「久遠の気持ち」




久遠は俺のことどう思ってるんだろう

久遠は俺をめちゃくちゃにする

久遠の眼を見ると逃げられない

俺は久遠の玩具なのかもしれない

ただの遊びのつもりなのかもしれない

でもあいつ辛そうなんだ

あいつを放っとけない

それに俺あいつのこと

結構嫌いじゃねーんだ




HRが終わり帰る仕度をしている久遠に思い切って声をかけた。

「話があるんだ・・・屋上で待ってる。」

とだけ言うと俺はすぐにその場を後にした。

なんて言えばいいだろう

あいつに面と向かって言えるかな

などと考えているうちに、カシャンという金属音とともに久遠が来た。

久遠がゆっくりと俺のほうに歩いてくる。

その顔は無表情で何を思ってるかを読み取れない。

久遠との距離が近づくにつれて俺の鼓動が大きく響く。

「話ってなに?」

久遠の表情がすこし不安そうになったような気がする。

しばしの沈黙が流れる・・・・・・・。

風が吹く。久遠の前髪を揺らし、その端整な顔がよりひきたつ。

見慣れたはずの顔に思わず見惚れる。

言おうと思ってたことが頭から消えてゆく。

ぼうっとしていると、久遠の手が俺の頬に触れ引き寄せられる。

はっとわれに返り口を開こうとするが、

「くおっ・・・んっ・。」

俺の声は唇で遮られていた。そのキスは何かから逃げるように激しい。

「ん・・・・んっ・・・はぁっ」

舌が絡みつき口腔を動き回る感覚に身体が疼く。

肩を思いっきり掴まれ、シャツがはだける。

長いキスに俺の意識が朦朧としはじめたころ、唇が首筋からはだけた胸元に

おりていく。そしてふくらみを探り当て舌を這わされる。

「あっ・・・・ひぁっ・・・あっ・・・!」

ぞくっとくる快感に背を反らすと唇に胸を押し付けるような形になり頬が紅潮する。

久遠の手が下りて脚の付け根を指でなぞり、上下に擦りはじめた。

「あっ・・くおっ・・ん・・・ぁあっ・・・・」

制服を下着ごと剥ぎ取り、疼く俺のを口に銜える。

「ぁっ・・・ん・・・!」

熱い粘膜につつまれ疼く俺に舌を絡めたり、強く吸ったりするので、

我慢できずびくんびくんと腰を振るわせた。

「んっ・・・・っんぁぁああああああああ!」

久遠の口の中に出すと目の前が真っ白になった。

意識が、朦朧としている俺の胸に飛び散ったものを指に絡め、

久遠の長い指が奥の窄まりを探る。

「なんかっ・・・へん・・っ・・・・」

そんなつもりはないのに久遠の指を俺の粘膜が締め付ける。

「俺の指、締め付けてるのわかる?気持ちいいって言ってる。」

久遠が眼を細めて微笑む。

「っんなことっ・・・あるわけ・・ない・・・。」

と精一杯の強がりを言う。

「へえ・・・もっと刺激が欲しいって?欲張りだな。」

といいながらもう一本指を増やし、俺の中のより深くまで入れる

そして引っかくように指を曲げられると敏感な部分を指先が擦る

「ちがっ・・あっ・・・・っつ・・・・ふぁっ・・・・・・ひぃぁあ!」

さっき出したはずの俺がまた頭をもたげはじめる

もうイキそうってとこで久遠が根元を押さえる。

「あっ・・くおっ・・・くおん・・・・」

俺はなみだ目になりながら久遠を見上げる。

「どうして欲しいか言ってみて」

と久遠が嬉しそうに言う

「言えないならこのままだよ?」

クスッっと久遠が笑う。

「くおっ・・・・ねがっ・・・・っ・・・!」

敏感な部分ばかり攻められてもうイクことしか考えられなくなって

「くおんっ・・・・い・・かせっ・・・てっ・・・・!」

と俺が言うと、久遠は指を緩めると同時に後ろの指を激しく出入りさせる。

イクのを堪えていた俺の身体は信じられないくらいの快感に

激しく痙攣して、意識を飛ばしてしまった・・・・・。


俺が意識を取り戻したのは夜といってもいいくらいの時間で、

傍で読書をしながら俺の覚醒をまっていた久遠に、話はまた今度

にしようと言われ、イキまくって体力と気力を消耗した俺は

結局、俺が聞きたかった久遠の気持ちを聞くことは出来ず、

そのまま家路につくのであった・・・・・・。

(俺って久遠にはぐらかされたのか!?)

                                   END


















▼感想もどき・・・▼


FC(仮)の会員004様でもある、YOKI様から頂いた「feel pirce」のショート・ショート小説ですvvv
実はカヤノ、今までこの話をイラストで貰ったことはあったのですが、SSで貰ったのは
こちらのYOKI様の作品が初めてでして!!(というか、自分の作品をSSで貰ったのはネット上では初体験)
いやはや、実は届けて頂いて読み始めていきなり「久遠」とか「オレ」とか書かれているではないですか!
もう・・・恥ずかしくて死にそうでした(爆)
嬉しいんです、嬉しくて嬉しくて恥ずかしいんです!!(照)
だって、アレですよ!?
主人公がですよ!?久遠がですよ!?
喋って動いてるんですよー!?(落ち着け)

作品自体の一番の感想は「あぁ、あのゲームを良く読み取って下さってるんだなぁ」という感激でした。
久遠にしても主人公にしても言い回しとかやりとりとか凄く私なんかの作ったものにめちゃくちゃ忠実で
それが本当に嬉しかったです。嬉しいというか感心致しました(><;)
話自体は一人で悶えてました(^^;)

「ああ、主人公久遠を呼び出してるよ!」「屋上だよ!!」
「久遠の仕草がめちゃカッコイイよ!!」「ああ、ヤっちゃうの、襲われちゃうの!?」
「久遠、意地悪だよ!」「ああ、主人公何か強請ってるし!!」
「失神してるよ!!」「久遠本読んでるよ!」
「ああ、結局はぐらかされちゃうのね・・・!」
・・・と、非常に萌えさせていただきました!!(満足v)
特に久遠の言動が凄かったです。・・・いやはや本当に!!

個人的にこの2人の先が気になってしまいました!(^^;)
ああ、主人公は久遠に何を伝えたかったんでしょうか。
それに久遠は聞こうしなかった理由ってー!?と・・・。

しかし本当に一人で「わー!」とか「きゃー」とか「恥ずかしいっ・・・!」を連発しながら
赤面しまくりで読ませて頂きました(赤面)

私、個人的にBLの×シーンを書ける方は素晴らしいと思っているので(生半可な気持ちじゃ
書けないですしね!)本当にYOKI様素晴らしいです!
私もちゃんとこのくらい書けるようにならないと!と本気で思いました!!

YOKI様、×シーンもあるといった素敵なSSを有難う御座いました!(大感謝!)

2002/09/12 カヤノマミ











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