2主×トモ 著者:568様
ルカ・ブライトを倒し、新たな仲間も多く加わった同盟軍の本拠地は
前にもまして賑やかさを増していた。
夜半過ぎになっても酒場やハイ・ヨーの経営するレストランからは
人々の声が途切れることはない。
しかし、その一方ではそのような喧騒とは無縁な場所も幾つか存在していた。
そして…何やら胸に思いをひめてそちらへ足を運ぶ少女が一人
身に纏う素朴な雰囲気のせいか人通りの激しい街などでははすれ違ったとしても
大した印象には残らないかもしれない…だがそれが戦いの場であるとすれば
人はおそらく、その卓越した父譲りの槍さばきに驚くことになるだろう。
「あの…いらっしゃいますか?」
神槍ツァイの一人娘―トモはゆっくりとドアをノックした
「珍しいね。君がこんな所に尋ねて来るなんて」
微笑し、トモにお茶を勧める少年。まだあどけなさを残してはいるが
彼こそはこの同盟軍を率いるリーダーである。
「突然押しかけて来たりしてごめんなさい…でも、お願いしたいことがあって」
「お願い?」
「実は…お父さんについてのことなんだけど」
それからトモはゆっくりと彼に大まかな事を話しはじめた
―一度は父と共に戦うことを決めた彼女であったが
先日のルカ・ブライトとの戦いに参加した事で改めて彼女は戦争の過酷さを
身に染みて感じていた。戦いは勝利したものの、このまま戦いが続けば
いつ父が、命を落としてもおかしくない…そこで、ツァイともども故郷である
リューベの村に帰りたい。話はそんな内容だった。
「…すまないけど、それはできないよ」
重い口調で呟いた少年の言葉に、トモの表情が陰る
「……」
講義こそしなかったものの、テーブルの下で見えない両手は衣服の端をきつく握り締めていた
「お父さんを危ない目に合わせたくない君の気持ちは分かるけど…
今、ツァイさんは歩兵隊頭領として軍でも重要な立場にいるんだよ。シュウさんも納得しない
だろうしツァイさんも自分の仕事の中途半端にしたままで帰るような事はできないと思うよ」
「そうだよね…やっぱり」
ふぅっ、と嘆息し肩を落とすトモ。どうやら自分でもこの結果は予想していたらしくあっさりと
退出の意を見せた
「ごめんね…時間取らせちゃって」
「それに…まだ他にも理由があるからね」
「え…? んっ!?」
トモが振り返ると同時に、彼女の口はいつの間にか近づいていた少年の唇によって塞がれていた。
…ちゅくっ…じゅっ…ちゅる…
「んっ! んんんっ…! はぁ…」
少年は舌でトモの口内を蹂躙しながら彼女の身を自らのベットへと誘導してゆく
ドサッ
柔らかいベットの感触を背に受けながらもトモは
自分の身に何が起きたのかをまだ理解しきれていないのか、顔を上気させ荒い息をつきながらも
ほうけた顔で覆い被さっている少年を見つめていた。口の端からは
どちらのものともしれない唾液がわずかに流れでている。
「僕が君の事をまだよく知らないからね…」
部屋へ彼女を迎えいれた時と同じ微笑を浮かべながら少年はそう呟いた
「ど…どうしてこんなことを…」
激しく鳴り響く鼓動を気にしつつも、トモはなんとか声を絞り出す。
その問いに対する少年と答えは実に単純であった
「そりゃ…君が可愛かったからだよ。それ以上の答えは要らないだろ?」
「っ…!」
可愛いという言葉に反応し、トモの顔がさらに赤みを増した。そんな彼女の仕草を楽しむかのように
少年は続ける。
「別にここで辞めたって構わないよ。君が嫌がるようなことは僕もしたくないからね…」
(急に…キスされて…押し倒されるなんて)
「や…やさしく…してください」
心とは裏腹に、彼女の口をついて出たのは肯定の言葉だった。
「ふあぁっ!! ひゃああああぁっ!!」
ベットの上でその未成熟な肢体の全てをさらしたトモの身体が快感によって反り返る。
「ふふ…トモは淫乱だね。はじめてなのにこんなに敏感に反応するなんて」
「そんなこと言わないで…っ!? はあぁっ!」
トモが講義の声を上げるよりも早く、少年の舌が彼女の小陰唇をなぞる。
新たなる快感に襲われ、太股を伝う愛液はさらに量を増していた。
既に何回トモは絶頂を迎えたのか分からない。ただベットにできた大きなシミが
その痕跡を示していた。
「同盟軍のリーダーなんてやってるとね…自然とこんなことの知識も増えていくんだよ」
淡々と少年は語るが、トモを愛撫する手だけは休まることがない。
彼女の背後に回ると膨らみかけの乳房に手を回し、優しく…それでいて最大の快楽を与える方法で
こね回した。
「やぁぁぁぁっ… あ…はぁ」
「さて…そろそろいいかな」
少年はトモを振り向かせると自分のペニスを彼女の秘所にあてがった
「あ…」
「そのままゆっくり…腰を沈めてごらん」
「……」
こくん、とトモが頷きゆっくりとその腰を落としてゆく
「く…ぅっ」
トモの膣内にゆっくりと、異物が侵入してくる。
途中で何かが破れるような感触と共に鋭い痛みが走り抜けた
「ぜ…全部…私の中に…」
「うん。ゆっくり動くから…痛かったら言ってくれ」
その声を合図に少年はゆっくりと腰を動かし始める。トモも最初こそ身体を襲う破瓜の痛みに耐えていたが
大量の愛液が潤滑油となり、じわじわと痛み以外の感覚をトモに与えはじめた
ぐっちゅ ぐちゅっ…
「うぁっ…あああぁっ…」
そして気づけばトモもまた、少年の動きに合わせて小刻みに腰を動かしていた。
静かな室内に、二人の荒い息遣いと結合部の淫猥な音のみが響きわたる
「いいの…いいのぉ…っ」
トモの声に甘味が篭ると共に、ピストン運動がその速度を速めてゆく。
彼女自らキスを迫り、お互いの舌が相手を貪り尽くすかのように口内を行き来する
ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ…
「はあああっ…んぁ…何か…来る…何か来るよっ…!」
「くっ…そろそろ僕もっ」
「一緒…一緒にっ…イッ…あっあ……ひぁ…あああああああああああぁっ!!!」
びゅくっ! びゅくっ! びゅくっ!
膣内への激しい射精とともにトモの身体が大きくのけぞる。その身体全体を絶頂感が支配し
一瞬目の前が真っ白となった。
ごぽっ…
「あ…熱い…」
まだその大きさを保ったまま少年のペニスが引き抜かれると大量の赤みの混じった白濁液が
恍惚の表情を浮かべるトモの秘所から溢れ出てきた。
「なぁ…トモ」
ふとツァイが槍の手入れを止め、側で見ていたトモに話し掛けた
「何? 父さん」
「いや…最近母さんの所に帰ろうって言わなくなったと思ってな」
「そう? まあいいじゃない。ここだって結構いい所だもの。自然としばらくはいても良いって気にもなるよ」
「そうか…? ならいいんだが」
(そう…しばらくは…ね)
女の心情に疎いツァイが、娘の変化に感づくことはなかったという…