―サイト発見社のとある日― 社員「社長!ついにヤツのサイトを発見しました!」
社長「ふむ、してヤツは何という偽名を使ってるのかね?
インターネットという世界ではHNと呼ばれているそうだが」
社員「はぁ、それが本名のまま田中と名乗ってるそうです」
社長「つまらん奴だな。もっとマッキーとかコジャレタ名前を使えば
いいものを」
社員「いや、それもどうか…。コホン。しかも奴は「たなか」と呼ん
でも「でんちゅう」と呼んでもイイヨとかほざいてるらしいで
す」
社長「けっ、気に食わん。してサイト名は?」
社員「はぃ、それが…フリーローダーらしいです。」
社長「ほぅ。意味がわからんがまあ悪くは無いな。」
社員「意味は『人の援助で生きている人』とかそんな感じだそうで
す」
社長「フ、フハハハハ!情けない奴だな。自分の金で食っていけない
のか!」
社員「年齢不詳、出身地非公開、無職。我々の調査では分かるのはこ
れぐらいです。」
社長「ヒーヒー、無職!年齢不詳!カッコイイとでも思ってるのか、
このたわけ!」
社員「しかもこのサイト、あらゆるサイトのパクリをして成長して行
く所が見所とか言ってます。」
社長「つまりあらゆるサイトの劣化サイトなのだな。情けない奴だ」
社員「よってこのページもパクってきたものだという噂が」
社長「って、ワシらの存在もパクリなのか!おい!わが社はどうする
んだ!実はダミー会社かよ!私の親は田中じゃなかったのかよ
おい答えろ、田中!答えてくれえええ!」
田中「ゴメン、よく覚えてないけどパクリかも。」
社長「…よく言ってくれた。もう貴様との縁は終わりだ。これから私
は旅に出る。」
こうしてサイト発見社はダミー会社であることが発覚し倒産。社長は真の父親探しの旅に出たのであった。 |