終わりと始まり

「ああ、帰ったらテス勉しなきゃ・・・。」
は寮に向かって歩いていた。

「おい、ちょっと待てよ!」

校舎の影から声がした。

『ん?なんか三上の声が聞こえたような・・・。』
どうやら、別れ話をしているようだ・・・・。
次の瞬間

バッチーン!!

『またか・・・。』
「さようなら。」
女が言って踵を返した。
『やばいっ、こっちに来る・・・。』
はとっさに、近くの茂みに隠れた。
女は に気付かず去って行った。
『ほっ・・・・。』

「おい。」
頭上から声がした。
「ごめんなさいぃぃぃぃ!!聞くつもりはなかったのーーーーー!!」
『私、バカだ〜〜〜(泣)』
「何騒いでんだ。 、ちょっと付き合えよ。」
「は?」
は三上に強制連行された。


 

着いたのはサッカー部のグラウンドだった。
、そこ座ってろ。」
は指されたベンチに座った。
三上はゴールに向かってボールを蹴った。
ゴールポストに当たったボールが の足元に転がってきた。
、ボール!!」
「はいはい。いくよー!えいっ!」
はボールを拾い、三上に向かって投げた。
そのボールを三上は蹴った。
ボールは綺麗な弧を描いてゴールに入った。
「きれい・・・・。」
は思わず呟いた。

三上はしばらく、ボールを蹴っていた。

「今日は悪かったな。」
「別にへーきだよ。綺麗な三上が見られたし。」
「は?綺麗?普通、カッコ良かったとか言うんじゃねーの?」
「いや・・・なんか、見てて綺麗だなって思った。」

「あそこにいたのが でよかった・・・・。」
三上は呟いた。

「え?何?」
「なんでもない。」


END


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55hit踏んだ、鈴花りんね様に捧げます〜。
学校帰りということでしたが・・・いかがでしょうか?
てか、学校帰りになってませんね・・・。
微妙にシリアス・・・?こんなヘボくてごめんなさい(泣)。

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