ハレス×キサラ・ラン 著者:10_304様

「のばかっ!お前がおまえがおまえがあっ!!!」
「わりいっ!今は逃げるぜっ!」

深夜。
山間の川の中。その中央付近を爆走する二つの船。
密貿易。その商品を受け取った帰りにやらかして…モンスターに追われている真っ最中であった。
走っていればやがて…見える。今まで追ってきていたモンスターどもが…引き上げていくのが。

「なんだぁあ…諦めたか?」
「ばかちげえっ!前見ろまえっ!」

前。
そこには…何もなかった。
滝だ。

そして後ろからも炎の術。まるで止めであるかのように。
ハレスは、死を覚悟する。
しかしそれと同時に一つ思う。

この馬鹿はつれて帰る、と。

ラフトフリート。
仕事に、といってなかなか帰って来ない夫。
それを心配してかキサラはときおり、船の上に何時間もたつようになっていた。
何日も、何日も。
その船が見えた日。
半壊し、どうにか原形を保っているだけのログの船が見えたとき…その日もだ。
川の中央付近。ハレスとログの船を接続してどうにか、ハレスひとりで操っている。

ログは、拙いことになっていた。
炎の術。おそらく『踊る火炎』だろうがそれをもろに食らっていた。
虫の息、というほどでもないが。
このままほおって置いていいというわけでもない。
ラフトフリートの一角に接続したときには、ハレスたちの船の周囲。
ラージャを筆頭として数名の上層。そしてキサラ、医療に携わるもの。それがいた。

「なにがあったんだい」
「しくじった」

ラージャとハレスの会話。
それが全てを物語っているといってもよかった。
ログの腕を肩にかけ、やけどをおった二人。
その二人が医療船に運び込まれて…何日かたった。

ログは命をとりとめた。
馬鹿だったのが余計に馬鹿になったかもしれないと医師は言っていたが、それ以外は特に、と言うことらしい。
少々体にやけどの跡は残るかもしれないが。
キサラは…医療船、入院用の部屋。
その入り口のドアを叩く。

名前がかかっているのは、一人分だけだ。

ハレス。

その戸をたたき、応答をキサラは聞いた。
戸を開き、その中には寝台に身を乗せるハレスの姿だ。

「おう。ログは馬鹿面さらしてるかい。」
「人の旦那を悪いふうに言わないで。…確かに馬鹿だけど。」

くく、と。ハレスは含みを入れたかのように笑った。
隣の部屋で寝ている、血が足りないようだが、時期に起きるだろう。
そのあたりを、キサラはハレスに伝えた。
そして、問われる。何をしにきた、と。

「ラフトフリートの女は、仇は倍返し。恩は何倍にも返すのさ。
 旦那を助けてくれた恩を返しにきた。」
「ほう…」

ハレスは呟き立ち上がる。
少し、体に痛みが走るが無視できる範囲だ。
目の前に立つ女、キサラを見る。
人妻。しかも、仕事仲間のだ。
ラフトフリートの女が結構かぶっている帽子。それをとってみる。
するとキサラの腰辺りまで、髪が滑らかに落ちていき、その印象をまた変える。
じろじろと。ごく近くからハレスは観察していく。

顔を。肌を。髪を。胸を腰を足を尻を…じっくりと、ねぶりまわすように。
キサラはハレスの目的を想像して、少し身震いしたあとに、提案する。

「船の修復。それじゃあだめかい?大将から、新しく開発された流れの紋章の掘り込みを許可してもらってきた」
「早いな。しかしだ。おれは一人のオスとして…」

立ち上がり、体を起こして。ハレスはじっとキサラを見る。

「こっちのほうがいい。」

瞬間的に。痛みをこらえつつもハレスはキサラに近寄り、腰を抱くと唇を奪いとってしまった。
後頭部を抑えこみ、はなれられないようにしに行きながら。
うら若き、そして美しき娘。それを蹂躙できることを、ハレスは、内心、心から喜んでいた…

んむうっ!!?」

いきなりのこと。
キサラはそれに反応し仕切れなかった。
強く抱きしめてくるハレスに対し、肩口に手を添えるくらいで。
舌。それを強引に、咥内に差し込んでいるのがわかったが…反応しきれない。
肉付きのいい尻。
キサラのそれを指先で弄り回しながら。ハレスは時間をかけて、彼女の咥内を嬲りとって行く。

「ン…むうっ…ンむ…ぷはっ!なにすんだいいきなりっ!…ひいっ!?」
「こっちのほうがいい。そういったはずだが?…ログが起きるぜ?」

ハレスは背後に回り、キサラの着物、そのあわせの中に手を入れていく。
さらし。それの上からその肉を楽しみにいく。
柔やわとふくよかで、しかも形の崩れていないそれを。
緩めていこうとする。
キサラが手を伸ばし、それをとどめようとするが、聞かない。
さらしを緩めてしまえば、直接キサラの胸を揉んでいこうとする。
乳輪付近を撫で回すようにして、乳首を指で挟み、掌で胸を覆うようにしていき、ぐにり、と形を変形させていこうとする。

「……………っ!!」
「がんばるねえ…さすがは、ラフトフリート随一の美女。」

さらしを緩めていきながら。抜き取りにいきながらハレスはキサラの胸を楽しんでいく、
キサラは声を出せない。万が一ログが気がついたら。
そう思うと気が気でない。
ハレスはあわせからさらしを抜き取ってしまえば、ばっと言う音と共に着物を上半身からはだけ、その双丘をさらけ出させてしまう。

「っっっっうっう!!」
「恥ずかしくて声がでねえってか?それとも、まだ隣が気になるか?
 気にならなくできるものがあるのを教えてやろう。」

ハレスはポケットから一つ、何かを取り出してキサラの咥内にほおりこんで行く。
思わず飲み込んでしまったそれ。キサラののどが、うごくのを確認したハレスは囁く

「そいつはな。女にいうことを聞かせる薬だ。
 女にそれを飲ませると体が高揚してきてぽっぽぽっぽ熱くなるのさ。
 そしてやがて…自分の体を押さえ込めなくなる」

いいつつ、徐々に下に指は走っていく。
胸からゆっくりとハレスの左腕は胸を苛めつつ、右手は乳首を、脇、太ももを通って、秘所。そこまで指先をのばしていく。

「あつうくあつうくなってきただろう。
 それは発情のしるしだ。お前の体が男が欲しい欲しいといってる証拠よ。」

キサラは実感していた。
確かに体が熱くなっていく。嘘だと思っていたが、胸を、秘所をいじめられ始めたころにはじっとりと、薄く、ではあれど汗をかき始めていた。
そして、なぜか抵抗なくスパッツのなかにはいっていく指を体は受け入れていく。
その指はそれを脱がし、直接風に触れさせるかのようにしにいこうと。
耳元。ハレスはキサラの耳元に唇を寄せる。

「どうだい、薬の効き目は。いい感じに熱くなってるようだが?」
「そ…そんなことっ…ない…熱くなんて…なひゃ…舐めるなあ…」
「美味いぞ?お前の汗は。こっちも…何やらよだれをたらしているようだが。」

そういって秘所に押し込み、肉芽を苛めていた指を抜き、キサラの耳元でしゃぶって見せる。

「ああ美味い。」
「くうっ…ふうっ…はあっ…ハアあっ…」
「大分息が荒いぞ?どうしたのかな?ほれほれ」
「そ、そこばかりするなあっ!そ、そんなとこばかりするから…」
「なら、どこならいいのかな?」

キサラは言いよどんでしまう。
秘所、肉芽ばかりを苛めるハレス。気がつけば、自分の裸身はハレスにもたれかかっている。
身をゆだねている。
すぐそばに、ハレスの顔がある。そして、抱かれている。抱きしめられている。

全裸の自分を。
なぜ?決まっている。恩を返すためだ。そして、薬を盛られてこうなっている。
そうだ…薬を盛られているのだ。
しょうがないだろう。

「ぜーんぶ薬の性だ。ここで、お前がなにを欲しがってもそう言えるぜ?キ、サ、ラ?」

まるで思考を読まれたかのようなハレスの言葉。
そして自分の名前を始めて呼んだ言葉。
それを聞いて、一つ、スイッチが入ったかのようだった

「…っ…だれにも、言わないな…」
「ああ、言わない。おれは口が堅いほうだ」
「絶対、だぞ。」
「この世に絶対なぞないといえるような気もするが…」
「絶対だ。」

一つ、息を吐いた。
ログの前でも言ったことのない事かもしれない。
それを、今夫ではない、ログではない男の前で、言う。

「抱いてくれ。私を…ハレス。」

…ン…むう…こ、これでいいのか?」
「ああ、そうだ。」

ハレスは寝台に座り、キサラのその豊満な胸元。それで己のものを挟ませ、しごかせに行こうとする。
ログは基本的に、自分を気持ちよくするのがメインらしい。
つまりこうして、羞恥を遣い苛めることはなかったらしい。
ん、ん、と。キサラの声が聞こえる。
上目ずかいでこちらのほうを見つつ、いいのか?と聞く声。
それにハレスは、髪をなでることで返してやる。

「おおきい、な。ログのよりずっと。
 ログのがわかさぎで、ハレスのはいとうのように感じる。」
「それは言いすぎだ」

しゃぶる舌使い。
ハレスは徐々によくなってきたのか、くわえ込ませそのまま唇でしごかせようとする。
キサラは苦しそうにしながらも、まるで対抗するかのように。唇でそれをしごき、ハレスの白濁をのどで受け止めていく。

「ほら、上向け。」
「ん、んう…ににが…けど…気分が、いい……」
「そうか、旦那以外の男の汁を飲んでいい気分か。」
「言うな…ログが起きる」
「そうだな。薬で狂わされているキサラには、早く押しおきだなあ…」

言って。ハレスは寝台の上、自分の体に彼女をまたがせようとする。
キサラは自然と、己の体を寄せていく。
何も身につけていない腕を。
何も妨げるもののない腕を
何も隠すもののない足を。
最早感情を、欲情を隠すことのなくなった吐息を、それぞれ、目の前の男にハレスにぶつけていく。

「ほうらっ!」

それだけを言い、そそり立つ物の上に、ハレスはキサラを移動させ、貫いていく。
美しい。
ハレスはそう思った。
さすがに処女ではない。おそらくはログに捧げている。
貫いた瞬間、軽く達したのだろう。綺麗に背中をそらせ、軽く震えた。
それだけで、女としてのキサラがまるで艶を増すかのようで。
一突き、一突きゆっくりと。
ハレスは味わっていく。絶世の美女を。

「んっ!…んっ!!…ア…ンン…焦らすな…」
「ほほう?ならどうしたらいい?」
「わかっているのだろう?」
「言って欲しいねえ。キサラの口から。」

顔がほてっていく。
熱くなっていく。
絶えられない。恥ずかしい。
しかし、今のキサラは免罪符を持っていた。
薬。
それのせいなのだと。

「激しく…してくんあぁあぁぁあぁああっ!!!」

途中だった。
しかし、一気にハレスが、腰の動きを早くしたのだ。
水音。ハレスがキサラの尻を抱え込むようにして、根元まで。キサラの中に押し込んでいく。
そしてキサラもハレスの求めに答えるかのように。胸を押し付け、息を押し付け、声を上げていく

キサラの思いの中。
一人の男がいた。
大柄の男。
馬鹿な男。

名前が、出てこない。

髭の男。

名前が、出てこない。

顔も、出てこなくなった。

男の声が別のものに変わっていく。
記憶の中で。

「ほうらキサラ。どうだい?男のものは。ずいぶんご無沙汰だったみたいだなあその様子だと」
「うんっ!うンッ!!…ひさしぶりなのぉ…してもらうの。犯してもらうのぉ…久しぶりなのおっ!」

ハレスの声、自分を辱める声に。
そして。

「ログのと俺のと、どっちがいい?」
「そんなの、答えられなあ…なあっう!!」
「答えろ」
「は、ハレスのほうがいい。ログのより、ずっと、ずっと気持ちいい…」

そんなことまで言わされて。
聞くのは自分がメスとなっていく声。
一突きごとに変えられていく自分。
それが、そこにいた。

「も、もう…むりぃ。耐えられない…イかせ…いっちゃあああっ!!!」

キサラの絶頂。
しかし、ハレスからの放出はない。
いけなかったのだ。

「勝手に達したキサラに押しおきだなあ?ん?」

言って。
ハレスは寝台に、4つんばいにさせに行く。
寝台の上で、キサラは獣のように腰を振り待つ。
そして…きた。

欲望。
そしてその塊が、波となって。
キサラはすぐに腕を折ってしまう。
顔を寝台につけ、尻を高く上げるような体制で。
聞こえるのは水音。

「激しくしないで…イったばかり…」
「だからきもちいいんだろうが!しっかりせんかいっ!」

ぱしん、と。
キサラの尻を叩く音。
手、ではない。腰だ。
キサラの尻肉に、ハレスが己の腰を打ち付けている。
パンパンと。
濡れた音が響いていく。

「ほうら…注ぎ込んでやるよっ!」
「は、はいいっ!ください!ハレスのを、たくさんっ!あぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあああぁっっ!!!」

二度目の絶頂。
そして、熱い、熱い奔流にキサラは気をやってしまった。

目を覚ましたとき、後始末は終わっており、見舞い用のイスにハレスは座っていた。

「目を覚ましたか。気持ちよかったようだな」
「…薬のせ「あれ嘘だ。」

きょとんと。
キサラはハレスのほうを見る。
立ち上がり、最初と同じように。自分の頬に手を触れに来るハレスを。

「あれな。寒い地方の人間が体を暖めるために使うもんだ。
 体は暖かくなるだろうが発情の効果なんてない。」
「じゃあ…」
「そうだ。お前は…自分の意思で。俺に犯された。…俺のほうが気持ちいいんだったか?旦那より。」

キサラは殴りつけられていくような感覚を受けた

「そ、それじゃあ。」
「お前が思い込んだだけだな。それと俺はくちが軽い。実はな。
 今回のことも、なにかのはづみで、口にしちまうかもしれん。ふさいでおきたければ、どうしたらいいのか、わかるな?」

はめられた。
そう思ったときにはもうおそかった。
もう、逃げ道は、ない。
そう、思えるかのような状況に、追い詰められていた。

「わ、私は…」

キサラは口にする。
ある意味では、もう戻れない台詞を。

目を覚ました。
夢、だった。

キサラは目を覚まし、今どこにいるのか。
城だ。
ファルーシュ殿は現在は不在。
一部の人間が主導をとっていたはず。

何か懸念があったはずだ。

ラン。

一人娘のことを思い出し、どこにいるのだろうと。
最近いることが多い、竜馬騎士団のほうへ向かう。

帰ってくるのは、最悪の答えだった。

『ハレスと何処かへ行った。』

夢は虫の知らせだったのだるか。
わからない。わからないが、どこに言ったのか、と聞いても皆知らないといった。
ならば、ハレスのよく知るところだろう。

ハーシュビル。
そこにハレスは勤めていた。最近まで。
ビッキーにそこまで飛ばしてもらった。

いやな、予感がした。
倉庫街。
そこに足を踏み入れたとき、感覚がした。
娘がここにいる。
あたりはもう暗い。
その中で、一つの明かりを見つけた。
キサラは足を踏み入れていく。
その明かりの元へ。
おそる、おそる。

水音だ。
ぴちゃ、ぴちゃと言う音。
そして、金属音。

まさか、まさか、まさか…

「遅かったな、キサラ」
「んむ…かあさん?」

そこにいたのは、ハレスの足の間、股間に顔を埋めて、一糸まとわぬ姿で熱心に奉仕をするランだ。
そして、その首には、首輪がついていた。鎖は、ハレスの手の中にある。

「もう一寸早く気がつくかと思ったんだがなあ…まさか娘がこんなになるまで気がつかねえとは」
「母さん?私ね?こんなに上手くなったんだよ?ハレス様に満足していただくために。」

そういって、ランはキサラに見せるかのように。肉棒への奉仕を始める。
ぴちゃ、ぴちゃ。じゅる、じゅる。

卑猥な音が倉庫の中を満たしていく。
ランは美味しそうに。ハレスの肉棒をしゃぶっていく。
キサラの体。そこに、幾年ぶりかに、高揚。
そして、被虐心が浮かぶ。かつて、娘と同じ男に埋め込まれた、心が。

「来い、キサラ。あの時、俺に誓った言葉は忘れちゃいまい?」
「は…い…」

キサラはハレスの元に近寄っていく。
そして、一言。
過去と同じ言葉をつむぐ。

「キサラは…ハレスご主人様に肉体を捧げ…肉奴隷となります…娘ともども、よろしく御願いいたします…」

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