●紳士的黒猫辞典_ハ行 |
【BERSERKER】(ばーさーかー) 掃除屋同盟のフドウ&ムンドックに対し、ドクターの注入したナノマシン。 これにより、フドウ&ムンドックは仲間であるはずのトレイン一行と対峙することになるのである。 BERSERKERを注入されたものは理性なき戦闘マシーンと化す、とはドクターの言だが、 しかし、紳士精神に溢れたフドウ&ムンドックはBERSERKERに冒されてなお、紳士的行為を貫いた。 フドウ&ムンドックはケビンを瀕死の重症にまで追いやりながらも、瀕死のケビンに止めを刺そう とせず、トレイン一行を追いかけたのである。 心を操るBERSERKERをもってしてもフドウ&ムンドックの紳士精神は挫けなかったという、黒猫 屈指の名場面であり、伝説的な美談である。(かがみ) 【ハーディス】(はーでぃす) (@)黒猫の主人公、トレイン=ハートネットの用いるオリハルコン製の武器。 装飾銃と書いてハーディスと読む。 銃と付いているが、基本的には鈍器であり、主に敵に殴りつけて使用する(「黒猫の爪」という殴打技もある)。 しかし、稀にだが銃器として使用することもあり、トレインの特異体質を利用したレールガンという 銃撃技を使うことも出来る。 オリハルコン製であるため、敵の銃弾を跳ね返したり、超音波を跳ね返したり、素早く振って爆風を 生み出したりすることができる。(かがみ) (A)銃自体はオリハルコンでできていて「銃器」と言われているが、弾丸は市販の物を使用するために 「良い銃」にしかならない。だが、鈍器として使えば殺さずに敵の戦闘能力を奪い、防具としては鉄壁 とも言えるので、セフィリアはトレインがいずれ掃除屋になると読んでこのような物を与えたと思われる。(よしお) (iii)クリードさまとの最終決戦において、トレインの命懸けの紳士レールガンに耐えきれず、 とうとうハーディスは自壊した。 最終話においてハーディスはスヴェンにより復元されるが、材質がオリハルコンではなくなったため、 レールガン使用不可、鈍器としての利用が不可となり、戦力が大幅に下がった。 なお、このときスヴェンは「弾丸を撃つにはまず問題ねェはずだ」と語っているが、新生ハーディス には何とトリガーすらついておらず、弾丸を撃つことすらできなくなった。 これは「もうハーディスで誰一人傷付けないぜ」というトレインのバリアフリー思想の絶妙な表現 であり、最終話を飾るにふさわしい素晴らしいエピソードといえる。(かがみ) 【吐き気】(はきけ) 黒猫読書時に何故か否応なく見舞われる身体反応のひとつ。 通常吐き気とは、毒物などの異物が体内に入り込 んだ時等にそれを体外に排出するために起こる 防御反応だが、同時に(耐えがたく胸糞悪いものを見る等といっ た)精神的嫌悪感によっても起こる。 無論黒猫においてそのような可能性は天気がひっくり返ってもあり得ないが、目黒氏の仮説 「矢吹贖罪論」によれば黒猫の単行本はナノマシンでできており、それが我々の認識に干渉する 際の副作用ではないかと指摘している。 しかし、ナノマシンの力を振り切り、真実の黒猫を見ているはずの紳士においてもこの現象からは 逃れられず、真相の究明が待たれている。(ラダ) 関連語⇒眠気・眩暈・矢吹贖罪説 【爆風】(ばくふう) 一般的には爆発によって起こる激しい風のことを指すが、爆発がなくても、オリハルコンの銃を 高速で振りさえすれば同じ現象が起こるということが、聖典第百四十九話「“道”の真実」によって 明らかにされた。 運動エネルギーを爆発に変えるという、オリハルコンの未知の特性を読み解く一つのキーワードで あったが、その描写は本誌のみに留まり、なぜかコミックスでは「空気の壁」に書き直されていた。 この暴力的ともいえる改悪 に、黒の組織の暗躍を見る者はすくなくない。(目黒) 関連⇒オリハルコン 【パクリ】(ぱくり) ある作品における設定やストーリーの無断流用。盗作一歩手前、または同義。 社会的評価が高く、多大な利益が見込まれるものほどパクられやすい。 オマージュやパロディなどのような故意に元ネタを彷彿とさせ、つっこみを誘う物もあるが、 パクリにおいてはそんなエンターテイメント魂によるものなどではなく単なる営利目的の 許しがたい犯罪行為である。 知欠神の生み出した完全無欠のエンターテイメント、「ブラックキャット」は聖典として全世界 60億もの人々に愛読されている神漫画であるため、そのパクリによる利益と被害は計り知れない。 現在、クリエイティブの世界にはカウボーイビバップやハンターハンターなどといった極悪な劣化 コピー品が氾濫 しており、偉大な矢吹先生は菩薩のごとき御心にてほったらかしにされている ものの、多くの黒猫紳士たちは早期対策を切実に願っている。 (ラダ) 関連語⇒パクリ疑惑 【パクリ疑惑】(ぱくりぎわく) 黒猫と他作品(『ハンター×ハンター』『カウボーイビバップ』など)に似通った箇所が散見 されるため、どちらかがパクっているのではないかという、有名な噂。 常識的に考えれば、神にも等しい矢吹先生が他作品をパクるわけが無いため、他作品が 黒猫をパクっていることになるが、その場合は「黒猫の方が後発の作品である」という 時間軸上の矛盾が生じてしまう。 この時間軸上の矛盾に対し整合性のある解答を示すことが黒猫紳士・黒猫研究者に科せられた 最大の責務であろう。 現在のところ、『宇宙一巡説』がもっとも有力とされているが、他にも説得力のある仮説が出ており、 これからも新たな仮説が生まれるだろう。 これまでに提出された仮説は、拙著『黒猫のパクリ問題を考える』にある程度まとめられているので、 興味のある方はご一読頂きたい。 なお、「黒猫の方が他作品をパクっているんじゃないのか?」という俄かには信じがたいが、画期的な 前提を下に検証を行っているサイトもあり、『黒猫は見ていた』さんがその先駆的なページとして有名である。(かがみ) 【パクリネタ】(ぱくりねた) (@)黒猫において、他のマンガ家やアニメ作家がどうしてもパクらずにはいられない圧倒的 オリジナリティにあふれたキャラクターや技、構図、プロット、ストーリーなどのパーツを指す言葉。 凡百の作家は、黒猫のそういった部分を見つけてパクるたびに、どうして自分が最初に思いつけ なかったのかと 悔しがり、「矢吹先生にはやられたよ」との惜しみない賛辞を送るという。(目黒) (A)上述のようなネタが出るたびにジャンプの発行部数がうなぎ登りに伸びるのは当然の話で あり、編集部としても目を皿のようにして黒猫と矢吹先生の動向を見守っている。 幸運なことに、このようなネタが出てきた週など、 編集部は狂喜して「矢吹先生がまたドエライことを やってくれた!」と欣喜雀躍の態を示すといわれる。(目黒) 【ババ抜き】(ばばぬき) 聖典第八十五話「街でバッタリ」において、トレインとイヴが興じていたトランプゲーム。 ただし、トレインは5枚、イヴが2枚の手札(うち1枚はジョーカー)を持っていたことから、 これはただのババ抜きで はなく、ジョーカーを5枚入れておこなう「ババ抜きファイブ」では ないかと思われる(トレイン:ジョーカー4枚+手札 1枚、イヴ:ジョーカー1枚+手札1枚)。 ジョーカー1枚で行なうババ抜きがおもしろいのだから、ジョーカーの数を5倍にしたババ 抜きファイブがその5倍盛り上がるのは理の当然である。(目黒) 【バリアフリー漫画】(ばりあふりーまんが) バリアフリーとは、建築設計において、高齢者や障害者に配慮をすること。 転じて、「読者に優しい漫画」という意味で使われる。 2003年度のジャンプ47号において、三流漫画『ハンターハンター』のポックルの死に対し、 多くの紳士淑女がその衝撃的なシーンにハラハラドキドキして、心の平安を大いに乱した。 それに対し、同号において名脇役ケビンを殺した『黒猫』は、まったく紳士淑女をハラハラドキドキ させることなく、大変心臓に優しかった。 矢吹先生は読者を不必要にハラハラさせないため、あのように薄っぺらい死の描写をしたのである。 紳士淑女は矢吹先生のその深慮を悟り、黒猫を、読者に優しい漫画=「バリアフリー漫画」と呼ぶことにした。 なお、その後ケビンは実は死んでないことが分かり、さらにバリアフリー漫画としての名声を確かにした。(かがみ) 【バルドル&クランツ】(ばるどる&くらんつ) 時の番人の紳士コンビ。 一見した彼らは戦闘狂のように思われるが、一流の紳士としての素養が見受けられる。 (1)「俺達が到着するまで手を出すな」と部下の生命を第一に考え、それを破って先走った部下にも 何のお咎めも与えていない。「上司にしたい時の番人NO1」 に相応しい。 (2)バルドル&クランツの武器の特性から考えると、彼らの武器は室内などの狭い空間の方が有利 なのに、 わざわざ広い町中にトレイン達を誘導した。これは、 トレインが子供の状態あり、スヴェンも 怪我を負っていて、 二人とも十分に実 力を出せる状態ではないことを理解し、少しでも対等に戦うため、 トレイン達 の銃器に有利な広い場所に誘導したと思われる。 (3)「星の使徒を抜けたって、その娘が世界的な犯罪者であることに代わりはない」という発言から、 「最大多数の最大幸福」や「公共の福祉」といった非常に高度な物の発想でキョウコの抹殺の任務を 請け負った事が分かる。 トレイン達のような利己主義的な考えでキョウコを助けるのではなく、世界全体の事を考えた上での キョウコ抹殺という汚れ役を引き受ける優しさ。まさし く紳士であろう。 (4)キョウコを確実に殺せる状態でありながら、ナイフを眼前に突きつけるだけで 刺そうとはせず、 トレインがキョウコを格好良く助けるまで待っていた。 これは、クランツの表情から苦悩と葛藤が伺えることから、キョウコを殺すこ とに迷いがあり、自分の 信じる正義でキョウコを守ろうとするトレインに自分を止めて欲しかったからであろう。 時の番人というあまり紳士的でない集団でありながら、ここまでの紳士精神を持ち合わせている彼らは 素晴らしい。(リチャード獅子心王) 【万物の根源は黒猫】 (ばんぶつのこんげんはくろねこ) 「この世の全ては黒猫が元である」という考え。 言い換えれば、「この世の全ては黒猫をパクったもの」と言える。 古代ギリシアの学者は、万物の根源は水だとか数だとかほざいているが、これは黒猫の他の追随を 許さぬ圧倒的オリジナリティーを妬んで言ったものであることはあまり知られていない。 誰が「万物の根源は黒猫」と言ったかは不明だが、クフ王のピラミッドの巨石に「黒猫」と落書きが 書かれていたことから、少なくとも4000年以上前の人物であると言われている。(リチャード獅子心王) 【B.C.】(びー・しー) (i)世界共通で一般的に使われている年号の略号。 言うまでもなく、BlackCatの略である。 週刊少年ジャンプにて黒猫の連載が始まった2000年をBC元年といい、現在(2004年)はBC4年にあたる。 なお、広い世の中にはBCを「Before Christ」の意味で用いる奇特な人々もいるらしく、その場合は 「紀元前」という意味になるが、この略号はいかんせんキリスト教由来のためヨーロッパの非キリスト教圏 (特にユダヤ)ではこの意味での使用は抵抗が大きい。 それらの問題を鑑み、全世界から国教・人種・宗教を超えて遍く愛されている「BlackCat」を年号とするべき ではないかとの意見が現在ではメインストリームとなっている。(かがみ) (ii)なお、上記の説明に関して、2000年がB.C.元年であるなら2004年はB.C.5年ではないかと考える者も いるようであるが、もちろん、そのような考え方は間違っている。 バリアフリーを根幹とした偉大なる年号と、たかがキリスト教に由来する年号との間には、以下のような 相関があるのだ。 B.C.元年=A.D.2000年 B.C.1年=A.D.2001年 B.C.2年=A.D.2002年 B.C.3年=A.D.2003年 B.C.4年=A.D.2004年(目黒) 【光】(ひかり) トレインとクリード様という二人の究極紳士が頂上紳士の座を巡って争った最終決戦において、 トレインは淡い光を身にまとい、クリード様は幻想虎徹(イマジンブレード)LVMAXという巨大な 光の刃をその右手に宿した。 これは、膨大な紳士力が光として具現化するということの 何よりの証拠であり、歴史上、多くの科学者が挑んできたテーゼ、すなわち「紳士力=光」という 仮説がここに証明された。 創世記において、神は混沌とした世界に対して「光あれ」といったが、これは、神が一番最初に 紳士的精神を生み出したということに他ならないし、ゲーテが残した最後の言葉「もっと光を」が、 世の中にはもっと紳士が必要であるという嘆きであったという説も、ここに立証されたといって 差し支えないであろう。(目黒) 【美談】(びだん) 基本的には能力者バトル漫画である黒猫だが、偉大なる矢吹先生はそのような血なまぐさい 戦闘シーンだけで黒猫を構成しているわけではなく、あちらこちらに心洗われる美しいエピソード を散りばめている。 現在のところ黒猫において最高の美談とされているのは、「BERSERKER」を注入され理性なき 戦闘マシーンと化したフドウ&ムンドックが、「BERSERKER」の呪縛を振り切り瀕死のケビンに 止めを刺そうとしなかったシーンである。 最近では、セフィリアとクリードさまがお互いに奥義や不死の秘密を自分から逐一解説したシーンが 「紳士淑女の応酬」と呼ばれ美談とされている。(かがみ) 【人柱】(ひとばしら) 自分一人の身を犠牲にして、多くの人々に有益な情報や別に有益でもない情報をもたらす、 犠牲的精神に溢れた行動、もしくはそれを行った人に贈られる称号。 元々は神撫手コミックスを購入した者に対して与えられた称号であったが、黒猫ファンブック 『MATATABI』を購入した者に対してもこの称号が贈られた。 紳士的理由によりファンブックが購入できない多くの黒猫紳士にとって、彼らからもたらされた 情報の恩恵は計り知れない。(かがみ) 【不吉を届けに来たぜ】(ふきつをとどけにきたぜ) クロネコヤマトを下敷きにした、主人公トレインの決め台詞。 決め台詞にも関わらずほとんど使われない辺りに、矢吹先生のたまらない奥ゆかしさを感じる。 決して設定倒れではない。 クリードアイランド編の、対シキさま戦において久しぶりにこの言葉を使ったが、戦闘後は シキさまに無罪放免を言い渡し、「救ってやるんだ」とまで言い放った。 戦闘前は「不吉を届に来た」と呪詛を吐きながらも、決着が着いた後はしこりを忘れ敵すら救おう とする。トレインの紳士精神を現した有名なエピソードである。(かがみ) 【不死】 (ふし) (@)一般に死なない身体の意味。この独創的な概念は知欠先生がG・Bとともに発表した。 その後、このアイディアは多数の作品でパクられたが、知欠先生による不死の描写は他の 追随を許さない。 なお、大半の作品で「不死」といいながら弱点を突かれると死んでしまう。 この点にも知欠先生の設定をパクった痕跡がありありと見られる。 (A)不死の身体=不死身の意味から考えると知欠先生の更なる深謀遠慮が垣間見れる。 不死身の意味は「死なない身体」と「挫けない強靭な精神」という2つの意味がある。 つまり、クリード様は弱点付きの不死身になるG・B無しでも不死身の男だったのです。 その強靭かつ高潔な紳士精神が挫けることなどあるはずも無いのですから。 それは 「守りきる自信があるからだよ!! 僕の脳 すなわち精神を!!」という台詞からも明らかです。 同時にこれは他の作家が「不死」という言葉の表面しか見ておらず、 知欠先生の大いなる 意図にはには辿り着けなかったことを示している。(tom-y) 【フドウ&ムンドック】(ふどう&むんどっく) 掃除屋同盟のベスト紳士賞[カップル部門]を受賞したコンビ。 その鋼の紳士魂に崇敬の念を込め、「ヒゲとデブ」 の尊称で呼ぶ者は少なくない。 クリード・アイランドに漂着するなり「星の使徒」のドクターに拉致・監禁され、人間を理性なき 戦闘マシンに変えてしまう悪魔のナノマシン「BERSERKER」を注入された二人だったが、 そんな苛酷な環境にあってなお、ケビンとリバーの命を守ろうとした姿は読者を感動の渦に巻きこんだ。 「バ、バカな……。僕のナノマシンが精神と肉体を完璧にコントロールしているはずなのに……」 「オラたち、掃除屋同盟を……甘く見るんじゃねぇっぺ!」 「その通りだ。……たとえ心と身体が操られようと、この魂に刻みこまれた紳士の心意気は けっして揺らぎはしな い!!」 そう(心の中で)叫んで「BERSERKER」の呪縛を断ち切ったシーンは、「紳士魂が肉体を 凌駕した瞬間」を描ききった名場面として長く語り継がれるであろう。 私見ではあるが、万能のナノマシンを使いながら「光を出す」という演出役に徹したイヴ嬢の 奥ゆかしい淑女ぶりも、このシーンに大きな花を添えていたと思われる。(目黒) 【BLACK CAT】(ぶらっくきゃっと) 累計発行部数4000億部、「黒猫」の愛称で親しまれる神漫画。 集英社の「少年ジャンプ」で連載中。 漫画の域を超えた究極の芸術作品と呼ぶ声も多い。 日本で生まれたキリスト、矢吹健太朗先生が作者。 興行収入は不明だが矢吹先生の納税額は 1000兆を超えている。 「元殺し屋の賞金稼ぎ」「道(タオ)」「星の使途」等、その圧倒的オリジナリティは魅力的で完成度 が高く、数々の作家が盗作に手を出している。 いや、きっと手を出さずにはいられないのであろう。 医学・物理・数学・文学・文化・社会・etc... あらゆる分野に影響を与え、「革命が起きた」「新天地を 開いた」等の声も大きい。ファン層も厚く信者・黒猫紳士・白猫紳士・神聖紳士の大きく4つに分かれ ている。 心臓をドキドキさせないバリアフリー漫画としても有名。 作品の欠点といえば黒猫は世界全体に多大な影響を与えておりそれを危険視する者がいる事で あろうか。(幼き紳士) 【黒爪】(ブラッククロウ) 史上最強の鈍器ハーディスを使った「黒猫の技」。 体を回転させ回りながら銃身で4回敵を殴打するという画期的な技。 銃=鈍器を確立させた恐ろしい技である。これを喰らった敵は心が折れて救われる。 黒爪「一閃」があることから「二閃」「三閃」「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」がある可能性 が高い。(幼き紳士) 【黒十字】(ぶらっくくろす) 最強の鈍器ハーディスを使った殴打技の一つ。 ハーディスで十字を描く軌跡の殴打を加える。 同じく殴打技である黒猫の爪に比べ攻撃回数では劣るものの、十字を切ることによる神聖属性が 付加され、アンデッド系モンスターに大ダメージを与えることができる。 聖典黒猫においては、ナノマシンにより不死の肉体を手に入れたクリードさまに対し、トレインが この神聖攻撃を行ったが、クリードさまの不死性は邪悪な力によるものではなかったため、無効化 されてしまった。 劇中ではあまり意味のなかった黒十字だが、黒猫にファンタジー要素を加えたという点において 画期的な技であったといえる。(かがみ) 【プレイキューブ】(ぷれいきゅーぶ) パーティゲームの大傑作「グリンの部屋」という「隠れだけゲー」を抱えた、いま一番売れ筋の 家庭用ゲーム機。 高性能なハードの能力に対して、ユーザーインターフェースの要である コントローラーは限りなくバリアフリーに作 られており、十字キーとスタート・セレクトボタンの他は、 ABCボタンとLRボタンしかないという7ボタン設定である。 そのスーパーファミコン以下のボタン数は、ゲーム初心者を始め、小さなお子様からお年寄りまで 幅広い層に人気を博している。(目黒) 関連⇒グリンの部屋 【プレタ神父】(ぷれたしんぷ) クリードアイランド編に登場した、星の使徒の一人。元神父。 腐食(イロード)の能力を持ち、触ったものを腐らせることができる。 通常であれば”善”である神父というステータスにありながら、あえて敵役に配する辺り、 矢吹先生の鬼才を感じる。なお、同様の設定は荒木先生によりプッチ神父としてパクられている。 紳士集団星の使徒に属するプレタ神父であるが、やはり彼もまた紳士である。 触れた相手を腐らせるという”黙っていれば”強い能力を持ちながらも、戦闘開始前に自分の能力を 逐一説明することで対戦相手に警戒を促した。 その結果、リバーの遠距離攻撃「ソニック・フィスト」によって敗れるが、紳士的に戦った結果の敗北で あるから、彼も満足したことだろう。 もし、これが「ハンターハンター」であったら、絶対にプレタ神父は自分の能力を晒したりはせず、卑怯にも 黙ってリバーを腐らせていたのではないだろうか。 紳士的キャラクター描写は矢吹先生にしかできることではない。 なお、プレタ神父の外見は鳥山先生の「ドラゴンボール」にて、「ピッコロ」というキャラクターにパクられている。 笑い方は「フホホ」。(かがみ) 【ヘルダイム…てゆーかぶっちゃけヘルなんとか】(へるだいむ…てゆーかぶっちゃけへるなんとか) (@)え〜と確かナンバーズのバルドル&クランツコンビのバルドルが使っていた武器。 作中では「ヘルダイム」「へイルダム」等よく名称が変わっていた。 これはおそらく矢吹先生が間違い探しの要領で書いたか編集がオリジナリティあふれすぎる 名前を見て読み間違えたのか矢吹先生が間違えた…ゴフウアシが書き間違えたなどの理由が 考えられる。まあどう考えてもアシか編集のせいに 決まっているだろうが万に一つ矢吹先生だと したらあまりに知けt…ゴホゴホ ちなみに名称は本誌だけでなくコミックスまで変わっている(らしい)。(シエンタ) (A)作中で何度も名称が変わるのはバルドルが同じ武器をいくつも持っていて、出てくるコマの 度に持ち替えてるとも考えられる。 持ち替える理由としてはブースターの燃料が切れたから というのが 最も筋が通ると思われる。(シエンタ) 【星の使徒】(ほしのしと) (@)トレイン「おい あいつらサルに様づけしてるぞ!!」 スヴェン「うーむ…猿でも道(タオ)を使える方が偉いってコトか?」 これは聖典第百六十四話「コピーなる道(タオ)」にて交わされた会話であるが、この単 純なやり取りの中に、革命組織としての「星の使徒」と、既存の価値観の中で暮らす主人 公たちの間に横たわる深い溝が描かれている。 革命とは従来の価値観をひっくり返すことであるが、動物であろうと人間であろうと出自 を問わず、ただ優れた能力を持った者には尊敬の念を表すという、現代社会でも実現でき ていない能力主義の一つの極地がここに描かれているのだ。ある意味で、理想郷をつくろう というクリード様の決意は純粋なものであるともいえる。 「猿に様づけする」という、一見、程度の低い幼稚でチープなギャグのように見せておき ながら、その実、「本当に彼らを笑えるのかい? 肌の色や言葉の違い、あるいは宗教の 差異で相手を見下す僕たちの社会は本当に正しいといえるのだろうか?」という深い問い かけを放つところに、矢吹先生の広大無辺な愛と現代社会に対する憂国の心がうかがえる。 (目黒) (A)黒猫における主人公のライバルキャラクター、クリードさま率いる革命集団。 しかし、劇中における彼らは単なる武装テロリストではなく、崇高なる目的を持った紳士的革命 結社である。 彼らは上記(@)の如く、その組織内においては性別・人種・信仰のみならず種族さえも超えた 完全なる実力主義を採用しており、革命成功後、彼らが作り上げるであろう理想郷の一端を 伺うことができる。 また彼らの革命軍事行動以外での主な活動は、最先端工学であるナノマシンの研究・実用化や、 道と呼ばれる未知の人体エネルギーの修得や有効活用法の研究など、今後の人類社会にとって 大きくプラスになるであろう有意義なものばかりである。 その精神性や社会への寄与などを考えると、やはり彼らを単なる武装革命集団と位置付けるわけ にはいかない。 一般的に、少年漫画において悪の側面だけを強調された悪役はキャラクターの魅力に欠け、 読者の人気を得られにくいものであるが、星の使徒は上記のように悪の性質とは相反する様々な 積極的なファクターを与えられており、読者に、理想の社会とそれに至る過程で生ずる暴力の害悪 という、二律背反を意識させることに成功している。 悪役に配された星の使徒に深い精神性を付与し、他の少年漫画とは一線を画す”魅力的な敵役”を 創り上げた矢吹先生は偉大である。(かがみ) 【堀部健和】(ほりべたけお) (i)2003年15号、読みきり「神撫手」にてデビュー。 その頃はまだ未熟な漫画家であったが、神撫手の連載が始まるや否や、知欠先生以上の 天才とも言えるべき恐るべき才能を開花させる。 敬称で「あ堀部先生」等といわれているが、この「あ」は、「1つの、」という意味の冠詞のaで、 本当の意味は「a 堀部先生」(世界に2人といない天才・堀部先生)という意味である。 決して「『アホ』りべ先生」ではない。 作者には、予言能力があると思われる(ジム) (ii)ジャンプ史上に燦然と輝く大傑作「神撫手」を生み出した女流作家にして、脳神経学、 催眠心理学、美術史と多方面の学問に精通する才媛。 その才能のもっとも突出した分野が 電磁気学にあることは論を待たないところであるが、とくに「脳波はテレビ塔のように 数十キロ先まで届く」という見事な発見には、世界中の医学者と物理学者が、自分の見識が 時代遅れになったことを痛感してトラウマを抱えたというエピソードが残っている。 この事件があまりにも有名であるため、一般的に堀部氏はマンガ家というよりも、電波系 物理学者として語られることが多い。(目黒) 関連語⇒神撫手 |
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