WJ21・22合併号感想

期待してる人がいたらすいませんが、いくらなんでも第1話から紳士的に読んだりしませんよ。


☆☆☆テニス☆☆☆

・「恋愛成就率0%だな…」
青学メンバーの恋愛成就率は軒並み低いと思うのですが……。
とりあえずサトリの桃城と分身の菊丸は気持ち悪がられると思います。
特にサトリの桃城はキツイ。
恋愛どころか友達として付き合うのも厳しいです。

・泥棒登場
このインラインスケートの泥棒さんは何度登場して来てるんでしょうか。
いい加減、「テニスプレイヤーの前で犯罪行為をしてはいけない」ことに気付くべきです。
テニスプレイヤーたちは、試合中でさえ人にボールをぶつける連中です。
悪人であるあなたなら尚更です。
喜び勇んでぶつけてくるに決まってます。
現に彼らの解説からも明らかな通り、他の青学メンバーなどはあなたのことを「動く的」程度にしか思っていません。
あなたの犯罪行為には一切言及せずに、横回転がどうの植え込みを突き破るパワーがどうのと言ってるんですから。
とにかく、テニスプレイヤー全員がラケットとボールで武装している大会会場で盗みを働くなんて、軍事演習中の米軍基地にコソ泥に行くようなものです。
愚の骨頂というしかありません。
ただ、それでも、目を付けられたのが越前・金太郎コンビであったのが不幸中の幸いというべきかもしれませんね。
相手が比嘉中だったらこの程度のことでは済まなかったでしょうから。

そういえばふと思ったのですが、越前たちはこの後「盗まれたバッグを持ち主に返す」という当然の行為をちゃんとやったのでしょうか。

ボールぶつける→越前たち興味失う→泥棒復活→荷物を持って再度逃げ出す

こんなことになってても不思議じゃない気がします。
だって彼らはテニスプレイヤー。

・アオリ「伊武を…一蹴!?」
ものすごい速さで帰ってきました金太郎。
これ、時間にしてわずか3分くらいじゃないですか?
こんな短時間でテニスの勝負が付くわけないですよね。
じゃあもしかして、アオリは文字通りの意味???

伊武「遅かったな、さっさと試合始めるぞ」
金太郎「あんさんがワイの相手でっか〜! では、いきまっせー。キャオラッ!!!!」
伊武「グァアアアア!!!!」
観客「何てローキックだ! あれじゃあ伊武は立てねえぜ!」
伊武「ウグワアア、足が! 足が〜〜〜!」
観客「あ、あの伊武が……たった一蹴りで負けるなんて……」
金太郎「よっしゃ、ほなコシマエんとこ戻るでぇ〜!」

うん、これなら3分でイケル!


☆☆☆ワンピース☆☆☆

今回は結構良かったです。

・能力で雷を防いだ秘書さん
メガテン3やってる人しか分からないことは承知のうえで書きますが、「魔王モトなら雷に弱いんじゃないかなあ」と思った。

・能力がバレて慌てる秘書の人
まあ、ワンピースなんで、本格的な能力バトルしても子供が困っちゃうでしょう。
秘書の人(名前失念)が可愛らしく慌ててくれたんで、良い感じの落としどころかと思います。

・ゴールデン泡
思いっきり背後を取って、思いっきり身体に触れてるんだから、ここで「急所を正確に狙って指銃」で勝負アリだったんじゃ……

と思ったのですが、良く考えたら彼らは体が貫通したくらいでは死なないのでした。
彼らの尋常ではない生命力を考えるならば、チャンスに「打撃」ではなく「行動制限」を狙ったのは良い戦術かもしれません。

しかし、ホントにこの人たちはどうやったら死ぬんだろうなあ。
なんだかサザンアイズのウーみたいだ。
階段から突き落とすことが、彼らを殺しうる唯一の方法なのかもしれない。


☆☆☆P124☆☆☆

ものすごくどうでもいい話なんですが、ここのカラーページをパラッパラッと見てて、一瞬、「ヘタレ」という言葉が目に飛び込んできた気がしたんです。
それで、「なんでこのページにヘタレとか書いてあるんだ?」と不思議に思い確認してみたら、書かれていたのは「ヘタレ」ではなく「ヤムチャ」でした。

驚きました。
僕の頭の中では一瞬にして「ヤムチャ」が「ヘタレ」に変換されてるようです。
自分でもビックリした。


☆☆☆ナルト☆☆☆

不思議な漫画だなぁ…。

・カブト「ここは信じよう」
何で信じるんだろう。
さっきまで敵だったヤツが、また敵の小隊と一緒にいるのだから、この間に何か吹き込まれたかもしれないのに。
それに、忍術に操作系念能力みたいなのはないんでしょうか。
誰かが影分身で変身させてるとかさ。

とにかく、こんな不安要素を抱えたまま、よく分からないやつと共闘なんて絶対できないと思うんですけどね。

・カブトにあっさり蹴り返される影分身ナルト
相変わらずエロ仙人さまとの修行の成果が見れません。
精神的成長ナシ、戦闘面での成長ナシ。
彼は一体何が成長したんでしょう??
3年間の空白で明らかな成長が感じられたのはヒナタの胸だけだよ!

・なぜか説得されてたサイ
ええええええ!!!!
あのサクラの説得でそこまで説得されちゃってたの!?
なんといいますか、作者と読者(僕)の温度差を今回は如実に感じてしまいました。
これはいくらなんでもまだ早かっただろうに……。
サイが仲間に付くとしても、次のシリーズからが妥当だったと思うけどなあ。
しかも、対カブト戦はヤマトさんもいることだし、普通に1対3で戦えば何とかなりそうな感じだったし、ここであえてサイが動く必然性が感じられません。
もっとギリギリのヤバイ状況で、土壇場でサイが仲間に付くってんならともかく、ここでのサイの心変わりはどうかと思われます。あまりに不自然で寒々しい。

しかし、「感情を失くす訓練」はクソの役にも立たないみたいですね。

・「ボクとサクラ、ナルトとサイの2チームだ」
ヤバイです。
僕たちのヤマト先生に死亡フラグが!
サクラと組むというだけで恐ろしくてたまりません。
死神サクラと組んだ者は必ず死ぬのか!?
サクラはテリー・サンダースJr.なのか!?
サクラの声は玄田哲章さんがあてるのか!?

あと、ヤマトさんもサイを信用しすぎですよ。
いつ裏切るか分からない不安定なサイは、自分の目の届く範囲で管理しましょうよ。


☆☆☆銀魂☆☆☆

今回の銀魂は、神楽が食らった最初の一撃で、"神楽の利き腕が使えなくなってる"という「バトル漫画でもイケるじゃねーか!」な描写の後、神楽のツッコミで沖田の足が折れるという「ギャグ漫画にしてもやりすぎじゃねーか!」な展開で面白かったです。
なんていうか、シリアスな方向とギャグの方向で振幅がすごい大きいんですね。
それがどっちも同じように物語の流れに関わって来てるのがすごいです。

ちょっと伝わりにくい気がするので言い直すと、イマイチな漫画におけるバトル描写って「相手の隙に的確な攻撃を行わない」「食らったはずのダメージが何時の間にか消えてる」ってのがあると思うんですけど、今回は神楽が最初の一撃で利き腕を失うというしっかりしたダメージを受けて、それがストーリーにちゃんと影響してくるわけです。つまり、バトル漫画としてもすごい。
その次に沖田がギャグパートで「尾を引くダメージ」を受けてます。ギャグにおけるダメージなんて、あってないようなものなのに、今回はちゃんと蓄積しストーリーに影響してます。ギャグ漫画においてダメージを残さないのはもう確立されちゃってるのに、あえて残すからギャグとしても面白い。
バトル漫画、ギャグ漫画ともにスルーしがちな要素をスルーせず、どちらもかっちりストーリーに組み込んでる。
そこがすごいなあ、という話です。

終盤の沖田の策と、策士策に溺れつつも力技でカバーした神楽なんかも同じ意味で面白いです。
今週はクオリティ高いと思いました。

・記念写真中の四天王三人
ポッと出のキャラクターのくせにやたら好感度上げちゃったよ!
このシリーズが終了した後も、時々出てきて欲しいな。
今回のタイトル「血とか包帯って……なんかカッケー、憧れる」も面白かったです。笑っちゃった。


☆☆☆リボーン☆☆☆

どうしよう……。
大好きな笹川兄の戦いなのに、あんまり面白くないぞ。
サングラスしてるから眩しくないとか、左足に鉄を埋め込んでるとか、実力で勝ってる気がしないので敵が強そうに見えないんですよね。
しかも、主なダメージがライトの熱って…。


☆☆☆ペンギン☆☆☆

「メゾン・ド・ねこ」がすごく面白かったです。
ホントに扉はレベル高いなあ。にゃ〜ん。

・バカ彦くん
面白い!
一つ目で「どうやっても引っ掛かんねえよ、なんでだよ」と思わせておいて、二つ目のオチで劇中の人物が「なんで!?」って。
全くワケが分かりません。笑っちゃいました。


☆☆☆村雨くん☆☆☆

うーん、「正体を隠して日常生活」の路線を保ってるのはイイんですけど、しかし、いまいちパッとしない内容。
なんだか、いろんな要素がありすぎて散漫な印象を受けます。
あんまり面白くないなあ。


☆☆☆デスノート☆☆☆

ワオ! 撃つとしたら松田さんしかないとは思ってましたが、本当に松田さんが撃ちましたよ。

「馬鹿野郎ーっ!!
 松田、誰を撃ってる!?
 ふざけるなーっ!!」

この台詞はちょっと笑っちゃいました。
最初読んだ時、ライトくんはここまで来てなお松田さんを見下す気満々なのかと思い興奮したんですが、どうやら「悪いのはSPKの方でしょ、何で間違えて僕撃ってるの?」って意味で残念でした。
「お前、誰さまに向けて撃ってんのか分かってんのか? ふざけるな」の意味であって欲しかったなあ。

しかし、ライトはここでニアの名前を書いても、今更他のメンツを言いくるめられるとは思えないし、もう先週からずっと悪あがきだけで終わっちゃいましたね。
この逆境を乗り切るには本当にDCSくらいしかない勢いだったので当然といえば当然の展開ですが。
第一部でLはあっさり死んだし、今回はライトがあっさり捕まったし、次からは新章突入でしょうか。
キラの制裁がなくなった後、反動で犯罪率が逆に上がり、その状況に業を煮やした人たちが、軟禁されているライトを見つけ出して脱獄させ……
みたいな展開になるのでしょうか。
今回のラストみたいに、ライトは完全にイカれたままで、かつ知力だけは往時のものを取り返して、もう「自分の信じる正義」もクソもなく、完全なヒールになってくれると楽しそうですね。


☆☆☆ネウロ☆☆☆

・「好物はバケツプリン」
ああああああああ、バケツプリン食いてえ―――!!!!
拙著「完全覇道マニュアル」でもキーアイテムとなっているプリンですが、僕、プリン大好きなんですよね。
それも焼きプリンとかの本格志向よりも、プッチンプリンのようなチープな味わいのプリンが好き。
バケツプリン、楽天だと3800円で売ってるんです。欲しいなー。
でも、ここの人みたいに自力で作るってのもアリかもしれない。

・「魔人としての体裁を保てなくなってきた」
実質、弱体化の理由はスルーされたわけですが、それでも今回は十分面白い!
サイの内面描写も普通に上手いなー。
ネウロに対するサイの気持ちはなんか恋愛感情みたいだ。
バトル描写が短いのも良いですね。

うん、普通に良いのであまり言うことがない。


☆☆☆みえるひと☆☆☆

・ガク「頭ナデナデしてくれ、ひめのん」
あんた、このシリーズ最後まで主役張る気かよ!

この引きは卑怯だなあ。
そして、本当にガクで持ってます、この漫画は。
でも、漫画的には美味しい展開だけど、ガクファンからしたら次回の展開がガクガクブルブルでしょうね。
だって、僕が作者なら次でガク殺すもん。


☆☆☆ツギハギ☆☆☆

2ちゃんのツギハギスレを見てたら
「生米で作家が殺せるか!」
という言葉があって、ちょっと面白かったです。

・ジンギス「うちで飼ってた鶏のことだぎゃ!」
ううむ、惜しい。あと一歩。
狙って描いてるギャグなんでしょうが、ものすごく中途半端です。
「本当にどうしょうもなくて寒いだけ」ってわけでもないのが厳しい。
寒いだけだったら逆に楽しみようもあるんですけどね。
でも、全くダメじゃないけど、じゃあ面白かったかと言われると、たいして面白くもないんですよ。
本当に残念なラインだ。

しかし、西先生はこういう方向性を狙って描いてるみたいなので「ア〜ン〜ブレラァ!」も狙ってる可能性が高いですね。
しかしまあ、生米の人に人間らしい面をわずかでも描いたところは素直に評価していいんじゃないかな。
完全な悪人は魅力ないけど、少し人間らしい面もある悪人は魅力的になるものだし。
いや、生米の人に何か魅力を感じたわけじゃないんだけどね。決して。

それにしてもジンギスさんは本当にタフだ。
この人、肺に生米とか突き刺さってるんでしょ、たぶん。

・「本格的に録のネタを探すか」
そうでした。
別に指名手配中の凶悪犯を懲らしめに来たわけじゃなかったんでした。
彼らが作家だと言うことをすっかり忘れてた。

・もう一人のスマッシュ

「ハ〜〜〜〜」

「ネ〜〜〜〜」

「ペンゥ!!」

ってやらないのか。つまらないなー。
それにしても、彼は羽根ペンが命具だなんて、他の人と比べてずいぶん真面目な選択をしてますね。
風船とか骨とか軍配とか、それらを選んだ時点でふざけてるとしか思えません。

・編集「この歳でスマッシュを撃てる作家は世に二人といまい。将来の楽しみなやつだ……」
すごく今更なんですけど、この世界の作家には文才は全く求められないんでしょうか。
目新しくてショッキングな情報さえ載せてれば、どんな乱文悪文でも、みんな喜んで本を買う世界なのかな。

・ぼっこりの人
ううむ、謎の展開だ。
ツギハギスレいわく「自分の奥さんの巨大なヌード像を作ったのはいいが、恥ずかしくなったので近づく作家を手当たり次第殺していたネウロの犯人のような人」(うろ覚え)のぼっこりじいさんが、なぜかここで出てきました。
あのエピソードは本当に謎に包まれた話で、読者の共感をまるで寄せ付けなかったのですが、来週からの展開であの意味不明なエピソードを何かカバーできる算段があるのでしょうか。

……悪化させるだけに終わりそうな気がするなあ。


☆☆☆もて王☆☆☆

・表紙
亀仙人の下での修行シーンが一枚入ってますね。
左下の顔がボコボコになってる子も何か元ネタあるのかな。

・太臓「痛い痛いふえてるふえてる」
おお、無限増殖だ。
最近の若い人たちは知ってるのだろうか。
ステージ3―1ゴール手前にて、僕たちが毎日アホのようにこれをやっていたことを。


☆☆☆タカヤ☆☆☆

あれ、やっぱり普通に面白いぞ。
僕は気が狂ったのかな。
なんか、ぬるくてへろへろしてて安らぎます。


☆☆☆とらぶる☆☆☆

うん、なんていうか、非常に正しい矢吹先生の使い方だなって思いました。
矢吹先生の最大の長所である「可愛い女の子を描くことだけができる」を遺憾なく発揮しています。
ララの全裸シーンとか見てると、「ああ、矢吹先生いい仕事に恵まれたな」って思いました。
こうして考えると、明らかに黒猫の存在が間違ってたと思います。
矢吹先生の本領はこういう方向じゃないのかなあ。
ハードボイルド活劇なんて間違ってるよ!

この漫画は「発明品」というドラえもん的要素があるから話を膨らませるのにも困らないと思うし、コスチュームロボのおかげで着せ替えし放題だし、可愛い女の子もこれからどんどん出してくだろうし、彼女たちを次々とひん剥く気満々だろうから、そこそこ続くんじゃないですかね。
アンケートの「今後どのような展開を期待しますか?」にも、「毎回ちょっとエッチな出来事が起こる」ってありますし。
僕にはその方向性しか見えないし、その方向性が正解だと思うなあ。

しかし、宇宙人といきなり婚約かぁー。
なんていうか、うる星やゲフンゴフン……!


☆☆☆巻末コメント☆☆☆

・「今回は長谷見さんにも協力をお願いして『気軽に楽しく読める漫画』を目指しました!ヨロシクです!!〈健太朗〉」
僕からもお願いします。
今回は「気軽に楽しく読める漫画」を頑張って下さい!

黒猫の時は、どこをどうすれば上手く紳士的に感想が書けるのか、ジャンプを前にして一時間悩むとかザラで、ものすごい神経使いましたからね。
今回は気軽に楽しく読みたいものです。



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