WJ36号感想

いやあ、今週はエロかった。


☆☆☆劇場版テニスの王子様☆☆☆

・跡部が主人公ジャック!?
こんなところからも資本主義というものの本質を垣間見ることができます。
何より大切なことは売れることなのです。
関東大会の一回戦で敗北し、全国大会への道もとざされているチームの主将であろうと、映画の主役になれるのです。
何故なら跡部さまは大人気だからです。

ですから、もし人気さえあったならば、途中で戦力インフレに乗り遅れ、自分が好きな男は後ろから抱き付いても捨てていかれて、たまに表紙に出てきても読者から「誰だこれ?」とか言われる某忍者漫画の昔ヒロインっぽかった人でも主役になれるかもしれないのです。人気さえあればね。
それが資本主義というものなのです。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

・まだ1億ベリーもあるんだからいいよ!
ルフィが初めて大物に見えたセリフ。
いままでカツカツだった財政にとつぜん舞いこんだ三億という大金。
その2/3を失って、なお、この態度。
今まではただのバカにしか見えなかったルフィが、一転、大物の雰囲気を醸しました。
しかし、次からの展開が……。
こう展開するのは、まあ仕方ないっちゃ仕方ないんですけど、せっかくルフィが大物のオーラを漂わせたのに勿体無いなあと思いました。

・サンジ
美味しいところをもっていきましたね。
今回の話でいちばん美味しいのはルフィでもウソップでもなくサンジでしょう。
まあ、彼は登場当初からヘタレてましたし、たまにはこのくらいの見せ場があってもいいと思いますが。

・弱ェ仲間はいらねェんだろ!!!
その理屈だとナミもいらないし、チョッパーも微妙にいらなくなってしまいますが。
適材適所ってあるじゃないですか。
メリー号は、ほら、まだ砲撃戦やったことないですし。
ウソップに金の番をさせたルフィの方がどっちかといえば問題あるような。
戦闘要員じゃないんだからルフィがフォローしないと……とか、普通に思ったり。


☆☆☆ナルト☆☆☆

・うちはせんべい
名門うちは一族にもせんべい屋さんが。
サスケがイタチほどの才能を持ち合わせなかったように、うちはといえど色々な人がいるのですね。

・現世回帰
ちょっと(かなり?)強引なサスケダイブからナルトへ繋げて現世回帰。
うーん…………。
強引とはいえ、サスケがダイブした池は例の父との想い出の池ですし。
まあ繋がり自体は悪くないんですけどねえ…………。
やっぱ、どうしても「そうだ!そういえばナルトが池に落ちるところから回想編だったんだ!」ってなっちゃうんですよね。
繋がりをスムーズにしようとする岸本先生の努力よりも、何ていうか「おお、思い出した、思い出した」ていう感覚の方が強いんです。
岸本先生の努力はすごく感じるんですけど、でもやっぱり長すぎましたねー。

・親しい友になった…
なんですか、この、まあ誰でもいいんだけど今お前しかいないし、みたいな言い方。
岸本先生、狙ってやってんのかなあ、これ。
ナルトを殺った後に、「あれー?開眼しないー」みたいな展開、熱烈希望。


☆☆☆ブレットタイム☆☆☆

表紙のアオリはよかったです。冒頭のウイルスうんぬんも良かったです。
しかし悲しいことに、話が進むごとにどんどんプロトタイプに堕ちていきます。
P100以降は要らないですよ。
そして更に悲しいことには、主人公の特殊能力が某黒猫を描いた某矢吹先生ですら思いつく程度のオリジナリティの欠如っぷり。
何だかなあ。
正直、いちばん嫌いなタイプの漫画ですね。
毒にも薬にもならない。

「媚びない作品を期待します。
『誰にも嫌われないが特にその作者でなくても描ける』小さくまとまったクセのない作品ではなく 『たとえ8割の読者に嫌われても2割の熱狂的なファンがつく』ような強い個性、主張のある作品が今後の漫画界の新しい力になると思います」
(サンデー「まんがカレッジ5月期審査結果発表」より)

漫画太郎を生み出したジャンプが、どうしてこんな読切ばかりなのか疑問で仕方ないです。
サンデーに負けちゃいますよう。


☆☆☆P196☆☆☆

・いちばん再現しにくかったキャラは?
努力は認めますが、やっぱりカッコ悪いですよ、このゾロ。
「ラーメン食べてる三丁目の山田君フィギュア」とか勝手に名付けても、ワンピース知ってる人でもそれで納得すると思います。


☆☆☆こち亀☆☆☆

・「世界中に中継されているから金になる」
この犯人たちのポジティブシンキングは素晴らしいですね。
世界中に中継されているから世界中を敵にまわすことになる、とは考えないのでしょうか。
顔付きで全世界指名手配ですよ。これ。

あと、政府が「たかが火だ」と割り切ったらどうするつもりなんでしょう。
この犯人たちはかなりリスキーな賭けに出てると思うなあ。
部長は「政府は面子を取ったな」とか言ってますけど、もし本当に政府が犯人に5億払ったら僕なら怒り狂いますけどね。
だって、僕たちの血税がたかが火のために使われるんですよ。ありえないですよ。
てめえらの私財から出せ、って感じです。
政府はどっちに転んでも終わりだと思います。
どっちに転んでも終わりなら、ねえ……逮捕するでしょ。


☆☆☆リボーン☆☆☆

・1P目
この子絶対ヤバイ薬やってるよ!間違いないよ!

しかし、そんなハルさんに(*´д`*)ハァハァ
・・・・・・1P目だけですけどね。

・「どこぞの鉄砲玉か!!?」
素で笑えました。
マフィアのボス候補という設定が初めて活かされたネタのような。


☆☆☆テニスさま☆☆☆

・「こんなこと言って笑われるかもしれませんが…」
手塚「サムライのようなものを見ました」
通常であれば一笑に付されて終わるべき手塚部長の奇矯な妄言が「越前をS1にする」という正当な理由として通ってしまう許斐ワールド。
この世界の住人にはなりたくないなあ。


☆☆☆ボーボボ☆☆☆

・裏マルハーゲ帝国
KYOで「真の十二神将」が出てきたときには心の底から溜め息が出ましたが、ボーボボなら裏だろうが真だろうが、なんでも好きなだけ出てこいって感じです。
どうせ、やることは何も変わらないんだし。


☆☆☆ぷーやん☆☆☆

ピョムだかヒュンケルだか知りませんが、僕がこの人のことを知らなかったせいですかね。
今週はどこで笑えばいいのか分かりませんでした。


☆☆☆いちご☆☆☆

・「俺の友達、悪い奴じゃないけど……」
まあ、あなたほど嫌われてはいませんよね。確かに。
でも僕ならあんな友人たちはお断りですが。
同学年女子のアイコラを勝手に作ってアップするような友達はいらんですよ。

・「ダメ!! そんなに強く抱きしめられたら、あたし――」
向井さんって、ホント頭おかしいなあ。

・「力づくで――」
押し倒すわけですね。
前後の文脈関係なしに。
真中氏、流石です。


☆☆☆プール掃除の悪夢☆☆☆

うわ、なんか酷いなあ。
7P目で犯人が分かっちゃうのとか、先生が生徒の前でペラペラ喋っちゃうのとか。
蹴りたい田中はそこそこ良かったですけど、これは酷い。
真倉先生、もう少し真面目に仕事してくださいよ。
それともあれですか?
作画はクソみたいな原作を渡されても嫌なカオせずに漫画化しなきゃいけないんだよ、ってことなんですか?
これは応募の意欲を削がれるなあ。


☆☆☆ディグレ☆☆☆

主人公の顔に「ち」って書いてあるのが不思議だなあ、と思うだけの漫画になってきました。最近。
まるで、オンドゥルを聞くためだけに見るブレイドみたい。
ありさたんのところで、「ち」の話が出てから、もう「ち」にしか見えません。


☆☆☆ゲドー☆☆☆

最近つまらないです……。
今のままだと打ちきられても文句が言えません……。
何とか幻編を切りぬけて欲しいです。
謎編に戻れば……なんとか……。


☆☆☆ミスフル☆☆☆

・「バーベキューしようぜ」
誰の目にも明らかな脱落フラグが立ちました。

・「やっぱり華武は圧倒的ね」
奇人・変人の含有率でしょうか。
セブンブリッジも十二支もなかなかのものだと思いますけどね。
圧倒的ってほどでもないですよ。もっと自信を持ってください(自分たちのおかしさに)。

・野木
「魁!男塾」で大豪院邪鬼と戦ったゼウスは邪鬼と互角の実力を持っていましたが、折り鶴が背中に刺さっていたことで差ができてしまい破れたのです。
野木君は特訓がハードであることを理解していながら、水を吸って重くなったタオルを首に巻いたりしてるのだから自業自得だと思います。


☆☆☆マンキン☆☆☆

・ラストの見開き
最近流行ってるんですかね―。
それとも冨樫先生のサイレントワルツのせいかな??
もう数年もすれば、
「昔、漫画太郎って漫画家は同じページをコピーして何ページも使うのを持ちネタにしてたらしいよ」
「えー、ウッソー!いまではみんな普通に使ってるのにねー!」
みたいなことになるのかもしれませんね。


☆☆☆デスノート☆☆☆

・表紙
あの……これ、少年誌ですよね。
それもチャンピオンとかじゃないですよ、ね……。

・Mっ娘ミサたんの拘束プレイ
いやはや……。
まず拘束の仕方が無駄にイヤラシイです。
趣味が入ってないとは言わせない。

・十分に注意しながら多少理不尽なやり方
「十分に注意しながら多少理不尽なやり方」って、まさに「嬲る(なぶる)」ってことですよね。
フゥ……。
いろいろと想像を掻き立てられるなぁ……。
しかし、あまり具体的に言及しますと人格疑われかねませんので、僕の心の中だけにしまっておこうと思います。
みなさんもガマンしましょうね。

・「三日も水も飲んでない」
いや、水も問題ですけど、むしろ排尿の方が気になるような……。

ハッ!
そういえば、P158でミサたんは足を震わせています。
そして、「もう我慢できない」。

間違いありません。
ミサたんはおしっこを我慢しているのです。
拘束プレイには甘んじてもおもらしプレイを強要されるくらいなら死をも厭わぬ覚悟を見せているのです。
それも全てデスノート正ヒロインとしての矜持によるものでしょう。
どこかのスカ○ロヒロイン讃良さんとはワケが違います。
「今死んでも幸せ」「キレイなうちに殺して」
これらも、もう排尿が我慢できない、ということを意味しているのでしょう。
しかし、ミサの本当の苦悩はレムもLもワタリも気付いてくれません。

・「さよならだ、リューク」
意味深な一言。
そして、次号コメント欄は「投身」。
なんか、このまま終わってしまいそうな雰囲気すら漂いますが、それはないですよね。
破綻をきたさないまま終わって欲しいという気持ちと、看板なんだからこのまま続いて欲しいという気持ちがアンビバレンツです。
面白いなあ、デスノート。


それにしても今週のデスノートはヤバかったですね。
うっかりしてると人格疑われそうなことを書いてしまいそうでした。
流石に僕も大人ですから、これでどうこうとかしませんけど……。
中学生とか、ねえ……?

しかし、今週で改めて思ったことですが……

ガモウ先生が描いてなくて本当に良かった!



☆☆☆目次コメント☆☆☆

・「眠い時、アシさん達と顔に落書きをしあったりします〈桂〉」
やっぱり「ち」ですか?

・「パリーグの合併問題、1リーグ制、とても悲しい〈鈴木〉」
野球見ない人には1リーグ制の何が悲しいのか良く理解できません。


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