ヒュウ〜‥‥‥‥ドォーンッ!


 今日は木の葉の里の夏祭り。町の中には出店が並び朝から人々で賑わっていた。
夏祭り‥‥という事で浴衣を着てきたサクラに合わせ、カカシも浴衣を着て可愛い恋人に付き合って昼間は出店巡りを楽しんでいた。
 それから花火が打ち上げられる夜には花火が近くでよく見える川辺の宿の二階の一室を借り、そのベランダのガラス戸を開けて部屋の中からサクラとカカシは花火を見上げていた。

ヒュウ〜‥‥‥‥ドドンッ‥‥ドンッ!

 打ち上げられた花火は夜空を飾り、その大きさと美しさ、そして体にびりびりと響く大きな音と振動にサクラは思わず声を上げる。


「わぁ‥‥すごいね、先生。」


 サクラにそう言われサクラの背後からその体を抱きしめていたカカシは、夜空に咲く大きな花火を見つめながら「んー‥そうだねぇ。」と返事を返した。
 しかしその声に『感動』という二文字の感情は感じ取れず、素っ気のない返事にむっとしてサクラはくるりと後ろのカカシを振り返った。


「先生花火嫌いなの?あんなに奇麗なのに。」


 なんだかつまんなさそうと頬を膨らませるサクラにカカシはにっこり微笑んだ。


「嫌いじゃないよ。ただ‥‥‥」


 花火は無論奇麗だ。
でも‥‥‥それよりも目に入るのは桃色の髪を奇麗に結い上げているおかげで露になっている白くて奇麗なサクラのうなじ。
 浴衣姿だけでも色っぽくて理性も危ういのに、目の前に白くて奇麗なサクラのうなじが用意されていれば男として我慢出来るだろうか。
 否、我慢せずに舐めて触れてキスをしてとその奇麗なうなじが誘っているとしか思い込めないだろう。


「サクラの奇麗なうなじが気になって花火に集中出来ないんだよ。」


 そう言ってカカシは不意にサクラのうなじをぺろりと舐めた。
突然の事に驚いたサクラはひゃっと小さな悲鳴を上げて身を強ばらせた。
 その可愛らしい反応にカカシはくすくすと笑みを漏らす。
そして浴衣の上からサクラの胸を両手でわし掴みゆっくりと揉み上げる。


「‥‥!や、やだっ‥‥ちょ、ちょっと‥‥せ、先生何を‥‥っ」
「ナニって‥‥ナニしか無いでしょ。‥‥もうオレ限界なの。
 耐えたけどねサクラのうなじがさぁ‥‥オレに舐られたいって訴えてきてる様に
 しか思えなくてね。だから‥‥えっち、しよっか。」
「な,何言ってるのよ、先生っ。は、花火見に来たんでしょっ!」


 カカシは身をよじり逃れようと一生懸命なサクラの姿を微笑ましく見つめながらも解放はせず、サクラ浴衣の上半身だけをずり下げた。
 そしてその後素早くブラジャーもはぎ取って形の良いぷるんとした乳房をむき出しにした。


「花火も楽しいけどさ、いいじゃん。来年もあるんだし。」
「そ、そんな事言うならこんな事っ‥‥今しなくてもっ‥‥!」


 胸を両手で隠し羞恥に顔を赤めて抵抗するサクラの体を両腕で包む様に抱きしめて、カカシはそっとうなじにキスを落とした。


「今セックスしたいんだから我慢なんてしたら体に悪いでしょ。」


 カカシは胸を隠すサクラの腕の間に手を差し込んでサクラの胸を優しく愛撫しながらそっと耳元で囁く。


「ねぇ‥‥サクラ。気持ち良くしたげるから‥‥いいでしょ?」


 それからサクラの耳を甘噛みして胸の先端の突起をきゅっとつまみ上げる。


「‥‥んっ!‥‥‥‥だ、だめっ‥‥窓もベランダの戸も開いたままなのに‥‥
 ‥‥声が聞こえちゃうっ‥‥」


 川辺の宿だがこの二階の部屋にあるベランダの下にはちゃんと道があり、人の往来も激しい。
 窓も戸も全開なのだから下手をすれば声も音も下を通る人に聞こえてしまうかもしれない。


「大丈夫だよ。みんな花火に夢中だし、音だって花火がかき消してくれる。」


 反論しようとサクラが口を開いた瞬間、カカシがその口でそれを塞ぎ舌を差し入れる。


「んっ‥‥んんっ!‥‥ふ‥‥ん‥‥ぁっ」


 侵入してきた舌を追い出そうとサクラは舌で押し出そうとするが逆に舌を絡めとられ、容赦なく口内を犯される。
 ゾクゾクと背筋に鳥肌が立つようなそんな感覚に襲われサクラは体の奥がじんと熱くなるのを感じ足をもじもじと動かした。
 息苦いキスから逃れようにも頭の芯が麻痺して体は言う事を聞かない。
その間にもカカシの手は止まる事無く胸や腹部を撫で回しサクラの体に熱をもたせていった。
 一通りサクラの胸や腹部の上を往復したカカシの手はサクラの下半身へと移動した。
浴衣の裾をめくりサクラの奇麗な足を露出させ閉じられた両足の太ももを撫でる。
 そして強引に足を開かせて下着の上からサクラの秘所を人差し指と中指の腹でそのラインをなぞる様にそっと撫で付けた。


「‥‥ひゃあっ!?」


 びくんと体をしならせその拍子に繋がっていた口が離れ二人の間に銀色の糸が引いた。
カカシは唾液で光るサクラの唇を吸う様に口付けて、下着の中に滑り込ませた手でまたなぞる様にソコに触れた。


「‥ぅん‥‥っ‥‥‥やぁ‥‥っ」
「‥‥濡れるの早いねぇ‥‥。今日はやけに敏感なんじゃない、サクラ?」


 外からは花火の『ドン』と爆発する大きな音が聞こえてくる。
サクラの声などその前ではかき消えてしまうのに、誰かに聞こえてしまうんじゃないかと言う緊張感がよりサクラを敏感にしているようだった。


「やぁ‥‥だめぇっ‥‥!‥浴衣‥‥汚れちゃうっ。」
「違うの買ったげるからそう言う事を気にしないの。」
「‥‥だめっ。これお気に入りなのっ。」


 潤んだ瞳でそう言われてはカカシもこのまま浴衣エッチを続行する事は出来ない。
仕方ないねぇと呟いてカカシはサクラの帯を解いて浴衣を脱がせ、ついでにサクラの秘部を隠す最後の一枚の下着も一緒に脱がせた。
 それからカカシは何を思ってかひょいと裸のサクラを抱え上げる。
突然抱え上げられたサクラはカカシの行動にびっくりして小さな悲鳴をあげた。
 そして両手でしっかりと大事な所を隠しながらカカシを見上げる。


「な、何?」
「床が畳だから直に寝転がったら背中がこすれて痛いでしょ?」


 サクラを抱えているせいで両手が塞がったままのカカシだったが、器用に足の指で押入れの戸を開き、中に詰まった布団をこれまた器用に取り出して足で広げた。
 それから柔らかい布団の上にサクラを降ろし、座らせる。


「じゃ‥‥花火に負けないようオレ達も頑張るか。」
「が、がんばるかって‥‥‥んっ!」


 カカシはサクラの口を再び塞いで舌を差し入れる。


「ふ‥‥う‥‥‥んっ‥‥」


 サクラはぎゅっと目をつぶり今度は抵抗することなくカカシの行為を受け入れる。
抵抗したってカカシを煽るだけでこの行為を止めてはくれないのだから、いつも通り観念して流されるままに受け入れる事にしたようだ。
 くちゅ‥‥と吸い上げる様にキスをした後、カカシはサクラの乳房にも吸い付く様にキスをして先端の突起を舐め上げた。
 その先端はもう固く存在を主張していてカカシはそれを舌で押しつぶしたり転がしたりして弄ぶ。


「う‥‥んっ‥‥あぁん‥‥!」


 声を極力出さない様にサクラは我慢していたが、体を駆け巡る快感に声は自然とあがってしまう。
 カカシは手を下半身へ伸ばしその先にある小さな突起を指の腹でこする。


「ああぁっ‥‥‥んっ‥‥!‥‥‥‥」


 小刻みに指を振動させればサクラの体は弓なりにしなりそして一際高く喘いだ。


「はぁ‥‥‥‥ああぁっ‥‥‥!!」


 秘所からとろとろと愛液を流しながら、びくびくと体を震わせサクラは絶頂に達した。
そして体を支える力も失って布団にぽてりと寝転がる。
そんなサクラの様子を見ながらもカカシはサクラの両足を開かせてサクラの秘所に顔を近づけそこから溢れ出た愛液を舌ですすり取った。


「‥‥ん‥‥っ‥‥‥」


 サクラの秘所から溢れ出る愛液を舌で奇麗に舐めとった後、カカシはそこに指を二本ゆっくりと差し込んだ。


「あ‥っ!‥‥‥ぃやぁ‥‥っ」


 サクラのそこはゆっくりとでも確実にカカシの指を飲み込みこんでいく。
カカシは差し込んだ指を巧みに動かして抜き差す行為を繰り返した。


「はぁ‥‥あっ‥‥ああっ‥ん‥‥っ!」


 溢れ出る愛液がカカシの指の動きをスムーズにするが、それと同時にくちゅちゅぷと粘着質な水音をたて始める。

「サクラ‥‥ココ、すごい濡れてる。」


 ほら見てごらんとカカシは差し入れていた指を引き抜き、サクラの愛液でべとべとになった手をサクラの目の前に持っていった。


「こんなに汚しちゃって‥‥‥サクラもイヤらしいね。」
「ち、ちがうもんっ‥‥先生が‥‥っ」


 真っ赤になって言い返すサクラだったけれど、でもそれだけ言って後は口を閉ざしてしまった。
 カカシはにやりと笑ってサクラの秘所に再び指を差し入れ、中で指をバラバラと動かした。


「ひっあっ!‥‥‥あ!‥‥はぁ‥‥‥んっ‥‥!」
「何よ、サクラ。途中で止めないでちゃんと最後まで言ってごらんよ。
 オレが‥‥なんなの?」
「う‥‥‥はぁ‥‥‥あっ‥‥!」


 中で蠢く指とは別の指の腹が突起を撫でやる。
ぞくぞくと全身を駆け巡る甘い痺れにサクラは二度目の絶頂を迎えた。
 カカシは指を抜くと手についた愛液を舐めとりながらはぁはぁと全身で息をしているサクラを見つめサクラからの返事を待った。
 サクラは息を整えながらカカシを見ない様にしてぼそりと呟いた。


「‥‥せ、先生が‥‥こんな体にしたんじゃない‥‥‥」


 真っ赤になって恥じらいながら呟くサクラにカカシは満足げな笑みを向けた。
そしてカカシは自分の下着も脱ぎさり固く大きく存在を主張している自身を露にした。


「じゃインラン同士もっと乱れて交わり合おうか。花火が‥‥音をかき消してくれる間にね。」


 ドン!ドドン!と花火は今も夜空を色鮮やかな色達で飾っていたが、カカシの瞳にもサクラの瞳にも映っているのは愛しい者の姿だけだった。
 カカシはぐったりしているサクラの上半身を起こし、向かい合う姿勢のまま自身の先端をサクラの秘所にこすりつけ愛液と馴染ませた。
 それからサクラの腰を少し持ち上げてゆっくりとサクラの中に自身を沈めていく。


「‥‥‥ひっ‥‥ぁあああっ‥‥‥‥!」
「‥‥‥キツいサクラ?」


 もう何百回と交わりを続けてきたけれど、やはり体格差のせいとカカシのモノが並より上であるせいでサクラの中はカカシには少し狭く挿入も容易くない。
 痛みが伴わない様愛液を馴染ませて滑りがよくなる様にしているのだが、それでも挿入する時はサクラもきついのだろう。ぎゅっと目をつぶって我慢をしている。
 カカシは自身の全てを収めきるとサクラの腰をしっかりとつかんで支えた。


「‥‥動くよ?」


 こくりと頷いて了承したサクラを見てカカシは自分の腰を動かし始めた。
サクラの愛液が溢れるまではゆっくりとサクラの中で往復を繰り返す。


「あっ!‥‥ん‥‥‥‥やぁ‥‥っ!」


 次第に溢れるサクラの愛液によりカカシの自身はサクラの中をスムーズに動き出し、それによりカカシも少し動きを早めた。
 サクラの内壁を打ち付ける様に角度を変えて何度も何度も差し入れては抜く。


「……あんっ!‥‥‥あっ!‥‥ぁああっ‥‥んっ!」


 花火の音で繋がった所から生じる水音とぶつかり合う肉体の音は掻き消える。
 しかし‥‥花火にも打ち上げの準備がある。
しばし静寂に包まれるその間は二人の耳にその音はダイレクトに響いてくる。
 それがサクラの体を熱く火照らせ内で動くカカシの自身をきゅっと締め上げる。


「ん‥ふ‥ぁああっ!‥‥‥せ、せんせぇ‥‥っ!‥‥も‥‥変に‥‥なっちゃう‥‥っ!」


 カカシに腰を支えられながらサクラは自らも懸命に腰を振った。
淫らだと頭では分かっていても体はカカシの熱を求める事を止めなかった。
 くちゅ‥くぷっ‥‥と卑猥な水音は更にサクラの理性を狂わせ、感覚だけをむき出しにした。
 サクラを揺り動かすのは気持ち良くてそれに溺れていたいという思いだけだった。


「オレも‥‥そろそろヤバいみたい‥‥。」


 サクラの中が波打ちカカシの自身を締め上げてくる。
少しだけ息を乱したカカシだったがそれでもいつものにっこりとした笑顔を崩さず、腰を打ち付けながらサクラを布団の上に横にさせその上に覆いかぶさった。
 そしてサクラの中をぐるりとかき混ぜる様に自身を動かしそれからピストン運動の律動を早めた。
 ぱんぱんと激しく腰を打ち付け肉体のぶつかり合う音も花火のフィナーレを飾る連発の音にかき消されたが、カカシのスピードは落ちる事無くサクラを高みへと導いていく。


「‥‥はぁあっ‥‥‥あぁあんっ!‥‥セン‥‥セッ!」
「‥‥サクラ‥‥ッ」
「んっ‥‥‥ぁああああぁー‥‥っ!!」


 体を弓なりにしならせてサクラは高く喘いで絶頂を迎えた。
そしてそれと同時に花火も全ての打ち上げを終了したようで連発の音は最後の大きな花火の音で幕を閉じていた。
 静寂に包まれた中カカシは急激なサクラの締め付けにも耐え暫く激しく腰を打ち付けていた。しかしその後耐えきれなくなったカカシは数度強くサクラの最奥を突き上げた後、最奥に自身を沈めまま動きを止めサクラの中に全ての欲を吐き出した。
 そして少し荒い息を吐きながらカカシ以上に疲れきっているサクラの上に自身を抜く事もせず倒れ込んだ。


「‥‥はぁ‥‥‥‥。」


 少しの深呼吸をした後カカシは少し上半身を起こして外に視線を向けた。


「花火‥‥‥終わったみたいだね。」


 自分の下でまだ全身で息をしてつかれきった顔をしているサクラにそう囁く。
サクラもまだ先ほどの行為の余韻でまともに働かない思考のままぼんやりと外に目を向ける。


「‥‥はぁ‥はぁ‥‥‥。‥はぁ‥‥‥‥せっかくの夏祭りだったのに‥‥‥‥」
「ん?」
「‥‥‥‥‥先生のせいで花火‥‥ちっとも見れなかった‥‥」


 真っ赤になってぼやくサクラを見てカカシはニコニコと笑った。
そしてちゅっとキスをしてサクラの頬をやんわりと撫でる。


「でもちょっとは見れたでしょ?」
「さ,最初だけじゃない‥‥。半分以上見て無いわ‥‥っ」


 後はずっとカカシとのセックスに意識を持っていかれていたのだから花火を見ているよ余裕もなく、ほとんど見ていないのと同じだった。
 カカシは未だニコニコ顔を崩さず自分の腰を突き上げる様に少し動かした。


「‥‥っ‥‥!」


 サクラはびくんと身を強ばらせて驚くような目でカカシを見つめた。
 サクラの内にまだある膨張感。
それはまだ中で熱を持ちつづけている。
 ニコニコ顔のカカシは余裕たっぷりな顔でサクラを見ている。
含みを持ったこの笑顔を見てサクラははますます顔を赤らめる。


「‥‥ここの部屋、一泊借りてるし‥‥このまま泊まってくでしょ?」
「‥‥始めから‥‥帰す気無かったんでしょ‥‥。」
「‥‥まぁね。朝からサクラの浴衣姿にオレの息子が張り切ってたからさ、
 頑張らせてやんないと可愛そうだったし、すんなりと帰すつもりは無かったよ。」


 すらっとそんなことを言ってのけサクラの中に埋まったままの自身をゆっくりと引いて‥‥‥それから一気に最奥に突き上げた。


「‥‥あっ!」


 サクラが体を反らせ上擦った声をあげる。
カカシはニコニコとした笑顔の代わりに口元だけを歪ませて笑った。


「花火は終わっちゃったけど‥‥オレとのエッチはまだ続行中だから花火の分も楽しめばいい。」
「ちょ、ちょとま、待ってっ!ま、まだ窓もベランダの戸も開いたまんまなんだからダメだってば‥‥‥っ(泣)」


 カカシの言葉に慌ててそう叫ぶサクラだが、律動を開始したカカシの前ではそれは無駄に終わりそうだ。
 一度動き出したらイクまでは止めないだろうカカシの下で、サクラは再び沸き上がる快感に再び意識を飲み込まれそうになりながらも懸命にそう訴え続けた。





<<END>>






↑おまけの絵。(『サクラの白いうなじに発情。今夜はサクラとトコトン乱れます。』なカカティさんの絵。(笑))






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