バジリスクのアニメを見てるよ






【7/6】バジリスクのアニメを見てます(1)
 時代劇専門チャンネルでバジリスクの集中放送が始まったので見てるんですけど、こりゃスゲエ面白いですわ。基本的に能力者バトルなんですけど、ガチンコでまともにぶつかり合うだけじゃなくて、大きな流れの中で能力を用いていること、さらに変態的な能力を持つ魅力的なキャラたちが惜しみなくドンドコ死んでいく展開が熱いです。

 以前、誰かが「バジリスクは幻影旅団vs幻影旅団」といってましたが、確かにそんなニュアンスがあるかも。みんな強いけど、隙ができたら瞬殺されるし。今のところ9話まで見てるんですけど、惜しむらくは「圧倒的優勢に立ち、勝ち誇る」→「隙を突かれる」の展開が多すぎること。でも原作の原作である山田風太郎先生の仕事だから文句は言えねーか。以下、今のところの各キャラの感想。(公式サイト参照)

【甲賀弾正】体内に仕込んだ毒針を使う。
主人公の属する組織の長であるにも関わらず、思いっきり先制攻撃した酷い人。過去の美談はどこいったのー? 風待将監のビジュアルと並び、第1話の時点ではどう考えてもこっちが悪役。

【風待将監】粘りつく痰を吐く。
容姿はバケモノ。さらに能力が痰ということで、構成要素を見るだけなら間違いなく悪役。このアニメには善も悪もないんだろうけどさ。蛍火たんをシカトしてたから殺されて当然な気もする。強いけれどウッカリ者。

【鵜殿丈助】人間ゴムまり。
物理攻撃無効ということで基本的な戦闘能力は高いと思うけど、忍法には非物理攻撃が多いからなあ。そして、歩くセクハラ。個人的には全キャラクターの中でドン底の好感度。コイツの性格の悪さも「どっちかといえば甲賀が悪者」っぽい印象を与える要因かと。早めにリタイアしてくれて正直清々した。

【地虫十兵衛】占いと仕込み槍。
バジリスクのアイドル。バジリスクのことをよく知らない人でも「ああ、四肢がない忍者が出てくるマンガね」くらいは知ってると思うけど、それがこの地虫先生。絶大な知名度とインパクトの割にはあっさりリタイア。ていうか、あれは敵が悪かったよ。地虫先生は悪くない。そして、占いは役に立たない。

【室賀豹馬】不明(人間レーダー)
今のところ何もしてない。人間レーダー以外にも能力があると思われる。弦之介奪還の際は、彼と陽炎だけを残して里を空けたので、相当強いんじゃないだろうか。

【霞刑部】壁などに潜る
露出狂。薄着、もしくは全裸で登場する。その能力上、常に奇襲気味の攻撃になるので卑怯臭い。また、弦之介奪還の際は如月共々不敵な態度を取り、非常に悪役っぽかった。

【如月左衛門】変装
変態的な能力者が集う中、一人地味な能力のこの男。でも忍者としては正解だよな。お胡夷との悲しいエピソードで視聴者の同情を誘った直後、夜叉丸の件を糾弾する蛍火たんを「フッフッフッ…」と笑い飛ばしたことで悪役決定。この人も完全に悪役の振る舞いだよ。

【陽炎】不明
女忍者。ストーカーっぽくて怖い。

【お胡夷】肌と口から相手の血を吸い取る。
女忍者。肌を合わせることで相手の血液を吸い取るヒルの化身。その能力のため常に薄着であり、すなわちエロス担当。体術面では、忍を追いかけてたらうっかり崖から落ちそうになったり、蓑念鬼にあっさり気絶させられたりといいところがない。触れさえすれば血を吸い取れるため接近戦では最強かと思われたが、肌が接触する面積が小さいと吸収に時間がかかるため、あんまり強くもなかった。色仕掛け→吸収が基本コンボ。

【甲賀弦之介】相手が自滅する瞳術
このアニメの主人公で、中盤までは敵の屋敷で朧とイチャついてた。なお、その間も仲間達はボコボコ死んでいる。能力はワイルドカードであり、どう考えても無敵キャラ。朧以外まともに殺りあえそうにない。前半で甲賀ばかり死んでいたのは、ここで釣り合いを取るためだったのかと思われる。でも、伊賀は2人ばかり甲賀より多くても、この弦之介の能力と釣り合うとは思えないなあ。

長くなっちゃったので、伊賀の方は明日!



【7/7】バジリスクのアニメを見てます(2)
 昨日のキャラの感想の続き。今回は伊賀編(公式サイト参照)

【お幻】あらゆる忍術を使いこなす。
ばあさん。あらゆる忍術を使いこなすというスゴイ設定にも関わらず、弾正の不意打ちで瞬殺されたので、その実力の程は良く分からない。でも、もし本当にすごく強かったとしたら、彼女を相打ちになったことが弾正の最大の仕事だったかもね。

【夜叉丸】加工した女の毛で全てを切り裂く。
ヘルシングのウォルターみたいなキャラ。よくある糸使い。第1話ではルックスが一番主人公っぽかった。蛍火とのロマンスもあるし、長生きするかと思ったらすぐ死んだ。人別帳を無くして困ったり、如月にあっさり騙されたり、色々可愛らしい。口調はちょっと生意気。蛍火たんと結婚したら亭主関白になりそう。でも、結婚記念日にはちゃんとプレゼントを買ってきそうな気もする。そっぽを向いたまま頬を赤らめつつ無言で渡すんだよ、きっと。

【小豆蝋斎】手足が伸びる。
ゴムゴムのじいさん。彼の最大の仕事は、人別帳を奪った鵜殿から(結果的に)人別帳を取り返したこと。捉われのお胡夷にエロイことをするのかと思ったら、やっぱり枯れていた。枯れたじいさんを、ほぼ色仕掛け専用のあの技で倒したんだから、お胡夷はすごいよな。

【朱絹】血煙で相手の目をくらます。
朧の付き人。朧がアレなので気苦労が絶えない。その上、鵜殿丈助からも度々のセクハラを受ける序盤最大の不幸者。能力は所詮目くらましなので、どこまで有用性があるのやら……。今後も朧のせいで苦労していくのだろう。

【蓑念鬼】体毛を操る。
好戦的な性格。能力上、手足の自由が封じられた状況でも攻撃可能なため、「圧倒的優位な状況になると油断する」このアニメにおいてはかなりの強者。能力は、移動、攻撃、防御と全対応型。とにかく鼻毛がすごい。たまに伸びてる。

【蛍火】虫や爬虫類を操る
可愛い。とにかく可愛い。萌える。将監にとどめを刺すあたりとか萌え萌え。夜叉丸の恋人なので、序盤はずっと夜叉丸の心配をしてる。そして、如月に騙されていま多分どん底。不幸なキャラクターランキングで朱絹を抜いて堂々の一位に。とにかく可愛い。

【雨夜陣五郎】塩に触れると体が溶けて苦しむ。
ちょっと待て。お前の能力、ひょっとして弱くなってないか? いつも溶けかかってて「水を〜、水を〜」と言ってるイメージばかり。周りの人たちも「しょうがないおっさんだなあ」とばかりに扱ってるが、逆に言うと、みんなから愛されてるのかもしれない。「陣五郎って、いっつも塩さわって溶けて苦しんでるけど、アレ、何がしたいんだろうね」「さあなあ、あれが彼なりの忍術なのかもね」「なんだそれ。相変わらず可愛いやつだなあ」みたいな。彼が十人衆に入ってるのも多分お幻さんが「まじめなヤツばかり入れてもつまらんよな。よし、なんかムードメーカーを一人入れよう。陣五郎とか、いつも一人で塩さわって苦しんでるから、あいつ入れておけばみんなも和むんじゃないかな」とか、そんな理由で入れたと思われる。でも、なんだかんだ言って鵜殿丈助を倒した。だから、キミたち油断しすぎだって。性格的にはそこら辺にいそうなおっさんで、小豆蝋斎と比べて枯れてない(=エロイ)。

【薬師寺天膳】死なない
伊賀の実質的なNo.1。こんなのと戦ったんだから、そりゃ地虫先生も大変だよ。殺したのにそのうち復活するんだもん。本人は死なない割には慎重深い。死なない以外に能力はないみたいで、戦闘は地味。この人もこの人で朧に困ってる。見ていてすごく可哀想。

【筑摩小四郎】カマイタチを作る。
カマイタチを作るというか、感覚的にはブラックホールを作る感じ。朧がアレなので大ダメージを負った可哀想な人。実質上のリタイアか?

【朧】見ただけで相手の忍術を破る。
最強無敵の弦之介に対する唯一のカード。伊賀側には朧の瞳術以外に勝ち目がないのに、肝心の朧は弦之介にぞっこんでとても戦いそうにない。一生懸命説得してる薬師寺天膳がとにかく可哀想。伊賀側は人数では勝ってるけど、弦之介が強すぎること、朧が戦う気がないことなどから、この程度のアドバンテージでは話にならない程の苦境に陥ってる気が……。



【7/13】バジリスクのアニメを見てます(3)
 バジリスク、現在21話まで見たので、キャラ別感想の続き。

【蛍火】どう考えても如月が酷い。
半クールすぎた辺りで死相が色濃く浮き出た蛍火たん。こりゃ死ぬなあ、と思ったら案の上死にました。せめて、せめて如月のクソッタレと相打ちなら……。最期に、朦朧としながら如月を夜叉丸に重ねちゃう辺りが可哀想すぎる。ホントに如月は酷いヤツだな。鬼!悪魔!

【雨夜陣五郎】この男、萌えキャラを極めた。
前回感想を書いた時点で既にそのヘタレっぷりが萌えと化していた陣五郎。しかし、彼のヘタレは留まる所を知らない。伊賀一行が海路を取った折、一人海を怖がりブルブル震えながら朱絹にしがみつく様子は、まさに萌え。悪魔の実の能力者じゃあるまいし、海を怖がるなんてなぁ。しかも、そんな代償を払って手に入れた能力が「塩に触れると体が溶けて苦しむ」。報われねぇな。報われねぇよ。色濃く浮き出た死相の通り、海にヒュードボンでご臨終。萌える。

【朱絹】実は露出狂かもしれない。
海に落ちた雨夜を助けるため、人目を憚らず上半身裸になって海に飛び込んだ際は「なんていい人なんだ!」と感動したのだけど、陽炎との戦いでこれといって意味もなく裸になる辺り、実は単に露出好きなのかもしれない。いや、でも朱絹さんはいい人だよ。

【霞刑部】あんたは真性だよな。
雨夜を倒した後、朱絹・天膳のコンビネーション攻撃に破れた霞。まあそれはそれとして、回想編の猪狩りでも全裸な辺り、(能力上の制約といえど)やっぱり「コイツは真性露出狂だな」と思ってしまう。

「よう、お胡夷。ワシと一緒に猪狩りに行こう」
「いいけど、どうするの?」
「まずはワシが全裸になるのじゃー!」
「キャー!」

こういう流れが絶対あったはず。お胡夷は尻を触られてあれだけ激怒したんだから、陰部の露出は平気だなんて、そんな道理は通じねえぜ!

【筑摩小四郎】目が見えなくても勝てたよ。
失明ゆえに、瞳術使いの室賀豹馬を破った小四郎。しかも、豹馬が絶対有利の暗闇での大金星。あんな凶悪なメダパニ使いの片割れを破るなんてたいしたもんだよ。しかし、目が見えないことのハンデはやはり大きく、如月・陽炎コンビにより、自暴自棄になった上、色仕掛けで脱落。まったくもって可哀想。このコンビはホント凶悪だよな。

【薬師寺天膳】実はラスボスっぽい
物語も終盤に近付き、メキメキと悪人として成長してきた天膳。今までは朧さまに振り回される可哀想な人だったけど、そろそろ視聴者も「うん、がんばって天膳を憎むぞ」という気持ちになってきたよ。正直、今までの天膳は不憫すぎて憎めなかったからなあ。首を切り落とすか、体を焼き落とすことで完全に殺すことができるみたいだけど、体を焼くのはともかく、首を切り落とされることはしばしばありそうなもんだから、あなたやっぱりもうちょっと慎重に行動した方がいいよ。あなた、最近ちょっと殺されすぎだから。とくに陽炎に殺されたのはどうかと思うよ。朧さまも「天膳ってフケツ!」とか思ってるよ。

【如月左衛門】甲賀最凶。
変態的な特殊能力者が集う中、変装というやけに地味な能力を持った如月。しかし、その力は驚くほど遺憾なく発揮され、伊賀方は如月の計略でバンバン死んでいきます。夜叉丸、蛍火、小四郎、朱絹と実に10人中4人をもその手にかけ、しかも、一回一回がやたらと気に障る騙し方。酷え。能力が能力だから仕方ないんだろうけど、それにしてもコイツは性格が悪い。最期は普通に槍兵に刺されて死亡。いや、避けようぜ。

【陽炎】甲賀の核弾頭にしてエロ補充要員。
甲賀で一番危険なキャラ。発言、行動がいちいちエキセントリックで怖ろしい。甘い吐息が毒に変わるという色仕掛け専門の能力は、如月に騙され自暴自棄になった小四郎を地獄に叩き落とした。しかし、お胡夷といい陽炎といい、色仕掛け専門能力ばかりなのは、やはり敵よりも身内の脅威、すなわち鵜殿丈助のレイプに備えてのものなのか? 次回予告を見る限りだと、何の必然性も無い拮抗縛りにされてバジリスクのエロ分を一手に引き受けそうな予感。









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