気の強い女をリンカーン 著者:通りすがりのスケベさん様

「……………」

湖の畔で目を閉じて静かに心を落ちつけている彼女の前髪を、
緩やかな風が1つ、掠め過ぎていった。
鮮やかな栗色の髪が、気持ち良さそうに吹かれるままになっている。
身体全体でその風を感じながら、女は両手を広げて
自然の恩恵に感謝の意を表していた。
彼女が暖かい風と水の匂いを楽しんでいると、
後方から騒がしい足音が2、3聞こえてきた。
普段人気の少ないこの場所には到底不釣合いな金属音を発しているその方向を
訝しげに見ていると、ガザガザと茂みをかきわけて鎧を身につけた兵士が現れた。
「水だ! おい、湖にでたぞ!」
2人の兵士の片割れが、歓喜の声を上げる。
見れば、目だった外傷は見当たらないものの、かなり消耗しているように感じだ。
兵士達は女には目もくれず、ヘルメットを投げ捨てて、首を浅瀬の中へ突っ込んだ。

なりふり構わずゴクゴクと喉をならしながら乾きを癒していくその様は、
数日間の過酷な生活を如実に示しているようだった。
(あの鎧……ハルモニア兵か……?)
先の戦いにおいて、同じような鎧を身に着けていた兵士と戦ったことを思い出す。
つい先日、近辺で起こった戦の残存兵だろうか…?
静かな一時にいきなり割りこんできた男達を睨んでいると、
人心地ついた兵士が女の存在に気づいた。
「おい……女がいるぜ」
まだ水を胃袋に流し込んでいた男の肩を叩き、顔を上げていた兵が合図を送る。
口許に残る水滴を拭いながら、もう片方の兵もその先を見やった。
「へぇ、こんなところに……」
女は、切れ長な目が多少きつい印象を持たせるものの、
端正な顔立ちとスレンダーな身体は充分に”麗人”と呼ぶに値する美しい女性だった。
凛とした態度で兵士達をキッと見据えるその様子は、相手を威嚇しているように思える。
穏やかな雰囲気ではないのを悟ったか、兵はぼそぼそと小声で相方に囁いた。

(おい……ありゃ敵か?)
(場所が場所だけに、そう考えるのが妥当だな)
兵士達にしたら、ここは敵地の真っ只中である。
そのうえ、見慣れない服装に身をつつんでいる彼女を味方とみなすには不自然すぎる。
(敵さん、エモノ持ってるみたいだな……いつこっちに向けられるか解からん)
(用心にこしたことはない、か……取りあえず、身柄を拘束しようぜ)
刺すような視線を向ける彼女に油断することなく、男はやや声を張り上げて女に言った。
「よぉ、すまないな。少し休憩させてくれないか? こっちは3日3晩歩き通しだったんだ」
「………」
すっ…と、兵士達に気づかれないように、腰の後ろにあるボウガンに手をやって
女は沈黙を返した。
依然緩まない雰囲気に耐えかねたのか、声をかけた兵士が女に歩み寄る。
「それ以上近づくな!」
きつい視線以上に厳しいトーンで諭され、兵士がビクリ、と身体を竦ませる。
後ろ手に周った彼女の手が、男達に警戒心を植え付けた。

「おいおい……こっちは何も持っちゃいないよ。そんなおっかない目で見ないでくれよ…」
「!」
その時、歩み寄ろうとする男の後ろで、もう1人の男が大きく跳ねた。
女が無意識にボウガンを取りだし、その後方の男に照準を絞る。

バシッ!!

今正に矢を放とうとしたボウガンが叩き落された。
目の前の男が距離をつめて、女の手からその凶器を奪い去ったのだ。
「くっ……!」
「おっと!」
すぐさま肉弾戦の構えをとろうとした女の手首を、男はぐっと掴み上げた。
そのまま後ろから地面に組み伏せる。
「は、離せっ!!」
「物騒な女だな……こんなモンでも当たり所が悪けりゃ死んじまうぜ?」

地に落ちたボウガンをカラン、と足で手の届かないところへ蹴り、
男は掴んだ手首を強く締め上げた。
「全く……狙われた時は、金玉縮みあがったぜ…」
茂みの中からボヤく声が聞こえたかと思うと、もう1人の男が姿を現した。
「ご苦労さん。見事な陽動だったぜ」
「これでも現役だからな…」
やれやれ、と言った表情で組み伏せられている女に近づくと、
その綺麗な頬をペタペタと叩いて嫌らしい笑みを浮かべた。
「危ないことを考えるあんたには、きついお灸をすえてやろうかね…」
「何っ……」
「へっへへ、いいな。食いモンも欲しいが、女はもっと欲しいってか?」
女の都合などお構いなしに、男2人は身動きできない女の身体をまさぐりだした。
細身だが、要所はきちんと女性らしさを感じさせる丸みを帯びたラインを
楽しそうに撫で触る。
「やめろっ! 汚らわしい……!!」

何とか身を捩って男達から逃れようとするが、彼らの手は、指は、
さらに嫌らしく女の身体を求め出す。
「あぁ……こいつの服、どこかで見た事あると思ったら…」
「何だ? やっぱり敵なんだろ?」
思案顔だった1人が、女の胸に手を伸ばして何かを思い出したように言った。
「ほら、お前も聞いたことあるだろ。グラスランドに女だけの村があるって…」
「あぁ……アルマ・キナンだっけか?迷信くさい話だったが、あれがどうした?」
「さ、触るなぁッ!!」
女の怒号の声も気にかけず、その柔かい膨らみを楽しみながら男は話し続けた。
「確か、その村の女がこんな服着てたような……」
「へぇ、それじゃその女ばかりの村の女ってことか? こいつ」
そう言って、男達は女の顔を見た。
いいように身体を弄られているというのに、今だ彼女は気丈さを失わない。

「こんな状況なのにまだ抵抗するとはね……。
 アルマ・キナンの女ってのは気が強いのが多いのか?」
「格好いい女だな。大方、その村では男役か何かだったのか? ははっははは!」
「貴様……!」
自分の村を侮辱され、激しい怒りがこみ上げてくる。
だが男2人の前では彼女の力など、赤子に等しいも同然だった。
目の前で口々に話す男達に何もすることができず、
女はただ歯を食いしばって悔しさを露わにした。
「しかし男らしいと言っても、まんざらでもないぞ。見ろよ、このケツを」
「おぉ、いいケツしてるな……それに乳もいい感じに柔かいぜ。」
パシッと平手で女の尻を叩くと、よく響く音が辺りにこだました。
「それじゃ、そろそろいただきましょうかねぇ……」
「おい、俺からもらうぜ。こっちは死にそうな思いしたんだからな」
男達はそれぞれ女の上下に散ると、自分のズボンを徐に下ろし始めた。
「……っ!!」
ボロン、と曝け出された肉棒はすでに天を向いており、
男達がこれから何をするかは経験のない女にも見て取れた。

肌触りのよいズボンの上から女の股間をさすってやると、
おぞましい感覚に女の身体がビクリと嫌悪感を示した。
「おい、押さえてろよ」
「あぁ……早いとこ脱がしちまえ」
腰のベルトを探し当てて、男がカチャカチャともどかしそうにそれを緩めていく。
「下衆が……っ!!」
女の抵抗も虚しく慎ましやかな下着が目の前に晒されると、
男達が歓喜の声を漏らした。
「やっぱり下着は女だな。可愛らしいモン履いてやがる」
「格好いい姉ちゃんがこんなの履いてると、また一段とそそるな」
「ぃ……ッ!!」
もぞもぞと秘裂の辺りを男の指がなぞり、女が声にならない悲鳴を上げた。
柔かい肉の感触に気を良くして、男はさらに執拗にその部分を弄り出す。
「まだ全然濡れてないが……まぁヤッてるうちに何とかなるだろ」
「ツバでもつけてぶち込んじまえよ。俺も我慢できないぜ!」

小さな下着に手をかけて、その秘められた部分を拝もうと
ゆっくりと布地を引き下ろした。
傷1つない綺麗な尻と共に、大事なところを守ろうとする恥毛が現れ、
その中心には赤い秘唇がヒクヒクと男達を誘うように蠢いている。
「おぉ……!」
「美味そうなオマンコしてやがるな……」
「み、見るなっ!!」
両腕を押さえつけられ、両足を抱え上げられ、女はあられもない姿を男達に
見せつけている。男達の興奮が高まる中、いくら必至で呼びかけても
彼女の叫びは届かなかった。
「へへ……よし、待ってろよ……」
臨戦態勢に入った男が掌に唾を吐きかけて、
それを擦るように自分のモノになすりつけた。
潤滑油代わりなのだろうか、ビクビクと動くそれは陽光を受けて光って見える。
「アルマ・キナンの女がどんなモンか、楽しみだな」
「行くぜ……っ!!」
「や……めっ」

亀頭を割れ目に当てて、男がぐっと腰を押し進める。
さして潤っていない女の秘裂は異物の侵入を頑なに拒んだが、
無理矢理に肉の扉をこじ開けて、男のペニスは女の膣内へ入りこんだ。
「ああぁぁぁっ!!」
「おほッ……きついな、こりゃ……!」
ずぶずぶと肉を裂いて割け入る感覚に身体を震わせながら、
男は久々の女の身体を味わっている。
苦痛からか、悔しさからかわからない涙が女の頬を伝い、
その涙は腰を動かし始めた男によって四方に飛び散っていく。
「ううぅん……ッ!!」
「いい顔してやがる、この女……! どうだ、具合は?」
「堪んねぇ……すげぇ締めつけだ!!」
男は肉襞が絡みつく女の膣内を、がむしゃらに突き入れた。
腰に当たる尻肉の感触と涙で顔を濡らす女の悲痛な表情が、
男の中の官能をさらに引き出そうとする。

「く……! いいモン持ってるな、あんた……! こりゃあいい……!!」
「動くな……! 動くなぁッ!!」
顔を振って男を否定しようとする女に、お預けを食らっているもう片方の男が言う。
「じっとしてろって……もう少ししたら気持ちよくなるからな」
「だっ……誰が……っ!!」
「はぁはぁ、はぁっ……、はぁ、はぁ、はぁっ!!」
女の長い脚を抱え、男は懸命に腰を振っている。
もう他に何も考えられないほど、今は女を味わうためだけに律動を繰り返した。
「おい、俺後ろもらっていいか?」
「はぁはぁ、よし、ケツにお前のブッ刺してやれ。アナルの処女を奪ってやれ!」
膣内を貪っていた男が女の両腕を掴んで、そのまま後方へ倒れこんだ。
その動きに、膝をついて女の身体がついてくる。
男が下から激しく腰を突き上げると、受け入れたくない刺激が女の身体に走った。
「うああぁぁぁッッ!!」
「おい、もっとケツ上げろ。こっちも塞いでやるから」

我慢しきれないとばかりに尻肉を左右に割って、
片方の男がその奥にに潜む菊座に勃起したモノをあてがう。
「も、もう……やめろ……っ!!」
「ほーら、行くぜ……力抜けよっ!」
小さな蕾が、かなりの大きさを持った男のモノを苦しそうに飲みこんでいく。
腸壁が急に反応し始め、思うように中へ進む事ができない。
「キツイな……おい、もっと力を抜けって!」
「力を抜けってよ、お嬢さんっ!!」
「あっ……ぐぅぅぅ! 痛い……っ!!」
そう言って下になっていた男がズン、と下から強く突き上げると、
口を開けて苦しそうにもがいた。
「おら……入るぞっ!」
「いあぁぁぁッッ!」
女の尻と自分の腰が密着するまで、男は腰を突き入れた。
肉茎全体を恐ろしいほどに締めつける腸内は、目の前で行為を見せられ
待ちきれなかった男にとって耐えがたい快感と興奮を与える。

「おぉッ! いいぜ……最高だよ、あんた!」
激しい収縮の中、男達は思うがままに女の肢体を貪った。
柔かい女の肌をべたべたを撫で回し、身体を奥深くまで蹂躙する。
その度に獣のようにヨガる女を見て、彼らはさらに興奮するのだ。
上下から男に挟まれ、女の頭からは逃げようという考えが消えようとしていた。
今彼女が思うのは、苦痛しかもたらさないこの行為に耐えること、
そして一刻もはやくこの悪夢のような時間が終わることだった。
「あ……がっ、は、ひ……っ」
「くっ……よし、くれてやる! 出すぞっ!!」
「一発目、受け止めろよ!」
気を失いそうな激しい圧迫感の中、女は男達の絶頂を知らせる声を
聞いたような気がした。
その刹那、ジンジンと痺れる膣内と腸内に男達の熱い液体が注がれる。
「あぁっ……!」

信じ難い量の液体が身体の中を満たしていくのがわかり、
女はその場に崩れ落ちた。
中で収縮を始めた男達のモノに、『ようやく終わった』という気持ちが湧き上がってくる。
これから自分がどうなるか、などという考えはなかった。
今はただ、苦痛に似た感覚から逃れられたことだけが救いだった。
しかしそんな彼女を、男達の言葉が現実へと呼び戻す―――

「よし、これから抜かず2回戦だな。溜まったモン全部吐き出させてもらうぜ!」
「………いっ………!」
その後に辺りに響き渡った女の絶叫は、良心ある者に届いただろうか……。

                   完

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