As if...
―――――――――――――――――――――――――俺、もうこの場所に戻ることはないです。
この場所はアナタと出逢った場所であり、
アナタを俺をつなぎ止める場所でしたね。
アナタはホント優しすぎる人だったから、
俺の強引な愛情も全部受け止めてくれましたね。
でも優しすぎるからこそ本当の気持ちを言えないのかもって思って、
ずっと怖かったです。
俺と会えなくなったところで、
それも仕方のないことといって
あなたはあきらめるんでしょうね。
このまま一生会えなくなったら
月日が俺の想いを消してくれるんですか。
全てを忘れる時が来るんでしょうか。
自分の気持ちを抑えて消し去ることが“大人”なら
俺は大人になんてなりたくないです。
俺は子どもみたいに駄々をこねてでも、アナタと一緒にいたかった。
俺はいつも「今」しか見てなかったけど、
アナタはいつも「これから先」を考えて不安になってばかりいた。
その不安を取り除いてあげられなかったのは
俺の力不足でしょうね。
でも俺じゃいくら頑張っても
その不安を消してあげることはできなかった。
だってアナタはいつも俺を通り越して、
あの人を見ていたから。
それでもあの時の笑顔や言葉は本物だったと思っていてもいいですか。
俺に向けてくれた笑顔は、俺のものだけだと思ってもいいですか。
アナタと一緒にいたかった。
あのままいつわりの日々を続けていたかった。
自己満足な日々を断ち切った俺の判断は“大人”ですか?
何時の日かきっと一緒にいられる日が来ますよね。
でもその時俺は立派な“大人”になってるんでしょう。
それは今の俺にとっては悔しいことであり、怖いことです。
だから俺、もうアナタには会いません。
それでもアナタは「それも仕方のないこと」といって、
いつも通りの日々を過ごしていくんでしょうね。
アナタのそういうトコロ大嫌いで、
そんなアナタだから大好きでした。
end
―――――――――――――――――――――――――浜崎あゆみの同タイトルの曲を元にしました。
なんか流維のラブレターみたいになっちゃった…。
流維だってもういい大人なのにね。それももう会わないわけないのにね。
ネタ的には痛いしね。ハハハ、同人だからいいんだよ。(自嘲)
でもこういう価値観の違いって感じることありませんか。
大人になることで、失うもの得るもの、たくさんあるんでしょうね。
私はどっちともいえない年齢なので、どうとも言えませんが…。
2001.06 のち