WJ25号感想

1ヶ月……ですか…………OTL
分かりました。お待ちしております。

いえ、ちゃんと言ってくれた方が、待ってる方としても気が楽ですから…………
だからそれまで180円で売って下さい。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

どれほどの大怪我を負おうが包帯巻いてれば治る人たちが、何をいまさら解凍法で揉めているのかと。
お湯かけて3分待てばいいんじゃないですか?

まあ、そんなことをいいつつも、今回の冒頭でのチョッパー&ウソップや、中盤でのサンジ&ウソップ、そして最後の「おれはただバタバタ騒いで終わったよ」「・・・寝ろバカ」など、とても良かったと思います。

凍死しかけた人間が、解凍後は何の損傷もなく元気になってるのは積極的に看過したいです。


☆☆☆ナルト☆☆☆

超獣対決の横ですっかり富樫・虎丸(驚き役)となったリー。
キミは何しに来たんだ。

「やった」「まだだ」×2コンボは普通に面白かったです。


☆☆☆アイシールド☆☆☆

ヒル魔はすごいなあ、とすごく素直に感心したり。
それまでに他メンバーが苦戦しているエピソードを描いているから、元々僕たちが抱いてた「ラスベガスに来たからって確実にカネが作れるわけじゃないだろう」という思いが増幅されていき、最後のご都合主義的なヒル魔の大勝も素直に許容できちゃうんですかね。
運じゃなくて、(超人的な)記憶力があれば確実に勝てる、というエピソードから繋げるのも巧いです。
ストーリー上の都合だけじゃなくて、ヒル魔のキャラクターを深めることにもなったのがスゴイです。

稲垣先生はカジノ関係の情報をたくさん調べて、その中からヒル魔のキャラクターにあったものを選んだのでしょう。
ネットを使えば、そういった情報収集も簡単ですしね。
豊富な情報ソースは作品を豊かにするのだなあ、と思いました。

矢吹先生もネットすればいいのに。


☆☆☆ブリーチ☆☆☆

日番谷隊長の氷輪丸がうんこに見えたー!!


☆☆☆銀魂☆☆☆

最初に読者に与えたイメージを裏切るのが空知先生の得意技ですが(「どうしてもいかなきゃいけないところがあるんだ」→アイドルのライブ→娘の初舞台)、今回も見事にやられた気がします。
火消しの男衆を女性蔑視のように描いておきながら、過去話でイメージを180度ひっくり返しやがります。
その後で、「しょせん女にゃ火消しなんざ無理なんだって」あたりを読み返すと、これが愛情から発せられたセリフであるように読めてしまうのはお見事。
騙し絵みたいなもんですね。
空知先生は良い意味で、気持ち良く裏切ってくれます。

あと、冒頭でのデスノートとの卑屈な比較が面白かったです。
大西さんの愛情を感じるなあ。


☆☆☆テニス☆☆☆

素晴らしく何の内容もない話でした。

P189にて乾先輩がひそかに「もう理屈じゃあない」と漏らしていますが、これまで散々自分のデータテニスを否定されたことに対するコメントでしょうか。
目が見えなかったから勝てた、とかチームメイトは摩訶不思議な発言かましてますし。


☆☆☆カイン☆☆☆

良かったです。
サソリに比べて、ずいぶんクオリティ高くなった気がします。
ケチをつけるなら、自分に刃向かい手下を殺した奴が眼の前で気絶したら、私なら息の根を止めますけどね。
そんなとこでしょうか。

火牛の計は良く知られた計略だし、用い方も別にすごいわけじゃないですけど、シンプルに絵だけで計略の意味が分かるよう表現したのは高ポイント。
アイデア自体は目新しくもないけど、巧くアクセントとしてストーリーの中で使えた、って感じですか。
めちゃくちゃ面白いとは思いませんけど、良い感じの小品だっと思います。

ところで、コハンの考えはマキャベリズム的にはまったく真っ当なものだと思います。
もちろん理想論的には民衆も救えればモアベターですが、あのケースでは救援に駆けつけただけでも十分でしょう。
「ロクな国じゃない」は言い過ぎだと思いますー。


☆☆☆ミスフル☆☆☆

更衣室での紫SHIKIBUのご乱行を見る限り、鈴木先生はテニスのようにキャラ萌えを狙うよりもギャグに走ることを優先する作家のようで、少し好感が持てました。


☆☆☆武装錬金☆☆☆

ムーンフェイスさんは持久戦狙いのようで、ちょっと残念。
強い能力なんでしょうけど、なんていうかテンション下がるんですよね。
和月先生のこういう悪いところは、るろうに剣心から治ってないです。
ここで読者を裏切ろうとしないで欲しいなあ。

一方、どうしようもなく盛り上がってるのは、パピヨンvsカズキ&斗貴子vsドクトルバタフライの三つ巴戦。
爆爵さんが前座にならぬよう、十分な戦力をもっていて欲しいものです。
対爆爵戦を十全に描ければ、その後の展開がどう転んでも美味しいはず。
ここはきっと踏ん張りどころ。
和月先生、頑張ってください〜。


☆☆☆こち亀☆☆☆

大原部長ってロクな人間じゃないですね……。

でも今週の前半は久しぶりに面白かったです。
石垣を見て萩城を即答する辺りが一番笑いました。
うっかりと「そんなプロマイドどこに用意してんだ」とか、野暮なツッコミをしそうになりました。
そのくらい馬鹿らしくて、とても良かったです。


☆☆☆ゲドー☆☆☆

上裸でおまるを胸に押しつける女子高生(*´д`*)ハァハァ
↑という小学生・中学生はアンケート出そうね。

ダメですよ、岡野先生。
先生の趣味はマニアック過ぎますから、もう少し小中学生の好みそうな方向を選択してくださいよ。
それにしても岡野先生の趣味はマニアックです。

ゲドー君が先生に正体バレてしまったのが、すごい心配です。
来週で11周目だし、このままラストに繋がってしまうんでしょうか……。
1クールで終わるとしても、頼むから先に守護神を終わらせてください。
守護神は全9話で全然構いませんから、ゲドーを1話でも、多く!


☆☆☆休載のお知らせ☆☆☆

冒頭にも書きましたが、ハンター再開はジャンプ30号かららしいです。
どーしたんですかね。子供が風邪でもひいたんですかね。
ドラクエ以外の何かまっとうな理由であることを祈りたいです。

そして、29号までゲドーが延命することも祈りたいです。


☆☆☆スピン☆☆☆

最初の「ごきげんよう」で爆笑!
続く「小堺一機」でまた爆笑!!

この人は本当にマリみてが好きだなあ。


それにしても、これほど面白い漫画でさえこの掲載位置で打ち切り候補ってのはどういうことなんでしょうか。
じゃあ、ジャンプはそんな質の高い漫画なのかと思い返しても、やっぱりそんなことはないし。
とりあえず、いちごとミスフルは早目に終了して欲しいです。
こち亀に関しては諦めるのが一番ですよ、みなさん。

追記)いま、何故か強烈にマリみてが読みたいという衝動に駆られました。大丈夫か、自分!
部屋でニヤニヤしながら転げまわりたいです。


☆☆☆マンキン☆☆☆

冒頭のラブロマンスは素晴らしかったです。
変なところばかり光る漫画です


☆☆☆守護神☆☆☆

しかし、先週も書きましたが、酷すぎる漫画ですね。
久しぶりに2ちゃんねるの守護神スレが見たくなりました。
本当に酷い。なんでこんなに緊張感がないんだろう。

例えば、主人公との戦闘中、取り巻き連中が酔っ払いに石を投げつけてますが、もっと本気で投げましょうよ。
もちっと大きな石を強く投げつければ銃なんて撃てませんよ。
というか、投石で人は殺せますし。投石は銃・弓・槍に次いで殺傷率の高い戦術なんですよ。
東先生はそこらへんの細部を詰める努力を全くしないからダメなのかなあ。

何がダメなのかを明確に言い表すことが難しいほど、全てがダメな作品です。
これはすごい。作品のつまらなさだけなら、黒猫・神撫手など遥かに凌駕してます。
キックスもカラスマンもこれほど酷くないし、これより酷いバトル漫画を思い出すことの方が難しいです。
グラン・バガンとかこのレベルでしたっけ?


☆☆☆黒猫☆☆☆

冒頭、瀕死の状態に陥った鬼星隊の二人が描かれます。
そして、スヴェン・イヴvsエキドナ紳士的戦闘が始まりました。

まずは紳士の鑑スヴェンが、「女と闘いたくない」戦闘回避を促します。
しかし確たる信念を持った淑女エキドナ女史はそのようなことでは引き下がりません。
彼女はまずゲートの能力を応用した同時多角攻撃を仕掛けます。

ですが、さすがは淑女エキドナ女史です。
ゲートの能力を使いながらも、決して回避不可能なほどの至近距離から弾丸を出現させることはしません
あくまでも可視攻撃を行おうとしているのです。

同時多角攻撃をグラスパーアイにて回避したスヴェン。
もちろん紳士たる彼はエキドナ女史が慌てふためいている隙に接近し、攻撃を加えたりはしません。
そのようなことをしても、「私が負けたのはスヴェンが能力説明をしてくれなかったからだ。悔しい」とエキドナ女史に不満が残ってしまい、彼女の精神を挫くことができないからです。
よって、スヴェンは自分の能力を事細かに説明します
私の能力はこれこれこういうものですよ、何か他に打つ手があればそちらも試してみてはいかがですか、と促しているのです。
スヴェンはエキドナ女史に全力を出させた上で、それを全て捌いてみせようと考えているのです。実に紳士的です。

しかし、それはあくまで可視攻撃に限っての話です。
スヴェンはエキドナ女史に、悔いの残らないよう持ちうる全ての紳士的攻撃を繰り出すよう促したのですが、彼の期待は裏切られてしまいます。
勝負を焦ったのか、エキドナ女史は紳士淑女には決して許されない不可視攻撃に出たのです。

エキドナ女史の次なる手は爆弾をゲートでワープさせ、イヴの頭上に出現させるというものでした。
イヴは突然現れた爆弾に気付いていません。
相手が気付かない攻撃をするなど、言うまでもなく紳士的戦闘法に背くものです。
断じて許されるはずがありません!

ピンチに陥ったイヴを救ったのは、なんとエーテスさまでした。
彼はイヴの頭上に出現した爆弾を蹴り上げ、危機一髪のところでイヴを救ったのです。
何故助けたのかと聞かれ、エーテスさまはこう答えます。

エーテスさま「し…知るか!体が勝手に動いちまったんだっ」

ああ、なんということでしょう!
エーテスさまは身体が勝手に動いて、エキドナ女史の不可視攻撃からイヴを救ったのです!
本来は敵であるイヴを、身体が勝手に動いて救ったのです!

エーテスさまはこれまでは最も非紳士的なキャラクターとして描かれてきました。
ですが、彼はここに来て、ついに本当の紳士精神に目覚めたのです!
その証拠に、彼はエキドナ女史の非紳士的な不可視攻撃が許せず、ほとんど条件反射でイヴを助けたのですから!

この鬼星隊・エキドナ戦という一見すると無駄以外の何物でもない挿話ですが、これは実はエーテスさまの成長物語だったのではないでしょうか。
初めて出会ったときのエーテスさまは、仲間になったフリをして寝首を掻こうとするなど、とても紳士的なお猿ではありませんでした。
ですが、鬼星隊とイヴ・スヴェンの想像を絶した紳士的な戦いを目の当たりにし、彼は紳士の素晴らしさを学んだに違いありません。
その結果として、今回、非紳士的な不可視攻撃を彼が防いだのです!
矢吹先生は、紳士的戦闘により非紳士的な者も紳士的に生まれ変われることを描いたのです!
これはやはり、星の使徒が行おうとしている紳士革命(機械による紳士的矯正)に対するアンチテーゼではないでしょうか。
機械の身体を与えなくとも、人は(お猿でも)他者の紳士行為を目の当たりにするだけで紳士的な人間になれる、ということを伝えようとしているのではないでしょうか。
何という深遠なストーリー構成でしょうか。
矢吹先生は偉大です。

このように、空中回廊で繰り広げられる今回の一連のエピソードはエーテスさまの成長物語であると定義できるのですが、今回、うっかりと不可視攻撃を行ってしまったエキドナ女史。
彼女はどうなのでしょうか。もはや彼女には淑女としての資格はないのでしょうか
確かに、今回の彼女の不可視攻撃は頂けません。
紳士淑女にはあるまじき行為でした。
ですが、彼女もまだ全く非紳士的というわけでもないのです。

もし、彼女が本当に骨の髄から非紳士的な人間であったならば・・・・・・
そうであれば、迷わず瀕死のゴーレムの付近に爆弾を出現させたでしょう。
前回説明があったとおり、ゴーレムに誘爆すれば空中回廊は爆発に呑まれ、スヴェンたちの命はありません。
これが、スヴェン一行を倒す最も確実で安全な方法なのです。

しかし彼女はそこまではしませんでした。
おそらく、かわいい部下である「ミー(仮)」「ゴーレム」がまだ存命中であること、いくら何でも非紳士的すぎること、などがその理由に挙げられるでしょう。
彼女は確かに今回非紳士的な不可視攻撃を行いましたが、ギリギリのレベルではまだ紳士的であろうとしているのです。

一体、何が彼女をそうさせるのでしょうか。
淑女の鑑といわれたエキドナ女史を不可視攻撃にまで逸らせた、その原因とは何でしょうか。
勝利を求める気持ちと、淑女であろうとする心の葛藤。
おそらく、その理由は次週からエキドナ女史が仔細漏らさず語ってくれることと思います。
このようにキャラクターを明確化し、その背景エピソードを興味深いものにする矢吹先生の技量は流石の一言です!
ああ、来週の黒猫が待ち遠しいなあ(棒読み)

矢吹先生は偉大です。
矢吹先生は偉大です。



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