;はるかHシーン(1) *HARUKA_KOH_H01  ヤボ用を終えて、ようやくパソ部屋に入ろうとドアノブに手をかけた時、部屋の中からかすかにパソの冷却ファンの音がする。  おかしい。オレはパソの電源をつけたまま外出したりはしない。  誰かいるのか?  でもこんな時間帯にパソ使うの家族の中でオレくらいだと思うのだが……。  ひょっとしたらスリープ状態で画面が真っ黒になっているのを電源を消したと思ってそのまま出て行ったのかもしれない。  とりあえず、ドアを開ける。  あ、しっぽだ。  いや、「しっぽ」といっても尾のことじゃない。  妹のはるかがオレに先んじてパソの前に座っていた。いつもポニーテールだから、いつもはるかのことをからかって「しっぽ」と呼んでいる。  入ってきたオレにも気付かないで黙々と画面を見つめ、ときおりマウスを動かしてはカチリカチリとクリックしている。  とっとと私服に着替えればいいのに、制服姿のままパソ部屋で何してるんだ?  なにげに忍び足で近寄る。  おっと。ダテメガネかけとこっと。  浩介にはやさしいはるかだが、オレのことは避けようとする。多分そのまま顔を合わせたら、きっとそのまま駆け足で部屋から出て行くかもしれない。  ちゃきりとダテメガネを装着してから、そっとパソの画面を覗き込む。  はるかが見ていたのはよりにもよって2ちゃんだった。何の板かはわからないが、どうやらスレの画面で全レスを一行一行スクロールさせながら読んでいるようだ。 ;この間、少し時間をためる。  ――って、オレの立てたスレじゃねぇか。  ちょうど暇だったから、「■速報■ボキの肛門からオナラがでますた■緊急■」というスレを立てまくったんだ。ニュース板や厨房板ばかりでなく、料理板や美容板、その他把握し切れないくらいたくさん同じタイトルのスレを立てた。  ……いや、面白いかなーと思って。  最初のころは、立てたスレに適当なこと書いてみたり、ただキーボードをぐしゃぐしゃやってみたりしてデタラメな文字の羅列をそのままカキコしたりしていた。  しばらくすると「糞スレ」だの「逝ってよし」だののたまうウゼエギコAAのレスがついた。  さらに八頭身ギコがオレを追っかけ回すAAが書き込まれた。  しかしそんなもの正直可愛いもんなんで放っていた。  だがけちょんけちょんにオレのことをけなしまくるFLASHがはり付けられた時にはカチンときた。  思わず「オマエラざけんじゃねぇ」とレスをしてしまったのだ。  するとどうだ。  連中、今度は長々とレスを返してきやがった。  端的に言い表わせば、「お前は2ちゃんから逝け」だの、 「お前はきっと頭がおかしいに違いない、いっぺん精神病院に見てもらえ」だの、 「お前みたいなやつがいるから、2ちゃんは当局からマークされるんだよ。IPさらすぞゴルァ」だの。  何やらオレのことを迎えに来たとかぬかす救急車や霊柩車のAAが立て続けにはり付けられたあたりでもう読むのをやめていたが……。  それはともかく、いつも部活動に明け暮れて、インターネットどころかパソにすら興味を示さないはるかがなんで2ちゃんなんか見てるんだ?  だが当の本人はオレに気付きもせずに「えーとえーと」と言いながら一本指でキーボードを打っていた。  ……えーなになに? 「1の妹のはるかです。 このたびは お兄ちゃんがごめいわくおかけして どうもごめんなさい。(ペコリ) はぁ…… なんでこんなことになっちゃったんだろ」ぉ? 「昔のお兄ちゃんは、 優しくて、 家族思いで、 頭だってテスト100点 ばっかりだったし、 お友達に囲まれて いっつも楽しそうだった。 でも、あの日の後、 もうお兄ちゃんはお兄ちゃんじゃなくなっちゃった」  おいおいおいおいおいおいおいおい。  なんであやまってるんだコイツ?  てゆーか、このスレ俺が立てたってこと知ってやってるのか?  いやそれ以前に、お前スレに何書き込もうとしてんだよ。  あまりに謎な妹の行動に、俺はついつい身を乗り出していた。 「!」  驚いてはるかは振り向いた。 「お兄ちゃん! いるならいるで教えてくれたらいいのに!」  かなりそばまで近付いているのに全く気付かなかったなんて、相当キーボード打つのに集中してたみたいだな。 「でもそんなことはいいの……。ねえお兄ちゃん、またコウがいたずらしてたの。ほら見てよ……みんな怒ってる」  ――ハァ?  だからお前、オレがそのスレ立てたことをなんで知ってるんだ? 「ねえ、お兄ちゃんもあやまって。別の人格でも体は同じ人間だし……。今私打ってるから、このあとにお願い、ね」  そう言ってまたはるかは一本指でキーボードに向かう。  いかん、このままだったら自分の立場が悪くなるのは目に見えている。  何として止めないと――。  だがはるかの横顔を見た時、オレはどきっとした。  憂いの表情とはこういうのを言うのだろうか? 落ち込んでいる時の表情は何度も見たことがあるが、今のはるかの顔はそんなものではなかった。  文字打つキーボードとモニタの画面をせわしく行き来しながらも、伏し目がちの目はどこか虚ろで、どこか悲しげであった。  普段見ることのない表情を見て、なんだかはるかが愛おしく思えた。  オレは背中から思いきりはるかを抱きしめた。 「な……ちょ、いきなりどうしたのお兄ちゃん?!」  なんて華奢な体なんだろう。ソフトボール部をやっているとは到底思えないくらい、その体は細くて柔らかかった。  そして――  むにっ。  セーラー服の上からもわかる、胸のボリューム。はるかはすっかり女として成長してたんだ……。  と、オレの腹の奥でちりちりと嫌な感触を覚える。  浩介がオレを止めようとしているのだ。  ――だめだよう……妹に手を出すなんてヤバいよぉ、ってか?  しかしあいつにはしのごの言わせねぇ。今ここに立っているのはオレ、浩なのさ。  はるかのセーラー服の袖に、腕を入れていく。 「やっ、いやあっ! そんな……そんなところ触らないで!」  ブラジャーのカップの中に指を入れると、はるかの柔らかい胸に当たる。その心地よさが、さらに指を進ませる。  邪魔なカップをのけて、ふわふわした肉の丘を登り詰めると、指先が肉の突起に触れた。  嬉しくなってそれをつまみあげる。 「いやっ、やめてぇ!! そんなトコ、そんなトコ触らないでっ!!」  オレの手を押さえるはるかの手に構うことなく、つまみ上げた乳首をぐりぐりとねじり回す。  もう、2ちゃんどころではなくなったようだ。はるかは必死に胸を押さえてあわあわと口を動かして、ときおり猫の鳴き声のような短いあえぎを漏らす。  はるかの体がものすごく熱くなってくるのがわかる。同時に、肩に入っていた力がじわじわと抜けていくのもわかる。 「許して、ねぇ、お兄ちゃん……私達、私達兄弟――あ、あっ、そ、そんなところ、揉んじゃ……ぁ……ぃや」  ああ、腹いてぇ。  ――静かにしてろ、浩介。  もう後には引き返せないんだよ。  襟ばかりでなく裾からも手を入れて、もう片方の胸も同じように揉みあげる。  今オレが抱いているのは妹じゃない。一人の女だ。――臆病な浩介には死んでもわからんだろうがな。  見せしめに、はるかのうなじに唇を寄せる。 「ひゃう、あ……お兄ちゃん、だめっ、そんなっ」  かぶりつくようなキスのあと、はるかの髪に残るかすかなシャンプーの匂いを嗅ぎながらしゃぶり回す。  もう逃げられまい。がっちりと胸を掴まれ、さらにうなじの味を堪能されて、文字どおりはるかはすっかりオレの手の中だ。 「ふああぁ、ぁぁあっん、……あ……ダメ、……わ、わたし……わたし……」  かすれた喘ぎ声を上げて、はるかは背筋を背筋を硬直させる。  オレははるかをがっちり抱きしめながら、ゆっくりとはるかを椅子ごと後ろに遠ざけていく。 ;はるかHシーン(2) *HARUKA_KOH_H02  ……ひょっとして、軽くイッた? 「……んうぅ……、やめ……て、お兄ちゃん、んもうっ!」  オレが一瞬気を緩めた隙に、はるかは半ば強引にオレの腕から逃れた。座っていた椅子からつんのめるが、すかさず体勢を立て直した。  揉まれた胸を押さえて息を切らし、頭のしっぽを揺らしてオレと面向かう。 「お兄ちゃんが……お兄ちゃんがそんなことする人間だなんて思わなかった……!」  オレを睨むはるかの目は、涙で潤んでいた。  なんせ「浩介」はこんなイタズラするわけがないと思ってたんだもんな。それが突然襲い掛かってきたんだから、ショックにはちがいない。 「お兄ちゃんの、……お兄ちゃんの、バカァ!」  溜めていた涙をこぼして、はるかが叫ぶ。  そのまま、ポニーテールを弾ませて駆け出して行く。  すかさず、オレはそのしっぽに手を伸ばした。 「――っ、痛ああっ!」  しっぽの根元を押さえてはるかは肩をすくめてうずくまる。  そこをオレは再び抱きかかえ、引きずり戻す。  だがそれでもはるかは必死に逃げようとする。オレの腕をふりほどこうと体を激しくゆさぶり、あるいはオレの体を突き飛ばそうと手足をつっぱってくる。  伊達に運動部に所属しているだけのことはある。力は強い。  だが、そんな程度で俺からは逃げられない! 「や……やああっ!」  部屋の奥まで引きずり込むと、勢い余ってオレははるかをパソコンデスクに放り投げてしまった。  ガチャリとキーボードのキーを叩いたような音がする。  はるかの体は完全に机の上に乗り上げていた。ちょうどキーボードを尻に敷いて座るような格好になる。  すかさずオレははるかの上に乗り上げるように覆いかぶさった。はだけた柔らかい太ももに右手を置き、左手は再びセーラー服の下から潜り込ませて胸を掴む。  どうだ、もう逃げられまい。 「やぁあ……いやっ! 離れて、……う……離れてよぉ!」  それでもはるかはオレの体を手で突き飛ばそうとする。しかし胸を揉みしだいているせいか、その力もどこか弱い。  そのまま、ゆっくりと顔を近付ける。  お互いの目がその奥までのぞけるくらいに、真顔のオレと泣いて嫌がるはるかの顔が近付く。  そして―― 「やだ……やだあああっ、あ――ふむぅうぅーっ!」  深く食いかぶるように深いくちづけをする。  はげしく首を振って逃れようとするはるかだが、無駄なあがきだ。オレはさらに唇を押し付けて、そろりと舌を口の中にやる。 「むぅうぅーっ! ……ぬむぅぅ……んーっ!」  はるかの舌に触れると、オレは自分の舌をそれに絡ませていく。  胸のそれとは違う、心地よい柔らかさのはるかの舌。しかもどこか甘くて、このまま舐め回せばトロリと溶けてしまいそうだ。 「ん、むっん、んっ、んーっ……!」  抵抗する声も、どこかひるがえっているような気がする。  見ればはるかの瞳もまどろむようにとろけてきた。  そんな彼女を見ているうち、オレもなんだかおかしくなってくる。  抱き締める体の暖かさ、口の中で絡ませる舌の心地よさ、太ももや胸の肉の柔らかさ。  ――今そこにいるのが、妹でないような気がしてきた。  さらにはるかの舌を求めて深く口づけながら、オレは思わずぎゅっと強く抱きしめた。  ――今自分の胸にいるのは、一人の愛おしい存在。  ついにははるかの舌先に吸い付き、ねぶる。  そのときにはもうはるかは抵抗しなくなっていた。オレのされるがままに、時々つまったようなうめき声をあげるだけ。 「む、んう……ひむ、ふっん……」  ようやく口を離してやると、半開きの口の中ではるかの桃色の舌先がキスの味をなごり惜しむかのようにちろちろと動いていた。  ムスコはすっかり相手が妹であることを忘れてしまっているのか、最高潮に達している。  その下半身の勢いにのって、はるかのセーラー服をまくる。ブラジャーの前ホックに指を引っ掛けて無理矢理引きちぎると、カップから解放されたはるかの胸が弾んでこぼれる。  つっついてみると、乳首はすっかり硬くなっていた。 「や、いやっ……そこはいや、お兄ちゃん……」  しかし口で言う割に、はるかは全く抵抗しようとしなかった。  すっかり勃ちあがった乳首をつまんで、左右にネジ回す。  首を振っていやいやしてはいても、オレの愛撫には素直に反応する。 「ああっあっ! そこクリクリしちゃいやっ! ビンビンくるのっ、ひっぅっ!」  はるかの息は性感に浮ついたようにはぁはぁと弾む。ものすごく敏感に、しかもいやらしく反応しやがるぜ、このしっぽ。  さらに、わざとらしくぷち、ねぴっと音を立ててオレははるかの乳首に吸い付く。 「そ、そんな、いやっ――あ、ひ、ひゃうっ!」  またも跳ね上がるように背筋をびくんびくんと反り上がらせた。 「やぁっ、あ、あ……や、やあっ、あっ、あーっ!」  これでおっぱいが出れば最高なのにな……。まぁそんなことはないだろうけど。  しかしそれ以上に気になるところがあった。  オレはその部位にゆっくり片手をもっていく。  指一本ですべすべした脇腹の悩ましい女の曲線をつーっと滑っていくと、ひきしまった腰のくびれでスカートのホックにぶつかる。  もどかしい気持ちを押さえて、慎重にそのホックをぱつりと外す。  それだけで、はらりとスカートが解けてしまった。つなぎ目を失ったスカートはただの布となってはるかの尻に敷かれたキーボードに覆いかぶさってしまった。  都合のいいデザインだ。 「あぁ……いや、やめて、もういいでしょ? それ以上は……んう……許して、お兄ちゃん……」  一方の手で続けてやっている胸の愛撫に息をはずませながら、小さな声ではるかが嘆願する。  しかしそれで許すわけがない。  これで許したら第一、ムスコがだまっちゃない。  しばらく腰の付け根あたりのすべすべした肌を楽しんでいたオレだったが、人さし指をパンツに通してひっかけると、くるりとねじり上げる。  で、一気に引っ張る! 「や、あ、いやぁっ! ――」  ぶちっ。  思いきり力を入れて引っ張ると、パンツはいともあっけなくちぎれてしまった。  さらに片方も同じ要領で引きちぎり、パンツを剥いだ。  途端にむせるような生暖かい淫香がオレの鼻をくすぐった。  ……そういえば、はるかの割れ目を見たのは小学校低学年の時で最後。  あの時と比べて、今オレの目の前にあるはるかのおんなの部分はすっかり成長していた。桃色に染まった肉の花びらは淫蜜に濡れて輝いており、その穴の部分をぱっくりと開いていた。 「あ……あぁ……」  両手で顔をおおって恥ずかしがるはるか。指の間から自分のやらしい股間を眺めるその目は、まるで信じられないものを見つめるときのそれである。  その彼女の目の前で、股間に指をつっこんでやる。  温かくて柔らかい肉のひだが優しくまとわりつき、わずかに白く濁った愛液がくちゅり、ぷちゅっと音を立ててオレの指を濡らす。 「や……あ……だめ、……」  しゃくりあげるような声を出して怯えるはるか。しかし淫唇からはどんどん愛液があふれてくる。  もういいだろう……  もういいだろう、もう、……入れたい! 「あ……やっ――、いやあぁ、お兄ちゃんやめて、それだけは、ダメぇ!」  オレは本能のままに、開けたズボンのファスナーからいきりたったムスコを取り出していた。左手の親指でぱっくり開いたはるかの膣穴を拡げながら、右手に握りしめたムスコをしごいてさらに研ぎすましていた。  ゆっくりとその先端を近付けていく。肉襞をかき分けて、膣口をゆっくり押し広げていく。すると、その行く手を阻むひっかかりを亀頭に覚える。 「やめて……、ねえ、お願いだから……」  はるかの目からは、今まで以上に沢山の涙が頬を伝っていた。 「それ以上いったら……もう引き返せなくなっちゃうよ……? お兄ちゃんと私の関係が、めちゃくちゃになっちゃうんだよ……?」  しゃくり上げながらも、必死にオレを説得しようとする。  だが、妹が妹でなくなることなんか、どうでもいい。  はるか。俺は、お前のことが好きなんだ。  ――まぐわいたいくらいに。 「やううぅぅーっ!! 痛い、いたいぃぃっ!」  さらに奥に進むことに、もはや躊躇はなかった。  淫裂から流れ、キーボードにしたたり落ちる一筋の血。  はるかの愛液と、おそらくはオレのムスコのカウパー腺液も混じっているに違いないその赤い汁は、妹としてのはるかが死んだ証にも思えた。  ただ肉欲に突き動かされるままに、オレのムスコははるかの膣内をかき回す。  その口から出ていたのは、兄妹のつながりが壊れた哀しみでも、破瓜の痛みでもなかった。 「ああっ、う……んあああ、ああっ、はああっ!」  悩ましく乱れた甘酸っぱいあえぎ声をあげながら、はるかは膣奥を貫かれる度に頭のしっぽを乱して体を揺さぶる。  一層濡れゆく膣穴は、ムスコを抱き締めて離そうとしない。  さらに彼女の腰が、自分からぴくぴくと引きつるように動く。 「うあっん、んあーっ、ぁあっ、ぁあっ、ぁあっ!」  もっと腰を打ち付けるために前のめりになると、はるかはその腕をオレの体に回してきた。 「おにい……ちゃん、お兄ちゃん、あっ、ああっ、……お、おにいちゃん……」  深く突き上げる度に、オレを呼ぶはるかの声はうわずり、あえぎの中に埋もれる。  そのまま、オレと一緒に肉欲に溺れて欲しかった。  せめて、そうなるまで待っていたい。  だが、ムスコは限界だった。根元がぴくぴくと怪しく脈打つ。 「ひっ……やっ、いや、それだけは……やめて! 私、私、妊娠しちゃうよ、おにい――」  ――堪え切れなかった。  オレは妹に肉欲の全てを、子宮に向けて放ってしまう。  止まらない。底なしかと思うくらい大量のスペルマがびゅる、びゅるとはるかの胎内に注がれていく。  根元まで突き入れてなお断続的に腰を押し付けながら、オレははるかを抱きしめる。 「まだ……まだ出てるよぉ……」  弱々しいはるかの声。  ……ああ、また腹が痛てぇ。罪悪感で浩介のやつが泣いてやがる。  でもしてしまった後となっては、なんだかそれも心地いい。そのままセックスの余韻に入り交じって、オレを気だるさで包み込む。  さっきより勢いはなくなったが、まだオレのスペルマはムスコから流れ出ていた。 「ねぇ、私ね……お兄ちゃんのこと大好きだったんだよ」  はるかがときどきしゃくり上げながら話す。 「エッチは辛かったけど……でも、今でもお兄ちゃんのこと、好きだよ。前よりもっと、好きになったかもしれない」  オレを抱く腕が、さらに締まる。 「お兄ちゃんのセーエキ、すっごくあったかいね。……いいんだよ。もっと出して。私の子宮の中、お兄ちゃんでいっぱいにして。お兄ちゃんの子供なら……私、妊娠してもいい」  腕と一緒に、淫唇までも締め付けてきた。  まるでオレのスペルマを最後まで搾り取らんとするかのように。