●こうすれば作家になれるよ |
作家になるためにはどうすれば良いのでしょうか。 そもそも作家とは何でしょうか? 定義はいろいろだと思いますが、ここでは本を出す(一般書店に並ぶ)ということを考えてみます。 では、どうすれば本を出せるのでしょうか? これは僕も良く分かりませんでした。 なので、ネットなどを調べて手当たり次第やってみました。 すると本が出せました。 あくまで一件成功させただけの経験的なものに過ぎませんが、作家になりたい、本を出したい、と思っている人はこれを参考にしてみてください。 ・STEP1「文章を書こう」 とりあえず何か面白いテキストを書いてください。 基本的に日記とかエッセイは面白くてもダメ(=本にしてくれない)なので、そういうのは有名人になってから書きましょう。 文章のクオリティよりも、内容の方が重要っぽいです。 まともな日本語で読みやすければ、別に美文でなくても良いみたいです。 面白い文章が書けない人や、アイデアが湧かない人は、そういうのが得意なお友達にお願いして書いてもらいましょう。 ・STEP2「企画書を書こう」 テキストが書けたなら企画書を書きましょう。 企画書に書くべきことは、タイトル、内容の要約、ねらい(何が面白いか)、想定する読者層、コンテンツ構成、それから自分のテキストのセールスポイントです。 これは僕の個人的な感覚ですが、出版社とは「面白い文章」を本にしてくれるところではありません。 「売れる文章」「カネになる文章」を本にするところです。 ですから、これこれこういう理由で私の本はきっと売れますよ、ということをアピールした方が良いかと思われます。たぶんね。 「オレは作家先生だぞ、企画書などというくだらないものを書けるか!」という人は、そういうのが得意なお友達にお願いして書いてもらいましょう。 自分のテキストの何が面白いのかを文章にするのは、お笑い芸人が自分のネタを解説して、「ね、面白いでしょう?」っていうようなものなので、書いてると泣きたくなってきます。 ・STEP3「売りこもう」 文章と企画書ができたなら、それを出版社に売りこみましょう。 自分の文章を面白がってくれそうな出版社に目星をつけて電話をするのです。 どういう出版社が良いのか分からない人は、自分たちのテキストと似た内容の本を出している出版社に狙いを定めましょう。 これも個人的な感覚ですが、賞に応募したりコネを頼ったりするよりも、手当たり次第あっちこっちに売り込んだ方が多分早いと思います。数撃って当てる感じです。 なので、ガンガン電話かけましょう。 電話で「面白い文章を書いた。本を出したいので企画書を見て欲しい」みたいなことを言いましょう。 「持ち込みは受け付けてない」と門前払いされることもありますし、「とりあえず送って来い」といわれることもあります。 送り先と形式を教えてもらったなら、メールなり郵便なりで送り付けましょう。 なお、たまにどんな内容の本か訊かれることがあります。 これは大変重要なポイントです。うまいこと当意即妙な答えを返しましょう。 ここで興味を持ってもらえるかどうかは後に大きな影響を与えます 知らない人と話すのは緊張する、売りこみは胃が痛くなる、という人は、そういうのが得意なお友達にお願いして売りこんでもらいましょう。 あと、自費出版とか共同出版はカネが掛かるので、カネがない人や、そもそもカネ目当ての人は、そういうところは止めときましょう。普通に出版してもそうそう儲からないものですから、自費や共同だと儲かる可能性は限りなく低いです。 そうして電話をかけまくり、しばらくボケーとしていると、一ヶ月くらいした頃に向こうから連絡があるかもしれません。 連絡が来たらおめでとうございます。 3ヶ月くらい経っても何も連絡がなければダメだったんです。 諦めて次の作品を書きましょう。STEP1からやり直してください。 ・ポイント 本を出したいなら、向こうから声が掛かるのを待つのではなく、手当たり次第に電話しましょう。 何も売りこみしてない80点のテキストよりも、手当たり次第に電話しまくった70点のテキストの方が、たぶん本になる可能性は高いです。 ・便利なサイト goo辞書――広辞苑をひくのが面倒になってきたらこれで。広辞苑の方が情報量多いけど。 シソーラス――類語辞典。これを活用するとハッタリの利いた文章が書けます。 |
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