●国辱のカ・タ・チ





 実際のところ、ストリートファイターシリーズの製作サイド(つまりカプコン)はかなり遊び心のある人たちなんだと思います。それはまた別枠で紹介するキャプテン・サワダさんを見ても明らかなのですが、スト2も冷静に考えれば(冷静に考えなくても)かなりアホなキャラが揃ってます。
 ここでは「国辱」をキーワードに次の3キャラについて考えてみましょう。


国辱レベル★
ーロシアといえばレスリング。「ザンギエフ」ー


まずはロシアのザンギエフです。
ロシアといえばレスリング、っていう発想がそもそも単純ですよねえ。
というか、ザンギエフの技は明らかにプロレスのものなんですが、ロシアがすごいのはアマレスじゃないんでしょうか?
でもまあロシア=レスリング王国、というのは悪いイメージではないです。ここまではまあOK。かみつきはアマでもプロでも反則と思いますけどね。

そして彼のプロフィール。
1956年6月1日生まれ。身長211cm、体重115kg
好きなもの:レスリング、コサックダンス

コ、コサックダンス・・・
さらにクリア後のEDでは大統領とコサックダンスを踊るザンギエフ。
国辱の臭いがうっすら漂いますよねえ・・・



国辱レベル★★
―お前のどこが相撲だ「E・本田」―


そして日本からは、スモウレスラー、エドモンド・本田氏
まずは外見的な特徴から見てみましょう。
とりあえずは相撲取りらしい、大きな、それでいて引き締まった体。
ハイ、そこまではいいです。海パンはいてるのは謎ですが、まあまだそれもいいです。
が、問題は謎の歌舞伎メイク。
ジャパン=カブキ=スモウレスラー、ということで、これは立派な国辱でしょう!国辱ポイント+1

そして彼の技の数々、残念ながら(?)さば折りや足元へのキックなどは相撲でもOKです。
頭突きも反則ではないですが、だからといって、空中に浮遊したまま水平に頭突きで飛び掛るのは、もはや相撲ではないでしょう。というか、人間ではないです。
また、スーパー百貫落としに至っては、アレはお尻から落ちますので、相撲で使えば避けられた時点で即負けです。明らかに相撲の技で勝負する気がありません。

ちなみに銭湯で戦うのは本田が風呂好きなためであり、これはまあまだ納得できます。後ろに富士が描かれていますが、これも国辱と呼ぶほどのものではないでしょう。



国辱レベル★★★★★(MAX!)
―インドに対する国辱の極み!!「ダルシム」―



というか、実際のところコレが書きたかっただけだったりします。
もう、彼はヒドイ!とにかくヒドイ!
まずは彼の外見から見てみましょう。
するとスグにソレが目に付くはずです!そう。何と彼は、首にドクロのネックレスをしているのです!
それも、干し首のように手の平サイズにまで縮んだものをです!おそらく生首をグツグツと煮込んで、縮んだところで皮を剥がして作ったと思われます。これじゃ、インド人というよりプレデターです
(なお、おもしろ通販ドットコムでは賢者倶楽部が似たようなアクセサリーを販売しています。
←コレ


次に、彼のプロフィール。
まずはコチラ(http://www.capcom.co.jp/newproducts/arcade/zero3/files/dhalsim.html)をご覧ください。
これはストゼロ3のものですが、彼の戦闘参加の理由は「村が流行り病に襲われ、治療費を調達する必要性が生じ、やむなくストリートファイトという手段を選択した。 」とあります。
なるほど、なんだかカッコイイ。
しかし!僕の記憶に残っているスト2のダルシム参加理由はそんなものじゃなかったハズです!

僕の記憶のダルシム参加理由↓

「ダルシムは毎日働きもせず修行の日々を送っていた。彼自身はヨガを極めているため、お腹が減らないが、嫁と息子は餓えて死にそうになっていた。ダルシムは二人にカレーを食べさせるため、ストリートファイトに参加したのである!」

全然違うじゃあないですか!!
ヨガを極めてる=お腹が減らない餓えてる=カレーを食べさせる、と国辱ポイントも満載です!(確かにインドの人はカレーばっか食べてますが)

では次に彼のを見ていきましょう。
まず、彼はそのキャラ特性として「修行により、手足が伸びる」というのがあります。ヨガを修行したから手足が伸びるなんて、これを国辱といわずして何が国辱でしょう!念のため調べてみましたが、やはりヨガで手足が伸びるといった記述はありません。いったい、ヨガを何だと思ってるんでしょうか!

さらに彼は勝利後or挑発で空中浮遊が出来ます。これまた国辱!
そのうえ、相手を掴んだあと、「ヨガ!ヨガ!ヨガ!ヨガ!」と連呼しながら相手を殴りつけます。ダルシムに取ってヨガとは一体何なのか!?やはり国辱!
そして極めつけはヨガテレポートネーミングからしてもうムチャクチャ。使ってみてやっぱりムチャクチャ。ヨガって・・・ヨガって一体・・・。

また、当然といえば当然のツッコミどころ。
ヨガファイアー&ヨガフレイム。口から火を吐くヨガ技です。
でも製作サイドはきっと
「ダルシムって飛び道具どんなのがいいかなー」
「んー、ヨガと飛び道具って合わないよねー」
「そうだ。カレー食ってるから、火を吐くことにしようよ!」
と、こんな感じじゃないかと思います。
つまり、ヨガじゃなく、きっとカレーから来たんです!まさに国辱!!

オチはヨガファイアー&ヨガフレイムだと思ったでしょ?
いえいえ、違います。
最大の国辱はそこにあらず。
僕の選ぶ、ダルシム最大の国辱はストゼロ2、ゼロカウンターだと思うんです。

ゼロカウンターってのは、いわゆるガードキャンセル技なんですが、これを発した時のダルシムの掛け声がですね・・・

ダルシム 「フンッ!破ッ!ヨガッ!!」

「フンッ!破ッ!ヨガッ!!」ですよ!?
フンッ!は分かります。破ッ!も分かります。が、最期のヨガッ!!が果てしなく謎です
もうこの技を喰らうと、脱力感でゲームどころではなくなってしまいます。
実際聞いてみると、「フンッ!破ッ!ヨガッ!!」ちょっと口では説明できない、絶妙の脱力感を醸し出します。
これはみなさん、是非とも聞いてみてくださいね。

視聴ファイル) コチラから落としてください(64kb) でも実際やってみた方がはるかに楽しいです。


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