あとがき

 問題です。
 魔法の石にかけられた魔法とは、どのようなものでしょう。

 お久しぶりです。

 前作のあとがきでも同じことを言っていたりしますが、今回はもっとお久しぶりで、前作から一年近く経過しました。新作を楽しみに待っていてくれたみなさま(いるのかなぁ)、本当にごめんなさい。なかなかお話を書く時間がとれなくて、気付いたら一年経ってしまっていたんです。これからは、こんなことがないようにはしたい、と思っていますが…。

 さて、遅れましたが、作品を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。いかがでしたでしょうか、今回のお話は。
 今回のテーマは「想い」かな。例えば、誰でも自分を嫌いになることはあると思います。そんなときには必ず、心中の理想の自分と現実とがずれているんですよね。その理想は結構むちゃくちゃで、実現不可能なものが多い。でも、理想は実現可能なんです。理想という、一見不可能なものさえも可能にしてしまう力が「想い」にはある。理想として想い続ける限り、理想は実現可能なものとして存在しうる。嫌いな自分を、好きな自分に変えることだってできる。そんなことを最近ふと思ったので、文章にしてみたんです。

 えっ? 何言ってるのかがわからないって? ごめんなさい、物書きのくせにうまく表現ができていないかもしれません。実は今回のお話自体も、そんなところがあるように思えます。情けないのですが、心の中のことをきっちり書き上げられたとは言えません。いつか、書き上げられたらな、そんなことを考えながら、公開に踏み切りました。でも、決して中途半端な出来ではありません。今できることは全てやりました。それだけは、自信を持って言えます。

 ところで優里菜ちゃん、あのあと彼氏はできたのかな。
 優しい彼氏と一緒に、デートなんかしている数年後を期待しています。それまでは女の子からの告白を断り続けるんだぞ! 間違っても百合の道に走ってはいけないぞ!(笑)
 彼女、実は私の理想像だったりします。私の理想の彼女、ではありませんよ。
 まぁ、細かいところまでは言及しませんけど。ちなみに陽佑の方は、私がベースになっています。私本人をさらにバカにすると、あんな感じかなって(笑)

 そうそう、忘れるところでした。
 あとがき冒頭の問題に多する答えは、みなさんで見つけてみてください。
 もし見つかったよ、という方がいらっしゃいましたら、メールをくれたりすると嬉しいです。

 今回もこの辺でお別れです。
 読者の皆様、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
 そして、優里菜ちゃん、素晴らしい彼氏を見つけてね。

 ではまた、次回作で。
 …多分、今年の冬がくる前には…。



 二〇〇〇年九月。
 優里菜の心配をしている場合じゃない秋の始まりに。

この作品に登場した人名、団体名等は全て架空のものです。

転載等、ご自由にどうぞ。
ただし「本文」と「あとがき」一緒にして、内容改変せずにお願いいたします。

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