WJ1号感想 |
暴れん坊将軍を見ていたのですが。 あの番組、ものすごいご都合主義の上に、1話に付き100くらいツッコミどころがありますね。 でも、見ていて全然イヤじゃないし、問題無く面白い。 神撫手や黒猫との違いは一体何なんだろう。 ☆☆☆ハンター☆☆☆ だぁめだ。 もうハンターには、読者の予想なんて当たりッこないです。 1ヶ月間、ゴンキルとナックルの修行シーンをたらたら描くのかと思ったら、こんな結末を用意しているなんて。 あくまで緊張感をキープさせようとする、この展開、素晴らしいですね。 街に来たジャイロ。 今週ですっかり好感度バツグンになったナックル、ゴンキル、そしてビスケと、場合によってはパームさんの参戦。そして、未だ姿を見せないシュートがどう関わってくるのか。 ここに、ジャイロという石を投じることで、「ビスケの下での修行&ナックル・シュートとの対決」というキメラアントそっちのけののほほん修行話がガツンと本編に戻された気がします。 それも、反乱分子ジャイロ一人ということで、圧倒的戦力差のあるNGL内部との力量差も保っています。 つまり、NGL内部では手も足も出ないゴンキルであっても、ナックル・シュート・パーム、さらにビスケも加わっての、対ジャイロ戦なら、決して物語のパワーバランスを崩さずに、緊張感のある展開ができるというわけです。(たぶん) 今週のエピソードでナックルが頼れる兄貴分として描かれたのが、近い将来の共闘を思うと、とても良い感じです。 それにしても、冨樫先生はやっぱりすごい。 たった3週間で、取っ付きにくかったナックルのイメージを、ここまで好感溢れるキャラクターにするだなんて。 ガキくさい発言だと承知であえて言いますが、今週の描写でナックルを好きになれない読者が果たしているのでしょうか? とにかく、それくらいナックルはたった3週で素晴らしいキャラ立てをされたと思うのです。 これで、ジャイロ戦においてナックルが華々しく勝利しようが、ゴンキルをかばって死のうが、ポックル同様、誰からも愛されるでしょう。 そうですね。今週で改めて思いました。 冨樫先生は、たった3週で素晴らしいキャラクターを作れるから、あんなに平然とメインキャラクターを殺せるんですね。 風天組なんて、18週もやって最後まで主人公が好きになれなかったのに。 やっぱ、冨樫先生ってすごいなあ、と普通に思います。 (↑信者といわれても仕方ない発言) それから、冨樫先生、ホントにパワプロにハマってらっしゃるんですね。 シュート、ナックル、パームと来て、次はジャイロですか。 じゃあ、その次はブラックですかね。それともエンジェル?(違 ☆☆☆ワンピース☆☆☆ 今週は久しぶりに良かったです。 でも、字ばっかりでガキんちょはつまらなかったでしょうね。 以前、クリケットさんの家が半分で切れてる種明かしがあったときも書きましたが、尾田先生はこういうのを描く方がうまいんじゃないかと思わなくも無いです。 それとも、だらだらと戦闘シーン書いてる間に思いついて、たまーに描くからいいのが描けるんでしょうか。 まあとにかく、ワンピースの戦闘はつまらない、と。 ☆☆☆デスノート☆☆☆ すんごい!!! 驚くほどクオリティの高い第一話でした。 いやはや、読切のときはどうにも粗の多い話で、こりゃダメだろ、と正直思っていたのですが、変われば変わるものですね。 相当の協議を重ねたのでしょう。 これは、すごい。 まだ第一話なのであまり期待するのも危険ですが(第一話だけはどれも大体面白い)、アイシールドの例もありますし、このクオリティを保ってくれる可能性もゼロではないですよね。 デスノートがこのクオリティを保ち続けられるのならば、四大少年誌でジャンプが頭一つ抜け出ることは明白です。 これは、ちょっと頑張って欲しい。 で、本編の感想。 いきなり主人公の名前が、夜神月(ライト)で( ゚Д゚)ハァ?な感じでしたが、その後の展開は、そんな小さな問題などどうでも良くなるくらい良く出来ていました。 デスノートを手にしたライト少年は、臆しつつも、精神をすり減らしつつも、己の信じる道を黙々と突き進みます。 僕はどうにも、独善的な目的のために圧倒的な暴力を行使するキャラクター(ジェダとか)が大好きなので、ライト少年のキャラクターを危ういバランスをキープしながらも見事に描ききってくれた時点で喝采を送りたいくらいです。 デスノートの能力が読切のままであったなら、アウターゾーンのように一話完結で身近なレベルの問題をノートに絡めて描く、ミクロ視点の物語しかないかと思っていたのに、ライト少年が神になることを示唆することで、物語をマクロに位置付けた発想も見事です。 最後に出てきたライバルらしき男も良い感じ。 相手もデスノートを持っているとしたら、月と書いてライトと読む、このどうかと思う設定が伏線になったりするのでしょうか。 とにかく、自分には考えつかなかったアイデアで進めてくれるのが非常に楽しみです。 その一方、自分には考えつかないということは「この先大丈夫なのか?」という心配にも直結するので、大変不安でもあります。 これが冨樫先生なら、どんな展開になっても安心して胸を預けられるのですが…… いやいや、大場先生の才覚には大変期待しております。 3週後、これを書いたことを後悔しなければいいんですけどね。 ※ジェダさま・・・ヴァンパイアセイヴァーというゲームの(一応)主人公。魂の救済とか言って皆殺しをたくらむ素敵キチ○イ。弱い。 ☆☆☆ミスフル☆☆☆ え、いや、多分、それ、反則じゃないから。 敢えて言うなら、彼らが耳に付けてるイヤホンが反則な気はしますが、そんな事言ったらスコープの時点で反則だし、それ以前に司馬のウォークマンも多分アウトです。 カメラで撮影すること自体は全然反則でもないし、そんなものをボコボコにしたら、そりゃ単に器物破損ですよ。 というか、撮影するのを邪魔するだけでも、たぶん何か問題があるはず。 場合によっては、没収試合だと思います。 まあ、僕は野球詳しく知りませんから、あんまり胸張って言えませんけどね。 しかし、本当に鈴木先生は野球を知らないのか、ギャグでやってるのか分からないなあ。 とりあえず別紅さんの再登場は何気に嬉しかったです。 ☆☆☆ダー!!!便所の壁をブチ破れ☆☆☆ 渡嘉敷似のプロボクサーが試合の前に気を落ち着かせようとトイレの個室に入ったら、何故だか分からないけどトイレの扉が開かなくなって、で、試合開始の時は刻一刻と迫ってきて、どうやったらこの個室から抜け出せるのか、オレのパンチで壁をブチ抜いて出るしかないのか……。 そんな葛藤をする密室コメディだと、表紙を見た瞬間思った僕は、とても期待して、こともあろうかハンターより先にこの読切を開いたのに…… ・・・全然ちがう!! なんか、すごい裏切られた気分でした。 作者はちっとも悪くないのに、ものすごく腹が立って、本編はすごく適当に読みました。 普通につまらなかったと思いますが、適当に読んだので良く分かりません。 というか、渡嘉敷に似せて描く時点で間違ってます。 あんな間抜けな顔を表紙に描いて、コメディだと思わない人がいるのでしょうか。 ☆☆☆神撫手☆☆☆ 今週の神撫手。 未亡人さんは病気の子供の手術費捻出のため贋作をしてお金を稼いでいました。 子供の病気のためとはいえ、贋作をしてお金を稼ぐのはいけない、と彰人少年は言います。 いやあ、実に立派ですね。 多少潔癖すぎるきらいもありますが、いえいえ、少年漫画ですからね。 たとえ子供のためとはいえ、「そんなお金で助かったりしたって、子供は喜んだりしない」という、これもまた正論。 いやいや、本当に立派です。 全く、その通り。 頭の下がる思いでございます。 子供の生命を救うため贋作を描く のは絶対に許せませんが、 ババアのホスト借金返済のためにハッキングしてデータ改ざんする のは当然の技能報酬ですよね、堀部先生? ☆☆☆黒猫☆☆☆ 相変わらず紳士的なドクター。 トレインの方は、あのまま放っておけばいいものを、わざわざ場所を変え、キョウコ(偽)に語らせ、自分の能力を開示することにいささかのためらいもありません。 かつて、この手の「仲間のはず&死んだはずのキャラが襲ってくる」展開において、ここまで自分からその正体を包み隠さずさらけ出した敵役がいたでしょうか。 あまりの素晴らしさに今すぐ筆を置いてゲームがしたいくらいです。 えーと、あと、あれですね。 キョウコ(偽)の「マスターがクロ様の記憶の中の姿から実体化した別物のキョウコ」っていう、これ、なんかドクターの能力と全然違う気がするんですけど。 ドクターは自分のイメージしたものを実体化できる能力ですよね? でも、トレインの中にあるキョウコのイメージを実体化するっていうのは、全然意味合いが違う。 こんな能力が使えるなら、ドクターは全てのキャラクターの思考や記憶を実体化することで読める道理になってしまうんじゃないですかね。 そうだとしたら、エーテスがわざわざティアーユ博士の記憶をコピーしに行ったのも良く分からない。 じゃあ、ドクターの能力って、 パクノダ姐さんの記憶捜査能力+ドクター神谷の医療能力+デス13の能力(夢に限定されない) ……無敵な気がします。 まあ、星の使徒の方々はマロさんもリオンも皆さん基本的に無敵じみた能力を持ちながらも、必ずフェアーに戦うので大丈夫ですね。 あと、イヴが人魚に変身してドクターが逆上したら、もうドクターはまともに道能力を使わなくなりますし。 それと、あー、あれだ、解剖台のイヴがすごく、あざと――じゃない、サービス精神旺盛で―― ナノマシンって切開してどうにかなるのか――イヴの凶器は主に髪の毛なのに手足しか拘束してないのがバリアフリーとか―― なんかいろいろありますけど、もう疲れたんで、今週はこの辺で。 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 疲れてたり、だるかったりすると、黒猫感想があまり紳士的になりませんね。 紳士的感想は、それほどエネルギーを使うということでしょうか。 |
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