ああ、それにしても
その落ちぶれた姿はなんとしたことか
おまえが 光に充ちたあの幸福な天国で
赫々たる光輝に包まれ
おびただしい輝ける天使の群れをもしのいでいた
あの天使だったのか
哀れなる者よ
おまえはなんと本来の光を失ってしまったことか
かつては最も美しい天使であったものが
ああ
おまえはもはや
あの美しい創造物ではないのか
かつての輝かしい光の王子
天国の朝に輝く第一の星
翼を持つ聖歌隊の第一の光
◆これ、出展がなんだか忘れてしまいました。どなたかご存知でしたら教えてください。
暁の明星ルシファーを詠ったものだと思ったけど、これを書いた人は堕天使を嫌悪していたのか、哀れんでいたのか、それとも恋していたのか・・、なんて想像を掻き立てられて、ノートに書きとめていたもの(らしい)。
なんにせよ、「堕ちる」という言葉はたまりません。