WJ16号感想

今週ハンターがお休みでした。
先週何の通達も無く、今週もどこにも但し書きがなかったので、久しぶりに完全な不意打ちでした。
しかし、僕は毎週「どうせ載ってないんだろ?」と思いながら、まず初めに目次を見る習慣ができているため、あまりショックは受けませんでした。

しかしハンターがなかったことはさておき、今週はあんまり思うところがないですね。
なんか、どれもグッと来ませんでした。


☆☆☆ボーボボ☆☆☆

表紙。
このマンガのことだから、どうやってもゴールできないようになってるんだろうな、と思いながらやってたら、意外と普通にゴールできてすごく残念でした。

今週のボーボボは扉絵豆腐のエピソードが面白かったです。
扉絵は「何か映画のポスターにありそうだけど、でもやっぱり間違ってる」し、豆腐は「常軌を逸した破壊力・・・」のアオリが良かったです。
基本的にパロディーなんですよね。ボーボボ。


☆☆☆ドーミエ☆☆☆

フィクションの入れ子構造、いわゆるメタフィクションが、ジャンプの、それも読切で出てくるとは思いませんでした(あれ、サクラテツもそうだったな・・・)
しかし、それが効果的であったかといえば、この作品においては微妙なところで、とりあえずメタフィクションであることが判明するP210までは巧く読者の興味を惹き付けていたと思います。
ただ、その後の展開、特にラストが弱く、これでは作中作である「ドーミエ」のまま最後まで万能ぶりを列記するだけの方が面白かったんじゃないかと思うほどです。
現に作中作は非常にクオリティが高いと思います。
このまま、松本たくやに「チクショー!神様の不公平ッ!!」でオチをつけたバージョンも読みたいくらいです。

まあ、中盤までは巧くいっていたので後はラストに向かっての流れをもっとヒネるか、どうにかすれば、良いものが出来たはずです。
箸にも棒にもならない読切も多い中、評価すべき点がしっかりあるだけたいしたものだと思います。
とりあえず、こないだの少年守護神よりは遥かに良かったことは確実です

あと、問題はドーミエの指先が生理的にキツかったことでしょうか。
普通にただただ気持ち悪かったです。


☆☆☆黒猫☆☆☆

ほーら、いわんこっちゃない。
ネットなんかで募集かけるから、あんな頭悪い集団にすらバレバレではないですか。
星の使徒にリークするところまでシャオリーさんの計算であれば良いのですが、そんなことは絶対に無いでしょう。

しかし、流石はクリードさま。
せっかくの情報を何の役にも立てようとはしませんね。
ゴミ共の集まりであるケルベロスに片腕持っていかれたことは既に記憶に無いようで、本当におめでたい頭をしていらっしゃいます。
この人、たくさんモニター見ているけど絶対一つ以上理解できてないですよ。
「現状把握めんどくさいーー」とかいって、部下の手前ニュース番組を見てるフリしながら、実際はネコのアニメを見ている、クリードさまの頭の弱さを考えればそんな情景がリアリティを持って読み取れます。


☆☆☆グラナダ☆☆☆

あーーー、ざんねん!!

このまま昔話で終われば、「いつの間にか本編を忘れて昔話で終結した伝説の打ち切りマンガ」になれたのに!
最後に現代に話が戻ってしまい、普通の打ち切りマンガで終わってしまいました。本当に残念でなりません。
目次コメントでは「分かり辛くてごめんなさい」と書かれていますが、このマンガの問題は分かり辛いことではなかったと思います。
分かり辛いほど込み入った話は描いていなかった、と。
むしろ問題は、作者の与えた情報から読者の想像を喚起し、次週で明かされるべき秘密や謎に対する興味を引けなかったこと、まあいってしまえば面白くなかったことですね。分かり辛いとかそういうレベル以前の話です。
ストーンオーシャンとか、何やってるのかさっぱり分かりませんが、グラナダよりは間違い無く面白いですし。


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