4主人公受難 著者:6_415様
「フォー、僕は…僕はどうしていいかわからないんだ!!」
夜中、彼が一日のパシリを終え、パシリで疲れた心と体を眠って忘れようとしている時に、
今日も船の上で一日プラプラ過ごしていたであろうスノウがやって来て彼を叩き起こし
眠い目を擦る彼の気持ちを無視して夜中にでかい声でしゃべりはじめた。
スノウの要領を得ない話しを要約すると、どうやら昼間ジュエルに告白されたスノウは激しく動揺したために
ジュエルとの交際を承諾してしまい、勢いそのままに今夜の夜のお付き合いもOKしてしまったらしい。
ここまで聞いて彼はそういえば昼間ジュエルとポーラがやたらと食堂ではしゃぎ回っていたのを思い出し、
こいつはこんな夜中に自慢話をしに来やがったのかと思ったので早速たたき出そうとしたその時、
「だからフォー、今夜一緒に付き合ってくれないか?」とスノウが言い出した。
…3P?こいつは初心者のくせになんてマニアックな奴なんだと彼が考えているとスノウは
自分にはその手の知識が著しく欠けていること、むこうもどうやら初めてなのでよくわからないらしいこと…
こんなことを相談できる人間が彼しかいないことなどを切々と語り、
「だからフォー、今夜一緒に付き合ってくれないか?」と繰り返した。アホだ、と彼は思った。
解った、協力はする。だから「そうか!!フォー、ありがとう!!君は僕の親友だ!!!」やり方だけ教えるから帰ってくれと
言おうとした彼の言葉を遮りよかったよかったと手を握るスノウ。
いやちょっと話しを聞けよ3Pなんてむこうも嫌に決まっているだろと続けようとした彼を無視して
「さあ入ってきてくれ!!!」とスノウは言った。
おいおいここでやるつもりかよとかジュエルもそのつもりなのかよとか第一見張りのミレイはどうしたんだよとか考えていると
「彼女は呪文で眠ってもらいました」とポーラが言った。ポーラお前もか!!!ジュエルもいいのかよ!!!
てかミレイになにしてくれんだこの野郎。
「それではジュエルとスノウはそこで見ていてください。まず私とフォーがお手本を見せます」
翌朝、仲良く食堂で食事をする女子二人、部屋に篭ったままでてこない男子二人の姿があったとさ。