昼は学校の備品を盗み、夜は理事長の屋敷に乗りこんで鎧兜を持ちかえっては部屋に飾っている主人公の田仁志様。最近はトレジャーハンターとしての責務も疎かになり、依頼人を適当にあしらうふてぶてしさも身に付けました。たとえば合衆国大統領から「取引に使うのでカツレツを入手して欲しい」と頼まれた時は、カツレツを入手しながらも勝手にカツ丼にして平らげ、「ああ、ごめんね。この依頼やっぱムリ」と断ってしまいます。全くロクでもありません。しかし、そんな適当な仕事ぶりながらも、彼のハンターとしての評価は協会第2位。要領のいいヤツってのはこういう人のことを言うんでしょうね。
しかし、最近にはこの学園にも不満があります。この学園では何故かカップラーメンが手に入らないのです。圧倒的なカップラーメン不足です。いまカップラーメンを売る人が出てきたら、田仁志様は一個一万円でも迷わず購入しますよ。
以前、一度だけカップラーメンを手に入れたことはありましたが、まさかこれほど入手困難な品とは思わず、うっかり食べてしまいました。ああ、もったいない。どうしてこの学園は日本刀や拳銃は手に入るのに、新聞紙や鳥の羽根やカップラーメンが手に入らないのでしょうか。全く納得がいきません。
また、主人公の周りの人間も非常識なヤツらばかりです。同級生が保健室で苦しんでいるので何かと思って話しかけてみたら「ステーキ食ったら治る気がする」とか、ふざけたことをぬかしやがります。仕方なくステーキを奢ってやると、ゴミみたいなポスターをくれました。おい、ふざけるな。
また一方では剣道部主将のお侍さん。彼は田仁志様のことを尊敬しているはずなのですが、どうもそうは思えません。他のヤツラとあんまり変わらないのです。田仁志様が歩いていると、お侍さんが突然呼びとめ「師匠!」とか言ってくるので、ういやつよと思い近づいてみると、「昼メシを食おうと思ったでござるが、白米がないでござる!くだされい!」。おい、てめえ、人に物を要求する時だけ師匠かよ!
もうちょっとマジメにゲームの中身の話をすると現在第十話。田仁志様のメインウェポンは相変わらずの「食神の魂」。それに時折、「ファラオの鞭」「荒魂剣」などをチェンジします。銃はほとんど使いません。
お気に入りバティは、「テニスは最強の格闘技」を証明するため冒険に参加した最強女子高生「八千穂明日香」、そして現代に甦ったお侍さん「真里野剣介」。ライフルよりも強い殺人スマッシュでザコ敵を薙ぎ倒す明日香と、打撃に弱いボスなら1ターンキルも可能な真理野。攻略だけを考えるなら現段階では最高のパートナーです。
他にお気に入りバティは「奈々子」。ファミレスのバイト店員で、あつあつのピザを敵に押しつけ火傷を負わすというロクでもない技の使い手です。また、主人公に謎のドリンク(乾汁?)を飲ませて、「もっと働け」と叱咤激励してくれます。奈々子を完全に使いこなすためには、APを0にすることが前提となりますが、すると今度は二丁拳銃装備が前提になり、そうなると錬弾術が使える砲介が奈々子のパートナーという結論に至るのですが、奈々子&砲介だとバカすぎるのがたまに傷。知性-25はいくら何でも致命的です……。
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