して頂けるはずだ。絶対に違和感を覚えるハズである。
このような問題を内包している漫画家で多い特徴は、「あまりセンターカラー、巻頭カラー、表紙を
飾っていない漫画家」に多い。これは、別にカラーを多く描いている＝人気がある漫画家は彩色が巧い
という訳ではない。ただ単に、我々が違和感を覚える彩色に慣れただけである。誤解なきように。
その他にも、何十年連載していても全く進歩しない、それどころか退化している漫画家もいる。やはり、
アシスタントに全て任せている、いや、技術がアシに追い抜かれてしまったと言い換えた方がいい
だろうか、というこの問題以前の問題という例をある。
また、そもそもやる気がない、という困った方もいる。やる気を出せば巧いのに。
冨樫先生とか、義博先生とか・・・・・
この「色の選択問題」はもうどうしようもない。今更色を変える事はできないだろうし、人気はそんなに
簡単に上がらない。連載をやり直すしかないだろう。（リチャード獅子心王）

【桜舞】（おうぶ）
クロノナンバーズを束ねるセフィリア＝アークスの使う移動術。
第一六七話「クリードVSセフィリア｣にて登場した技。
クリードさまの解説によると
「達人でも会得するのに10年はかかるという無音移動術
風に舞う桜の花びらの如く、緩急をつけた動きで敵を翻弄する」
というもの。
クリードさまのお言葉を額面通りに受け取るならば、あの棒術の達人トウマ＝フドウですら
修得に10年もかかるという驚くべき技である。
なお、この技はパクリ漫画『HUNTER×HUNTER』によって『肢曲』という名前であからさまに
パクられていることで有名。
ちなみに、『HUNTER×HUNTER』劇中で肢曲は
「足運びに緩急をつけることで残像を生じさせ、敵を幻惑する技。
暗歩と呼ばれる無音歩行術を応用した高等テクニック。」
と説明されいる。（かがみ）
関連語⇒フドウ

【押尾学】（おしおまなぶ）
人名。
21世紀の日本でおそらく一番ハードコアな人
人々から名前の後に「大先生」を付けて呼ばれるほどの傑物。
ベクトルこそ違えど、その偉大さは矢吹先生と並び称されるほど。
ネット上には押尾大先生の素晴らしき語録を収集したページもあり、その影響力を物語っている。
矢吹先生同様、まばゆいオーラを放っているため、しばしば押尾大先生の言動と矢吹先生
の言動は混同されることがある。
先日、黒猫考察スレで見かけた次のようなレスも、典型的な両者の混同によるものである。（かがみ）
> 伝説の矢吹語録
> 「僕は手塚治虫の生まれ変わり」
> 「尾田英一郎はカスの作家。いちご100%の方がまだ読める」
> 「冨樫義博のラクガキはいつか真似してみたい」
> 「ブラックキャットは全部ノンフィクションです。僕はそういうウソとかつけないんです。
> 現実にありえない漫画を描いても人の心を揺さぶらないでしょう」
> 「ブラックキャットのセンスはタイムカプセル。百年後の人間を驚かせますよ。逆に今の
> 人間には高尚過ぎたかな、って反省もある（笑」
> 「ネットはやりません」

【尾玉なみえ】（おたまなみえ）
週刊少年ジャンプにて『純情パイン』でデビューした稀代のギャグ漫画家。
尾玉なみえ女史の有名な巻末コメントとして
「今回はいっぱいパロディやりました。ゴメンなさい。あと「犬」先にやってごめりんこ」
というものがある。
この時の『純情パイン』では「エイン」という名の犬が登場するが、これが『カウボーイビバップ』
に登場する天才犬「アイン」のパロディーであり、~~つまり分かる人には分かる痛烈な矢吹批判~~
私にはさっぱり意味がわからなかった。（かがみ）

【漢】（おとこ）
男に非ず。漢。
SAMURAI DEEPER KYOに登場する全ての主要キャラは漢と呼ばれる。
漢と呼ばれるには SAMURAI（MONONOHUでも可）であることが必要十分条件で、SAMURAIとは
格ゲーやRPGのような技が使える魔法戦士たちのことを差す。（MONONOHUは魔法が使えない
戦士）黒猫に登場するキャラもその定義で言えば漢ということになる。
どこでどう勘違いしたのか、北斗の拳の作者（原哲夫、武論尊）は『義に厚く心にグッとくる生
き様を見せる男』たちを漢と表記してしまった。ここまで勘違いも甚だしいと指摘する気にもならない。
（リチャード獅子心王）

【オマケページ】 （おまけぺーじ）
コミックスの空きページに追加されるもの。
作者自ら作成する場合と、アシスタントが作成する場合などがある。
作品の裏話や制作秘話、作者の近況報告などが主で、本誌派のファンもこれを目当てに
購入する場合がある。聖典黒猫もオマケページが充実しており、私がコンビニで立ち読み
した16巻では、｢あの懐かしキャラを描こう｣みたいなものがあった。
それは、ただでかでかとキャラの顔が描かれているだけで、簡単に読み飛ばすことが出来る。
これは、オマケページのせいで読書の進行を妨げてはならない、大切な時間を無駄にしては
ならない、という矢吹先生の配慮だろう。
さすが偉大なバリアフリー漫画黒猫である。（うたぽんす）

【オリジナリティ】（おりじなりてぃ）
→圧倒的オリジナリティ参照のこと（目黒）

【オリハルコン】（おりはるこん）
（ｉ）ｉ漢字では「超金属」。
古代ギリシャにてアトランティスにて精錬されその輝きは永遠の物であったと伝わる魔法金属の
代名詞。
日本におけるヒヒイロカネがそれであるとの説もある。
ゲーム、小説、漫画などで使い古された感のあるオリハルコンだが黒猫世界においては、
「真に究極の超金属」として一際異彩を放っている。
凡夫には想像も出来ないほど様々な加工法に耐え、銃、鉄球、鋼線、布etcと用途は広い。
因みにオリハルコン製の武器は通常の武装の概念とは全く異なる性能を付加され、多くは
「その性能が紳士的になる」という効果がある。
「オリハルコンだから、何某」はこの超金属の性質の全てである。（普賢）
（ｉｉ）オリハルコンには切断した物質の形状を変化させるという、恐るべき特性が秘められている
ことは周知の事実であるが、黒猫最終話において帯電性質をも持つことが明らかにされた。
オリハルコンには他にも「振りまわすと爆風が生まれる」「音波を跳ね返す」などの俄かには
信じ難い性質が多数確認されている。（かがみ）
関連語句⇒ナノマシン

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