WJ31号感想 |
劇場版テニスのノベライズを書いてみました。 正確に言うと、ジャンプジェイブックスから発売しているノベライズの試合シーンが映画に忠実ではなかったので、試合部分をより忠実に書いてみました。 拙文ではありますが、劇場版テニスのノベライズに納得のいかない人とかに読んでもらえると嬉しいです。 ☆☆☆テニス様☆☆☆ 一人ダブルス以来の衝撃でした。 許斐先生のギャグは高度すぎ。 ・立ちあがる桃城 前回、地面に這いつくばったまま「どーん」とか言ってた桃城先輩。 (こんなポーズで「どーん」と言ってる桃城先輩) 知り合いから指摘されるまで、この場面の愉快さに気づかなかった僕も迂闊でしたが、まあとにかく今週も立ちあがりながらまた言ってます。 「どーん」 みなさんも想像してみてください。 頭から滑り込みボールを取った後、相手を指差しうつ伏せのまま「どーん」。 その後、立ちあがりながら片膝ついた状態で独り言のように「どーん」。 この中学生、酷く挙動不審です。 ・「凄いっス、桃ちゃん先輩あこがれるっス!!」 他の先輩が先輩ですからね。 オーラを片腕に集める先輩に分身する先輩……。 彼らに憧れることなんてできっこありませんから(人がドラえもんに憧れるようなものです)、桃城先輩に憧れてしまうのも仕方ないでしょう。 人が仙人に憧れるなら、まだ理解の範疇です。 ・「桃城は山篭りの特訓で気付いたんだ」 自分に仙骨があることをですか! ・「呼吸・目の動き等から相手の心理状態まで読み取ってしまう程、洞察力が研ぎ澄まされてやがる」 もうこのレベルになると、中学生がどうこうじゃなくて、テニスがどうこうでもない話ですね。 いや、まあ今更ですけど……。 なんていうか、テニスをする必要が感じられないですよね。 いや、まあ今更なんですけど……。 ・「伊達に修羅場は潜ってねーって事か」 中学生テニスのどこに修羅場があるんだ……と、思うのは素人の考え。 怪我人続出の比嘉中戦を思い出してください。中学生テニスは全てが修羅場なのです。 この台詞は「伊達にテニスの試合はしてねーって事か」と置換可能なのです。 ・「ボ、ボールを見失った・・・!」 天才と言われた忍足少年ですが、しかし、同じく天才と言われた不二先輩と比べると少し見劣りしてしまいますね。 太陽に隠されたくらいでボールを見失ってしまうのですから。 失明しても心眼を開いてテニスを続けた不二先輩には敵いません。 ・「自分の影でボールの影を」 すごい能力者バトルだ。 太陽で見れないから影を頼りに打とうとする時点で十分アレなのに、そんなアレな考えさえ読みきって影を隠すなんて……。 なんだろう、例えるなら軍儀で勝負してて、王が勝てないから碁盤を引っくり返そうとしたら、アカズがそれさえ読みきって碁盤を押さえるような、そんな攻防ですね。実にハイレベルです。 ・「なんならアレお見舞いしてやれ!」 六角応援団の「アレ」発言。 桃城先輩には神通力だけでなくさらなる必殺技があるのか! と、読者に思わせておいて、次ページの驚愕の展開に続くわけですよ!! ・神の見開き 今週の白眉です。 風を操り、サトリの能力まで会得した桃城先輩。 先に六角かませ犬軍団が言っていた「アレ」が炸裂して終了なのか…? しかし、忍足少年の異変に気付き、ハッとする桃城先輩。 忍足少年にはまだ何か対抗策があるというのでしょうか……? 次のページでは、忍足少年はどんな奇策を用意しているというのでしょうか……!? ↑虚無 すごい…。すごい裏切りっぷりです! なんというレベルの高い笑いでしょうか。 読者をあれだけ期待させといて、次の見開きで目が死んだような表情をいっぱいに描くなんて! このテンションの落差は何!? 許斐先生は見開きの使い方をギャグに昇華したという漫\画太郎先生と同レベルの天才ですが、今週のは本当にすごいですね。 リストラされたサラリーマンが家族にも言い出せず公園のブランコに座って目の前のハトを見つめているような、そんな絵柄をこれほど大胆に描き切る許斐先生はやっぱり天才ですよ! しかも、この意味の分からない見開きが、どうも「心を空にした」という表現だったことが分かりまた驚きですよ。 一方の中学生が相手の心を読めば、もう一方の中学生は心を空にする。 いったいどういう次元のテニスなのでしょうか。 桃城先輩は、忍足少年がこの目が死んだ表情をするまでは、ありありと彼の心が読めてたわけですよね。 いやあ、ホンと超能力だなあ。 ☆☆☆ボーボボ☆☆☆ ・海底大戦争2005 海底大戦争ってまたコアな名前が出てきました。 グラフィック的にも、やはりゲームの『海底大戦争』が元ネタでしょうね。 こちらのページに写真が載っていますが、とにかくハンパない描き込み量と、それに伴う避けられない処理落ちで有名なカルトシューティングです。 あと、激ムズです。あんまり本気でやってないのもありますが、僕は1ボスまで辿り着けません。 澤井先生はこんなゲームまで押さえているのか。 ☆☆☆ブリーチ☆☆☆ ・仮面の軍勢 藍染隊長が死神界を大混乱に陥らせてまで手に入れようとした力が、どうも向こうの世界では結構普通に持ってるが人たくさんいるみたいです。 軍勢っていうくらいだから、一人や二人じゃないんでしょうね。 それはなんだかなあ。 藍染さんも新入りだから向こうの世界ではペーペーなんでしょうか。 だとしたらとても悲しいです。 修羅の島に乗り込んだ金色のファルコくらい悲しいです。 せめて仮面の軍勢でも幹部くらいの位置は確保して欲しいものです。 頑張れ、藍染隊長。もはやあなた一人の身じゃないんだ。 ほら、あなたがヘタレちゃうと日番谷隊長とか、かませ犬隊長とかがさ……。 ☆☆☆ディグレ☆☆☆ エクソシストってイヤだなあ。 ちょっと挫けそうになったらゴーレムに千切られるほどに耳を噛まれて脅されて…。 敵に命乞いなどしようものなら、罪もない人々をブッ殺しまくって24時間苦しんで殺される。 これほど憧れない正義のヒーローもないですよ。 傷が治り次第すぐ前線に送られるし。 労働環境劣悪すぎです。 ☆☆☆ムヒョ☆☆☆ ・「ソフィーの力を受けてもビクともしない…」 確かにソフィーは怪力っちゃ怪力でしたけど、思いっきり投げ飛ばされたロージーが全く無傷なことを考えると、そんなにビックリするほどの怪力という気もしません。 で、なんかものすごい鎖で縛ったみたいですけど、まあそのくらいの程度の怪力だったので、うーんって感じですね。 前も書いたんですけど、ソフィーってあんまり恐ろしいイメージがしなかったです。やっぱり。 熊と同じくらいの怖さしかない、って書いたら「熊は銃があれば倒せますよ」と言われたんで、じゃあキョンシーと同じ程度。 いや、キョンシーは怖いですけどね。 要するに他の霊と比べて、あまり差を感じなかったということです。 ただ、それは他の漫画の霊と比べて、という話で(他の漫画の霊はみんなソフィーくらい怖い)、そういえばムヒョに出てくる悪霊ってたいして怖いのいないから、ソフィーくらいの「並程度の恐ろしさ」でも、ムヒョ世界では凶悪なのかもしれません。 「霊って普通はちょっと悪さをして、ごくまれに人を害するくらいだけど、ソフィーは人を殺すのよ、恐ろしいわ」って感じなんでしょうか。 あ、そう考えたらムヒョ以外のプロフェッショナルがクズばかりなのも筋が通るな。 「ロージー君はまだまだダメだけど、まあ霊相手の商売なんて大して危険なもんでもないし大丈夫じゃない?」ってスタンス。 ・ソフィーの過去話 悲しい話ではありますが、漫画ではまあ並程度の悲しい話。 別にそんな凶悪な霊になりそうな感じでもないです。 だからあのくらいなのかな。 ・「ここの仕事に就いた以上、奴等もそれなりの覚悟があったはず」 百歩譲って監獄守にその覚悟があったとしても、藤原さんにはきっと覚悟などなかったはず。 いや、むしろなかったと信じたい! ヘタレキャラとしての彼の名誉のためにも! cf.)「ハーデス編のデスマスクは素でアテナを裏切っていたと信じたい」 ☆☆☆ワンピース☆☆☆ ・アルティメット・ハンマー なんかすごい威力っぽいですけど、食らった後もネロさん結構平気だったし、獣化したルッチさんは街のハズレまでブッ飛ばしてた事を考えると、そんなにすごくなさげな気もしてきます。 第一、ネロさんはまだ戦いを続けようとしているのに、仲間のところに蹴り飛ばすフランキーさんは甘過ぎます。 尾田先生も「すごい破壊力」を見せたいなら、ネロさんを起きあがらせるべきではなかったと思います。 まあ、何やったってどれだけやったって、死なないし起きあがるんですけどね、この漫画は。 ルッチさんにフッ飛ばされて海に突き落とされたネロさんですが、彼の生存確率も100%ですよ。 そのうち扉に出てきますから。間違いない。 ・「新入りは弱過ぎて使えませんでした」 確かに弱過ぎたネロさん。 ルッチさんが処刑したくなるのも分かります。 六式全部使えることが必要かどうかは知りませんが、それにしても彼は弱過ぎた。 ルッチさんからすれば、手負いのフランキーさんに負けてるようでは話にならないでしょう。 ルッチさんは簡単にフランキーさんをボコったのだから。 あ、でもルッチさんたちは4vs1だったか。 ☆☆☆ナルト☆☆☆ 中からちっちゃくてかわいいのが出てきたよ。 漫画的にはこれで正解なんでしょうけど、今までのイメージとずいぶん違うから、この顔のまま今までみたいな台詞を吐いてくれるんですかね。 なんか顔に引き摺られて性格変わりそうな気がしなくもないです。 あと、キャラといえば鳥に乗ってる人は「コラ」とか言って欲しくなかったです。 なんだか安っぽく感じます。悪の秘密結社の一員が格下相手に脅しとかしちゃダメですよ。 ここはいつも通り「うん」って言わせとけばいいのになぁ。 ☆☆☆デスノート☆☆☆ ・シドウさん かわいいよシドウさん。 やっぱり自力で見つけてたシドウさん。 ここまでは立派だったのになあ。 同僚の死神たちの推測通り見事に利用されまくりです。 「人間のクセに怖〜」「こいつ凄い…こいつについていこう」 もうダメダメでかわいいなあ。 あと、「ヒュー」「ストン」とか言ってるシドウさんもかわいい。 結論:死神は基本的にかわいい。 ☆☆☆ネウロ☆☆☆ ・「あんパンは雰囲気づけに持ってきたけど」 弥子さん可愛いなあ。 こういうところで食べ物にこだわってる辺りが、ヒロインのキャラを立ててます。 ・「では貴様をゲロにしてやろう」 だめ! それは讃良さんのキャラだから!! いくらネウロでも許さないよ! 讃良さんは大切にしてあげたい人なんです。 ・「あの人ストレートに異常だよ」 確かに今までに出てきた異常な人たちは、異常にしても常軌を逸した異常さでしたからね。 ドーピングコンソメスープとかドーピングコンソメスープとか。 今回の人は至郎太シェフに比べればずいぶんと常識的な異常さです。 ・サイ たぶん今回の犯人はサイ本人ではないのでしょうが、それにしてもこの展開は楽しみ。 捕まってない大犯罪者って、何だか笑い男みたいです。 何が楽しみって、次週弥子さんの口から語られるであろうサイ事件のあらましが楽しみです。 ☆☆☆未熟仙☆☆☆ これが手塚賞入選作品……。 うーん。 そんなに面白いですか、これ。 不快になる作品ではなかったけど、面白いとも思いませんでした。 ぶっちゃけ空気に近い感じかな……。 道教をベースにしているけど、そんなに独創的な世界観とも思えませんし。 手からエネルギー波が出てる時点で独創的とは言い辛いですよ。 空知先生は読切の時からガツンと来たし、叶先生のMP0は今すぐ連載して欲しいと思ったほどなのに、この漫画にはそういう感情は湧きませんでした。 誰かこの漫画の面白さを教えて下さい。 ☆☆☆カイン☆☆☆ ・将軍は男でした 円山さんの時も思ったけど、どうして素直に女にしないんでしょうか。 彼をオカマにすることのメリットがどこにあるのか理解できません。 ・「カインの父親なんだ」 第八話にして明かすことではない気がしますが、順位も考えて、つまり大変危険ということなのでしょうね。 そして、切法師はカインのさらに後ろに……。 ☆☆☆切法師☆☆☆ ・ウンディゴ お猿でした。お兄ちゃんの姿をしてませんでした。 ウンディゴがお兄ちゃんの姿をしていれば、もう本格的に切法師を見捨てるところでしたが、お猿で良かったです。 ・「そんな応急手当では破傷風にかかるぞ」 ケガをしてもいつの間にやら治っている漫画がほとんどの少年漫画界において、破傷風の心配を持ち出した点は評価したいです。 ただ、それなら畑に戻ってないですぐに治療してやれと言いたい。 あと、破傷風菌は嫌気性らしいので、本当に破傷風を心配するなら、まず腕の包帯を取るように勧めるべきだと思います。 農村の女の子が髪を縛っていた布なんて清潔なはずがないですよ。 参考:破傷風菌は空気に触れない状態を好む菌で、傷口がふさがると増殖するので、不用意に傷を閉じたりせずに早めに医師に相談して下さい。 ☆☆☆こち亀☆☆☆ 両さんにはちゃんと宿が提供されていたことが、せめてもの救いでした。 それにしても今回の流れはギャグ漫画にしても酷いなあ。 悪徳商法のサラ金だって警察が査察に来たからって銃撃戦を繰り広げたりしないだろうし、社長が単独で海外脱出を図るとか意味が分からないですよ。 ☆☆☆いちご☆☆☆ ・「ホント悪かった! 記憶にないことだからって許されるわけじゃないだろうけどっ!!」 当たり前ですよ、許されるわけないじゃないですか。 あなた、記憶がない云々より、今まで「暗くて良く見えないから」とか「上から荷物が落ちてきたから」とか「服が濡れたから」とかいう理由で、他にもあんなことやこんなことを散々やってきたじゃないですか。 今までだってあなたは蛮行続きだったんですよ。 今回はたまたまそれが問題になっただけなんですからね。 ☆☆☆ユート☆☆☆ ・「牧原君、フライング!?」 ユート君は素晴らしいなあ。 自分はスタートが得意だ→自分より早くスタートした奴がいる→フライングか すごいなあ、ユート君。 小動物みたいなかわいい顔して、この子のドス黒さにはお兄さん好感を隠しきれないよ。 |
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