祖母の写真

先日祖母の家にお見舞いに行ったときのことです。その時私は自分の最近の写真をアルバムにして持っていきました。祖母はとても喜んでその写真を見てくれました。私が「おばあちゃんの若い頃の写真はないの?」と聞くと、主に祖母の介護をしてくれている祖父が、タンスの上でもう何年も触れることなく置いてあったアルバムを持ってきて、見せてくれました。驚いたことに、元気だった頃の祖母達の写真だけでなく、そこには私の母の結婚式のスナップや、私の生まれた直後から2歳くらいまでの写真もありました。
昔の写真を目にした祖母は、懐かしい頃を思い出し、いつもよりも楽しそうにしながら写真を眺めていました。「昔の写真を見るのもいいものだねぇ」と。そんな祖母を見て、私は嬉しくなりました。
もう何年か具合が悪く、時々入院したりする祖母は、家でもあまり自由に動くことが出来ない状態で、だんだん物忘れも多くなってきています。だから、私が来たこともすぐに忘れてしまうかもしれません。それでも、私が顔を出すと喜んでくれるので、少しでも時間を作って話しに行ってあげたいと思います。

父のメール

最近父が携帯を新しく買い換えました。今まではメールを受信しても自分から送信するようなことはしませんでした。それが、最近インターネットの使い方などを教えていたこともあり、自分から携帯のメールを送ってみようという気にもなったらしく、積極的に返事を返してきたりします。頑張ってるなぁ、と微笑ましく思います。
そんな父に、「今から帰るね」とメールを送ると、「気をつけて帰るように」と返事が来たり、冬に天気が悪くなりそうな時に、「今夜は雪が降るようだから早めに帰るように」などとメールが届いたりすると、妙に心に染みたりします。
私はどちらかというと、文字で心を伝えるというのが好きなんだと思います。それに加えて、いいおじさんなのに文明機器を頑張って使おうとする父に、エールをおくりたいと思います。

ひとり

私の家の近所に老夫婦が住んでいます。高齢になるにつれて、徐々に衰えが見えてきています。その家にはかつて、娘さんが一人いました。娘さんは年頃になって、お嫁に行くことになりました。私はその頃多分、まだ小学生だったと思います。
周りの大人が話していました。「あの家は一人娘なのに、嫁にやってしまった」
私には、責めるような言葉に聞こえたのを、今でも覚えています。一人娘がお嫁に行くのは、そんなに罪なことなのだろうか?子ども心にそんな風に感じたものです。
きっと娘さんは、両親に大事に育てられたのだと思います。出来れば両親はいつまでも手元に置いておきたかったことでしょう。もしかしたら幼い頃から、将来は婿をとりなさい、などと言われていたかもしれません。娘さんは結婚したいと思うような大切な人に出会って、ずいぶん悩んだと思います。両親を残して家を出てしまうことを。
娘さんは結婚してからも、実家の両親の所へよく来ています。詳しくは知りませんが、車で行き来が出来る距離なのでしょう。そして、離れていても両親を大切にしているのでしょう。
今は核家族と少子化の時代。これからもっと、両親と同居する人は減るでしょうし、親との同居や世話のことで悩んだり、もめたりする人は増えるでしょう。
私も同じように悩む時がきても、出来る限り大切な両親を支えられたらと思います。

どんないいこと

朝のラジオで聞いた話です。
その人は、子どもが家に帰ってくると、必ず3つの質問をするそうです。
「今日どんないいことがあった?」
「今日どんないいもの見つけた?」
「今日どんな人にいいことしてあげた?」
それを毎日続けていると、子どもは聞かれることを分かってきて、毎日頑張って親の質問に答えたくて、いいことを探して周りを見るようになります。そして、逆に子どもからも親に対して、「どんないいことあった?」と聞いてくるので、親も子どもの質問に答えるために、毎日いいことを探して生活するのです。
これは、いろんな意味で良い効果となるそうです。親子の良いコミュニケーションのきっかけにもなると思います。
良い話ですよね。自分の子供とも、そんな風に話ができたらいいな。

 

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