クレイグ×スバル 著者:11_479様

スバルは珍しく城内をうろついていた。
「くっそ〜…最近なんかつまんねーんだよなぁ…」
あまり来たことのない塔基部を探検していると、一つの部屋に王子が入っていくのを見かけた。
「お、ちょうどいいや。たまには王子さまでも誘って釣りでも…」
スバルは王子の入っていった部屋へと近づいた。そこには[オボロ探偵事務所]の看板が建っていた。
「王子さま、何だってこんなとこに…」
こっそりと扉を開け、スバルは耳を傾けた。

「……調査報告です」
低めで小さい声の持ち主はこの事務所の長、オボロだ。
「今回はクレイグさんの報告結果ですね。えっと…趣味は釣りなんですが、スバルさんにバレると勝負を挑まれるので黙っていてくれと頼まれました。静かに釣り糸を…〜」
「!!!」
スバルはあまりの驚きと喜びに、小さな胸が高鳴った。こっそりと扉を閉め目をきらきら輝かせながら全速力で庭園へ向かった。

「おい!!」
たまたまその時庭園にはクレイグしかいなかった。
「おや、珍しいですね。何か用でも?」
つかつかとクレイグに詰め寄り、釣り竿を差しだした。
「オレと勝負だ!!」
「…はい…?」
「オレは聞いたんだぞ!あのオボロっていう探偵が団長さんは釣りが好きだって調査報告を王子さまに言っているのを!!」
クレイグは少し冷や汗をかき、オボロに話してしまった事を少し後悔した。
しばらくの間の後、クレイグは浅くため息をついた。

「…確かに私は釣りが好きですよ。しかし君の様に競うつもりは…」
「一回だけでいい!頼む!最近釣りに来る奴があんまりいないんだ。オレ一人でつまんねーんだよ…」
先ほどまでとは打って変わり、急に顔を下に向け落ち込んだスバルを見てクレイグは流石に可哀想だと思ったのか、釣り竿を受け取った。
「一回だけですよ」
その言葉を聞いた途端、スバルは満面の笑みで顔をあげた。
「じゃあ早速勝負しようぜ!!」
クレイグの腕を引っ張り、釣り場へ向かった。

「ただ楽しく釣りをするだけじゃだめですか?」
「ったりめーだ!こんだけ魚がいるんだぜ!勝負だ勝負!」
スバルは久々の勝負で血がたぎっている。
「今回は多く釣った方が勝ち、だからな!」
「はぁ…勝ったら何かあるんですか?」
「そうだな…負けた方は勝った方のいうことを1つだけ聞くってのはどうだ?」
スバルはいつになく生き生きしている。
「ふぅ…本当は勝負したくはないのですが…釣り竿を受け取ってしまった以上受けてたたなければなりませんね…わかりました」
クレイグは再びため息をつき、釣り竿を構えた。
たまたま近くにいたムルーンに開始の合図をしてもらった。

「行きますよー…よーい…スタート!」
合図の瞬間スバルの小舟は魚を追いかけ、クレイグの小舟はその場から動かず釣り糸だけを垂らしていた。
(まぁきっと大した願いではないだろうな…ここはおとなしく負けた方がいい)

「終わりでーす!」
ムルーンは終わりの合図を告げ、庭園へ戻っていった。
クレイグは3分間最初の位置から動かず、魚は数える程度。スバルは調子が良かったのか、小舟に乗せきらないほどの魚を釣っていた。
「ぎゃははははっ!オレの勝ちだな!」
「そうですね。参りました」
クレイグは少し残念そうに笑う演技をし、スバルに聞いた。
「それで私は何をすればいいんですか?」
するとスバルはクレイグの両手を握り、少し恥ずかしそうに言った。
「オ…オレの胸をでかくしてくれ…!!」
「…え?」
クレイグは驚き、自分の耳を疑った。
「前に竜馬騎士の兄ちゃん…ラハルってやつとリューグってやつだ。その2人に聞いたんだよ。団長さんには不思議な力があるって」
「い…一体なにを…」
「ホラ、女王騎士のミアキスさんだっけか?あの人の胸が成長したのは団長さんの力だって…」
釣りをしている時とは別の雰囲気できらきらと目を輝かせながらスバルは言った。
(あの馬鹿2人…!!)
「いや…そんなことを言われても…」
「頼む!ランぐれーにしてくれとは言わない!せめて人並みに…」
ふと、クレイグはスバルの胸元へ目を向けた。

(ふむ…確かに少し小さいが…)
サラシが巻かれたスバルの胸は凹凸がなく、まっ平らだ。
「胸が小さく見えるのはサラシを巻いているからではないのですか?」
「ちげーんだよ!もともとオレの胸は…」
するとスバルはサラシをとき始めた。
「ちょっ…ちょっと待ってください、女の子が…」
クレイグが止める間もなく、スバルはサラシを取ってしまった。
「な?オレのは元からこんくれーしかねぇんだ。ランもサラシ巻いてんのにあんなにでけーし…」
ラフトフリートに住む女性特有のきめ細かな肌に、申し訳ない程度の膨らみが2つ並んでいた。
クレイグは生唾を飲み、スバルの胸をジッと見つめていた。
「そっ…そんなに見つめんなよ!!!流石にオレだって恥ずかしい…わっ!!!」
クレイグは理性がとび、スバルの両腕を掴んだ。
「なっ…なんだよ急に…いてぇじゃねぇか!!!」
「胸を大きくしたいのでしょう?確かにミアキスの胸が成長したのは私の力かもしれません」
「ほんとか!?じゃあオレの胸も頼む!!」
「構いませんが…少し痛いかもしれませんよ?」
「少しくれーなら構わねーよ!!」
「では…」
クレイグはサッとスバルの後ろに回り、膝の上に座らせた。
「なっなんかこの体勢恥ずかしいな…」
「これが一番やりやすいんですよ」

するとクレイグはスバルの脇から手を前に回し、小さな山を大きな手のひらで包み込んだ。
「はっ…はは…ちょっとくすぐってーな…」
ピクン、と体が反応しスバルは体が熱くなった。
「確かに小さいですが…素材は良いみたいですよ。柔らかいですし…」
さする様に胸に刺激を与え続け、時折揉みほぐした。
「っん…なんか胸が熱い…」
「こうやって刺激を与えると胸が成長するんです」
クレイグは山の頂上を指で軽く摘んだ。
「ひゃあああああ!やだよぉ…怖いよぉ…」
今まで感じたことのない感覚に、スバルは涙目になっていた。
「ふむ…スバルさんも女の子らしいところがあるじゃないですか。可愛いですよ」
「ばっ…からかうんじゃねぇ…あぁぁぁんっふぅ…」

クルリとスバルを向かい合わせにして、クレイグは小さな山へ顔を近づけた。
「わっ…っっっ!!!!んっ…ひぃああああああっっ!!」
小さな山へ吸い付き、頂上を舌で転がした。
「やめっ…もう…っはぁはぁ…っんやぁ…」
スバルの抵抗を気にせず、クレイグはただひたすら山へ刺激を与え続けた。
「なんかっ…あぁっ…へっ…んな…のが…」
「おや、もうイキますか…」
スバルは震え始め、クレイグはそのまま頂上をいじり続けた。
「んああああ!!っくぅぅぅぅっっっ!!!」
ビクンビクンと体を跳ねさせ、スバルは達してしまった。グッタリとクレイグにもたれ掛かり、そのまま気を失ってしまった。

「気を失ってくれて良かった…この先に進むのは気が引ける…痛い思いはさせたくないしな」
クレイグはスバルの部屋へと抱えていった。

「スバル殿、まさか実行してないよなぁ?」
「リューグ…あれだけ話を大きくしておいて何を今更…」
「だってよ、ミアキスの胸が成長したのは初めての相手が団長だったからだと思うぜ、俺は!ラハルもそう思わないか?」
「ああいうのは遺伝的なものだと俺は思うが…」
「でもこれだけは言えるぜ。団長は絶対ロリコ…」
「言うなリューグ。それは言ってはいけない」
「…そうだな」

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