WJ40号感想 |
2週間ほど田舎に帰ります。 ですので、ジャンプ感想は向こう2週ほど更新が遅れます。 ご了承下さい。 ☆☆☆ハンターハンター☆☆☆ 先週の想像通りバトルメインで、従ってあまり書くことも無いハンターハンター。 しかしアレですね、虫の方々は「しかし、好都合かもしれぬ!!」とかって、首尾よくゴンを倒せたとしても身体真っ二つじゃ、その後死んじゃうんじゃないですかね。 考え方が前向きというか、刹那的というか。虫ですね。 カイトさんのやたら不恰好なフォルムの銃は、おそらく具現化系でしょうか。 例によって、戦闘シーンはサクッと省略。 先週、「でもカイトさんの戦闘シーンが見れそうなので、それは楽しみ」と書きましたが、見事に裏切られました。 まあ、いつものことですが。 あの、銃の口から見えている「4」の数字は、レインボウのように何種類か使い分けが効くということでしょうか。 ☆☆☆テニ王☆☆☆ 謎の発光現象(スーパーサイヤ人化)は何の説明も無く、片付けられてしまいました。残念です。 観客の 「み、見えました、内田さん、最後のショット?」 というのは、謎の発光と不可思議な土煙によりショットが見えなかったと判断すればよろしいのでしょうか。 と、いいますか、先週あの発光現象の瞬間、越前少年がボールを打ち返していたのだと、今週初めて知りました。 先週のは単に越前少年がビカーッ!って光って、土煙がもうもうして、そんだけだと思ってました。 もうテニスは捨てたものだとばかり。 それにしてもキャッチフレーズはどれもこれも優秀ですね。 あまりに素晴らしすぎて、すぐに目を逸らしてしまいましたよ。 僕の考えた向日クンのキャッチフレーズ「テニスコートのゲーリー・トマソン」は誰にも使われなかったようです。残念。 ☆☆☆ワンピース☆☆☆ カルドラさんの多少の反撃はあったものの、結局、ノーランド提督の傲慢な言い分で通してしまったようです。 まあ、基本的には何も間違ってないんですけど。 ノーランドさんの言い方は非常に癪に障るものの、「ヘビだ」のくだりが巧くまとめられていたことですし、この程度なら積極的に騙されてあげようかな、という気にもなります。 それにしても、神殺しというのは非常に難しく、また様々な想像力を喚起させるテーマだと改めて感じさせられました。 読者にこんなことを考えさせるとは、読者に与える影響という点だけで言えば価値ある漫画かもしれませんね。ワンピース。 ☆☆☆ナルト☆☆☆ シカマルのフォーメーションうんぬんが良いです。 僕は元来こういうのが好きなんですが、「赤丸と二人組」「ハンドシグナル」などが小賢しくてとても良かったです。 サクラの戦力外通知の追い打ちも、別の意味で面白かったです。 何なんだ、このヒロインは。 ☆☆☆スピンちゃん☆☆☆ すごく良かったです。 ラストがやっぱりグダグダになってますが、最後のコマの「うやむやにしてくれます」の辺りは自嘲的でくすりと笑えました。 特筆しておきたいのは、最初のオレオレ詐欺の場面ですね。 ギャグとしても面白いですし、これで登場人物のキャラクター(主にエロじじい)とその環境などを説明しています。 このオレオレ詐欺の場面だけで、ストーリーにすんなりと入ることができました。 読切作品を読む時は、まず「だるいなぁ」という前提があるのですが、この作品の場合はこのシーンで「この作品、楽しいかも」に変わったわけです。結構重要なネタだと思います。 残念なことに、オレオレ詐欺以降はこれほどのネタはありませんでしたが、それでもまぁまぁのレベルで話が展開してましたし(「豊胸つかさ」とかちょっと面白かった)、最近の読切の中では断然上位に位置付けられると思います。うん。読んでてまったく不快じゃなかったし。 ところで、透瑠さんは、男性なのでしょうか、女性なのでしょうか。 ☆☆☆エキゾチカ☆☆☆ 良いですね。 最近のマンキンは内容がぐだぐだで、ちょっとどうかと思いますけど、これは良いです。 以前もしまぶー先生が読切を書いたらすごくすばらしかったこともありますし、たった二件ではありますが、「連載作家が連載中に読切を描いたら面白い」説を提唱したいです。 きっと本編を描いている途中に描きたくなった話とかが、本編そっちのけで頭の中で肥大化して、ほぼネームは出来上がってる状態になってるんでしょう。うん。 で、具体的な感想に入りますと、ランボルギーニVSフェラーリの首都高バトルという、車にまったく詳しく無い僕でもちょっと気持ちが昂ぶってしまう、そんな設定が素敵です。 気分的には、アフラマズダーVSミトラって感じですか。意味分かりませんね、すいません。 あと、マンキンでは微妙な武井先生のぶっ飛んだセンスが、(車の話だからでしょうか)話に勢いを与えていたような気がします。 ☆☆☆ミスフル☆☆☆ シ、シーザーボールだ・・・。 ☆☆☆ごっちゃん☆☆☆ 順位自体は非常に危ぶまれる、「ごっちゃんです」。 さすがに、これは1クール打ちきり・・・持っても2クール終了と思われます。 しかし、好きです。面白いです。ぜんぜん悪くないです。 ここでランディーの登場も、良い流れだと思います。 もう、ここまで下落してしまっては仕方ありませんので、綺麗に話をまとめて、短期集中連載のような形で終わって欲しいものです。 ☆☆☆黒猫☆☆☆ ついに、シキさまとクロノスとの因縁が明かになった今週号! その驚くべき真実に僕たちは驚きを隠せませんでした。 なんと、シキさまは小さいころ同族の人たちが勝手に宣戦布告して、何時の間にか負けて、なんか自分たちの民族の武術が劣っていると思ったから、もっかい自分で何とかしてみよう、という悲しくも切ないドラマがあったのです。 しかし、流石は矢吹先生ですね。 黒猫紳士たちもこぞって褒め称えていますが、矢吹先生はシキさまの持つ因縁を極めてシンプルに描いたのです。 僕のような凡才であれば、「道の一族は、その未知の戦闘能力を持つがゆえに、何か悪い組織に騙されるか、人質を取られて協力を要請されるかして、それに対して、クロノスが苦渋の決断の末、彼らを討った」とか、そんな背景をうっかり想像してしまいますが、矢吹先生はこれを「シキさまのプライドが傷ついた」のたった一言にまとめたのです。 道の一族はその行動に何か背景があるわけではなく単純に選民思想から侵攻しようとしていたし、シキさまも家族や友人を殺されたわけでもなく単なる私憤という、まったくシンプルイズベストです。 敵役に対して何の配慮もしないことで 何という思いきった手法でしょうか。さすがは矢吹大先生です。 さらに、シキさまに負けを認めさせるためにレールガンを空に放ち、己にハンディを課そうとするトレインの姿、カッコイイですね! これは、単に己にハンディを課しただけではありません。 そう、言うまでもないことですが、共闘中のリバーにも負担をかけているのです。 私たち凡才はつい「空に向けて放つくらいならリバーの援護をしてやれよ」とか「そんな悠長に構えてたらリバーが死ぬぞ。さっさと殺せよ」とか、そんなことを考えてしまいますが、やはり矢吹先生は一味違います。 ここでトレインが悠長な構えを見せることで、トレインはリバーの力をとても信用していることを表現しているのです。 仲間が今にも死にそうなくらいピンチに陥っているのに、悠長に敵の昔話を聞いたり、自分の最終兵器を無駄に空に放ったり、あまつさえ殺さずを未だに考えているなど、すべてリバーへ対する信頼がなければできないことです。 矢吹先生は、このシキさま戦において、ジャンプの三大柱の一つ「友情」を真の意味で描き上げようとしているのかもしれません。 本当の友情とは生死の境にあっても、仲間を助けるのではなく、仲間を信用することなのです。たぶん。 テリーマンもそんなことを言ってたような気がします。 あと、銃を高速で振る事で爆風の壁を生みだし焔獄弾の直撃を避ける、というのが素晴らしすぎて涙が出てきますね。 銃を高速で振ると爆風が出る、というのが僕のような凡才にはさっぱり理解できませんが、矢吹先生が仰るのですから、それは真実です。 銃を高速で振ると、爆風が出るのですね。 爆風は、銃を高速で振る事で生み出されるのですね。 しかも、この一見妙ちくりんな理屈も、矢吹先生にかかれば全て合理的な説明を与えることが出来るのです。 もちろん、その説明とは・・・・・・ 「オリハルコンだから」 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 |
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