『扉の向こう2』







「三蔵…このままシてもいいですか?」
「ばっ、聞くなっ、んなもん」
こいつは、いつでも一言多い。んなことに答えられるワケねーだろがっ
「さんぞ…」
「あ…んッ」
突然、指が最奥に触れて、思わず声を漏らす。
「ゆっくり慣らしていきますから」
って、まさか。
「ここ…で?」
「誰も見てないですから…多分ね」
多分ってのは、何なんだ。
確かめてみたいのに。
「ひぁ...!」
考える暇もなく、指先が奥を蹂躙していく。
「ああ、こんなにイヤラシイのをこぼして。さっき綺麗にしたばかりなのに」
「やめっ!」
いつもの八戒の声。
だが、言ってることは、いつもとは随分と違って。
「でも、おかげで滑りはよさそうですね?」
「あっ...ん...ぁ..」
「ダメですよ、足閉じちゃ。」
「ん...やだっ...!」
「入れて欲しいですか?」
「やっ…」
「あれ、こんなコトして欲しくない?」
突然の異物感。
「ぁあっ…つぅ」
夢なんじゃ...ねーのか。
あまりにも生々しい感触。
「まだ1本ですよ?ね、貴方のイイところ、指が覚えてる…」
「あッ…ふっ」
「貴方のココは僕を覚えてくれています?」
「やっ…ん」
蠢く指。
「指、増やしますよ。もっと声聞かせて?」
「なこと…」
「三蔵、おねだり上手ですものね。ちゃんと言葉で聞かせて下さいね」
とんでもない台詞なのに、身体はどんどん熱くなっていく。
「なことッ…かって」
「何でもはっきり口にするよう、いつも言ってるのは貴方でしょう?
はっきりおっしゃって下さらないと…やめちゃいますよ?」
「やぁッ…めんなっ…」
もうどうでもいいから。
「何ですか?」
焦らすんじゃねえよッ。
いつもなら絶対に言えない言葉も。
コレは夢なのだから。
「しいっから…」
「え?」
「欲しいからッ…はやくっ」
「何が欲しいんですか?」
「お前の…が欲しいからっ、イれろってんだよッ」
「よく出来ました。ご褒美あげるから…泣かないで」
あてがわれる熱いモノ。
「あっ...ぁあっ...ひっ...!」
この圧迫感も、激痛も、現実と何も変わる事なく。
「好きですよ...綺麗で...可愛くて...淫乱で...ね..。」
こんなことは八戒は言わない。
言わない。
そう思っても。
「ふぁ...や...ぁ!」
「ほら。全部入りましたよ。ねぇ、わかります? 僕のモノ。カタチ。ちゃんと覚えています?」
言葉に犯されていく。
「あ…もう…」
「一緒にイきましょう…待って…んっ」
「…やくっ…も…い…ぁあッ…」
「んっ…あ…」
熱いモノを吹き上げた途端、身体の中にも熱いものが流れ込んでくるのを感じて。










「なんかさ、言葉責めってすげえな」
「こ....金蝉。綺麗だ」
「......アンタ、いつからいたの?」
「こ、金禪…」
「お前までイってんじゃね−よ」

















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