へたれの方程式








「ったく・・・・亮遅い・・・。」
ある日の昼下がり。 は駅前のベンチに座っていた。
今日は、三上が久しぶりの休みだったので二人で出掛ける予定だった。
しかし、時間になっても来ない。すでに待ち合わせの時間を10分も過ぎていた。







ピロロロロロロ〜♪







のケータイがメールの着信を知らせた。
「あ、亮からだ・・・。って何これ・・・・。」





受信メール1件
三上 亮

―わりぃ。ちょっとワケありで動けねぇ。
今近くの公園にいるからこっち来い。―




「動けないって、まさか亮怪我でもしたんじゃ・・・。」
は心配のあまり、近くの公園まで全速力で走った。













「亮!!どうしたの?!怪我でもしたの?」
は公園で三上を見つけるなり言った。
「いいや。」
三上の顔は心なしか青ざめていた。
「じゃあ、何?」
「これ。」
さらに暗い表情で、来ていたパーカーの肩のあたりを指差した。
「何これ・・・。」
そこには、褐色のシミができていた。
肩に食べ物をこぼすなんてかなり不自然だ。














「・・・・カラスに糞ひっかけられた・・・・。」
















「あはははははははは!!!!!!」
は思いっきり爆笑した。
「おいっそんなに笑うなっ!!」
の声は公園中に響いていて、遊びに来ていた人たちの注目を集めていた。
「だって・・・・はは・・・普段の亮とキャラ変わってるんだもん。」
「・・・人の不幸を笑いやがって・・・。」
「あはは、ごめんごめん。」
「これでも苦労したんだぜ、ここまできれいにすんの。濡れタオルを・・・。」
「はいはい。で、これからどーすんの?」
「人の話聞けよ・・・。」
「もう分かったって。大変だったんでしょ。それで、この後どうするの?」
「はあ・・・。とりあえず映画でも行くか。」
「その状態で?」
「う・・・やっぱ家いくか・・・。」













この後三上が自分で洗濯したのかは・・・皆さんの想像にお任せします。











END



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888を踏んだ鈴花りんね様に捧げます。
タイトルはそのとき浮かんだものを・・・・。
内容は私の体験をもとに・・・・。
とにかくそんな感じです・・・。
いかがでしょうか。三上のへたれ具合ってか、へたれへたれいうけどこれでいいのか?


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