WJ13号感想 |
大人ってすぐにウソをつくから嫌い。 ☆☆☆ハンター☆☆☆ 大方の予想通り、蓋を開けてみれば既に終わっていたビスケvsキルア。 しかし、ビスケが本体を見せたという情報があっただけでも十分でしょう。 今週のビスケの説教の内容は、驚いたことにモラウ先生のコメントに沿ったものでした。 モラウ先生の言葉は正しかったんですね。 でも、ネフェの前でのゴン&キルアは、あの表ではDに対するEだと思いますが。 ナックルの能力、これは相手に触れる(殴る)ことで発動でしょうか。 見た目からすると、やはり具現化系? ナックルの能力は「自分のオーラを利息付きで相手に貸す」というものらしいですが、面白いアイデアです。 たとえば、ナックルが戦っている相手のオーラ総量が100だとして、ナックルが200だった場合。 ナックルは敵に自分のオーラから50を貸したとします。 すると敵が150、ナックルが150と、状況は互角になりますが、しかし200秒後に、ナックルは敵のオーラをスッカラカン(0)にできるわけです。 相手が自分より強かった場合は使用条件が限られそうですが、それでも仲間と組んでフォローしてもらえば強力な能力ではないでしょうか。 念能力者限定の能力で汎用性に欠けることが問題かもしれませんが。 あと、借りてたオーラの返し方が相手に触れる(殴る)だと、互角に殴りあってるだけでナックルが優位に立てますね。 それは何だかとてもナックルらしい気がします。 ナックルが自分の能力をペラペラと喋っているのは、やっぱりナックルが紳士だからでしょう。 だって、そういうキャラですから。ナックルは。 残念ながら、冨樫先生は偉大ではありません。 ☆☆☆ボーボボ人気投票☆☆☆ アニメの時期が良いのでAブロック副隊長のカツが何気に善戦すると思います。 ☆☆☆ボーボボ☆☆☆ 「サービスマン=永遠の眠りにつき脱落」 これを見て真3サキュバスの「永眠コンボ」を思い出したのは僕だけではないはず。 思いきって呪殺無効を落としてでも精神無効を装備するのがキーですよ。オベリスクは。 閑話休題。 「大修学旅行」のコマのレム姐さんはとてもえっちいです。 ☆☆☆アニプリ☆☆☆ 大和部長って客観的に見てカッコイイですか? 大和部長って客観的に見て中学三年生なんですか? ☆☆☆ワンピース☆☆☆ どうもワンピースの戦闘描写にはしばしば違和感を感じずにはいられないんですが、今週でその理由が分かった気がします。 たとえば、「ハンバーガーハンマー」の描写には違和感を感じないんですが、「パンクアタック」は違和感を感じるんですね。 で、その原因ですが、「パンクアタック」の直前に、ゾロの「……ん!!?」というコマが入ってるのが問題なんじゃないでしょうか。 このコマが挿入されることにより、読者は「ゾロ気付いているから、攻撃される前に回避行動なり反撃なり取るんじゃないかな?」と思ってしまうのですが、次のコマでゾロが素直に攻撃を食らっているから、どうも納得がいかない気がするのかと思います。 あれだけ死線を潜り抜けてきたゾロとサンジが(まあサンジはヘタレですが)敵の攻撃を(直前といえ)察知しながらも、何らのリアクションも取れないというのは、どうもしっくりこないです。 ☆☆☆ナルト☆☆☆ 骨が武器・・・? ウルヴァリン・・・? ☆☆☆アイシールド21☆☆☆ デビルバッツ一行がデスマーチに参加する意気込みを見せる今週。 この手の描写は僕のような醒めた読者には「命懸けなんだね、( ´_ゝ`)フーン」で終わってしまう危険性を孕むものですが、それを「セナのカミングアウト」という取っておきのイベントを使うことで無事クリアー。 単に「すごい危険な特訓にみんなが参加する」というだけにとどまらず、「デビルバッツメンバーが真の意味で仲間意識を持つ」という描写にまで高めています。 そして、そんな真の仲間となったデビルバッツ一行に、当然の如く石丸先輩が含まれていないのも(彼らしくて)良いですね。 ☆☆☆SBR☆☆☆ 僕は先週の砂煙でサボテンが云々とかいう、ああいう分かりにくいトリックは好きじゃないんですが(荒木先生は最近それが顕著だと思うのです)、そういう描写が全くなかった今週のSBRはとても面白かったです。 あれだけ出遅れたポコロコが、単にポジティブシンキングというだけでなく、実際に先頭集団まで追いついているのが上手いです。 その間に挿入された数々の幸運描写、そしてサンドマン。 ポコロコ、とてもキャラクターが立ってます。 サンドマンも「いくらスタンドあっても、走るなんて圧倒的に不利じゃん」なんて思ってましたが、崖を飛び越えるようなショートカットが可能な分、有利な面もあるようですし、雑木林だって馬に乗っていない彼ならスイスイでしょう。 彼が(多分)スタンドを持っていることも考えると、彼も優勝候補に食いこんできそうです。 「走るなんて勝てるわけねーじゃん」から「走っても勝てるんじゃない!?」と読者の意識をシフトさせたわけです。 異種格闘技戦もそうですが、一つの目標に向かって異なる複数の手段が混在するのは見ていても面白いです。 そして、その複数の手段の一つ、自動車による大陸横断を企図していた男爵があっさり脱落していたのも面白い。 男爵ディーノといい、ロケット男爵といい、男爵にはこのような役回りが多い気がします。 ☆☆☆デスノート☆☆☆ Lの素顔をどのようなタイミングで開示するのかと思いきや、1ページ目からイキナリですか。 しかも、想像もしてなかったネクラ顔。 確かに彼は素顔を晒さなくて正解ですね。 イメージ的には「キラとLは同一人物」説がいちばんしっくり来ますから。 ☆☆☆ブリーチ☆☆☆ ラストの帯には「究極の非道、涅!」とありますが、僕はそんなことないと思うんですよね。 え?だって、彼と彼女のアレはどう見たってハードSMじゃないですか? ☆☆☆G59上(ドラゴンボールZ2)☆☆☆ ヤム飯の扱いが酷い!! 「ヘタレの汚名返上をかけて大活躍するわよ!!」 「元が彼らとは思えないほどのパワー!!」 他にも「どどはめ波」とか「ほわぁーーー!!!」とか、ヤム飯をバカにしているとしか思えない扱いです。 もう編集部もバンダイも鳥山先生も、彼らのことをヘタレとしか認識していないんでしょうね。 ヤムチャはともかく天津飯までもが……。 どうでもいい話ですが、こないだアニメのDBZを見てまして、フリーザ編で悟空たちがナメック星で戦っている一方、ヤムチャや天津飯たちは界王の下で修行をしていたんですね。 なんかね、それを見てすごく切ない気分になったんですよ。 あなたたちのその修行の成果は今後どこで発揮するつもりなのですか?と。 ☆☆☆G59上(キン肉マン)☆☆☆ カナディアンマンとスペシャルマンが中堅扱い!? まあ、下を見ればいろいろいますからね……。 ベンキマンとかカニベースとかいろいろと。 ☆☆☆ハッピー神社☆☆☆ な、なんという漢でしょうか。あまりに硬派! 男子水泳部、あっぱれです!! 中学生男子にとって、同年代の女子の水着姿がどのような意味を持つか、言うまでもないでしょう。 中学時代、私の同級生の中には先生に直訴し競泳ゴーグルの着用許可を貰った強者までいた程です(理由は推して下さい)。 それなのに、彼らときたらどうでしょう! 練習の邪魔だ、というだけで女子水泳部を廃そうとしているのです!! 一般的に言って男子が水泳部に入るメリットのほとんどはこれでしょうし、少なくとも外部の人間から見れば水泳部に憧れる理由はこれだけなのです!! なのに、己の練習のために、女子を廃そうとしている。 福々中学男子水泳部は薩摩藩士の如く硬派です! ※明日使えるムダ知識 薩摩藩では修行中の若者は女子と会うだけで仲間からリンチされたらしいですよ。 ☆☆☆テニス☆☆☆ すごいのか、すごくないのかさえ、良く分からない展開ですね。 何の意味もなく出てきた跡部先輩にうっかり笑ってしまいました。 これもテコ入れなのでしょうか。 ☆☆☆ミスフル☆☆☆ 屁のつっぱりというのは、「すごく役に立たないもの」という意味ですね。 「屁のつっぱりはいらんですよ」は、そんな何の役のも立たないものは要らない、といってるのでしょう。 まあ、この漫画はギャグ漫画ですし、キン肉マンのネタを下敷きにしてますから、どう解釈しようと良いのですが。 キン肉マンと、そこから派生したネタ以外で「屁のつっぱり」を使っているのは京極以外では見たことないです。 ☆☆☆こち亀☆☆☆ 両さんが安定収入を目指した後、フグを食べたいと思った後、大金に釣られる話でした。 安定収入がほしいのか、フグが食べたいのか、大金がほしいのか……。 両さんが節操のないキャラクターというより、秋本先生が節操のない作家だと感じてしまう今週のこち亀。 ☆☆☆銀魂☆☆☆ 前半はとても空知先生らしくて良かったです。 ☆☆☆ジャガー☆☆☆ コメントのしようがないけど、すごく面白いです。 ☆☆☆もくじ川柳☆☆☆ 「学校の購買でジャンプを売ってほしい」 大学にはありますよ。 ☆☆☆黒猫☆☆☆ 冒頭。 滅界を受け、灰になるクリードさまの手首。 なぜ剣戟を受けただけで灰になるのか、僕のような凡夫にはさっぱりと分かりませんが、きっと矢吹先生のことですから壮大な伏線があるのでしょう。 妄想虎徹LV.3に関することなのかもしれませんね。身体を灰にする能力とか。 次のページ、セフィリアの 「滅界…やはり、あの技を使った反動は大きい」 このコマは素晴らしいですね。 この台詞の後ろに例の明王像を描くことで 「明王の彫刻とか彫っといて何いってんだ」 と読者に心地よい笑いを提供しています。 ある本によれば、黒猫の肝とはシリアスなストーリーの中に挟まれるコミカルな描写らしいですが、まさにこのコマがその「コミカルな描写」なわけですね。 コミカルな描写といえば、さらに次のページ。 「オイラの代わりにベルーガの仇を討ってくれ」 のコマです。 これもやはり、ベルーガの顔を描くことで 「クリードの背後を取りながらもバズーカで殴ったりしてたからだろ」 と読者に心地よい笑いを提供しています。 まったくコミカルですね。 僕は昨日、酒(もちろんロックワインですよ)を呑みながら黒猫を読んでいたのですが、酔いが回っていたこともあり、この2コマには腹を抱えて笑ってしまいました。 矢吹先生はシリアスなストーリーばかりでなくギャグセンスも持ち併せておいでなのです。 そして、妄想虎徹LV3により切り刻まれるセフィリア! なんというバリアフリーな描写でしょうか!! 僕の目から見ても、セフィリアが死んだとは全く思えません。 まず第一に、彼女は心臓を斬られた様子がありません。 次に、彼女が救急セットを持っている可能性があります。 この2点だけでも、彼女が死なないことが明白であり、まったくハラハラもドキドキもしません(セフィリアの無事はケビンの例を見ても明らかですね)。 無事に決まっていますから、セフィリアの安否が全く気にならないのです! 実に バ リ ア フ リ ー です! 思い返せば、三流漫画『ハンター×ハンター』において、ポンズが内臓グチャグチャで殺されたとき、僕はアレがポンズなのかそれとも全く別のシーンの別のキャラクターなのか、とても気になりました。 2ちゃんねるでも様々な議論が起こり、僕もあのときはジャンプを何度も読み返して、「この帽子の形は確かにポンズに近いなあ」などと思っては心を痛めたものです。 あのポンズの一件では、僕はそれらに相当の時間を費やしたのです。 一方、今週のセフィリアはどうでしょう。 「あははは、斬られてるよー。まあ、心臓は無事だろうけど」 と一笑に附すだけで終わらせることができたのです。 まったく尾を引きません。実に描写が軽い。 何の感慨も持つことができませんし、一度読むだけで十分です。 それに、そもそもこの展開はセフィリアvsクリードさまの戦いが始まった当初から予想されていたことなのです。 ですから、何ならここ3週くらいは読み飛ばしていても全く支障がないのです。 これが『ハンター×ハンター』であれば、そうはいきません。 忙しい現代人にとって、どちらが読者に優しい漫画かは明らかですよね。 矢吹先生は偉大です。 矢吹先生は偉大です。 |
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