| ●WJ５１号感想 |
ここ３週くらい、「さすがに今週はハンター落としてるだろー」と思いながら見てみるも載っててビックリです。 ☆☆☆ハンター☆☆☆ 14人の悪魔は合体しました。 単体では受け止めきれないヒソカのボールを合体したら受け止めたので、単純に考えて数字が多い方が強いんでしょうか。 ということは、0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13＝90（！） 全て合体したらすごく強くてでっかくなりそうです・・・。 まあレイザーさんの投げたボールの威力から考えれば、具現化してもそのくらいの力はありそうな感じでしたが。 今週はハンターには珍しく大ゴマが多く、あまり時間を掛けずに読めてしまいましたが、レイザーさんの念の威力を表現するためにはあの大ゴマも必要ですよね（いや、テニプリが悪いとは言ってないですよ？） しかし、硬で一点ガードしてあの威力なら、堅では打ち所良くても死にそうですな。 そして、人数合わせの人たちは逃げ帰って大正解です。 こりゃあ、もうドッヂボールじゃないです。 そして最後はゴレイヌさんが大活躍です。 すごいなー、ゴレイヌさん強いなー。 何がすごいって、このマンガ、これだけ主役級メンバーに色の濃いいのばかり揃えながら、今回のゴレイヌさんや、前回のツェズゲラさんのように脇役達にもちゃんと活躍の場を与えてるところです。 今週、圧倒的な念の強さを見せたレイザーさんを、こないだ仲間になったばかりの脇役が最初に土を付けるってところに胸が躍りました。 来週、リバウンドをキャッチされてレイザーさんはセーフになるかもしれませんし、そうじゃなくても間違いなくバックで帰ってくるでしょう。 しかし、レイザーに最初の一撃を加えたのがゴレイヌさんであることに変わりはありません。 これは僕の個人的な嗜好なんですが、主人公というのは一般的にオールマイティで何だかんだあっても最後は結局勝っちゃうので、主人公戦は見ててあまり楽しくないです。特にワンピースなどに、それが顕著です。 それよりも、正規の主人公パーティーではない援軍や第三勢力が敵と戦うシーンの方が面白いと思うのです。 しかし、これまたワンピースに顕著なのですが、そういった援軍や第三勢力の戦いはないがしろにされることが多いです。 まあ、多くの読者にとって魅力あるキャラクターは主人公とその仲間達であって、それらを差し置いて脇役を際立たせるなんて効率悪いですよね。だから、いいとこペルが爆弾持って飛んでくくらいになっちゃう訳です。（主人公達を引き立たせるための）オフィサーエージェントを欠かすことなく、ストーリーに絡んだ泣ける場面を与えてる訳です。ワンピースで脇役を立たせるのはここら辺りが限度になっています。 そういった意味で、ワンピースは良かれ悪しかれ、活躍を主人公だけに絞り、脇役を引き立て役に徹底している訳です。分かりやすといえば、分かりやすいです。 一方、今週でハンターがゴリラ顔のゴリラ使いに大活躍の場面を与えたことは、「主人公ばかり立てず、脇役を引き立たせても喜んでくれる読者が絶対にいる」冨樫先生の余裕ともいえるでしょう。 また一方の「主人公」ゴンは、今回は身を挺してボールを受け、自軍ボールにはするものの、ゴン自身は思いっきりアウトになっています。 グリードアイランドに入ってから、能力的に格段の成長を遂げた「主人公」のゴンですらボールを止めるだけで精一杯のレイザーさん。そのレイザーさんをゴレイヌさんは討ち取った訳ですから、こりゃあもうゴンはレイザーさんやゴレイヌさんの引き立て役と言ってしまっても良い位でしょう。 ゴンは少年漫画では珍しい「勝てない主人公キャラ」です。 ゴンは才能とひたむきな努力で、どんどん強くなっていきました（そしてその過程は修行シーンで延々と見せられてきました）。しかしその成長をもってしても、まだ勝てない。 そうやって、主人公をダシに使ってまで、周りを固める脇役達の奥の深さ、強さを引き立たせていってる訳です。 しかし、ゴンは重要な戦いではほとんど勝ててないにも関わらず、その性格から全く卑屈なイメージがありませんし、その他の場面ではちゃんと成長をアピールしているので、格別弱いという印象もありません。つまり、主人公としての存在感もちゃんと保っている訳です。今週もアウトになったものの、レイザーさんのボールを正面から受け止めたのはゴンが初めてですしね。 面白味の薄い主人公戦にしないため、ゴンはリアリティを失わない程度の強さという実に面白い位置付けをされているのだと思います。 そして、ハンターがゴンの成長物語だとするならば、ゴンが周りの強キャラたち（旅団やボマーなど）に勝てるようになるくらいには、今の弱いゴンの姿が彼の成長の説得力となるのでしょう。 ☆☆☆ワンピース☆☆☆ 表紙のナミは、とてもセンスが良いと思います。服とか。 しかし、この絵はロビンさん除いて、何かから逃げてるようにしか見えないんですが・・・。 ゲダツさんの間違った腕組みは「腕組み」だと言わなければ、ポーズとしてアリだと思うんですがね。カッコイイです。ＪＯＪＯに出てきそう。 ところで、この人たち、全員神官というイメージからは程遠い人たちばかりです。番長とか。 番長と聖職者ってすっごいかけ離れてると思うんですけど。 それとエネルさんは誰かに似てる気がする・・・・・・志村けんかな？ ☆☆☆ナルト☆☆☆ サスケとイタチが並ぶと、イタチの方が圧倒的にカッコ良く見えます。 イタチに比べるとサスケは丸っこくて子供っぽいです（実際、年下なんですけど） 千鳥のシーンは何があったのか良く分からないんですが、避けられたんですかね・・・？？ 自来也がちゃんと来てくれたのは良かったです。 まさか、あんなトラップで「最強の保護者」が戦線を離れるなんてことになったら、物語としてあまりに締りが無いですから。 最強の保護者が離れるなら、それなりの理由が必要だと思います。色仕掛けなんて下らないオチがつかなくてホント良かったです。 まあ、これはあまり心配してませんでしたけど。流石に。 ☆☆☆ミスフル☆☆☆ ２ページ目の犬飼のセリフに苦笑が止まりませんでした。 犬飼「必ず殺してやる・・・そのために、オレは再び野球を始めたんだ」 字面だけ追うと、「ＡだからＢ」が全く繋がってないです。 いや、バカっぽくて非常に面白かったです。 作中でツッコミ入らなかったですけど、華武高校がグラウンドに菖蒲を描くのと同じ種類のギャグですよね、コレ？ 今週のナルトでサスケとイタチの関係を見た後だと、また一段と面白いです。 しかし、卍シュートはすごいなあ。 あのボールの軌道と何の関係もない縦線のメカニズムが知りたくて仕方ないです。 これもギャグですよね？ ちなみにこの手のギャグで僕が一番面白いと思ったのは、その昔「部活道」というチャンピォンでやっていたマンガに出てきた「金田固め」という主人公金田君の使うオリジナルホールド（固め技）です。 キン肉バスターのような形で相手を固め、「金」の字を作ります。また、あらかじめ地面に「田」の字を描いておいて、それで併せて「金田固め」です。 部活道知ってる人、身の周りに誰もいないので、知ってる人いたらお話したいです。 ☆☆☆テニスの王子様☆☆☆ 主人公戦なのに展開が速いのは好感でした。 対日吉戦は、これ以上長引かせてもあまり面白くなりそうにないですし。 でもリョーマが好きな人には物足りないのだろうなぁ。 よく知らないけど銀華中学の虐待されっぷりとか、親父さんの甚だしい生臭坊主っぷりはちょっと良かったです。 ☆☆☆黒猫☆☆☆ こ、こんな頭の悪い人が、永遠に世界を支配し続けるのか・・・・・。 「こんな秘密結社に世界征服されちゃダメだ！！！」と本気で思いましたよ。 悪役の行動を本気で「止めたい！」と思うなんて、小学校低学年の頃以来じゃないかなあ。 ある意味、矢吹先生は星の使徒を絶対に許せない悪の秘密結社として描くことに成功してるんじゃないですかね。 クリードたちにキャラとしての魅力は全く感じませんが、ワンピースのどの悪役よりも嫌悪感を感じます。 ティアーユ博士の回想シーンはむしろトルネオの元で研究するときのことを描いて欲しいです。 ドクターに誘われた時の博士のスタンスは今と同じなので、むしろ知りたいのは「命を弄ぶ研究でも、まあいっかな」の頃のティアーユ博士なのですけど。 ☆☆☆アイシールド２１☆☆☆ 劇中でヒル魔が言ってしまったのでもう泥門に勝ち目はないのでしょうが、そこで帰ろうとするヒル魔が進に勝とうとするセナのためにゲームの勝敗関係無く最後まで付き合おうとするシーンは普通に感動しました。 ゲームとしての勝敗じゃなく、セナと進の勝ち負けになってる訳ですよね。セナと進の勝ち負けは、ヒル魔にとってはゲームとしての勝ち負けに比べずっと重要度の低い事のハズです。 今週中盤で冷酷な現実主義者としてヒル魔を描いたのは、いってしまえば単純な方法ですけど、何故だかすごく映えます。巧いなあ。 ☆☆☆こち亀☆☆☆ 江戸時代の古文書に書かれた「古武道」って、一体どこら辺のことをいうんでしょうね。 ☆☆☆ソードブレイカー☆☆☆ パワーアップしたはずのズールのショボさ、ただの体当たりという決着のショボさ、取ってつけたようなラストの勇者的行動はともかく、ズールの恨み話はそれなりに説得力のあるエピソードだったと思います。非常に梅澤チックではありましたけど。 あと、すっかり忘れ去られたトラとサーナも、まあソードブレイカー的には良かったです。 しかし、今週は案外普通でした。ラストなのに残念です。もっともっとはっちゃけて欲しかった。宇宙に行くとか。 ☆☆☆ジャガー☆☆☆ すっごい良かったです！ 何故か爽快感があります！ ホントに心が洗われました！ やっぱりショボい人が活躍したりするといいもんですね。 でも来週、ハマーは調子に乗ってんだろうなァ、トホホ。 |
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