宮分です。
こんにちは、3連休だった人も多かったかと思いますが
皆さん、如何お過ごしでしょうか?
私は10/9にに
参加してました。今回は狙って優勝(一部予定外もあるけど)しました
ので、どのように詰めていったのかをプラクティスから含めて検証してみます。
今回の記事は結構、突っ込んだ内容になります。
判らない方はスミマセンがメール下さい。更に詳しい説明をしますので。
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9/30,10/1 プラクティスDAY
さて、イシグロで見つけた都田ダムでの1DAYトーナメント開催ビラから
全ては始まりました。
昨年所属クラブのEBリーグでは大敗を記し、年間のスコアはボロボロに
なってしまい憔悴の中、01年リーグを迎えようとしていました。
気分を変えたいのもあり、今回のSBCの試合参加を決めましたが
出るからには優勝!それもストロングパターンでカッコ良く!!って
のを目標にしました。
9/30プラ1日目
なにはともあれ練習(プラクティス)です。
まずは季節は秋or夏を絞り込みます。
夏ならば水通しが良く、水質が良い場所がいいハズです。
岬関係ではノーシンカーに200−350gが出ましたが、今回は2本の重量
(本戦では1本になったケド)なので都田ダムのGOODサイズ600g*2本
1200gに優勝ラインを設定すると足りません。それに岬に関係無い
岸から大分離れた場所でもノーシンカーに反応してくるバスがいました。
これはかなりベイトを意識した動きであり、岬に関係しないってことは
回遊してる可能性があります。
それに見えバスの量も大分減ってますし、特にシェードを意識してる様にも
見えなかった。
この結果より夏のパターンは徐々に終了し、秋のベイトを意識した回遊性の
強いバスが増えて来ていると考えられます。
そこで多くのベイトをストックするエリア(大きなワンド絡み)で
クランクベイトを試してみることにしました。
エリアは水中島より上の広がったエリアと橋の間、旧河川のインサイドエリア
ここは岸には立ち木が残っているが沖は泥質のディープフラットと
古い立ち木がパラパラと残った場所になります。
秋のベイトはこのフラットエリアを回遊する傾向がありそれにバスが付きます。
大会当日は岸から立ち木を狙う船は2mあたりにポジションを持って来るので
あえて外し、プレッシャーの少ない3−5m付近を探ります。
今回セレクトしたのはティムコダイビングペッパーで4mオーバーの
深度を持ちます。ボディが小さいので小型でも食い易いと思われたのと
目的が回遊バスの有無を確認するのだったのでセレクトしました。
さて、クランクベイトを引き始めて15分で1本目がきました。
重さは400g位でしょう。しばらくして叉、同じ様なサイズがきました。
既に秋のベイトを意識したバスはこのエリアに入ってきてます。
これで回遊バスは確認出来ました。
1日目はこれで終了。
明日はクランクベイトを中心にサイズアップを狙います。
10/1プラ2日目
この日も午後スタートです。
この日は観音ワンドの奥にある立ち木沖からスタートしました。
一番多くのベイトをストックし、回遊も多く見られるのは
このワンド内でワンドの中で適度な水深にストラクチャーが存在するのは
この場所だけになる為です。予想ではこの沈んだ立ち木にはベイトを
一時的に止める効果とバスがフィーデングに入りやすい地形、
もし居付きがいるならば身を隠す絶好のストラクチャーになります。
前日も調子が良かったダイビングペッパーでスタートし、1時間掛けて
1本取りました。サイズはやはり400g前後です。どうも回遊バスの
サイズはこのサイズなのでしょうか?悩みます・・・・
さて、今度は前日の場所に戻ってビックサイズのクランクでの
ウエイトアップが可能なのかを試します。
とりあえず、エリアの状況をダイビングペッパーで調べて
2本ほど400−500gのサイズを取り、パターンが有効であるのを
確認し、TDスーパークランク2075を試します。
ノーバイトのまま1時間位経った時、大望のストライク!!
でも、上がったのは350g位のバスでした。
なんだ、サイズ上がらないって思うのは素人考えで
このサイズを投げても食うってことはルアーのサイズ問わず
クランクベイトへの反応はすこぶる良い、しかもやり通せば
数回の入替えが可能なので500g−600g位までは上げれる
ことも考えられます。
あと、2日間の結果としてカラーもゴーストアユへの反応は天気に問わず
良かったと思われました。(チャートでも釣れたけどね)
さて、ここで考察です。
@スピナベは試さなかったのは何故?
A回遊するバスは他にもいるだろうし、大きいのもいるでは?
B夏パターンのゴミ下なんかは試さないの?
C同エリアでのフォローパターンは考えないの?
@ウエイトの重いスピナベなら3−5mを流せますが結構、タナを取るのが
難しいのがスピナベです。しかも深くタナを取ると手返しが悪い。
巻いて深さが決まるクランクは考えなくても良いので楽。
それにクランクの方がアピール度(振動による)が強そう。
Aもちろんいろんなエリアで回遊してるけど、私はゴムボートなので
広範囲を攻めるのは無理。エレキがあればCB−350を1日ドラッキング
すれば、もっと簡単に釣れるでしょう。でも何処で釣れるかは運次第。
何日かやればパラダイスの様なエリアが発見出来るかも?
でも回遊性なので何日も釣れることも無さそう。
なにかベイトを止める魅力のあるものが欲しいでしょう。
Bこれは私自身が苦手なので無理。生涯で2本位しか釣ったこと無いよ。
(このパターンでの1発が怖かった)ただ、でかくても1本位しか釣れないし
夏パターンは終わりに近づいてるのも事実。2本のウエイト
(当日は1本になったけど)なら勝てる!!それに自然と消滅しそうなパターン。
Cフォローなんて考えない(いや、ちょっとは考えたが)クランクは
ピン狙いで無ければキャスト数=ヒット率と考えるのでフォローする前に
クランクを投げる回数を増やすよ。
ってことで今回のパターンはポイントは上記の2箇所
最初に上流で、その後観音ワンド。観音ワンドでポイントに風が当たるのは
日が上がってから10時以降なので。
フォロー(万一1本しか取れない場合)は岬絡みのフィーデングバス300gを
混ぜて600+300gで入賞狙いに切り替える。
本数が少ない場合は1本と2本では、この1本のありがたみが違う。
ルアーはダイビングペッパーをメイン、ウエイトアップには2075を使う
飽きない様に(自分も魚も)カラーは気分で交換する。
もう、これで押し通すしかない様に持ってくルアーはディープクランクのみ
(嘘、TDバイブも1個だけ入れたケド)後はノーシンカーリグを1本。
クランクの釣りは迷ったら終わり、馬鹿みたいに1日やったら結果が出る。
たとえ結果が大ホゲであってもスッキリと負けれるのを選んだ方が
今後には良いだろう・・・
大会当日10/9
前日2日も休みであったが、あえて直前プラを避けました。
なんせ自分以外はノーマークなハズだし、ちょっと頭が回る人なら
上に書いた様なことはピ−ンと来てしまうからね。
大雨の中、会場に行ってみると以外に参加者が少ない。
これならシャローも生きてきそう。(雨でプレッシャーも下がるので)
さてミーティングで更にショックな発表が・・・え!キーパー1本に変更!?
これは困った!!1本では800gは必ず欲しい。カバー狙いが有利かも?
自分のパターンでは600gが限界っぽいし・・・・
なんかグルグル回ってきたよ。でもまぁ、とりあえずスタートです。
雨はドンドン強くなりますがクランクで押し通しです。だってルアーは
それしか無いんだもの・・・・ノーシンカーもあるけど・・・
アルミの人は岬を無視して進んで行きます。せっかくなんで軽く攻めると
フィーディング待ちのバスを簡単にキャッチ。でも、やっぱり300gしか無い。
やっぱ、クランクだね。
上流のポイントに到着。誰も攻めてない(当たり前だね)一人エンエンと
真ん中でクランクの無限投げを続けて1時間、大望のヒットで440gを
キャッチ!!これで入替えです。
うーん、500gまでは短時間で行けそうだな・・・風が強くなってきましたので
ドラッキングに変更です。ゴムボートは風と喧嘩しても勝ち目はありませんから。
ドラッキング中にかなりの魚がヒットしてきました。
軽く40upはありそうな引き!!ラッキー!!って思ったのも
つかの間、なんだニゴイじゃん。ダイビングペッパーのトレブルをガッチリ
くわえ込んでました(笑)
その後、ドラッキング気味に引いてたダイビングペッパーに370gがヒット
したがウエイトが上がらない。
仕方が無い2075でも投げるか・・・何度も何度も投げるがヒットしては
来ない。それどころかボートに軽くフッキングしてるよ。(涙)
外した当たりから泡が出てる・・・とほほ、エア洩れだよ。
もう少し釣れそうでしたが10時になりましたので予定通り
観音ワンドのポイントへ移動。だってエア洩れしてるから沈んだら大変でしょ?
途中でいしいそのプロに会いました。ホントちっちゃいので判り易い。
釣果を聞いてみたら「ちっちゃいの1本」だって!!
で、やっぱり常ってました。ホント好きなのかも・・・
私も船をフッキングした話で笑いを取って退散。
あー、そのプロの写真取ればよかったよ。
さて観音ワンドに入ったけど、方向は良いけど思ったより風が弱い
岸釣りの方が結構沖まで投げてるので少しだけ放してクランク再開。
エンエンと釣れない時間が過ぎます。
岸釣りの人は何回かヒットさせるも、立ち木に巻かれてキャッチ出来ません。
おかげでエリア選択は合ってると思い込めました。
その内豆サイズがヒット!!続けて30cm位のをバラシ。
なんとなく活性が上がった様な気がしてきました。
しばらくしてダイビングペッパーをロストしたのを機に
残り30分を2075に切替えました。
どうせダイビングでは良いところ600g止まり、2075なら
まだ、サイズアップの可能性があります。どうせルアーサイズは問わず
釣れるんですからね。(プラ参照)ボートを更に沖めにポジションを取り
それから15分エンエン投げ続けました。
偶に引っかかるのは立ち木だけです。ちょっと神頼みなんかもしながら
続けていると、なんか生命感のある感じが伝わってきました。
バスです。サイズは結構良さそう。もう一気に寄せてランディングしました。
船上で計った感じで750g(ホントは850gの読み間違いだけど)
あー、よかった続けてみて。これで上位は確実ですが優勝は?ですね。
その後、ヒットはせずに時間になったのでウエイン。
やっぱり神頼みは1回しか通用しないものですよ。
ウエイン会場の暫定topは600g、やはりこのサイズ2本ってのが
良い読みであったことを印象付けられます。
自分の魚は910g!!惜しい、1kなかったけど暫定TOPになりました。
後は祈るのみ・・・
さて全ての検量が終了し、表彰を待ってると運営スタッフより各雑誌への
取材協力の話が来ました・・・ってことは私が優勝って訳です。
久しぶりの優勝、しかも大人数の前で狙った場所から押し通したパターンで
引き出したのは予想外のサイズでした。
昨年の阿木川ダムでの優勝以来の出来事、私の座右の銘は健在の様です。
「諦めなければ奇跡は引き込める」ってことですね。
でも奇跡ってのは努力しないとキッカケすら見逃しますから
皆さんも精進してください。
では。
PS優勝したおかげでJBWプロの徳永さんとか”その”さんから声を
掛けて頂けました。ちょっと”その”ファンな私は2ショットで写真
取っておけばよかったと思ったよ!少し後悔です。