WJ27号感想

来週は守護神で鉄板でしょうから、黒猫は再来週ですかね―。
黒猫が終わったら、僕は毎週2〜3時間程の余剰時間を得るわけですが、逆に何を失うんだろう。
胸にポッカリと穴が空いたりするのかなあ。


☆☆☆ナルト☆☆☆

先週の引きからして、きっと破られると思った守鶴の盾。
それが、なんとキミマロさんの攻撃をホントにふせいじゃいましたよ!
いやあ、見事に裏切られました。
その結果としてキミマロさんがショボく感じられたのは仕方ないんですが、それにしても驚き役(この場合はリー)に「あれは破られない」と言わせておいて、本当に破られないだなんてすごいなあ。
漫画界のセオリーを捻じ曲げた気がします。
そのあとのリーとガアラの対談もとても良かったです。

最近、岸本先生に対する評価が急上昇してます。
ここ3週くらいで急に成長した気がするのは気のせいでしょうか。
近頃のナルトはすごく面白い。上の下くらいに面白い(←かなりの誉め言葉)。

参考)自分内評価
下の下の下:守護神
下の中:ミスフル
下の上:マンキン
中の下:ワンピース
中の中:スピン、銀魂、ブリーチ
中の上:錬金、鼻毛
上の下:ゲドー、21
上の中:テニス、SBR
上の上:ハンター
測定不能:黒猫


☆☆☆ワンピース☆☆☆

グランドラインでは船大工もコックもみな戦闘要員。
この分だと強大な戦闘力を持つ裁縫係や、ものすごい腕力の清掃員とかも仲間になりそうですね。

・・・・・・幻影旅団か。


☆☆☆JFK(P124)☆☆☆

よみ:おおくび
本性:お歯黒をしたものが多いところから、既婚の女性の怨念か。
体の特徴:大きな首だけ、または巨大な頭をもつ妖怪
ふるまい:人の顔をみてニタニタ笑う。
害の有無:とくに害があったとする資料はないが、恨まれた者には害があるかもしれない。
出没場所:主に屋外か。



よみ:たにりょうこ
本性:研ぎ澄まされた経験と技で、連続金メダルを狙う。
体の特徴:体重は48kg級。
ふるまい:昨年、野球日本代表の谷選手と結婚。
害の有無:とくに害があったとする資料はないが、今最も熱い最強ヒロインだ。
出没場所:五輪大会、柔道選手権、合コン




もう少し写真を選んであげましょうよ・・・。
ついついネタにしちゃうじゃないですか・・・。


☆☆☆十ニ傑漫画賞☆☆☆


審査員に和月先生が登場!
これで武装錬金は安泰ですね!!

Q:漫画家を目指す投稿者たちにアドバイスをお願いします!
A:楽しんで描いて下さい。作者が楽しんでいなければ読者を楽しませるコトはできません。それと仕上げは丁寧に。人に読んでもらう時のマナーです。

前者はクリアーですが、後者は思いっきり引っ掛かってしまいますね。
ねえ、T樫先生?


☆☆☆アイシールド☆☆☆

おお、雪光先輩、フツーに落ちました。
ちょっとこれはビックリ。
しかも、何の救済条件も提示されないとは。
今後、どうやって雪光先輩を引きずり出すかが勝負ですね。楽しみです。


☆☆☆リボーン☆☆☆

主人公がポジティブな気持ちになるところなど、読んでて普通に気持ち良かったです。
でも、これはこのまま主人公に頑張らせて、それでも負けたけど周囲の反応が少しだけ変化する……っていう展開でも良かったんじゃないですかね。
あそこでジャンプ弾を撃ったのでは、やっぱり話が軽くなってしまったように感じました。
せっかく主人公が決意したのだから、結果はともかく彼の決意を実行に移させた方が彼も成長するのでは…。
第二話ですから、ここでリボーンの特殊能力をおざなりにはできない、っていう大人の事情もあるんでしょうが。


☆☆☆銀魂☆☆☆

天岩戸ネタはストリップを連想するのでえっちだと思います。
お前ら、誰が脱ぐ気だ。(きっと近藤局長だろうけど)


☆☆☆デスノート☆☆☆

ロックな八神パパが殺されなくて良かったです。
一連の行動はやっぱりライトの計画のようで、最終的な狙いが何なのか楽しみです。
まさか、これでLのクビが獲れるとは思ってないでしょうし。
これだけ大きなコトをやっていながらも、流河とLの同一性確認とかそういうミニマムな目的だと思います。


☆☆☆こち亀☆☆☆

・・・・・・OTL

ずっと昔、町内会の旅行でハワイにいったとき(実際は江ノ島)の劣化コピーですか。
あの頃は「こち亀はこんなに長期連載してるのに毎回ネタが被らないなんてすごいなあ」なんて思っていたのに…。

作者コメント
「来週より大阪編がスタートします」

嫌な予感がします。
そして、この嫌な予感が現実となる気もします。


☆☆☆テニス☆☆☆

この漫画、ギャグ漫画だから別にいいですけど、仮にスポーツ漫画だとしたら、全然なっちゃいないですね。
何やってるのか全然分かりません。


☆☆☆武装錬金☆☆☆

方向感覚と距離感を狂わせる能力ってのは、地味だけど良いなあと思いました。
それだけに肉弾近接戦じゃなくて、もっと間接的な使い方をして欲しかったと思わなくもないです。
L.X.E.がそれぞれの能力を活かして、もっと計画的に攻めることができればこの漫画はずっと楽しくなる気がします。
パピヨンとバタフライの反目も残念。
決して悪くないんですけど、まだまだ上を目指せた気がして何だか惜しいです。


☆☆☆ゲドー☆☆☆

面白い。

やっぱり面白いですよ、ゲドー!
ダメですか?
この漫画、ダメなんですか?
面白がってるの、僕だけですか??
今週とか普通にすんごい面白かったんですけど。

今週はまず「天使って基本的に両性具有なんだけどなあ」というツッコミのあと、鳥人間のレディーを見て即座に「ああ、この形状じゃ飛べないな」とツッコミました。
で、まあ、前者はあっさりスルーされちゃったんで、後者もご都合主義で飛べちゃうんだろうな、と思ってたんですが、なんと今週のネタはそこにあってビックリです。

その後のロザリオネタから、見違えったつばささん。
こういうとき、ありえない変化(ヒゲが生えるなど)を躊躇せず実行できるのが岡野先生の素晴らしいところです(以前ミミズに食われた先生も体格まで変化してましたし)。
「できれば銀河万丈さんの声で」など蛇足ギリギリのネタも岡野先生らしくて実に微笑ましい。

作者コメント
「今回で第1部「謎」編はおしまい。
次回からは第2部「幻」編が始まります。お楽しみにね!」

打ち切り回避ヤター!!!!!!
しかし、「幻」編とは如何に?
このまま毒にも薬にもならない癒し系ギャグマンガであってくれれば良いのですが…
変にシリアス路線に向かうのだけは本当に避けて欲しいです。


☆☆☆スピン☆☆☆

ああ、残念。
本当に打ち切られてしまいました。
なんでかなー。これを切るなら他に切るものがあると思うんですけどねー。
ほら、パンツ100%とか、パンツ100%とか。

今週もクオリティ高かったですよ。
前半とかサイコーでした。何で打ち切られるかなあ。


☆☆☆守護神☆☆☆

まだ終わらねーのか、クソッタレ!

アクラさんは「機は整えり」とか言ってるけど、自分の差し向けた刺客は返り討ちにされてるし、何も整ってないと思うんですが。
この人の行動は全然必然性が感じられないです。

突然現れた完全刀「烏丸」にも全くありがたみがないです。
完全具足で守ってない部位を切るなら普通の刀で良いのでは。
鎧武者を豆腐のように一刀両断するシーンでもあれば、まだ凄さが分かるのですが。

キノヤさんは何しに来たんでしょう。
主人公との戦いで何かを学んだとか、男同士の友情を通わせたとか、そういう感じはまったく受けなかったのですが。
彼が参戦したとて、別段盛り上がるわけでもなし。
どうやって牢を出たんだ、何しに来たんだ、そもそもお前役に立たないだろ、などマイナスイメージばかりが広がります。

今週の守護神をあえて評価するとしたら、ラストバトルに住職が参戦してきたことくらいでしょうか。
主人公を差し置き住職がアクラを倒せば、打ちきりとはいえ、まだ幾らかは語れる部分が出てきそうですけどね。この漫画。


☆☆☆D.Grayman☆☆☆

部分部分には光るセンスがあります。

……というか、美味しい部分をあっちこっちからパッチワークした感じがします。
それは流石に、イジワル過ぎる見方ですかね。

どちらにしろ全体としてのまとまりに欠け、あまり面白くない漫画でした。
部分部分は良くても、通しで読むと面白くも何ともないです。空気漫画。
黒猫ももうすぐ終わりそうですし、ポスト黒猫を狙ってるんですかねー。
そんな、存在感が薄いことを狙わなくても…。


☆☆☆黒猫☆☆☆

ついに、究極の紳士対決にも終止符が打たれました!
妄想虎徹LVMAXを解き放ち、左手の剣を巨大な光の剣に変えたクリードさま。
その巨大な剣をしっかりとトレインに視認させます。
決して、即座に振り下ろしたりはしません。

一方で、トレインも出血多量により銃を固定することができず、照準が定まりません。
照準が定まらぬ状態では引き鉄を引くことができないからです。
なぜなら、あやふやな照準のままレールガンを撃ってしまえば、間違えてクリードさまの頭部に命中する恐れがあるからです。
クリードさまは紳士的に自分の剣の威力やリーチを示すことで精一杯です。
紳士であるトレインが、まさか自分の頭部を狙ってくるとは思ってもいないでしょう。
そんな状態のクリードさまに対し、あやふやな照準で引き鉄を引くのはあまりにリスクの高い賭けなのです。
それゆえ、トレインは引き鉄を引きあぐねていたのです。

図らずも両者が膠着状態に入った時、またしても奇跡が起こります。
そう。死んだはずのサヤがトレインの両手を固定し、照準を定めてくれたのです。
素晴らしいですね。
完全無敵と思われたドクターを「奇跡」で破って以来、僕たち読者は
「まあ、どんなピンチに陥っても奇跡でなんとかなるっしょ」
という安心感を得ました。
今回もまさにその通りの展開で、実にバリアフリーです。

ハーディスの狙いは、もちろんクリードさまの頭部ではありません。妄想虎徹の方にです。
サヤは死の直前であっても、クリードさまを狙わずその刀を狙ったほどの筋金入りの淑女です。
トレインが妄想虎徹に狙いを定めることを助ける役割に彼女以上の適役はいないでしょう。

人ではなく武器の方に照準をつける淑女サヤ。
そして、紳士の中の紳士、スヴェンから受け継いだ炸裂弾。
この両者の紳士力をあわせ、トレインは全生命力をもって最後の紳士魂をぶつけます

バーストレールガンを射出したハーディスははかなくも崩れますが、その弾丸は無事に妄想虎徹へとヒットします。
撃ち出した瞬間に銃器が壊れても弾丸が無事に目標に当たるとは、これもサヤ嬢による奇跡なのでしょうか。
ともかく、トレインの全ての紳士力を傾けた最後のレールガンは、クリードさまの紳士力とまともにぶつかり合い、そして、クリードさまの紳士力の権化たる妄想虎徹を打ち破ったのです!!


僕が考えるに、トレインとクリードさま、両者の勝敗を分けたのは、紳士に対する両者の考え方の違いではないでしょうか。
トレインは自由意志による紳士を目指しました。
自分で努力し、己を律し、積極的に紳士の道を歩むことを目指したのです。
一方のクリードさまが目指したものは機械化による強制的な紳士です。
自分の力に依らず、ただ機械的に紳士への道を歩むというものです。

両者の理想は一長一短といえるでしょう。
トレインのように積極的な意志をもって紳士を目指す世界がベストであることはいうまでもありません。
ですが、そのような世界は現実的にはありえないのです。人間は弱い生き物ですから。
全ての人間が紳士たりえない、そのことに憤りを感じたのがクリードさまです。
彼は非紳士的な人間は紳士的に矯正してでも、世界を紳士の楽園(エデン)にしようと考えました。
人類にとって、どちらが幸福な世界か、それは誰にも分かりません。

しかし、何はともあれ紳士頂上決戦に決着がついたのです。
勝者は、積極的に紳士たらんとするトレインだったのです。
敗れたクリードさまに対し、トレインはいいます。

「てめェには折れそうな時…心を支えてくれるモンが一つも無ェ…”仲間”も…”信念”も…」

つまり、クリードさまの敗因は、彼が全ての責任をたった一人で受け持とうとしていたことにあるのです!
クリードさまは、鬼星隊のように紳士的矯正を行うことで、他の非紳士的な人間を紳士にすることができます。
ですから、クリードさま一人が紳士たれば紳士革命は成るでしょう。
それゆえ、クリードさまは「自分だけで」「自分一人が頑張れば」という考えに至ってしまったに違いありません。
クリードさまはあまりに責任感が強くどうしても自分一人で頑張ってしまう人なのです。
その責任感は、全人類と面接をすなど常軌を逸した過酷な労働を自分に課そうとするほどです。
彼の信念は、あまりに自分一人に厳しいものだったのです。

人間の力は有限です。
たとえ不死の体を手に入れたって、そんな過酷な労働に耐えれるわけがありませんし、一人で紳士革命を行おうとする精神的負担にもきっと耐えられないでしょう。
それゆえトレインも「あなたはただの人間です。一人で何もかも抱えこむのはやめましょう」と、クリードさまを諌めているのです。
自分の肉体と精神を犠牲にしてまで、たった一人で全世界を紳士的に作り変えようとしたクリードさま。
それに対し、仲間の紳士たちと協力し少しずつ紳士的な世界を実現に近づけようとするトレイン。
どちらに勝利の女神が微笑むのか、始めから明らかな勝負だったのかもしれません。
いくら優れた紳士であろうと、クリードさまはたった一人の小さな人間なのですから。

矢吹先生は偉大です。
矢吹先生は偉大です。










もう感想じゃないですね。これ。
皮肉ですらない。妄想黒猫。


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