WJ42号感想 |
ゲーテの最後の言葉は「もっと光を!」だったそうです。 今週の矢吹先生は「もっと個性を!」と叫びました。 矢吹先生は170年も前の著名人からもパクられていたのですね。 矢吹先生は偉大です。 ☆☆☆ハンター☆☆☆ 「経験&技術&可能性!! 3つの力で限界突破!!」 げ、限界突破・・・ 限界突破・・・ G E N K A I T O P P A !(違) と、非常にくだらないところで一人でウケていましたが、それにしてもハンターハンターにGENKAITOPPAだなんて、編集部も酷いなあ(だから違) で、今週のハンターはGENKAITOPPAをネタにしなければならないくらい、あまり書くことがないのです。 カイトさんの能力は使い辛い分、個々の能力はさぞかし強力なのだろうなあ、というくらいです。 【GENKAITOPPA】(げんかいとっぱ) SAMURAI DEEPER KYOにおいて、四聖天・アキラが凍気を使えることが明らか になった瞬間、すべての読者はこの作品の侍が実はSAMURAIであることに気づいた。 そして以後作中でSAMURAIが大量発生し、その能力もどんどんトンデモ化していった。 以後、KYO板の住人はこの作品の常識では説明できない事象、及び もはや当たり前となった女史の設定返し・設定忘れ果てはスレ住人の 本作への 異常なまでに好意的な解釈をひっくるめて、GENKAITOPPAとよぶのである。 KYOがKYOであるゆえんであり、愛され続けている理由でもある。 (「2ちゃんねる漫画用語辞典」より抜粋) ☆☆☆サラブレッド☆☆☆ 表紙を見た瞬間、「打ち切りの波動」を感じたほどですが、中身はそんなにまで酷くなかったです。 しかし、自然体なのはいいですけど、その分魅力を感じない主人公ですな。空気みたいです。 あと、受身も知らない人を何度も投げる教師は酷いと思います。 ☆☆☆ボーボボ☆☆☆ 「ばくふ」のCD化を希望します。 ☆☆☆アイシールド☆☆☆ 武蔵! 全然気付かなかった・・・。 ☆☆☆テニ王☆☆☆ えと・・・ジャッカルさんが怒られたのは、彼が付いていながら赤也の試合を止められなかったから? そんで、赤也が怒られたのは試合に負けたから? つまり総合すると、立海大附属の掟とは「負けそうな相手とは試合をするな」ということでしょうか。 ☆☆☆風天組☆☆☆ 河合クンはどこからどう見ても掛値無しに良い人なのに、彼にあれだけの恩義を受けておきながら 「今日はマジついてねぇ・・・河合変だし!! なんかすっげぇムカついてきた」 という天堂寺は本当に性格が悪いと思います。腐っていると思います。 毎週思うことですけど、ここまで主人公に好感の持てない漫画ってすごいですね。 僕は未読ですが、主人公の性格が悪いことで有名な「特攻天女」という作品と、どちらが上なのでしょうか。 ☆☆☆十ニ傑新人漫画賞審査結果大発表☆☆☆ ついに…ついに…この日がやってきました。 我らが神である、矢吹健太朗御大が新人作家の方々に金言を授けてくださる素晴らしい企画です。 「オリジナリティーが足りないと感じました。もっと個性を!」「飛び抜けた個性がない」「もっと「自分らしさ」を研究してください」「個性が足りないと感じました」「他に負けない”自分だけの武器”を見つけてください」など、矢吹先生の それにしても、本当に何度見ても素晴らしいお言葉の数々。 「魁!クロマティ高校」ではありませんが、 「ひょとして、それはギャグでいっているのか?」 という気分です。 僕たちの期待通りのコメントを残してくれた矢吹先生は流石です。 これらのコメントは長く伝説として語り継がれていくでしょう。 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 ☆☆☆黒猫☆☆☆ 先週、殴打専用武器ハーディスによる打撃攻撃でシキさまを4回殴って倒したトレイン。 今週は敵であるシキさまへトレインが情愛に満ちたお言葉を投げかけます。 つい十数時間前までは「不吉を届けに来た」と言っていたトレインが今では「救ってやるんだ」とまで言っています。戦闘前は明確な敵としてしか認識していなかった相手ですら、決着の付いた後は救おうとする。 非常に紳士的ですね。 銃弾を平気で跳ね返すような硬度の銃を高速で振りまわして4度も殴打を浴びせた相手を、救ってやるとか言いながらそのまま放置していくのも、きっと惨めな姿をいつまでも見られたくないだろうという配慮なのでしょう。 非常に紳士的ですね。 大量殺戮を為した指名手配犯に対し、「過去を切り捨てるなんてどうせできやしない」「好きなように世界中まわってみろ」と無罪放免を言い渡すのも、罪を憎んで人を憎まずということでしょうか。 非常に紳士的ですね。 非 常 に す が す が し い 読 後 感 で し た 。 あと、イブのリオン戦に隠された頭脳戦がすごかったですね。 イブがトランスを連続で行っていたのは、 リオンにしろ、マロさまにしろ、彼らがどうしてああも非効率的な能力の使い方をしているのか、それはかねてよりの疑問でした。 今までは「星の使徒はみな紳士だから」という解答が与えられていましたが、今週の内容を字面通りに受け取れば「相手が逆上していたから」というのが正解なのかもしれません。 黒猫に出てくる人物は、みな逆上すると自分の最も効率的かつ有効な技能をすっかり忘れてしまい、たいして有効ではないエネルギー消費の大きな技を自分の最大奥義であるかの如く錯覚してしまうのです。 そんなアホな話があるか、なんという非現実的な話だ。 と黒猫を否定することは簡単です。 しかし、実際のところ、私たちは現実体験として生死をかけた戦闘の場面において逆上したことなどありませんし、奥義のようなものも持ち得ません。 ですから、実際に「逆上すると自分の持ち技で最も有効なものを忘れてしまう」ということが真実かどうかなど分からないのです。 私たちの卑小な人生経験で語れないならば、これはもう神である矢吹先生の言明を信じるしかありません。 つまり、人間は戦闘において逆上すればするほど非効率的になり弱体化するのです。 「人間はあばらが折れると戦闘力が急上昇する」というのは、リバー対セツキ戦で証明されましたが、黒猫という漫画は本当に多くの偉大な真理を僕たちに教示してくれているのです。 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 |
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