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CivilizationIII  PTWリプレイ #2


CivilizationIII Play the World リプレイ
The other side of China

written by 582

■1…幕開け(古代前期)
先日、完全2重スパイプレイが出来たのでレポするぽ。


サイズ小・巨大大陸・海80%・湿潤・5人のマルチプレイ
国は 中国(漏れ)・エジプト・トルコ・スペイン・ペルシャである。

中国の初期開始位置は大陸北西部。
周りは小麦1宝石2で問題なし。
(エジプトから「牛3つ〜」との発言が聞こえたが、気にしないことにする。)

最序盤は戦士>戦士>開拓者のコンボで土地を広げていく。
ちょっと探索したところ、北京の南・北・西はすぐ海だった。
どうも半島らしい。
それではと東に戦士を進めると、1画面進む前にエジプト領発見。
(…最悪の展開だ!)
急いで開拓者を東進するも間に合わず、
エジプトに半島の付け根付近に都市を建設される。
まるでデンマークとドイツのような位置関係になってしまった。


■2…対エジプト連合(古代前期〜中期)
半島の付け根をふさがれてしまった中国。
(こうなってしまったら方法は2つに1つ。戦争か、もしくは同盟か…)
戦争を行うにしても、牛3つの生産力をほこるエジプトに単独で勝てるとは思わない。
今後の対応を考えているうちに使者が来る。
・エジプト「中国は船で別の場所に逝ってくださいね♪」

…気を取り直して、全世界に向けて救援信号を送る。
・中国>ALL「エジプトにふさがれた、助けてくれ〜」
・スペイン「エジプトは中国に恨みを買ってどうするんだ?」
・エジプト「ただ閉じ込めただけですけどねw」
・スペイン「よし、中国を助けよう」

エジプトは国土的にも軍事的にも一歩ぬきんでていたため、
どうも周辺諸国に警戒されていたらしい。
スペインを盟主に対エジプト連合が組まれた。トルコ、ペルシャもこれに加わる。


■3…2重スパイの開始(古代中期〜後期)
『いくらエジプトが肥沃とはいえ、エジプト対4カ国同盟の構図は分が悪かろう。』
エジプト自身はそう考えたかどうかわからないが、とにかく使者はやって来た。

・エジプト>中国「エジプトは、中国が海岸線沿いに南に拡大していくことを認める。
           その代わり、不戦&技術同盟を結んで欲しい。」
(う〜む、連合によりエジプトが滅ぶのもパワーバランス的に問題がある。
 それに中国は反エジプト同盟の一員とはいえ、
 位置的に孤立しているため戦争時に援軍は見込めない。)
漏れはそう考えエジプトと組むことにした。

・中国>連合軍「エジプトと嘘の同盟を組み、連合軍に情報を流す。」
・中国>エジプト「同盟のことは連合軍に秘密にし、連合軍の情報を流す。」
こうして我が中国は連合軍と同盟に所属する。
両軍の内情を得ることができ、かつ情報を完全に操作できる立場となった。

ちなみに諸外国とマップを交換すると北アメリカ大陸の形に似ていた。
これを例に位置関係を説明すると
中国・・・・北西(アラスカと太平洋岸)
エジプト・・北部と中央部(カナダ中央部とアメリカ中央部)
トルコ・・・南西部(メキシコとロッキー山脈南部)
スペイン・・南東部(アメリカ東部)
ペルシャ・・北東部(カナダ東部)


■4…第一次エジプト対ペルシャ(中世前期〜中期)

エジプトはすでに世界一の軍事国家である。
(エジプトとの同盟を裏切り奇襲をしても勝つのは難しいだろう…)
中国は軍事面で優位に立つことをあきらめた。
軍事が駄目なら…技術と文化と金である。
軍備増強を止め大図書館を建設、都市改善とインフラに力を入れる。
あまったお金はエジプトと連合軍双方にまわし、信頼を得ることにする。

そうして時代は中世に突入。
エジプトと連合軍の間の緊張は激しくなり、双方とも最短距離で騎兵隊を目指す。
(おかげで大図書館の効果が持続する、ありがたい。)
先に騎兵隊まで到達したのはエジプト。
・中国>連合軍「そろそろエジプトが攻めるらしい、気をつけるべし。」
という情報を流しつつ、裏ではエジプトの要請に答え200g提供。両軍に恩を売る。
(このときの援助金で後に都市アレキサンドリア譲渡の約束を取り付ける)

連合軍に流した情報どおり、エジプトはペルシャに侵攻。
しかしペルシャの軍事力はエジプトに比べ低く、また隣国のスペインはジャングル開拓中。
ペルシャは幾つか都市を失い停戦することになる。

※この戦いでのエジプトから要請されたことは「エジプト南のトルコに圧力をかけること。」
 中国は事前に連合軍に説明をし、トルコとブラフ戦争をした。


■5…中国エセ独立戦争(中世中期〜後期)
ペルシャに勝利したエジプトは、停戦条件として都市の譲渡とターン10gの賠償金を要求した。
少しもめたが、最終的に要求をのむペルシャ。
・中国>ペルシャ「助けられなくてすまん。賠償金は肩代わりする」
中国は極秘裏にペルシャにターン10を無償で送る。
信頼を得ることは大切だw


信頼といえば少し困ったことになった。
エジプト対ペルシャ戦で、ペルシャがテーベ近郊の中国監視兵(戦士)を見つけたのである。
・ペルシャ「中国はエジプトと戦争してるの?」

ここで連合軍の信頼を失うわけにはいかない。
(不信感が決定的になる前に何とかしなければ…)
・中国>連合軍「エジプトと同盟締結時に、条約として首都近郊に大軍を置かれている。
           こちらは戦士を置かせてもらうのがやっとだった。
           このままでは同盟に名を借りた従属である、中国は独立したい。」
大軍というのは大嘘で、実際は監視用の戦士一体が首都近郊にいるだけ。
慌ててエジプトにブラフ戦争をお願いし、我が軍の槍兵一体がテーベに突撃。
数ターン後に、首都近郊のエジプト軍を全滅させたと嘘の宣言をし無条件停戦。
中国とエジプトは対等の立場になったと連合軍に伝えた。


■6…対エジプト連合崩壊序曲(近代前期)
連合軍はエジプトに対して交易禁止の約束であった。
しかし、スペインにエジプトとの贅沢品交易がばれてしまう。
どうやら大使館が建っていれば、外交画面で交易相手国がわかるらしい…
とにかく「独立戦争時の賠償金だ」などと苦しい言い訳をするが、意外にも突っ込まれなかった。
おかしいな…? と思っていると、エジプトから極秘で連絡が来る。
「スペインはトルコを狙っているらしい、同盟の話が来た。連合軍内部はガタガタらしいな。」
…そうですか、スペインは連合軍を裏切りましたか。

(今更ながら、交易のルールを知らなかったのは痛かった。
 知っていればスペインの裏切りは無かったかもしれないし、
 この後の歴史も大きく変わっていたと思う。)

トルコやペルシャに連絡したかったが、スペインは中国がエジプトを裏切っていたのを知っている。
もし戦争に負ければ、スペインは中国が情報を流したと思うだろう。
何としてもトルコ侵攻は成功してもらわないと困る。。。

結局、軍事力でスペインがトルコに負けるとは思わなかったので今回は静観。
スペインに呼応して、エジプトはペルシャに侵攻。
トルコとペルシャはそれぞれ都市を譲渡し、停戦となった。


■7…この時点での状況把握
20ターンの不戦条約が全世界で結ばれ、平穏な時が流れる。
この時、表面上エジプトとスペインの同盟は続いていた。
しかし各国の仮想敵国に基づいて、便宜上、同盟軍と連合軍に分けるとすれば、

【同盟軍】
 エジプト   国力 5 スコアではスペインに負けるものの、依然として最大の軍事国
 トルコ   国力 3 スペインの裏切りにあい、国力第3位に転落。復讐に燃える
 中国   国力 2 国土面積・軍事力はあまり無いが、内政面ではトップクラス

【連合軍】
 スペイン   国力 5 ジャングルを伐採し肥沃な土地。トルコ領を奪いスコアもトップ
 ペルシャ   国力 1 エジプトに恨みを持つ国。隣国のスペインを頼る。


■8…世界に一つだけの石油(近代中期)
同盟軍の方が軍事的にも国土的にも圧倒的に大きい。
いずれエジプトと対立する事を見越して、スペインが中国に盛んに接触を試みてくる。
技術&ゴムの無償提供、説得の数々…そして最後のセリフが
「一緒にエジプトを倒そう。中国は腹をくくれw」
このセリフに腹をくくり、中国はスペインに連合軍参加の返事をした。
漏れが腹をくくったのはもちろん…『2重スパイ』である。

さて、同盟軍は連合軍より先に戦車を作る作戦に出た。
(もちろん作戦は中国によって連合軍に筒抜けである)
そしてエジプトが石油を完成させた時、悲劇は起こった。
・エジプト>同盟軍「石油が一つしかない…しかもエジプト領に隣接したスペイン領」
…このゲームにおいて、最も大きい転換点であった。

レポの続きは後日。


■9…石油争奪戦前夜(近代中期)
『世界に石油が一つしかない、そんなこと誰が予想しただろうか?』
言うまでもなく近代後期以降の軍隊には石油は必須である。
このままいけば、「中国軍主力の騎兵隊が機械化歩兵に突っ込む」なんてことになりかねない。
…正直、アメリカがイラクに侵攻した気持ちが少しわかった気がした。

とにかく、いくら現在軍事力で勝っているとはいえ、
連合軍が戦車を作り始めたらパワーバランスは簡単にひっくり返ってしまう。
自動車輸送までのんきに開発している余裕は無い。

・エジプト>同盟軍「我々はスペインに対してすぐさま行動を起こすべきだ!」

軍事行動の提案者であるエジプトの作戦によれば、
@まず、トルコと中国がスペインに対して宣戦布告をする
A次に、エジプトが「中国を攻める」という偽の作戦をスペインに伝える。
Bスペインが安心してトルコ・中国に対応しているうちに、エジプトはスペインの石油を攻め落とす。

正直、こんなまどろっこしい作戦は疑問だった。だって、スペインには鉄道網できてるし。
『表面上同盟を結んでいるスペインに対して、策を労せず無言侵略は無粋だと思ったのか…?』
こう解釈してエジプトの作戦に口を挟むのはやめにした。しかし、情報は流す。
@については事前にスペインに連絡した。また中国が本気でスペインに侵略する気も無いことも伝えた。
AとBについては「エジプトが何か考えているらしい、注意して欲しい」と曖昧に伝えた。
(対エジプトを想定した待ち伏せ態勢を完璧に整えていたら、エジプトに不審に思われるかもしれない。)

そして、トルコは旧トルコ領解放を目指し宣戦布告、我が中国はスペインにブラフ戦争を行った。


■10…石油1年戦争(近代中期)
この戦争は今までと違い、戦場が見える位置にエジプト軍がいる。
今度は戦士1体の突撃なんか出来ない…しょうがなく、ある程度の歩兵軍をスペインに向ける。
・スペイン>中国「おいおい、本当に戦争する気はないんだろうな?」
・中国>スペイン「もちろん。だが近くにエジプト監視兵がいる。まずそちらの軍を都市に引っ込めてほしい。
           我が軍は都市の隣で自爆していく。ちょっと目には攻めているように見えるだろう。」
トルコとエジプトはスペインに攻めるつもりである。戦場が3方面に分かれればスペインに1%の勝ち目も無い。
スペインは中国にまで無駄に防衛軍を裂いてほしくなかった。(できたら、お互い潰しあってくれ…)
しかし、その願いはエジプトのスペインへの宣戦布告の直後に儚く消えた。
・スペイン>同盟軍「待ってくれ、停戦したい。」

…( ゚Д゚)ポカーン
『ちょ、ちょっと待て!エジプトが怪しいことは伝えただろ!?』
少し考えてみる………1つの仮説に思い当たった。
中国がスペインに流した情報は「エジプトが何か考えているらしい、注意して欲しい」である。
これを「エジプトは中国を攻める」というエジプトの偽作戦の裏付けと解釈したのか?
…どうやら、中国の情報操作はスペインに最大限のダメージを与える形で裏目に出たらしい…
とにかくこれで、エジプトの優位は決定的になった。

同盟軍とスペインの停戦交渉はかなり揉めた、スペインも石油が一つしかないことを知っていたからである。
甘言と脅迫のやり取りが20分ほど延々とやり取りされる。しかし、
「もう少し戦争するか?」
…エジプトのこの言葉に逆らえる国は、現在この世界に存在しない。
結局@石油の上にエジプトが都市を作ることを認めること。
   A旧トルコ領をトルコに返還すること。
   B中国はエジプトから戦争参加の功績として(中世から約束があった)アレキサンドリアを譲り受ける
この条件で話がつき、1日目のゲームはここでお開きになった。


■11…スペインの崩壊(近代後期)
ロードゲームはペルシャが代理プレイヤーとなる。
今までの歴史をかいつまんで説明した後、中国は20ターンの不戦条約を提案した。
石油戦争で負けたとはいえ、スペインは依然として力のある国家である。
(スペインはこのまま終わらせたくない、エジプトのライバルとして立ち直ってほしい。)
…そのためには時間と金が必要だ。
不戦条約を両国間で締結させた後、もちろん中国はスペインに最大限の金銭援助を秘密裏に行う。

しかし、ここで誤算が起こる。停戦会議時にエジプトが「ペルシャとは不戦条約を結ぶ気は無い。」と言ったのだ。
…正直なところ、漏れ的にはペルシャはすでに終わった国である。この発言に何の気も止めていなかった。
しかし、スペインにとっては違ったのである。

それは停戦から数ターン後、エジプトがペルシャに3度目の侵攻をした時のことであった。
・スペイン>ALL「世界に通告。スペインはエジプトのペルシャ侵攻を反対する、武力をもってしてでも!」
・エジプト>ALL「それは停戦条約に反するのでは?」
・スペイン>ALL「構わない。中国とトルコはどうするんだ?このままエジプトに独走させる気か?」
中国はエジプトとペルシャの関係には無関心だと伝えた。

(…よく考えてみれば、すでにスペインは同盟軍を完全に敵に回している。
 ペルシャが陥落すれば、スペインは単独で戦っていかなければならない…)
スペインの気持ちは痛いほど良く分かった。。。

とはいえ「武力をもってしてでも!」という発言は明らかに条約違反である。
どうあがいても擁護することはできなさそうだ…エジプトとトルコ同盟軍はスペインに宣戦布告。
スペインは勝てないと見るや早々に降伏、国土を捨てペルシャ近くの孤島で余生を楽しむことにしたらしい。
世界会議でもこれを承認。…スペイン崩壊まで、びっくりするほどあっという間の出来事であった。


■12…状況整理
そういえば書き忘れていたが、スペインのトルコ侵略後(近代前期)に面白い話がなされた。

「最終的に勝利を得る国を賭けたら、オッズはどうなるか?」

エジプト…×1.5  スペイン…×2.0  トルコ・中国…×2.5  ペルシャ…×8.0

当時5カ国の意見を総合してみるとこのような話だった。
それがいまや、スペインは脱落宣言。
エジプトとトルコは旧スペイン領を折半するが、中国とペルシャの国土はほとんど変わっていない。
国力を相対的に比較してみると、

 エジプト   国力 6 スペイン亡き後、石油も独占し文句無しに大陸トップ
 トルコ   国力 4 スペイン領をエジプトと折半するが、軍事力ではいまだ及ばず。野心に燃える
 中国   国力 2 エジプトから1都市譲られるも、国土的には古代中期とほとんど変わらず。
 スペイン   国力 0 脱落宣言。大陸外の唯一の島・トロピコで余生を過ごす。
 ペルシャ   国力 1 スペインが滅びた今、エジプトからの屈辱的要求に耐え忍んでいる

今から考えると、スペインが対エジプト連合を裏切ってトルコに侵攻したのが最悪手であったと思う。
現に、一時的にスコアトップには立ったが、結局はトルコと敵対し領土を奪い取られている。
後にこの件についてチャットで話したところ、
エジプト「スペインが同盟を申し込んできた時、手を叩いて喜びました♪」
(…あれも大きな変換点だったね。)
対エジプト連合を続けていれば、今ごろ滅んでいたのはエジプトだったかもしれない…


■13…中国最大の敵、スペイン(近代後期)
さて、思ってもいない形で中国にとって最大の危機が訪れた。それは「最弱国家・スペイン」の存在である。
すでにスペインはゲームの放棄を明言している、つまり…もはや情報や金といった「利」では動かない。
スペインを動かすのはただ「ゲームの混沌」である。
案の定、スペインは諸外国に今後の作戦を聞いてまわり始めた。
諸外国も「脱落者の楽しみ」ということで、好意で作戦を教えているらしい。
そして、スペインはその作戦について面白半分で口をはさんでいると言うことを聞いた。
『これはやばいな…』と思っていると、スペインと回線が繋がる。

・スペイン「しかし、中国には色々と援助してもらったのにスマンネ」
・中国>スペイン「いや、エジプトに逆らえなかった漏れも悪いぽ」
・スペイン「ちなみに、今の発言はALLだからw」





ガ---(゚Д゚;)-( ゚Д)-( ゚)-( )-(゚; )-(Д゚; )-(゚Д゚;)---ン!!!!!

『どうしようどうしようドウシヨウドウシ…』
(この瞬間は人生のうちに何回かある「脳のフル回転」のうちの一回だった。それほど大きな衝撃だった。)
『エジプトに2重スパイがばれてしまう…攻め滅ぼされる!!!』
…人間必死になれば、とりあえず案は出るものである。
@スペインの「のたまい事」は世界を混乱させるためとし、漏れは発言をまったく聞いていないことにする。
A今後どこかの国から問い詰められたら白を切り通すことにする。幸い漏れの返事は諸外国に聞かれていない。
以後中国はゲームを放棄したスペインを最仮想敵国とし、一切の交流(チャット含む)を絶った。


■14…エジプト対ペルシャ&トルコ連合(現代前期)
スペインの発言に冷や汗をかきつつも、諸外国からの問い詰めはこない。
『ひょっとして言っていないのか?それとも単に信じていないだけなのか?』
何の反応も無いのも心臓に悪い。だからと言って諸外国にスペインの言葉について聞けるはずも無い。
(そういうのを日本の言葉ではやぶへびと言うらしい。)
…小心者の漏れは、自分を安心させるために何らかの策を講じずにはいられなかった。

・中国>エジプト「わが国の周辺にはもはや中国にとっての敵はいない。
         エジプトへの信頼の証に中国は軍隊を完全に放棄する。」

@エジプトがいつでも中国を攻めようと思ったら、簡単に滅ぼせるようにする。
A軍事関係の費用を払う必要も無くなれば、生産する必要も無くなる。
Bついでに処分のシールドで銀行や商用港を立てていく。
いちかばちかの賭けであったが、どうやらエジプトから最大級の信頼を得ることができたようだ。

…今後はトルコ対エジプトの構図になるのは目に見えている。
このままの流れなら石油を持つエジプトが間違いなく勝つだろう。

今までに中国が考えていた作戦は2つ。
@エジプトと組み、エジプトの覇業を助ける。
Aトルコ&ペルシャと組み、核開発後に一気にエジプトを叩く。
どちらにするか迷っていたところ、画面には核と総合防衛についての話がでている…。
『…これだ!!!』

中国はトルコ・ペルシャに対して同盟を申しこんだ。


■15…フィナーレの始まり(現代前期)
エジプトはその国力を背景に、トルコとペルシャに対して無理難題を押し付け始めた。
トルコ領唯一のウラン資源土地を譲渡させ、マンハッタン計画の即時停止をトルコに求めた。
・エジプト「テーベ大学の学生が先日核についての論文を発表した。核は人類を破滅させる恐れがある。
       …トルコよ、マンハッタン計画の即時凍結を求める。」
中国には一つの確信があった。
『エジプトは役になりきっている、余裕のありすぎる国は必ず足元をすくわれる。』
我が中国は表向きエジプトの案に賛成し、裏ではトルコの暴発を必死になって抑える。

・トルコ>中国「このままでは勝てない。中国には戦争をする用意はあるか?」
・中国>トルコ「待て!今の戦力では絶対に勝てない。
          いつか必ずエジプトはマンハッタンを完成させるだろう。それまで待つんだ!」

…中国の最終作戦を成功させるためには、
@すべての国より技術が先行している
A核戦争がまだ起こっていない
B都市のシールド生産力が高い
この3つが満たされていないといけない。

@の条件は全国家と秘密裏に技術協定&金に物を言わせ科学100%
Aの条件を満たすために、エジプトから「金を援助してくれないか?」といわれれば素直に差出し、
トルコとペルシャがヤケクソで暴発しないように技術やウランや金を無償提供することにした。
Bの条件はアレクサンドリアや他の都市に原発を建て、すでに満たしている。

…2重スパイ国家、中国の最大にして最後の作戦の開始である。


■16…ファイナルカウントダウン(現代中期)
10ターン ※北京でインターネットの完成、中国は黄金時代に突入。
 エジプト   「テロリストがペルシャ国内に逃げ込んだようだ。軍による調査を行いたい。」
 ペルシャ   「エジプトの手を煩わせるまでもない、こちらで調査しよう。」
9ターン ※レーザー完成
 エジプト   「諜報機関によれば、テロリストはペルシャ正規軍との関与が認められたとの報告があった。
          ペルシャの完全武装解除を求める。他の国はどう思うかね?」
 中国     「エジプトの諜報機関は優秀だと聞く、間違いはないだろう。提案に賛成する。」
 スペイン   「もうエジプトは遊んでるだけだよ。トルコ反抗しろw」
8ターン
 トルコ       「武装解除に反対する。でっち上げだ!」
 中国>トルコ  「今戦争を行っても勝てない。今は耐え忍べ。」
 ペルシャ>トルコ「今はまだ耐える時です!ペルシャは軍を放棄するつもりです。」
7ターン
 トルコ>中国 「ペルシャの軍まで放棄して、勝てる見込みはあるのか?」
 中国>トルコ 「漏れはマジで勝利を狙っている。今戦争でトルコの軍隊を滅ぼされるわけにはいかない。
           最終的には核戦争になるだろう。そのとき都市を占領するのはトルコ陸軍の役目なんだ!」
 トルコ     「…OKわかった。エジプトのペルシャ干渉を認めよう。」
6ターン
 スペイン     「なんかエジプトの言いなりになっちゃったね、漏れはもう寝るぽ」(最大の敵スペイン消滅)
 エジプト>中国「レーザー開発中@4ターン」(ヤバッ…漏れすでに開発完了してる…)
 中国>ペルシャ「すまそ、エジプトに技術先行してるのがばれて信頼を失いそうだ!
           レーザーはペルシャからもらったことにしてくれ!」>ペルシャに600gとレーザー援助
5ターン ※人工衛星完成
 エジプト   「金がない、どこか援助していただけないか?」→中国は喜んで金援助と原子力技術提供
 エジプト   「すばらしい、中国は最高の同盟国だ。先ほど360gを援助していただいた。」


■17…ザ・エンド(現代中期)
4ターン
 トルコ>中国  「マジでエジプトに援助したの?そりゃないよ…」
 中国>トルコ  「漏れはエジプトに必死で信頼されようとしている、おかげで核の独自保有許可がでた。
            この意義は大きい、分かってくれ!」>トルコに1000g提供
3ターン
 エジプト>中国 「我がエジプトは世界大戦の準備ができた。中国にはトルコを攻めて欲しい。」
 中国>エジプト 「知っての通り、中国は武装解除しています。歩兵を作るのであと3ターン待ってください!
            あと、ペルシャがレーザーを交易に出してきたので提供しますね。」→レーザー提供
 エジプト>中国 「ふむ…ウランをペルシャに回したくない。対ペルシャ交易禁止条約を結んでほしい。」
            →満面の笑みで条約締結
2ターン
 ペルシャ>中国 「…交易禁止ってなんで…?」
 中国>ペルシャ 「裏で同盟結んでるのがばれそうになった、何とかばれずにすんだが条約を結ばされた。
             大丈夫だ、トルコ経由で金を回す!」>トルコに1500g渡す
 トルコ>中国   「エジプトはそろそろトルコを攻めるのか?」
1ターン ※超伝導完成
 中国>トルコ   「攻めそうだったが、中国の軍備がまだだと言って少し待ってもらった。
             だが近いうちに戦争がおこるのは避けられそうになさそうだ。
             今のうちにエジプトの出方を教えておく。まず…」

………0    ☆中国>ALL  「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」


…こうして世界初の宇宙船は、我が中国の国家主席・毛沢東を乗せ、
核戦争前夜の地球を尻目にアルファ・ケンタウリへ日本語版)と旅立ったのであった。
その後の地球がどうなったのか、誰も知らない。。。            〜完〜




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