第二部 遙ENDルート
・・・衝撃の事故から5時間後、とりあえず、君望を再開。
・・・やっぱりね。水月と付き合ってるよ、孝之。
そうじゃないかとは思ってましたよ。遙が死んだら、そく水月に乗り換えかい?
たったプレイ内時間において30分前。あんなにラブラブだった遙を忘れて楽しそうじゃないですか?
おや、エロも上達?ふふっ、いいね若いのは。
水月を抱けて、そしてちんまい口の悪い同僚(あゆ)や時代劇を見すぎな新同僚(まゆ)に囲まれて恵まれた生活じゃ
ない!いや、うらやましい限りだね・・・
と本気で思っていると思うのかコンチクショー!
なに遙を綺麗さっぱりなかったことにしてんだよ。
何で全然苦しんでないんだよ!
あの時のお前はなんだったんだよー!
誓いの言葉も膝枕も、告白の瞬間のこともなかったことになっているのかいな!
お前を見ていると何も信じられなくなるよ、ほんと。
で、腹ただしい時間が過ぎて行き、一本の電話。
よっしゃー!遙が目を覚ましたってよ!
フラッグマン復活!この時を待っていたのです!
アージュにより強制的に中断させられた遙との一時を再び動かす時が来たのです。
でも、それはこれから始まる魅惑の孝之君ワールドの始まりでした・・・
さて、病院についたぞ。遙はここで3年寝てたらしい・・・
また妙な先生に、どこかで見た看護婦がゾロゾロ出てきたぞ。
で、誰かヘアバンドした女性がいる・・・茜?
そして運命的な遙との再会!
変わってない・・・変わってないよ!
なにやら3年経ったことを理解できない症状があるとの事ですがノープロブレム!
むしろ好都合?と一瞬思ったり。
しかし、それは逆に火種になるんだろうな〜と冷静に考えてしまいました。
でも、いまだに自分を信じてくれる遙、自分が好きになった遙がここにいます。
もう、フラッグマンは遙に向かって突き進むと心に決めました。
で、直後、茜ちゃんと会話。
あらら、皮肉満載。水月と付き合っている事を非難しているぞ…そりゃ茜ちゃん、フラッグマンの台詞だって(笑)
でも、これが孝之=ユーザーが置かれた立場なんですよ。で、君望の方向性も見えてきました。「このゲームは辛い
弾劾に耐えねばなないゲーム」だと・・・
しかし、ここまで非難する?いくら姉を大切に思っている妹茜とはいえ、攻撃的過ぎるような。
個人的に恨みあるの?・・・ああ、なるほど、茜ちゃんも単純じゃない感情を抱いているのね、と推測。
こりゃ本当にドロドロになりそうだな、と不安を持ちつつも、フラッグマンが遙ラブリーなら問題はないと思い、プレイは
進んで行きます。
・・・でも、甘かった。いや、孝之が想像以上だった・・・
水月とエッチ(強制)
↓
遙と・・・(選択肢)
1.キスする ○
2.キスしない
↓
遙と・・・(選択肢)
1.指を絡める ○ → 「夜空に星が瞬くように・・・」 ○
2.指を絡めない 「空に太陽がある限り・・・」
↓
水月とホテルでエッチ(強制)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お前はいったいどっちの味方だあァ――――!!」
byジオン公国軍突撃機動軍 シーマ・ガラハウ中佐(機動戦士ガンダム0083)
おっと、御怒りの電報が届いたのでご紹介しました。
まったく以って、只者じゃないよ。孝之は。
確かに水月と付き合っています。遙スキーのフラッグマンもそりゃ仕方ないとまだ許せます。
遙と別れを余儀なくされました。そして、彼女のとの時を取り戻すチャンスが生まれました。これも仕方がないこと。
孝之君は二人の女性の狭間に置かれてしまったのです。
一応、孝之君は「結論を出さなきゃいけない」とホテルで水月とエッチ後にのたまっております。
分かっていながら、こいつはどんどん問題を先送りにして、水月と遙と付き合っていくんです。
確かに、人間、彼と同じ状況に置かれたら悩む事は当然でしょう。彼のどっちつかずに態度は全否定できません。
しかし!こやつは一度、中途半端な態度が人を傷つける事を身をもって知っているはずなのです。
そう、こやつは中途半端な気持ちで遙を傷つけた経験があるのです。あれで痛い思いを自他共に与える事を知って
いるはずなのです。
それなのに優柔不断、先を考えない浅はかな行動。
壮大な第一部を導入部として使ったのに、結局、孝之は何も成長してなかったのです。
そして、あの時は遙だけでした。しかし、今回は水月もそれに加わっています。
彼のもたらす災厄はさらに多くの人を巻き込むだろう…そう予測するのに多くの時間は必要ありませんでした。
で、そんなこんなで物語は進行。
まあ、モヤモヤしたままという感じですね。
気になったのは遙の前にいる時の茜の姿。
3年前の自分を演じる彼女。
しかし、本当に活き活きしてるんですよ。
孝之が「演技もここまで来ると超上級だな」と言っています。
でも、これこそが彼女が望んでいた形なのかもしれません。
それはそうと、君望はよく表情が変わりますが、この演出を一番活かしているのは茜っぽい様な・・・
(時間経過・・・)
・・・アオカン・・・面会時間破り・・・
ただの常識知らず?孝之。
水月と絵本で修羅場。
孝之の遙への思いを見抜いてバシバシ突っ込んでいく水月。
反論できる所はもっともらしく反論するくせに、反論、口答えできなくなると・・・
水月「〜〜〜何のため?」
孝之「・・・・・・・・・・・・」
水月「答えられないの?」
孝之「・・・・・・・・・・・・」
終始こんなかんじ。
卑怯者・・・相手はお前が本気で愛している(「愛した」ともユーザーによっては表現できるかもしれませんが)水月なの
ですよ。どんだけ気持ちが揺れ動いていようが、何も喋らないのはあまりに酷いと思う。
しかも、中途半端に自問自答、一人でウジウジ悩んでいる。
答えを先送り、戦略なき経済政策という言葉が浮かびましたね。全然関係ないですが・・・
で、茜が熱らしいぞ。で、その後、遙と病室で会話。
「・・・全然誉められた気がしないのは何故?」
何か、第一部の時の交わせなかったタイプの遙との会話。
真新しくていい感じ♪
で、取り乱し始めた遙をなだめた後、彼女のお父さんと会話。で、孝之君は自分の事を・・・
『何の考えもなく、その場限りでフラフラして、後になって後悔する。そんな毎日だ!』
と考えておるのが判明。
分かっているじゃん。治せよ!と思うと同時にそれを自覚していながら治せない孝之とは一体・・・彼のこの部分が更
なる悲劇を生み出すのではないか?と恐怖しながらプレイ。
その後、遙が例の第一部の写真を所望。孝之君、熱を押して病院へ直行。
風邪にふらついて遙の前に3年経った事を知らせる日時が載った雑誌と写真をばら撒いてしまう。
で、ショックで遙は倒れる。孝之も熱でぶっ倒れます。
ま、この手の事件は物語ならよくあることだけど、ただでさえ、ヘタレな孝之がやるアクシデントだから、もう弁解の余
地なし。お前は最悪。
「俺が遙を壊していく・・・遙の全てを奪っていく・・・」とか述懐しております。
よく分かっているじゃん!
倒れた孝之、いきなり過去へと回帰。
遙が孝之の部屋に訪れた話みたいだぞ。
部屋にあった本の山が倒れたのをみた遙が片付けようと決意し、凛々しい顔をした後、口を開くのですが・・・
「あああのねっ孝之君・・・」
全然、落ち着いていませんがな、遙さん(苦笑+萌えアップ)
整理していたらエロ本発見、ビックリしちゃった遙。孝之ヒート
「こんなピュアな娘が俺の彼女なんだ!文句あるか!」
正直な奴め(笑)
で、水月との友達になった頃の回想。
本当に遠慮がなく、そして人に接しやすい頃の水月。
第一部で常にプレイヤーが接してきたあの頃の水月がいました。
友達と言うか仲間、気楽に話し合える仲へとなっていく二人。
第一部で誰よりも存在感があったの、やはり水月なんですよね。と実感。
しかし、あれほど気さくで微笑ましかった水月は3年後、違う姿になっている。
時の流れを感じます。
ようやく夢から覚めた孝之。遙は集中治療中。
部屋に戻った孝之再びのヘタレ節
「頼む!遙を殺さないでくれ!そしたら俺、今度こそちゃんとするから!全部ちゃんと考え、態度はっきりされ
るから!」と神頼み。都合がいい奴。
で、孝之を慰めたり、擁護する人々が色々。
何故に皆はこいつを守ろうとするのだ?
どう見てもこいつが一番の悪人だろう(笑)
そして遙復活、まあ、このまま消える事はないと思っていたので特に驚きをしませんでした。
知らせてきた香月先生曰く、「彼女の気持ちと自分の気持ち、どっちを優先するか選択してほしいの・・・」との
事。
あの、フラッグマンの選択はとっくの昔に完了していたつもりなんですが・・・まあいいや。
病院に着いたら先生が厄介な事になっていると話してます。一番厄介なのは孝之です、と言いたいですが・・・
どうやら遙は時間を取り戻したけど、復活以後の記憶はなくしてしまったらしいとの事・・・また、なぜそういう孝之に逃
げの口実を与えそうな状況にするかな・・・
再び、いや、時間を取り戻した三年間を経た遙と再会。
遙曰く「孝之君、とっても大人っぽくなった」コノ世界の人間は人を見る目だけはないような気がしてきたぞ。
さらには水月水月と連呼して「水月のことを名前で呼ぶようになったんだね」と指摘される始末。この情けなさは凄い
ぞ。
遙は感がいい子ですから、すぐに察しが着いたんでしょうね・・・可哀想、いや、マジで・
自分の知っている世界が全て三年後という知らない世界になっていて、さらには自分の愛する人も三年という中で変
わってしまっていた。
彼女の感じた不安、寂しさは表現しようがないでしょう。
数日後、孝之、水月を呼び出した遙は二人が付き合っているんだね?と聞きます。
で、答えられない孝之。「俺が答えられると思っているのかよ!」と言ってるし。
・・・誰か、私に木刀ください・・・こいつのドタマかち割ってやります。
↑で今度はハッキリさせると言ったのは誰だよ。この有象無象め!
で、水月も孝之から「何で本当のこと言わなかったの?」と非難します。そりゃそうだ。
遙が目覚めた時、水月と孝之が付き合ったことは、たとえ二人が別れていても伝えよう約束していたのでは?
さらには遙と縁りを戻したいから言えない。と言う見方も出来るでしょう。
まったく、二人の女性に苦痛を与える孝之と言う男は・・・
水月とのデートの夢が再び入ります。
今度は水族館にデートに行ってマグカップを買ってくるお話。
二人はついに名前で呼ぶようになったエピソードが語られていますね。
この辺りのエピソードで、孝之と長い時間を共にしてきたのが水月だと実感させられるんですよね。
遙との熱々の日々、遙と出会う前から絆を深め、そして遙を失った孝之に愛を与え続けた水月。
孝之の迷う気持ちは理解できます。それぞれとの交流と思い出が強ければ強いほど迷いは大きくなるでしょう。
どうして水月も遙も自分の事が好きなのか自問する孝之。
うん、私も納得いかんぞ。
とりあえず、水月にそっぽ向かれた孝之はしばらく遙の所に行き続けます。
でも、水月と孝之の二人の関係を尊重しようとする遙は彼と距離を置き続ける。
ついこの前まで親友と恋人だった二人が恋人になった現実を叩き付けられる遙ですが、彼女はあくまで二人を尊重し
ようとします。
色んな思いがあるでしょう。
何もかも変わってしまった世界で自分の拠り所を何とか守りたくて妥協した。
自分が諦める事で大切な二人とそして自分との関係が守られる。
そして身も不自由、三年間眠っていた自分は孝之に相応しくないと思う諦め。
彼女はベッドの中で、時を取り戻した短い時間の間に考えたんでしょう。
彼女の心は三年前のままなのです。あの幸せな時間からさして時間が経ってないのに、この現実と向き合わねばな
らないのです。
この姿はあまりにも健気で儚いです。涙が出そうなほど・・・
そんなこんなで遙に付きっ切りの孝之は彼女を車椅子で海岸まで連れ出して話し込みます。
その際、あまりに遙が健気で孝之君はとうとうキスをしちゃいます。
水月が離れていったら、即、遙に乗り換えかい!と思いましたね。
彼の突然の行動に遙は戸惑います
そりゃそうでしょうね。彼は水月を選んでいた。と彼女は思っているのですから。
病室に戻った後、キスをした孝之にどうしてか?と質問する遙、そんな彼女に孝之は「愛している」と告白。
正直、そんな彼の言葉が当てにならない事は諸兄皆様なら分かっていらっしゃるでしょうか、3年前の心を持つ 遙に
とって始めて言われるその言葉、3年経って一人ぼっちの自分を求めてくれるその言葉の威力はとても強大なものが
あったでしょう。
「ホントは私も……孝之君とずっと一緒にいたかった・・・いたかったんだからああっっ!!」
ついに彼女が本音を言ってくれてフラッグマンは涙の連続。
孝之、言ったからには精一杯頑張れよ。と信ずるしかないですね。
・・・あっけなく、そんな遙を裏切る孝之・・・
事の次第は孝之に絶望した水月が酔っ払った挙句に自暴自棄になり、それを心配した慎二が他の男に身を任せてし
まいそうな水月を止めようとして彼女を止む無く抱いてしまったとの事。
別れるつもりと決心していた、遙にも誓った孝之は大激怒。
この時の慎二君は今までユーザーが孝之君に抱いていた鬱憤を肩代わりして彼に反撃してくれます。
「孝之、オマエ速瀬を何だと思っているんだよ?何様だよ!?そうやって独占欲むき出しもいいけどな、それ
に見合ったこと・・・オマエやっているのか!?」
「オレに言わせれば、オマエこそこんな奴だよ!」
よく言った!この世界の人間が殆どしなかった孝之批判。とうとうやってくれました♪
慎二君も水月の事が好きだったんですね。でも、彼も彼女と仲間達の事を考え、身を引いていたんですね。
なんだ、遠慮なく我侭放題なのは孝だけだったのですね。
そしてとりあえず水月を自宅に連れ帰った孝之はあまりも傷ついた彼女を愛しく思い、再び抱きます・・・
その後、水月は勝負に出ます。自分が働く、孝之は何もせずに良いと。
遙を愛していても構わないから、自分もほんのちょっと愛して欲しいと。
自分をかなぐり捨てて孝之に尽くすと水月は公言します。
今まで愛されていた彼女にとって愛を失うのは何よりも痛いのでしょう。なりふり構わない事になっても孝之の側にい
たいのでしょう。
そんな水月に孝之は「好きにしろ」心の中で遙に「すまない、もうすこし時間をくれ」だってさ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一体、こいつは何なんだよ!
こいつはただ、その時その時でいい加減な答えを出しているだけじゃん!
何で、こいつは常に本気じゃないの?真面目に相手と接しようとしないの!?
遙はずっと孝之を信じ続け、たとえ水月との関係を知っても関係を崩さないようにと努力しました。
水月は遙を失った孝之を支え、愛を育み、そして彼の心が遙に向かうのを、自分の前からいなくなるを一生懸命ふせ
ごうとしています。
二人とも、真剣なんです!それなのに孝之はとりあえず二人の前では丸く治めるような言動ばかりとって問題先送り
今のオマエに必要なのは二人の必死の思いにちゃんとした自分の答えを示す事だろう!オマエが愛した二人に対す
る自分なりの意思表示だろう!
二人に比べて、お前は自分が思っているほど二人を愛してないよ。いや、本気。
だって、騙している。裏切っているだけじゃん!二人を愛してしまったからだとか、言い訳するだろうけど、それだった
らちゃんと答えが出るまでは変なリアクション取るなや!
おおっと、ちょっとヒートしてしまいました。
そして水月を好きにしながら、遙に対しては「私のことを選んでくれたんだよね?」「ああ、側にいて欲しいのは遙
だ」とか言った嘘と灰色に塗れた世界が続きます。
茜ちゃんと遭遇、話があるとの事。
水月と別れていない事を責める茜ちゃん。
「私が子供だからですか?分からないだけですか?・・・それは・・・私は男の人と付き合った事がありません。
だからもちろん、別れるなんてこと知りません。けど、・・・どうしても納得できないんです!おかしいとしか思えな
いんですっっ!」
いや、茜ちゃん。君は間違ってない。確かにおかしい。で、おかしい原因は孝之なんデスヨ。
でも、茜ちゃん。いくら恋愛経験ゼロだからって、こいつの事を参考にしないでよ。世の中の恋愛はもっとモラルがあ
ってノーマルなものです・・・とアドバイスしたい。
水月が勝手にやっていると勘違いした茜ちゃんは水月の下へ直行!
最悪・・・確かに水月はそれを望んでいますが、それを許しているのは孝之じゃないの。現状は孝之の選択の結果。
それなのに水月が孝之の元にいるのは水月の勝手な行動の結果、と茜ちゃんに思わせ是正もしない孝之。 ただの
責任転嫁じゃん。孝之がはれて体を自由にできないのは自分のせいなのですよ。
水月と茜ちゃん修羅場。自分を貶めてでも孝之の元にいたい水月とあなたは狂っていると非難する茜ちゃん。
その後、シャワーで耐え切れなくなった水月は泣いちゃいます。
で、孝之は水月を慎二に頼もうと彼を呼び出します。
が、分かれようと決意した女が他の男に抱かれる事すら我慢できない独占欲の塊の孝之という男を知っている慎二
君はその申し出をやんわり拒絶します(笑)
孝之も水月を中途半端に誰かに託すのは互いに不幸にするだけど諦めます。
で、次の日、病院の屋上で孝之君は黄昏てしまいます。
その彼をちょっと長いですが紹介したいです。
「オレは・・・オレは・・・どんなに罵られても・・・二人を傷つけたくなかっただけなんだ!」
「結局は自分のためだったとしても、そんなつもりは全然なかったんだ!」
「許して欲しいなんて思っていない。だけど、・・・本当は誰かにそれを知って欲しい・・・」
「全部オレが悪い!でも・・・それだけを言い続けていたら・・もう・・・心が持たない・・・助けてくれよ・・・」
「助けてくれよ・・・誰か・・・どうすれば取り戻せるのか・・・教えてくれよ・・・」
「どうすれば、遙と水月が泣かずに済むのか・・・教えてくれよ・・・」
「本当は・・・泣かせたくないんだよ・・・泣かせたくない・・・」
「泣いている顔を見るのは・・・何より辛い・・・っくぅ・・・」
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌なんだッッ!うわあああああ・・・」
う〜ん・・・これはユーザーへの弁解?
突っ込みどころ満載の雄叫びですが、ここはフラッグマンがあれこれ言うより、各界の著名人の方達が孝之君に充て
たメッセージ(というか捏造)がありますのでご紹介したいです。
「別れの時の悲しみの大きさは愛情の深さの証明なんですから・・・悲しみを恐れていたら、何も愛する事はで
きないわ」
by一級神非限定ベルダンディーさん(ああっ女神さまっ)
「それは一人前の男の台詞だ!」
byジオン公国軍宇宙攻撃軍 アナベル・ガトー少佐(機動戦士ガンダム 0083)
「どっちに進むかわかんねえなら、いつものお前なら迷わねーだろ!
いつだって俺達には・・・前しか、ねーじゃんかよ!
このくそバカヤローーーー!」
by私立海鳴中央二年生 城島 晶さん(とらいあんぐるハート3)
「アンタねぇ・・・自分だけがイッパイイッパイかぁ――――!!
みんなねぇ、どいつもこいつのギリギリんトコで踏ん張っているんでしょ―――!?
シケたツラさらして、なに自分だけが世の中の不幸全部背負ったつもりでいんのよ!ずーずーしいっ!!
強いか弱いかじゃないでしょっ、どこまで気張れるかでしょーがっ!!
アンタ何? やるだけやったって言えんの?」
by 岡島 リンさん(魔法少女アイ2)
で、遙と会い、いろいろな事を話します。
一刻も早く退院するために頑張る遙。それは自分の事故のせいで人生が狂ってしまった人たちへ自分ができる一種
の償い。
ほんの少しでも昔に近づけば、壊れてしまった4人の関係が再び取り戻せると思う希望。
そんな前向きな遙の姿は、この君望の中で本当に輝いています。
そして孝之への思い。
自分が頑張れる気持ちになったのは孝之がいてくれるから。
孝之を信じられるから、自分は頑張れるのだと話しています。
自分が拠れる、安心できる場所にいないと何もできない存在だと
・・・実は彼女はそんな弱く、儚い存在ではありません。それは次の水月ルートで明らかになる事ですが。
そしてついに遙と本当の意味で結ばれる時が訪れます。
この時の遙は本当に純粋で美しいです。
「孝之君が生きてきたこの三年間は・・・孝之君に何を教えてくれましたか?
なんかね・・・孝之君、とても・・・暖かくて。優しくて・・・広くなってたよ・・・」
・・・遙の唯一つの欠点は男を見る目がない・・・(苦笑)それは置いといて
「孝之君、あの時私に言ったの・・ずっと一緒だから、ゆっくり行こうって・・・
いっぱい、いっぱい、ゆっくりし過ぎて・・・ごめんね
でも、ほら・・・涼宮遙は・・・ここにいるよ」
手を広げて孝之に自分を示す遙。
・・・すいません。このシーンの感無量さは私の情けない文章力じゃ表現しきれないです。
ただ一つ言える事は遙との全ての時間が頭の中に蘇り、ようやく彼女と三年前のあの時から一歩進んで、より絆がよ
り深くなったという静かな喜びです。
で、病室でH・・・
やっぱ、孝之は常識ねーだろ(汗)
遙とH中に茜なり香月センセが来たらそれこそRumbling Hearts(OP曲)が鳴りそうです(苦笑)
で、自宅に戻った孝之は水月に別れ話を持ち込みます。
どうやら水月は先ほどの孝之懺悔の際に居合わせてしまったらしいですね。
孝之の苦悩に水月は彼を助けるために別れを受け入れようと決意していたみたいです。
「だらしがないのは嫌なの。ハッキリ・・・言って」
明らかに今までの水月とは違う、いや、本来の水月の姿がそこにはあるような感じがあります。
明るく気さくで誰とも親しめる、孝之達が喜びを素直に分かち合えた頃の水月の姿が。
最後まで泣かずに合鍵を返し、部屋から出て行く水月は最後までさっぱりしながらも、孝之への愛に溢れていたと思
います。
孝之にこの部屋に残った自分のものを全て捨てて欲しいと頼む彼女の気持ちは、やっぱ、本当につらそうに見えま
す。
笑ったまま部屋を去った水月に何か、フラッグマンはお疲れ様と言いたい気分でした。
一番傷ついたのは間違いなく彼女なのだから
しばらく経って、茜ちゃんと街で会い、昔に戻ったコミュニケーションお楽しみます。
孝之に苛められ怒る茜・・・「うるさいっっ!!」・・・何か、少しずつ昔の、三年前のあの頃に戻ってきているように体
感できます。
遙が退院の情報が茜ちゃんからもたらされます。
どうやら秘密にして脅かそうと遙は考えているらしいぞ。
それをネタに苛める孝之。
テレパシーと称して遙伝説の数々を暴露する孝之。
遙の恥ずかしがる楽しくて何度も『直前の選択肢に戻る』で遙を苛めるフラッグマン(悪魔)
でも、とうとう退院が迫ってきた遙ですが、やはり水月の事が心残りのようです。
二人は親友だった・・・過去形で言わねばならないのが悲しいですが、でも、孝之を軸にして明らかに壊れかけてしま
いましたね
でも、本当にこの孝之関連の事を清算できたら、二人の関係修復にも希望がでてきて欲しいです。
あの第一部の頃の親友二人・・・再び見てみたいと思うフラッグマンです。
遙退院の日。
孝之と慎二君は遙を迎えに行きます。
遙が泣いているので理由を尋ねたら、どうやら孝之たちが来る前に水月が来たらしいのです。
まだ水月は孝之のことは忘れられないとの事。そりゃそうでしょう。
でも、近くに孝之がいるのは耐えられない彼女はどうやらこの街から離れて生活しようと決意したらしいです。
水月は遙と孝之の仲は祝福したいんでしょうね。三年前の頃の自分が二人を祝福しました。しかし、水月はその頃か
ら孝之に思いを抱いていた。それは遙の不幸により皮肉にも彼に届ける事ができました。3年後、遙が眠りから覚めた
後、彼女はもう後には引けず、傷つくまで愛を貫くしかなかったわけです。
でも、遙と孝之が結ばれる事によって、彼女は再び3年前の自分に近づけたのではないでしょうか?
そして水月の仲間達もそれを望む、いつかあの4人揃った写真の中のような世界が再び戻る事を・・・
そう言った思いが全て伝わるEDでした。
傷つけ合った、愛憎に塗れた日々を繰り返しましたが、それもいずれは過去としてその人の一部となっていく。
「時間が一番残酷で・・・優しい・・・」
香月センセの言葉は彼らが辿ってきた道に対する、そして未来へと続く道への手向けなのでしょう。
そして遙退院の時、水月が入れたメッセージ。
孝之の事を忘れられない水月の心情。
水月の事を忘れられない孝之は涙しますが、遙はそれを大切にしないといけないと伝えます。
「我慢しなくていいんだよ、友達を大切にできない人は誰も大切にできないんだよ。そしてね友達に大切にさ
れた事を何も喜べない・・・水月は大切な、私達にとって何もよりも大切な私達の友達でしょう」
遙の水月に対する揺るぎ無い友情が伝わります。
そしてあの裏山で揃った4人の仲間。
その4人が同じ願いを望めばいつか笑って再会できる日が来ると信じる。
「夢見るだけじゃなくて、かなうことを信じていたい」
遙のこの言葉が、あのラストの写真に繋がったんだと思います。
あの中に彼らの永遠があるような・・・そんな気がします。
という事で、第二部遙ENDルートは終わりました。
何か遙ENDなのに水月との別れが非常に心に残りましたね。
普通は主人公とくっつくヒロインがメインになるはずなのに・・・
まあ、遙を幸せにできてフラッグマンは非常に満足でした(笑)
でも、水月も非常に惹かれましたね。
あの孝之に一途な姿がなんとも・・・
これが遙萌えのフラッグマンが水月目当てで再びプレイする動機になりました。
かなり・・・気が重かったですが・・・
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