5主人公×ルセリナ 著者:9_254様
「ルセリナ、奉仕しなよ・・・バロウズの罪を償うんだろ?」
彼の足許にうずくまる――いや、彼がうずくまらせているのは、可憐な少女だった。
普段の心の強さを表すような瞳は、おびえているようになり、体すらも震わせて
彼の言葉を聴いている。彼――ファルーシュはその顔に見合わぬ凶暴な一物を
少女――ルセリナの前で扱きあげながら命令を下すようにする。
「わかりました。殿下・・・これで少しでも罪を償えるのなら・・・」
一瞬の間があった後、ファルーシュのモノに冷たい感覚が走る。ほんやりとした
ルセリナの細指が触れて、ゆっくりとそれをつつむようにしていく。
ファルーシュは愉悦の感覚に浸りながらも、本心ではそれを望んでいなかった。
違う。僕が彼女に望むのはこんなことじゃなくて――
だが、突然ある感情が爆発して、今は彼女にこのようなことをさせてしまっている。
原因が何かは今もってわからないが、ただ確かなのは、それでも自分のモノに
精一杯舌を這わせて快楽を与えんとする彼女の所作に自分が喜んでしまっている
ということだけだった。