ユーバー×セラ 著者:腐れSS書き様
夜が訪れる度に、私の心は闇に支配される。
身体が切り裂かれるくらいのせつなさに覆われる。
だけど、耐えねばならない。
あの人のため。
すべては、愛するあの人のためなのだから。
月が空の中心に昇る頃、恐怖の宴が始まる。
扉を叩く音がした。
こみ上げる恐怖と胸の苦しみを押さえ込み、そっと扉を開ける。
「…ユーバー…。」
「セラ。何を突っ立っている。さっさと服を脱いでそこへ座れ。」
恐怖の、宴が始まる。
あの人を助けるためならば、私は何でもしよう。
そう誓ったあの日。
私は、ユーバーと契約をした。
あの人の護衛をしてはくれないか。
代わりに、何でも言う事を聞こうと。
…ユーバーが望んだのは、肉欲だった。
おずおずと服を脱ぎ、示された場所にゆっくりと座る。
次は、いつもの通りに足を広げる。
「言ってみろ、雌豚。いつもの通りにな。」
ユーバーは正面の椅子に座り、こっちを見据えている。
浮かべた冷笑が、私の背筋を凍らせる。
「…この雌豚をいたぶってください…ユーバー様。」
「ふん、相変わらず棒読みしか出来ない女だな。次は?」
促され、続きを言わされる。
この時間が一番嫌いだ。
早く終わればいい。
それだけを考えてしまう。
「…ユーバー様の肉棒を欲しがっております。どうかセラのいやらしい此処に
ぶち込んでください…。」
「よし、まぁまぁだな。」
鼻で笑い、ユーバーが椅子から立ち上がる。
冷たい手が、私の胸と秘部を鷲掴みにしてきた。
「…っ。」
「今日も楽しませてもらうぞ…セラ。」
痛みを堪え、私はただユーバーのなすがままにされる。
目隠しをされ、手首を後ろに縛られ…。
ただ足を広げ、ユーバーを受け入れる。
濡れてもいない秘部に固い肉棒を突っ込まれ、裂ける様な痛みにも耐えるしかなかった。
契約なのだから。
これが、あの人のためになるのならば。
この身体とて、惜しまない。
しかし。
「ふぐっ…ふあっ。」
愛撫も何もしないで挿入され、突き上げられるたびに声が漏れる。
痛みと、微かな快感。
段々と広がってゆく甘い痛みに、慣れてきてしまうこの身体。
濡れ始めて突かれるのが心地よくなってくる。
「あぁっ…ユーバーっ…もっと……っ。」
自ら腰を振り、快感を追い求めてしまう。
「ふん、涎だらけになって乱れてる姿を奴にも見せてやりたいくらいだ…。」
「はっ…あんっ…そ、それだけは…。」
「また溢れてきてるぞ、淫乱女。」
此処まで来ると、侮蔑の言葉も心地よくなってしまう。
足を広げ、何度も絶頂を迎えた。中にも何度もぶちまけられた。
ずっと、繋がったまま。
いつものことだった。
だけど。
キィ、と木の擦れる音がした。扉の音だ。
そして、ユーバーの動きも止まっている。
目の見える状態ではない私にも伝わってくる…人の気配。
「セラ…?ユーバー…?」
聞こえてくる、その声は。
「…ルック…さま…。」