●紳士的黒猫辞典_サ行




【SAMURAI DEEPER KYO 】(さむらいでぃーぱーきょう)
現在週間少年マガジンで女流作家上条明峰先生が連載中の剣客ファンタジー活劇。
かつて「鬼眼の狂」と呼ばれ千人斬りをした伝説の人斬りの闘い という未だかつて見たこと
もない主人公像で、ダーティーヒーローの概念がここから生まれたことは周知の事実である。
「マガジンの黒猫」、もしくは「黒猫時代劇」とも称されるその潜在能力は時に聖典BLACK CATを
も凌駕するのではないかと噂される。
その為ほかの神漫画の類に漏れず、迸るその神性にあやかろうとする「トライガン」や
「るろうに剣心」に高精度 でパクられることも多い。
他にも江戸時代なのにみんな普通に英単語を使っている、 服部半蔵と徳川家康が同一人物だった
などという藤村新一・元 名 誉 教授も舌を巻く全く新しい歴史考証に加え、 剣を振るだけで火の鳥や
水龍が出たり、体を異次元に繋いだり重力を操れたりすることを(黒猫ですら「道」や「氣」 という一定の
論理体系を必要としたのに)『特殊能力』の一言で過不足なく説明しきってしまう力量にはオーディンを
喰らったフェンリル狼を思わせる。
またその黒猫にも匹敵する小奇麗で小美麗な戦闘描写やエフェクトを見た多くのゲームプログラマーは
大きな衝撃を受け、ス○リートファイター、ギル○ィギアなどの有名格闘ゲームに多大な影響を与えた。
ちなみに「KYO」には我々紳士と同様な存在である「SAMURAI」と呼ばれる研究者達がおり、我々と同じ
ように KYOを研鑚し、褒め千切ることを彼らの言語で「GENKAITOPPA」という。(ラダ)

【サヤ】(さや)
本名 サヤ=ミナツキ。享年19歳。
トレインの命の恩人であり親友、そして、クリードさまを紳士に改宗させた真の淑女。
黒猫史上最高の淑女と称されている。かなりの実力を持っていた掃除屋であり、
得意技『リフレクショット』でクリードさまをあと一歩のところまで追い詰めた。
しかし、子供に気を取られた隙に斬られるという、非紳士的攻撃により致命傷を負う。
この頃のクリードさまはお世辞にも紳士とはいえず、一応斬りかかる前に「後ろが
ガラ空きですよ」と忠告したとはいえ、その間隔は刹那。さすがの女史も回避できなかった。
サヤの淑女ぶりはクリードさまがトラウマに陥るほどで、「ドア越しに発砲しなかった」
「自分の得意技を説明する」「クリードさまを確実に倒せるのに刀を撃つに止まった」など、
なるほど、クリードさまがトラウマになるのも頷ける淑女ぶりである。
クリードさまがサヤ女史に向ける憎悪は偏に「彼女の方が紳士(淑女)だった」という
感情によるものだろう。もしかしたら、クリードさまは「サヤの淑女さには絶対に勝てない」と
心の何処かで認めているのかもしれない。それを認めている自分を否定したいからこそ、
サヤという名前が出る度に冷静さを失ったり、サヤの淑女魂を受け継いだ紳士トレインに
執着していると思われる。
死してなおクリードさまに多大な影響を与えるサヤ女史は偉大です。(リチャード獅子心王)

【J・ガイル】(じぇい・がいる)
荒木飛呂彦作「ジョジョの奇妙な冒険 第三部 スターダスト・クルセイダーズ」に登場した
「吊られた男(ハングドマン)」のスタンド使いにして、ジャン・ピエール・ポルナレフの妹の仇。
両手が右手という斬新なキャラクター性によって、その知名度を不動のものにしたが、聖典
「ジャンプ イン ジャンプ特別編」が発行されるに至って、その特異な身体構造がスヴェンの
パクリであることが明らかになった。 元々、母親も認めるその「心の清さ」が黒猫における
紳士性をパクったものではないかとの疑いもあったが、ここに来てその疑惑は確信に
変わったといっていいであろう。(目黒)
関連語⇒スヴェン=ボルフィード、両右手の紳士

【ジェノス】(じぇのす)
これだけパクられている矢吹先生の漫画だが、このキャラクターだけは元ネタのようなものが
あるようだ。
それは何かといえば、かの悪徳暴力描写推称基地外漫画「HELLSING」に出て来る執事ウォルターと
思われる。 ただ、これはパクリと安易に決め付けてはならない。江川達也が「ドラえもん」の
アンチテーゼに「まじかるタルル ートくん」 を描いたように、矢吹先生はウォルターのアンチテーゼ
としてこのキャラを描かれたようだ。
自らを「紳士」と名乗りながら糸を巧みに操り大量の敵を虐殺していく非紳士的どころか非人道的な
ウォルターを矢吹先生は許す事が出来ず、あえて鋼鉄の糸を 極 め て 非 効 率 的 に使って、
あくまで紳士的に活動をさせている。
この紳士モドキの連中クロノスの中に、あえて紳士的であるジェノスを入れることにより、極めて繊細に
人間心理を描いており、 矢吹先生は素晴らしいとしかいえないキャラクター使いを披露した。
決して、矢吹先生が馬鹿だから糸の使い方も全然なってないわけではない。(ジム)

【ジェントルメン】(じぇんとるめん)
紳士をあらわす英単語。
もちろん、fish(魚)、sheep(羊)などと同じく単複同型の英単語なので受験生は
注意が必要(聖典 第百四十一話 「進化の能力(チカ ラ)!!」より)。
黒猫大学の受験英語には必ず出る問題であるから、ぜひ押さえておきたい。
英文法上、狩猟や釣りの対象となり群をなす動物は基本的に単複同型なのだが、
紳士の代名詞ともいわれる 「星の使徒」を見ると、
1.集団で行動する
2.主人公たちに狩られる
という点で、この条件を満たしているといえよう。(目黒)

【シキ】(しき)
「星の使徒」主要メンバーの一人。異大陸の出身であり、道の能力を引き出す「神気湯」の精製知識
を持つ。 自身、「INSECT(蟲)」の道(タオ)使いであり、様々な特性を備えた「蟲」を創り出すことが
できるが、とくに戦闘能 力と忠義心において突出した究極戦闘魔蟲、セツキを生み出したことで広く
知られる。
その包帯に隠された素顔はマロ様以外に知る者はいないとされており、謎に包まれたご尊顔の正体を
巡って黒猫学会でも侃々諤々の論議が繰り広げられたが、包帯の下は美形だったという、かつて誰も
想像すらしなかった斬新な設定で読者を驚かせた。
その画期的なキャラクターメイキングがマンガ界に与えた影響は大きいが、とくにマンガ屋
車田正美氏がこの手法を愛用していることは有名であり、「顔を隠して登場したキャラは
100%美形(体型がスマートな場合に限る)」 という法則はかつて破られたことがない。
クリード・アイランド編でトレイン&リバーの挌闘コンビと戦って破れるが、その際、世界最強の
鈍器である装飾銃で四度も殴打されるという苦行を乗り越え、黒猫世界においてもっとも大きな
ダメージを負った男の称号を与えられた。(目黒)
関連項目⇒セツキ

【死後の世界】(しごのせかい)
黒猫世界における死後の世界を考えることは、劇中の彼らの死生観を理解する上でも重要な
ことと思われる。
劇中で、死した後も数回に渡り現世に姿を現し、数々の奇跡を起こしたミナツキ=サヤ。
この例を見る限り、おそらく黒猫世界では紳士的に死んだ人間は幽体となって現世をさまよう
という死後の世界観がまかり通っているのではないだろうか。
さまよう、という言い方に語弊があるならば、天使のような存在となり、現世をウォッチしているの
かもしれない。
つまり、紳士的な人間にとっては死は生の延長線上に過ぎないのである。
そう考えるならば、これまでの様々な紳士的行為の謎が解明される。
彼らが命懸けの戦いの最中にありながらも、自分の弱点をペラペラしゃべったり、
敵ではなくその武器を狙ったりと、まるで命が要らないかのような紳士的行動を取るのは、
紳士であれば死を恐れる必要がないからである。
また、クリードさまの紳士革命も、己一人が永遠の命を手に入れるのではなく、全人類を紳士化
することにより、全人類に永遠の命(死して後の生)を与えようとする、人類救済計画であると
考えることもできる。
もちろん、これはミナツキ=サヤが死後幽体となって現世にたびたび出現するという一件だけを
取り上げての仮説であり、正確に黒猫世界を読み解くためには、更なる検証を重ねる必要が
あるだろう。(かがみ)

【時速30km】(じそくさんじゅっきろ)
クリードアイランド編のトレインvsリバーにて明らかとなった、黒猫世界における弾丸の弾速。
この描写からは他にも様々な計算がなされており、下は時速21kmから上は時速60kmまで
諸説あるが、どちらにしろ黒猫世界の弾丸は十分に目視できる速度であることが分かる。
黒猫劇中では敵の銃撃を主人公トレインが事もなくハーディスで跳ね返したりしているが、
銃弾の弾速が時速30km程度であるならば何の不思議もない。矢吹先生のリアリティ溢れる
描写には脱帽である。
黒猫世界では弾丸の弾速が著しく遅いため、銃撃よりも肉弾格闘・鈍器による殴打の方が
強いというオリジナリティ溢れる世界観となっており、主人公トレインもハーディスを銃器として
より、鈍器として使う傾向がある。
なお、トレインがレールガンを使った場合、「弾丸の軌道を目で追えない」程の速さになるため、
現実社会における一般的な弾速程度のスピードになると思われる。(かがみ)
関連語⇒レールガン

【邪教の館】(じゃきょうのやかた)
異なる複数の作品同士を合体させて新しい作品を生み出してくれるありがたい所。
矢吹先生をはじめ四天王の方々もこの館をご利用なされているとか・・・。
しかし、矢吹先生が合体させて生み出した「作品」は、何故か決まってすべて
奇形児(スライム)になってしまう。
合体素材の作品は、世に名を轟かせる傑作揃いなのに何故こうも失敗作ばかりが
誕生してしまうのだろうか・・・・・・? 作品同士の相性が悪いのか? 作品と矢吹先生との
属性が違うのか? ただ知が欠けているだけなのか? 真実は、いつも闇の中である。
>館主「「ハンター」と「ビバップ」を合体させるのだな?」
>
>          →はい
>           いいえ
>
>館主「では合体させるぞ。」
>
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>黒猫「ワタシは、ゲドウ ブラックキャットこんごともよろしく。」
(知欠のはらわた)

【シャルデン=フランベルク】(しゃるでん=ふらんべるく)
「星の使徒」の元メンバー、「BLOOD(血)」を操る道(タオ)使い。
シルクハットに丸眼鏡という珍妙な格好と、なぜか一人だけ妙なカタカナ訛りで喋るという奇抜な
キャラクター性を備えており、異色メンバー揃い(ナルシスト、妖婦、マッドドクター、ミイラ、
スモウレスラー、女子高生、スケボー少年、猿、ナメック星の神父などなど)の「星の使徒」にあって、
さらに浮いた存在だった男。
革命の意志は強く、「星の使徒」の理念にも強く共感していたが、自分の立ち位置をうまく
見つけることができなかったため組織を離反する。
長らくその素顔を隠していたが、眼鏡を取ると美形だったという、かつて誰も想像すらしなかった
斬新な設定で読者を驚かせた。
その画期的なキャラクターメイキングがマンガ界に与えた影響は大きいが、とくに20〜30年前の
少女マンガ世界において雨後の竹の子のようにパクられており、「眼鏡を取るとじつは美人」という
パターンは、もはや基本とすらいわれるまでになっている。
自らの血を利用して相手を攻撃するところから、サワダ流ケンカ殺法との関連も指摘されているが、
真相はいまだ明らかにされていない。(目黒)

【ジャンプinジャンプ 黒猫番外編】(じゃんぷいんじゃんぷ くろねこばんがいへん)
週刊少年ジャンプ本誌で、4号連続で行われた特別企画。
ジャンプの中に小さいジャンプが入っている。
1冊まるごと連載作品の番外編が掲載され第1弾シャーマンキング、第2弾聖典黒猫
第3弾BLEACH、第4弾DEATH NOTEとボボボーボ・ボーボボの作者交換という内容。
黒猫番外編には数々の紳士的行為が登場し、ファンのみなならず全ての漫画読者の
永久保存版となった。
大勢と戦う為に作った煙幕を使って大勢から逃げた場面は、一見しておかしなシーンと
思われがちだが これはスヴェンの「釘バットを持っている相手を銃で撃つわけには
いかない」という紳士的精神によるものだと思われ 究極紳士スヴェンなら当たり前の
行動である。 その他に、両右手の男J・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険第3部登場)が
スヴェンのパクリであることも判明した。(うたぽんす)
関連語⇒J・ガイル、両右手の紳士

【ジャンプ黄金期】(じゃんぷおうごんき)
一般的には、矢吹御大の『BLACK CAT』、かずはじめ先生の『神奈川磯南風天組』、堀部
健和先生の『神撫手』が揃って連載されていた2003年後期を「ジャンプ黄金期」と呼ぶ。
かずはじめ先生の『神奈川磯南風天組』は、主人公の男子中学生二人の目も当てられない
蛮行をリアルに描きDQN中学生の本質を表現した傑作であり、堀部健和先生の『神撫手』は
完全な整合性と斬新な科学理論を駆使し怪盗ロリホモエロミステリー能力バトル漫画
の新しい地平を開いた。矢吹先生の『BlACK CAT』に関してはここで言うまでもないだろう。
なお、1980年代から1990年代初頭までの間を『ジャンプ暗黒期』と呼び、その頃は『ドラゴン
ボール』『北斗の拳』『SLAM DUNK』などのロクでもないカス漫画ばかりが連載されていた。(かがみ)

【ジャンプ白銀期】(じゃんぷはくぎんき)
『黒猫』、『風天組』(03年31号−51号)、『神撫手』(03年43号−04年3号)の三本柱がそろった
2003年末をジャンプ 黄金期と呼ぶ者はすくなくないが、そのすこし前に黄金期の萌芽ともいう
べき時期があった。一般にこれは白銀 期と呼ばれている。
この時期のジャンプを支えた筆頭作品はもちろん『黒猫』であるが、脇を固める2本のマンガ、
「白銀期の双璧」と もいわれた加地君也先生の『闇神コウ〜暗闇にドッキリ!』(03年18号−
35号)と、吉川雅之先生の『キックス メガ ミックス』(03年28号−03年41号)の存在には端倪
すべからざるものがあった。
斬新なキャラクター構成で霊能バトルの新境地を切り開いた『闇神コウ』と、日本に一大テコンドー
ブームを巻き起こした『キックス メガミックス』。この2作品によってジャンプ名声は不動のものと
なり、続く『風天組』『神撫手』に よってその人気は盤石のものとなったといえよう。
白銀期を迎えた2003年中盤以降、「まるで金脈を掘り当てたようだ!」という嬉しい悲鳴がジャンプ
編集部から絶えることはなかったという。(目黒)
関連項目⇒ジャンプ黄金期、闇神コウ〜暗闇にドッキリ!、キックス メガミックス、神奈川磯南風天組、神撫手

【銃】(じゅう)
基本的に殺傷能力は低く、人殺しの為の道具として非常に紳士的な武器。これの携帯は紳士の嗜みである。
黒猫においては、銃<刀剣<レールガン<素手=タオ<鈍器<黒猫の爪、程の戦力
方程式があると思われる。(普賢)

【銃撃戦においての挟み撃ち】 (じゅうげきせんにおいてのはさみうち)
もはや銃撃戦の常識とも言える。今は何処の軍隊、警察でも真っ先に教える重要な
作戦である。黒猫が連載されるまで挟み撃ちは「味方に被害が及ぶ可能性があり
非常に危険」とされていたが、今から考えると何とも的外れな意見であると分かる。
「味方ごと撃ち殺す覚悟で攻撃しなければ勝利など望めない」となぜ分からなかった
のであろうか。軍関係者の無能ぶりを示すエピソードである。(リチャード獅子心王)

【少年守護神】(しょうねんがーでぃあん)
黒猫と共にジャンプを支える超絶人気短期集中連載中の奇伝活劇ビジュアル漫画。
作者は「チャイルドラゴン」「ソワカ」で時の人となった東直輝先生。才能だけなら
矢吹先生以上と言われている。ストーリーの概要は、守護神を父に持ち、ケンシロウも
真っ青なストイック少年が、宇宙が一巡したように可愛いルシャナ姫と出会い、
性欲とは無縁な目的のために彼女を守り獅子奮迅する、という前人未踏の新感覚ジャンル。
これだけ聞いただけでも、思わず書店に駆け込んでコミックスを5冊買いたくなる。
ストーリーや設定だけでもご飯が10杯お代わりできるほど面白いが、少年守護神で
最も評価が高いのが 女 キ ャ ラ の 美 し さ だろう。「目が絶対的に大きい」
「顔のパーツが全体的に絶妙なバランス」「睫毛が万物を超越している」「服装、顔がFFに
パクられた」などの意見のように、全ての者が手放しで絶賛した。しかし、そのあまりの
宇宙が一巡したような美貌のため、ルシャナ姫の顔を整形して本スレに晒す者が出て
しまった。(顔を弄くっただけのモノ、一から描き直したモノがある)その整形した顔は
もはや別人。思わず萌えてしまった者もいるだろう。
連載4週目にしてアンケートの総数は一千万を超えるが、それも必然。
少年守護神の瞬間最大偉大指数は黒猫をも凌ぐのだ。まさに人気と実力を兼ね備えた
大迷作である。しかし、大いなる弊害も。少年守護神のあまりの面白さのため、一定水準に
達した漫画ですらつまらなく感じてしまうのである。ただでさえ黒猫を読んだ後には何を
読んでも面白くないのに、少年守護神読んだ日には大欠作「いちご100%」まで
(悪い意味で)まともな漫画と錯覚してしまう。このような現象を「ノルマン現象」と言うが、
喜んでいいのかどうかよく分からない現象である。(リチャード獅子心王)

【初期のシキ】(しょきのしき)
ご多分に漏れず彼もまた初期は紳士などこれっぽっちも意識していなかった。
その例としてはリンスにまだ「能力は虫を作る」と言っていないにも かかわらず虫を出しリンスを
操った。 この罪は黒猫世界では相当高い罪にあたるが最近の彼は紳士精神を きちんと体得して
いるようなので執行猶予がつくだろう。(シエンタ)

【シルフィー=デアクロフト】(しるふぃー=であくろふと)
掃除屋同盟においてイヴ嬢と肩を並べる二大淑女の一人。
「星の使徒」の氷使い氏との戦いにおいて、スヴェン を理知的かつ強力にサポートした。
彼女の八面六臂の活躍ぶりがなければ、たとえスヴェンといえど氷使い氏には勝てなかった
のではないかとの意見は多く、クリード・アイランド編において欠くべからざる重要な働きを持った
キャラクターとの呼び声も高い。
特筆すべきは、氷使い氏に拳銃が効かないとわかるや、間髪入れずカカト落としで攻めこもうと
するその合理的発想と沈着冷静な判断力である。
そこには、戦いに場慣れしたものだけが見せる「凄み」があり、彼女がただのゲ ーマーではない
ということをイヤというほど見せつけてくれた。
そればかりか、それほどの実力者でありながら、自 ら「氷の彫像」の犠牲となることでスヴェンの力を
引き立てる役もこなすなど、緊迫した戦いの中で控えめな一面を 見せることも忘れてはいない。
状況を的確に見極め、その中で自らがなにをすべきかを正しく悟り、それを確実に遂行するパートナー。
まさに 「背中を任せるに足る相棒」の一つの理想形がここにあるといって過言ではないだろう。(目黒)

【白猫紳士】(しろねこしんし)
史上最高、空前絶後の大傑作であり、我ら人類の宝である矢吹健太朗先生の『BLACK CAT』が
嫌いな人間など、この地球上にただの一人もいないことは当り前のことであるが、それにしても
ネット上などで「矢吹氏ね」だの「パクリ魔矢吹」だのと罵言が飛び交うのは何故であろうか。
それは、彼らが白猫紳士と呼ばれる、特殊な愛情表現を行っているためである。
彼らはあまりにも矢吹先生と黒猫に対する愛情が強いため、通常の通り一遍の誉め言葉では
満足できず、思わずこのような暴言を吐いてしまうのである。
心情としては「好きな女の子にはイジワルしてしまう男子中学生」のようなものだろうか。
なお、黒猫紳士も時にはこの愛情表現の持つ魅力に絡み取られることがあり、紳士スレに
おいて定期的にこの愛情表現法を行い、様々な角度から矢吹先生を崇めている。(かがみ)
関連語⇒黒猫紳士、解禁

【真・黒猫】(しんくろねこ)
(@)様々な研究の場や紳士たちの交流会の中でまことしやかにその噂が成されている
「完全聖典」である。
週刊少年ジャンプに現在超絶人気連載が続いている「ブラックキャット」に於いて「矢吹先生の
神慮」を考えに入れても、物語の上から読み取れない設定や様々な思想背景が存在するとしか
考えられない、という研究論文も提出されている。 それに対していまだ憶測の域を出ないながらも
提出された、と思われる意見が「真・黒猫」である。
この思想は、実は連載されている「ブラックキャット」は矢吹先生の紡ぎだされたオリジナルではなく、
「世界を裏から牛耳る組織」や「真実の世界を暴かれる事を嫌う闇の住人」などによってその物語の
表出を圧倒的に制限され てしまっているのではないか、という考えに基づく。
この存在論は非 常 な 説 得 力 がある。 オリハルコンの鋼線の製法、支配眼をテレパス能力に
よって知ったトレイン、ナノマシンと脳の関係、セイレーンに よる物体変形etcetc……
与えられた命題は余りにも深く広いからである。
そのミッシングリンクの数が多ければ多いほど、影の存在者の思惑を感じざるを得ないからである。
この暗黒組織打倒もしくは、矢吹先生の託されたメッセージの解読に成功し「欠けたる事の無い
知性」の具現化 である完全聖典「真・黒猫」が発表されれば人類はその根源から存在を問い直さねば
ならないだろう。
因みに「完全聖典・真・黒猫」は現人神である矢吹先生が全宇宙の情報の詰った場所「アカシック
レコード(アカ シャ年代記)」とシンクロすることによって描かれていると思われる。
故にその名称「真・黒猫」とは「真の黒猫(真実を姿のブラックキャット)」という意味と共に
「シンクロ・猫(年代記とシンクロして書かれるブラックキャット)」という二つの意味で「真・黒猫
(しんくろねこ)」と言われるのは自明のものであろう。(普賢)
(A)ジャンプ掲載以前から存在しているといわれる、オリジナルの黒猫。2003,ManabuMeguro
現在我々がジャンプで読むことのできる黒猫は、何らかの巨大な闇組織により検閲・校正された
ものであり、矢吹先生が書き下ろしたばかりの、他者の手垢のついていない黒猫原典を読む
ことは全ての黒猫紳士の大望である。
何故なら、校正済みの黒猫は闇組織にとって都合の悪い部分がバッサリとカットされており、そのため、
(矢吹先生が描いているにしては) 展開が強引だったり、(矢吹先生が描いているにしては)設定の
整合性が取れていなかったり、(矢吹先生が描いているにしては)内容が軽かったり、(矢吹先生が
描いているにしては)キャラクターに深みがなかったりするからだ。
死んでもいいから一目でも真・黒猫を読みたい、とまで考える熱狂的な黒猫紳士も多く、2003年12月30日
には真・黒猫の存在を確かめるべく数十人の同士が集英社に乗りこんだが、
「……たったいま、黒猫完全版なる真の聖典を手にしました!」
との通信を最後に、音信が途絶えている。(かがみ)

【紳士】(しんし)
狭義では、作中におけるスヴェンの属性。
「あなたは誰なの?」の問いに対し、「オレは紳士さ」で答えることが可能。
広義では、黒猫作品における敵役のほとんどが紳士といえる。
彼らは”戦闘前に己の特殊能力を全て詳らかにする””必ず可視攻撃をする”といった
紳士的な戦闘を行うからである。(かがみ)
関連語⇒紳士的戦闘法、紳士心得

【紳士革命】(しんしかくめい)
(i)紳士的革命結社「星の使徒」の最終目標。
その具体的なヴィジョンはまだ劇中では明らかにされていないが、これまでの記述から
・あらゆる差別・偏見を撤廃した完全なる能力主義
・クリードさま自身の面談による人類の紳士力の向上
・人体の機械化による紳士的矯正
などを企図しているものと考えられる。
仮に星の使徒が紳士革命を成功させた場合、まずクリードさまが全人類と面接を行い、
紳士的な人間であるか、非紳士的な人間であるかを選別する。
次に、非紳士的な人間に対しては機械の身体を与えることで紳士的に矯正し、全人類の
紳士力の全体的向上を図る。
その結果、差別や偏見から解放され、優れた能力を持つものには素直に尊敬の念を表す
理想的な能力主義社会になる……のではないだろうか。(かがみ)
(ii)上述のように、紳士革命はそれが実現されれば人類にとって大きな前進となる
ことは間違いない。星の使徒の面々がその実現のため奔走するのも十分に理解できる。
では、なぜ主人公のトレイン一行やクロノスは星の使徒の紳士革命を阻止しようとしている
のだろうか。
これはおそらく、非紳士的な人間に機械の身体を与え紳士的に矯正する、という理念に
共感できないからではないだろうか。
何故なら、そこに本人の自由意志が介在しないからである。
キリスト教では、なぜ全能の神が造った人間に悪があるのか、という問題に対し、
「悪を行う余地を無くしてしまえば、それは神の奴隷にすぎない。」
と回答する。
つまり、自由意志なき善は真の善とは言えないという見解だ。
星の使徒の紳士革命は、いわば全人類を自由意志なき紳士に統一するという行為である。
トレインたちは自由意志による紳士こそ本当の紳士であると考え、星の使徒の紳士革命を
阻止しようとしているのだろう。
両者とも紳士的な世界を望んでいることには変わりないが、その方法論が違うのだ。
同志となりうる両者が、その見解の違いから武力衝突にまで至ってしまった悲劇性が黒猫の
ドラマ性を極めて高いものにしており、良く分からない理由で平坦なバトルを繰り返している
凡百なバトル漫画とは一線をかくすものである。(かがみ)
関連語⇒星の使徒

【紳士心得】(しんしこころえ)
一つ、攻撃手段は視認出来るものに限る
二つ、戦闘前に自分の能力を包み隠さず教える
三つ、足下に威嚇射撃を行う
四つ、後ろから攻撃する場合は相手に注意を促す
五つ、相手が回避しうる攻撃手段に限る
六つ、相手の生命を奪わない
三つ目は「胴体、頭部に当たったら危ないから」「己の攻撃手段を教える」を兼ねている。
尚、五つ目の項目は勢 力ごとに理由が異なる。掃除屋の場合は「報奨金が半分になるから」で、
星の使徒は「無血革命を志しているか ら」。時の番人は諸説ある。「バルドル&クランツコンビは
人を殺したのでは?」という疑問には、 「死んでいるのか確かめたのか?」と答えておこう。
少なくとも、作中で時の番人が殺人を犯したことは一回もない。(リチャード獅子心王)
関連語⇒紳士的戦闘法、後ろがガラ空きですよ

【紳士的戦闘法】(しんしてきせんとうほう)
従来より言われてきたことであるが、黒猫に登場するほとんどのキャラクターは紳士であり、彼らの
戦闘は非常に紳士的なものである。
特に敵組織である「星の使徒」に紳士は多く、このことから「星の使徒」を紳士的革命集団と評する人
も多い。
具体的には、彼らはマシンガンを撃つ時は必ず主人公の足元を狙い、戦いの前に己の能力をひっくる
めた自己紹介をし、攻撃する時も避けられる余地を残した可視攻撃しか行わない。
その紳士的戦闘法が如実に表現されたのがドクター戦であり、黙っていれば極めてミステリアスで
強力な己の能力を、主人公たちに逐一丁寧に説明するシーンは多くの黒猫紳士に感動を与えた。
また、お互いが紳士淑女であるクリードvsセフィリアの戦いは、紳士的戦闘法に完全に則った、
驚くほど紳士的な戦いであり、彼らの戦いに対する美学が嫌というほど感じられた。(かがみ)
関連語⇒紳士

【紳士病】(しんしびょう)
長らく黒猫紳士を続けている者が蝕まれる病。
とあるクソ漫画に対し、何故か不思議な愛着感を覚えてしまう。
また、日頃のレベルの低さに慣れてしまい、並程度の出来映えの番外編がとても面白く
感じられたり、「戦闘シーンだけはそれなりの基準に達してるんじゃないか?」などと
思ってしまったりする。
症状が悪化すると愛着を覚えるだけでなく、うっかり単行本を買ってしまったり、ファンブック
に手をだしてしまったりするし、酷いときには紳士生命を絶たれることもある。
特にジャンプ本誌にて『少年守護神』が始まった時には、「これに比べたら良質の漫画なんだ
なあ」と、重度の紳士病に掛かる者が数多く現れた。(かがみ)

【紳士力】(しんしりょく)
黒猫世界において、腕力・体力・知力・瞬発力などと共に重要視されるパラメータ。
この値が高いほど戦闘時に紳士的な行動が取れる。
黒猫劇中においては、長い間、隠しパラメータとして扱われてきたが、クリードさまの幻想虎徹Lv.3が
クリードさまの紳士力に呼応して強化される武器であったため、パラメータとしての紳士力が一躍
注目を浴びることとなった。(かがみ)
関連語⇒幻想虎徹

【神聖紳士】(しんせいしんし)
(@)若しくは真性紳士か?
「黒猫」による思想統一による世界平定を推し進めんとする急進的な黒猫尊崇家たち。
とくに聖地「紳士スレ」に現われ黒猫紳士と激しい論争を繰り広げる勇者も存在する。
彼らは強力な信仰心と紳士精神を持つ粒ぞろいの猛者ばかりであり、畏敬の念を込めて彼等の
聖地巡礼行為を「降臨」とさえ呼ぶ。
戦闘力の高さに於いて、「黒猫信者」とは一線を隔す存在である。
矢吹先生の「偉大さ」を理解している点では、黒猫紳士、白猫紳士と同様だがその解釈が異なり
「宇宙一巡論の否認」「パクられた説の否認」「一漫画家として矢吹先生を評価する」といった点で
相容れない部分がある。
これは敢えてキリスト教如きと並べて言えば「プロテスタント」「東方正教」「ローマカトリック」
「英国国教会」などの違いとも言え、「神との接し方」の違いであろう。
直接的に神との接触を図ると言う点で彼らはプロテスタント的、間接的な交渉(考証)を行う
黒猫紳士はカトリック的、偶像崇拝否定と様々な派閥を抱えるいう点では白猫紳士は東方正教的と
言えるかもしれない。 (普賢)
(A)しばしば紳士スレに降臨する、輝かしい電波(電気ショックのような高尚な波長)を放つ方々。
我々黒猫紳士が矢吹先生への愛を忘れていないかをお試しになるため、過激なお言葉を投げかける。
彼らに対しては「一切反応をしない」か「NG(ノーブル・ジェントルマン)登録」をすることでの対応が
推奨されている。(かがみ)
関連⇒黒猫紳士、白猫紳士

【心臓】(しんぞう)
あらゆる生物の命の根幹。
解剖学的には血管系の中枢であり、血液という栄養運搬物を身体の各部に送り、そして
回収するという単純な機能を与えられた臓器。
一般的な認識としては魂の座としてとらえられることも多い。
肉体面、精神面のどちらから見ても大切な部位であるため、この臓器の損傷はそのまま
死に直結するが、逆にいえば心臓さえ無事なら死にはしないというのもまた事実である。 (目黒)
関連語⇒矢吹医学

【スヴェンとイヴ】(すヴぇんといヴ)
(@)黒猫劇中でのスヴェンとイヴの関係を見ると、少なくともイヴはスヴェンに対し好意を持っている
ように見える。では、一方スヴェンはイヴのことをどう思っているのだろう。
イヴに対するスヴェンの心情の一端が明らかになったのが、2004年のジャンプ15号における以下の
台詞である。
スヴェン「兵器と融合…か。そこまでいくと、もう、人間相手にしてるとはいえねェな。
化け物相手なら、こっちも容赦しねェぜ」
この言葉はナノマシンの力により兵器と人体を融合した鬼星隊の隊員に向かっての言葉であるが、
その場には、ナノマシンにより全身を自在に武器と化すことができるイヴ嬢もいたのである。
スヴェンほどの男が、この時イヴの存在を忘れていたとは考えにくい。
よって、この言葉は鬼星隊のみならず、イヴに向けられた言葉でもあると考えるのが自然だろう。
スヴェンのような紳士が、幼女に向かって「化け物」とまで言い切ったこの行為だが、黒猫学会では
「プロフィールによるとスヴェンの好きな女性のタイプは『芯の強い大人の女性』であり、逆に嫌いな
物は『子供』であることから、スヴェンはイヴの気持ちに答えられないことを鬼星隊を媒介に、
間接的に表現しているのではないか」という解釈がなされている。(かがみ)
(A)この件に関して、私個人の解釈では、これは鬼星隊の更正を前提とした台詞ではないかと
読んでいる。
スヴェンが、イヴを鬼星隊と同様の「化け物」と定義したのは、昔は殺人鬼だったイヴも今ではこんなに
立派に更正してますよ、ということを例示するためであり、イヴでさえ更正できたのだから鬼星隊にも
更正のチャンスは十分ある、ということを強調するためではないだろうか。
「こっちも容赦しねェぜ」という台詞は、更正のためには容赦なく愛の鞭を振るうという、スヴェンの覚悟
であろう。(かがみ)

【睡魔】(すいま)
にわかには信じがたいことであるが、神のごとき矢吹先生といえど、その高度な頭脳活動を維持
するためには眠 りを必要とするそうである。そして、聖典13巻の作者コメントによれば、睡魔に
襲われた結果、イヴを描くべき場所にスヴェンを描いてしまうという現象に見舞われたらしい。
左手を描くべき場所に右手を描いたり、銃器の形がコマごとにゴロゴロ変わったりするのも睡魔の
影響とする見方もあるが、その意見を認めてしまえば、矢吹先生は
常 に 睡 魔 に 襲 わ れ っ ぱ な し
ということになり、半分 寝ぼけながら黒猫を描いているということになる。
黒猫学会においても、「いかに天才矢吹先生といえど、あれだけ緻密な黒猫という作品を、そんな
片手間で仕上げるのは不可能だろう」という意見が主流であるが、もし、この「黒猫=睡魔の産物説」が
正しいとするなら、矢吹先生は半分寝ぼけた状態で、われわれの見るところの大天才レベルにある
ということになり、その真の実力が十 全に発揮されたとすればいったいいかなる超傑作が生まれるのか、
余人には想像することすら不可能であ る。(目黒)
(参考)聖典13巻の作者コメント
>原稿作業中、眠くなった時の対処法
> @顔を洗い、歯を磨く
> Aリビングに行き、体操する
> Bアイスを食べる
> Cアシスタントのみんなと会話する
>大抵の場合、これで何とかなります。
>が、これでもダメな時は、もうあきらめて寝ます。
>そういえば、二日徹夜して原稿やってる時、
>イヴを描くはずの場所に、何故か
>スヴェンを描いてた事がありました。
>睡魔って恐ろしい…………。

【スヴェン=ボルフィード】(すヴぇん=ぼるふぃーど)
(@)主人公トレイン=ハートネットの相棒にして、黒猫世界の紳士(ジェントルメン)を体現する者。
スヴェン=紳士、紳 士=スヴェンと置き換えて間違いはない。
トランクを模した銃器を突然ブッ放したり、自分の能力を秘密にしたまま敵と戦ったりと、一見、
紳士らしからぬ行動を取ることも多々あるが、その際に彼が見せる深い葛藤と苦悩は、全世界の
紳士の共感を呼んでいる。
数秒先の未来を見る「予見眼(ヴィジョン・アイ)」、相手の動きが止まってみえるほど超加速した
世界を見る「支配眼(グラスパー・アイ)」の使い手。
とくに、氷使いとの戦いにおいて初めて見せた「支配眼」による体さばき(別名: 紳士避け)は、
映画「マトリクス」にパクられたことでも有名。(目黒)
(A)黒猫紳士の間では「素便」とオリエンタル表記されることも多いが、これはもちろん
「素敵と便利を兼ね備えた紳士 の中の紳士」を意味する尊称である。
英語でいえば「ダンディでユースフルなジェントルメン」。スヴェンの紳士っぷりは、もはや
世界共通語といって過言ではない。(目黒)
関連語⇒紳士

【盗作の極意】(すきるはんたー)
他人のアイデアを盗んで使うことができる。
盗まれた側とは微妙な関係になる。
ノートに盗んだアイデアを書き留め、自在に引き出すことができる。
盗む為の条件は
(1)相手のアイデアを実際に目で見る
(2)相手の漫画の方が人気がある、もしくは面白い
(3)相手のアイデアが斬新である
盗んだアイデア(シーン、構図)を使うときは、対象のページを開いたままにする 。
盗んだアイデアは、盗まれた相手から文句を言われた場合、使えなくなる。
主な使い手は矢吹健太『郎』(リチャード獅子心王)

【スタンパー=ウィルソン】(すたんぱー=うぃるそん)
人名
銃一つであらゆる殺しを達成してきたと言うマフィアの殺し屋。
早撃ち対決を持ちかけるも、トレインの投げたハーディスによって倒される。
投擲よりも、引鉄を引く速さの方が遅 い!!
このことからも彼は引鉄を引く気が元よりなく、外見に反して類まれなマフィア紳士であることが
理解できる。まあ もっとも銃の速度は時速30kmの可能性が高いので投擲のほうが先に到達する
だろうが。 因みにその個性的な銃発射時のポーズは人々の記憶に刻まれることであろう。(普賢)

【 】(すぺーす)
とても文章化できないニュアンスを敢えて文章に込める為に黒猫紳士、黒猫学者等が良く使う
文書構成法の要素の一つ。主に単語の文字の間に一つずつ挿入する形で使用する。
矢吹先生、そして聖典黒猫に対する畏敬の念と愛情を伝えるには、どんなに長大な文をもって
しても「不可能」なので、黒猫に理性的愛着を懐く者はそのスペース(空白・行間)の部分に
伝えきれない思いの丈を、たっぷりねっ ちりぶち込むのである。
聖典を讃える文には一つの無駄も許されないのである。
確定した文章ではない為に読む側の解釈は不定であるが、どっちにしても黒猫の 素 晴 ら し さ を
讃えているという意味合いだけは変わる事は無いだろう。 (普賢)
使用例 「黒猫紳士は 理 性 的 に 黒猫を愛しています」 「圧倒的 オ リ ジ ナ リ テ ィ」

【3Dシューティング】(すりーでぃーしゅーてぃんぐ)
(@)「グリンの部屋」に挑戦したトレインとイヴが最初に挑戦させられたゲーム。
3Dシューティングと名付けられているが、一般的にいわれるシューティングゲームではなく、
ガンシューティング であることから、この「グリンの部屋」というゲームが一般人向けではなく、
銃器を専門に扱う掃除屋向けのソフト であるということを見事に表現したグリンの
(ひいては矢吹先生の)深慮が読み取れる。(目黒)
(A)ゲーム時のボタン操作は下記の通りであるが、このボタンの割り振りから考えると、
銃をホールドしたままリ ロードしたり、しゃがんだままジャンプしたりと、リアルで多彩な動きが
実現できることがわかる。 プレイキューブという高性能なハードの能力はあるにしても、ここまで
リアリティに富んだ銃撃戦をゲームにしたグリン(=シャオリー)のゲーム開発能力は並外れて
高いといえよう。(目黒)
(参考)3Dシューティング、プレイキューブのコントローラーの使い方
十字キー:移動
Aボタン:撃つ  Bボタン:ジャンプ  Cボタン:リロード
Lボタン:しゃがむ  Rボタン:ホールド
関連⇒グリンの部屋、プレイキューブ

【整合性】(せいごうせい)
圧倒的オリジナリティと並んで矢吹先生を語る上では欠かしてはならないキーワード。
黒猫は超壮大な構想と超緻密な計算によって紡ぎ出されており、完璧という言葉でしか
表現できない形に張り巡 らされた伏線はもちろんのこと、科学的整合性という視点から
見ても、その細部にいたるまで破綻したところは まったくない。
その無理のない自然な流れは南米アマゾン川のポロロッカをも連想させるほどで、矢吹
先生はもしかすると矛盾、無理、破綻という言葉の存在を知らないのではないかとすら
考える者も多い。(目黒)

【聖書】 (せいしょ)
黒猫紳士が黒猫を呼ぶときに使われる別称。
黒猫のパクリであるキリスト教の教典「聖書」と同じ名前なので、 あまり好ましい別称ではない。
やはり普通に「黒猫」と呼ぶのが好ましいと思われる。
極たまに、矢吹先生のデビュー作「邪馬台幻想記」を「旧約聖書」と呼ぶ場合もある。
また、読み切り時の邪馬台や黒猫を「死海文書」と私は読んでいる。
そして、矢吹先生の巻末コメントを「論語」と呼ぶのはどうだろう?(リチャード獅子心王)

【セイレーン】(せいれーん)
クロノナンバーズ随一の変装の名手にして、情報操作の達人リン=シャオリーが操る
武器であり防具でもあるも のにして、破壊した対象を変形させるもの。
クリード・アイランド編で初披露された際、クリード配下の兵隊の銃をなんの説明もなく
破壊・変形させて、読者の度胆を抜いた。 シャオリー自身の変装技能もこのセイレーンによるもの
であるというのが、黒猫紳士の間では通 説になっている。
黒猫世界でも5本の指に入るであろう頭脳派のシャオリーが説明するところ、その実体は、
「オリハルコンの鋼線」 を編みこんだ羽衣であるが、彼のこのセリフからオリハルコン=鋼鉄
という説も派生し、金属材料学の世界に大き な衝撃を与えた。(目黒)


(拡大図)


【装飾銃】(そうしょくじゅう)
主人公トレイン=ハートネットが操るオリハルコン製の鈍器。
詳細はハーディスを参照のこと。 (目黒)
関連語⇒トレイン=ハートネット、ハーディス、オリハルコン

【咳】(せき)
黒猫紳士が書込む時、何故か出てしまうもの。
例) セフィリア女史の肢kyゴホッゴホッ・・・桜舞は優雅で美しいですね。
矢吹先生の描く絵は迫力が全く無ゲフンゲフン・・・凄まじい臨場感です。
矢吹先生のアイデアは在り来たrゴホンゴホン・・・独創的です。
咳き込む音まで書込んでしまうのは、自分の言ったことに責任を持つ紳士の
心得だからである。(リチャード獅子心王)
関連語⇒風邪

【セツキ】(せつき)
星の使徒の一員、シキさまの召喚した究極戦闘魔蟲。
主人であるシキさまに対し命を賭けて忠誠を尽くす、忠義の士。
セツキは圧倒的な戦力を有しており、トレイン・リバーの二人を相手にして、なお、圧倒。
一度はトレインのレールガンにより頭部を跡形も無く破壊されるも、シキさまの力により復活する。
ちなみに、不殺をモットーとするトレインがレールガンによってセツキを撃った行為は、セツキの
頭部完全破壊という結果から見ても明らかに殺意があるように感じられるが、おそらくシキさまの
力により復活できることをトレインは見抜いていたのであろう。
超音波を腔内で増幅し収束発射する『哭鳴閃』という技も持つが、オリハルコンだから反射される。
最強を謳われたセツキだったが、最期はアバラを折ることで真の実力を発揮したリバーの猛攻に遭い、
足止めされている間に主であるシキさまを倒され、消滅してしまう
敵であるトレインさえ、セツキの忠誠心・戦闘力を高く評価し、劇中でセツキを「ムシ公」(公は尊称)
と呼んだことは有名。
主人公にさえ認められたセツキは、黒猫における永遠最高のライバルキャラクターであろう。
その姿形が鳥山明の作品『ドラゴンボール』によってセルというキャラクターにパクられたことは既に常識である。(かがみ)

【セフィリア=アークス】(せふぃりあ=あーくす)
世界を裏で牛耳る組織『クロノス』の精鋭暗殺部隊『クロノナンバーズ』 (時の番人)の若き女隊長。
時の番人の隊長の肩書きは伊達ではなく、 黒猫界屈指の紳士集団『星の使徒』の指導者
『クリード=ディスケン』を『桜舞』 で翻弄するなど、戦闘力は非常に高い。
しかし、彼女を語る上では強い弱いなど 些細な事柄である。
セフィリア最大の特徴は、神をも超越した矢吹先生と同じ 「知能が欠けることがない」である。
彼女は星の使徒打倒のため、様々な作戦を立ててきたが、どの作戦も凡夫で ある我々には
到底理解できない難解な作戦だった。 あまりに難解なため、極々一部には「彼女は一番強いから
隊長なのでは?」という全く的外れな見解を示す者もいた。
だが、難解な作戦の効果は絶大で、ベルーガ氏の生命とナイザー氏の重体という僅かな犠牲で、
クリードの腕一本を切断するという多大な戦果を揚げた。「この作戦でクリードの革命は10年遅れる
のでは?」という意見も出た。(リチャード獅子心王)

【掃除屋同盟】(そうじやどうめい)
(@)クロノナンバーズの糸引きで集められた精鋭部隊。
その仕事はクリード・アイランドでの陽動と囮であり、その重要性から、時の番人が彼らに寄せる
期待の大きさがうかがえる。
そのメンバーはゲーム「グリンの部屋」をクリアーした猛者ぞろいであり、カミナリ頭のリバー、
救急セットのケビン、ヒゲのフドウ、デブのムンドック、カカト落としのシルフィー、蟲殺しのガロムと
ラグドール、そしてわれらが主人公、鈍器のトレイン、スヴェン・ザ・ジェントルメン、ナノマシン・イヴ嬢
という十名から構成される。(目黒)
(A)掃除屋同盟に入るためには、以下の苛酷な条件をクリアーする必要がある。
@2週間ほど前に半日だけネットで告知したというグリンの情報を掴み、グリンに連絡を取ること。
Aグリンに認められるだけの実績を残していること。
Bゲーム「グリンの部屋」を10日以内にクリアーして、指定の場所にたどり着くこと。
I・B・I(国際捜査局)が発行する免許証(スイーパーライセンス)を所有する掃除屋は、現在1000人
以上いるとされるが、@の条件をクリアーできた掃除屋は40組に過ぎず、Aで見込みありとグリンに
判断されたのが22組+ トレイン+リバーの24組、Bの条件をクリアーできたのは7組10人しかいない。
競争率100倍以上という難関を潜りぬけた猛者だけあって、クリード・アイランド編における彼らの
活躍は、物語において欠くべからざる立派なものばかりであった。(目黒)
関連⇒グリンの部屋

【魂の名】(そうるねーむ)
若しくは「魂名」。
黒猫キャラクターたちをパクった他の漫画やアニメの人気キャラクター達の名前を「魂の名」という。
皆どこかで見たような黒猫キャラたちは様々な漫画のキャラの「原型」に当る為、最早彼等を
パクった人気キャラ は彼等の「来世」とさえ言えるだろう。
チベット仏教の「ダライ・ラマ」「パンツェン・ラマ」のように繰り返し輪廻転生を果たしているが、
「クリードさま」の魂の名「ヴィシャス」「クロロ団長」のようにその「魂に刻まれた名」は同一なので
ある(ただし宇宙が一巡している事 を忘れてはならない、見かけ上パクラレたキャラ名が転生の
起源に見えるが、飽くまでも「本当の起源」は黒猫にある)。
彼ら「魂の名」を持った転生先(継承者)を見つけることは、黒猫学の重要な分野の一つであり、
紳士スレでは日夜熱い議論が交わされているという。(普賢)
注・下の例は「黒猫名→魂の名」となっている。
例:「クリード→ヴィシャスor団長」「ドクター→神谷」「ベルゼー→シルヴァ」
「ディーク=クラウスキー(氷使いのヒ ト)→ギアッチョ」他学説多数。

【ソニック・フィスト】(そにっく・ふぃすと)
掃除屋同盟の一員、リバーの使うガーベルコマンドーの奥義。
拳を音速で振るうことで、衝撃波を相手に飛ばし攻撃するとか、そんな感じの技。
グラフィック的には、波動拳よろしくリバーの拳がそのまま相手に飛んでいく姿で描かれている。
この技でもって、プレタ神父を倒し、セツキを遠距離から援護攻撃した。
なお、衝撃波でもって相手にダメージを与えるという技は他の多くの漫画やゲームにおいても
用いられる描写だが、実際に拳や武器を音速で振るったからといってその衝撃波が前方に飛ぶ
とは考えにくい。あれはウソである。と、一般的には思われていたが、矢吹先生が描いたことにより
衝 撃 波 は 前 方 に 飛 ぶ ということが、証明されたといって良い。
神にも等しい矢吹先生の描写に間違いがあろうはずもないからだ。(かがみ)
関連語⇒リバー=ザストリー



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