WJ52号感想 |
梅澤御大復活!!!!! 『BOY』『無頼男』『ソードブレイカー』と、良質のネタ漫画を提供し続ける梅澤春人先生が新年3号から復活! 今度はどんなガッデムでデストロ―――イな漫画を描いてくれるのか、非常に楽しみです。 ネタ漫画の教科書、梅澤先生。 ルーキー堀部先生に、どうぞ手本を見せてやってくださいっ! ☆☆☆ハンター☆☆☆ 実は僕、手元に貰い物の『実況パワフルプロ野球10』があるのですが…… ちょっと参加する気にはなれませんね。 野球ゲー興味無いし、メモリーカード高いし。 第一、ハンターと関係無いし。 本編。 ノヴ先生とモラウさんの念能力が早くも登場。 陰獣のように気付いたら死んでたということは無くなりました。 ノヴ先生は足元に水たまりのようなものを作る能力。 モラウさんは、操作系…と思わせておいて、煙を使う能力でした。 二人の能力を見るに、ノヴ先生はおそらく変化系か具現化系。 しかし、オーラを水に変化させているというよりは、水たまりを具現化していると考える方が素直ですね。 変化系だとしたら、モラウさんのキセルは水浸しになっていそうなものですし。 モラウさんの獲物の中身はキセルでした。 あれだけのデカブツをわざわざ持ち歩くということは、あれが愛用品であり、すなわち操作系、と考えていたのですが、そうではなかったようです。 オーラを煙に変える(変化系)、煙の兎を操る(操作系)、兎は遠くにいってる(放出系)と、いろいろと考えられますが、どれがメインなのでしょうか。 あの巨大なパイプを気分を出すためだけのもので、実際は火が点いておらず、モラウさんは体内で煙にしたオーラを口から出しているだけ、というのが僕の予想。つまり変化系メインと予想立てておきます。 あのデカいパイプは実は具現化したもので具現化系、というのも簡単で良いのですけど(持ち運んでる理由はクラピカ同様) しかし、具現化系の「具現化したものに特殊な能力を与える」というのは勝手が良過ぎですねえ。 新キャラ、シャウアプフさんに対するネフェの「なんだかなー」は、冨樫先生の自嘲的ニュアンスが感じ取れて、何だか良かったです。 今週はあまり書くことが無いです。 ☆☆☆ワンピース☆☆☆ 医学知識に関しては、尾田先生は矢吹先生に匹敵する実力の持ち主だと思います。 包帯さえ巻いておけば人間は死なない。戦闘が終わるとほとんどの人間は生き返る。 「心臓さえ無事なら人間は死なない」の矢吹医学と並び、尾田医学と称し奉りたいです。 アラバスタ編で剛水を飲んだ護衛団員とか、ゾロの幼馴染で階段で転んで死んだくいなとかも実は生きてるんじゃないですかね。 ☆☆☆こち亀☆☆☆ そんな料理長はどうかと思います。 ☆☆☆武装練金☆☆☆ 戦闘自体は正直何も面白くなかったのですが、随所に散りばめられた小ネタに救われていた感じです。 しかし、今回はこれで良かったものの、いつもネタで逃げるわけにはいかないでしょうから、やはり和月先生にはinterstingな戦闘シーンを描けるようになってほしいものです。 作者から真摯な向上心をひしひしと感じますので、素直な気持ちで応援したいです。 ――で、今週もネタは光ってました。 「あまりの闘気の大きさに拳が大きく見えると言う―――」 「伊達や酔狂でこの格好をしているとでも思ったか?」 と、男塾ネタ満載(前者は邪鬼さま。後者は卍丸先輩)。 この漫画、ギャグが面白いなあ。否。ギャグは面白いなあ。 ……他も頑張ってください。本当に。 ところで、今の武装練金とハンターに何か共通性を感じているのは僕だけではないですよね? 武装練金:動物ベースの怪物→人間型ホムンクルス→主人公側の武器(核鉄)を装備→いずれ現れる王 ハンター:動物ベースの怪物→人間の形を留めたキメラアント→主人公側の武器(念)を修得→いずれ産まれる王 ☆☆☆ボーボボ☆☆☆ コンバット・ブルースとの擬音による戦闘が何度見ても面白い……。 武装練金の次だったからかもしれませんが、トラップ真拳奥義「ピラニア地獄」がやっぱり男塾ネタに見えました。 フビライカーンもですが、ピラニアを放つだけだと既に奥義ではなく作業です。 しかし、魚雷先生が出てくるだけで、僕の心が弾むのはどうしたことでしょうか。 もはやOVERという人格は、この漫画のどこにも見出せない。 ☆☆☆テニス☆☆☆ 幼い頃の菊丸怖っ! かねてより、この漫画の爬虫類顔は誰からも指摘されるところですが…… 回想シーンの菊丸……これ、グレイです。MMR出動です。 → あと、最後のページは作者の正気を疑う面白さですな。 ☆☆☆ぷーやん☆☆☆ 変な漫画……。 先週のリボーンにも増して変な漫画……。 なんで、そこで卓球するんだ! っていうのがつっこみどころで、無論狙って描いているのでしょうが……。 何か、すごい不思議な読了感です。 不快じゃないんですけど、決して気持ち良くもなかった。 昔、駄菓子屋で売っていた20円くらいの、水に混ぜると色が付くけど、決して美味しくなるわけではない、あの奇妙な粉末に似た雰囲気の漫画ですね。 表し難い。 スピードサーブで市ヶ谷さんの服を切り裂くのは、カオシックルーンの【科学はどうでもいい。問題はパンツが脱がせられるかどうかだ】を彷彿とさせました。 あと、市ヶ谷さんが14歳で”インターハイ“ベスト8ってのも、つっこみどころなのでしょうか。 ☆☆☆ミスフル☆☆☆ “絶対防衛フォーメーション” ……すごい頭の悪さだ。 いや、全く役に立たないとは言いませんが、これで全ての打球をカバーできるわけではないでしょう。 外野の守備範囲が何メートルか増えるだけの話ですよね?? ゴロ、ライナー、ホームランなど対応出来ないケースも多いし、凡フライなら普通に取れば良いだけです。 第一、後ろ向きに走る意味が分かりません(落下場所が特定できるなら、それこそ前向いて走るべきでは?)。 この作戦、費用対効果、低すぎますよ。 あと、武軍の監督さん。 「ワシが直々に指揮をとろう」 って、それは単なるオペレーターじゃないですか。 ☆☆☆サソリ☆☆☆ ああ、お疲れさま。 打ちきりチックではありましたが、まあまあ綺麗にまとまっていましたよ。 うん、良かったんじゃないですか?次、頑張ってくださいね。 サソリクラスだと、紳士的に送り出す気がしません……。 しかしこの漫画、神撫手による橘効果で実際以上の評価を得ていた気がします。 ※橘効果……同誌に致命的に酷い漫画が連載されていると、つまらない漫画や普通のレベルの漫画が相対的に面白く見えること。サンデーにおける『旋風の橘』が発祥。 ☆☆☆神撫手☆☆☆ ちょ…ちょっと信じられない頭の悪さですね。 神撫手の前では、大戦略野球すら霞んで見えます。 「自分で首を絞めると、途中で気絶して失敗するらしくてな」 …………正気……ですか? これは、もう、計画が杜撰というか、そもそも殺意が無いんじゃないかとしか思えないような驚異的な発言ですね。 一体、どこの世界の誰さんが自分の手で首絞めて自殺できるなんて、そんな物凄い着想を持ちましょうか。 催眠術やカウンセリング術を学ぶ前に、せめて小学生レベルの常識を学んでください。 この作者は本当にすごいなあ。 物語を思案する過程で俎上に載る様々な論理的問題を何とか解決し、それなりに現実味のあるフィクションを作り出す、というのがクリエイターの基本姿勢だと思います(漫画太郎のような例外もありますが)。 無論、プロとはいえ漫画家も一人の人間ですから、知識も発想も限界があるでしょう。 何より週イチペースで物語を作るのは本当に大変だと思います。 ですから、万人が納得するような落ち度の無い作品を作れとは言いません。 ですが、ですが……これは少年誌なのです。 せめて……せめて、小学生くらいは騙す気で描いてください。 堀部先生はそういった努力を一切放棄しているようにしか見えません。 ですから、神撫手は「作者の頭が悪い」ことをネタにされても誰にも文句は言えないと思います。 だって、それしか楽しめる箇所が無いのですから。 是非はともかく、何かまともな評価をされたければ、せめて努力をして欲しいです。 それから、もう言うまでもないのですが、先生の行動もムチャクチャです。 女子高生との不倫が妻にバレたから、女子高生を自殺に見せかけ殺そうだなんて……。 それが成功したとして、妻からは「夫は女子高生と不倫して、挙句、女子高生を捨てて自殺にまで追い込んだ」と思われるだけじゃないですか。 人が死ねば警察が動きますし、(クラスメイトが知っているくらいですから)当然この先生にも嫌疑が及び、殺人までは至らなくとも、少なくとも不倫は発覚するでしょう。 現場に先生本人がいることも大きな問題です。目の前で自殺する女子高生を止める事も出来なかったのですから、カウンセラーとしては致命的なミスでしょう。社会的に失脚―罷免など―は免れないと思います。 殺人が何らプラスの効果をもたらさない上に、マイナス要因でしかない。 キャラクターにこんな行動をさせるだなんて、本当に知欠だなあ。この漫画。 なぁんも考えてない。こんなに頭の悪い漫画、そうそう無いと思います。 ☆☆☆巻末コメント(和月先生)☆☆☆ 「“銃を使った接近戦”の答えがここにあった」 何を仰っているのですか。 もっとあなたの身近に答えはあったじゃないですか。 ずっと、前から。 そう、黒猫という答えが…、 (ネタ元:黒猫紳士スレ) まあ、冗談は置いといて、銃を使った接近戦に困窮し男爵に空を飛ばせた和月先生が啓いた悟りの境地。 「リベリオン」僕も見てみたいです。ガン・カタ。 ☆☆☆黒猫☆☆☆ すっ、素晴らしいッ!! もう、ホントに、感動して、涙と笑いが、止まりませんでした。 まさか、まさか、2週前に書いた、多分に冗談交じりのあの感想が >> いえ、しかし偉大なる矢吹先生が、まさかこのままドクターに非紳士的行動を取らせるはずがありません。 >> きっと来週以降、喋る花や喋る絵画が、これまでのミステリアスで幾らでも彼らの不意を突けそうな現にイヴを閉じ込めることにまで 成功しているにも関わらず自分の圧倒的優位な立場を投げ打ってまで、包み隠さずドクターの特殊能力を説明してくれるので しょう。 ホントに、そのまンま、現実化するだなんて! 流石は矢吹先生です。 予想は裏切り、期待は裏切りません!! ここでのドクターの登場とその能力を説明する意味が、もうまったくさっぱり微塵も無いのに、それでも姿を現し説明する、この紳士道! さすがは星の使徒、超一級の紳士揃いです。 いや、僕は正直、今回ばかりはさすがにこの紳士道に反するんじゃないかとハラハラしてたんですよ。 もし、ドクターが何の説明も行わなければ、どうやってその現象をこじつけ……じゃない、矢吹先生の意図を理性的に解釈したものか、これは大変な難題であると危惧していたのですよ。 しかし!まさに、杞憂ッ! 矢吹先生は常に「紳士だから」で全てを解決してくれます。 僕たちは、何も恐れることは無く、常に矢吹先生を信じていれば良いのです。 ああ、矢吹先生は本当に偉大だ。 いやあ、まさか、いくらなんでも無いと思っていたのになあ。 すんごい。矢吹先生はホントすんごい。 常人の理性など遥かに超越しています。 あと、歪世界(ワープワールド)。 これも、すごい! まさか、いくらなんでも、これは無いだろうと思っていたのに。 景色も、空気も、ドクターのイメージの実体化だなんて! 僕のような凡夫では「そんな能力にしてしまったら、主人公勝てないじゃん」と躊躇してしまいますが、流石は矢吹先生です。まったく臆するところがありません。 それに、空気も実体化できるなら、人形に襲わせたりキョウコの真似をしたり、そんなまわりくどいことをしなくとも、100%酸素にしたり、100%二酸化炭素にしたりするだけで勝てると思うのですが。 紳士二大原則「一つ、攻撃は必ず可視攻撃にて行う」を遵守なさっているのですね。 さすがは紳士革命集団、星の使徒。フェアー精神、まったく素晴らしい。 その意気や、良し! きっと来週以降、ドクターがわざわざ現実化させた武器を手に取り、イヴと肉弾戦を行うのでしょうね。 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 |
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