;ギコHシーン(1) *GIKO_KOH_H01  レジで注文したセットを受け取ると、二人分のせたトレイをギコに持たせてわざと遠くの席に行く。 「ちょ、ちょっと待てよ……ゴラァ……」  のろのろふらふらとたよりなく歩くギコ。恥じらいで顔はほんのり赤く染まり、息も上がっている。  彼女は周りに悟られないように普通をよそおって歩いているのだ。慎重に、やや内股になりながらも、一歩、一歩。  しかしそうすればするほど股間はしめつけられるわけで、アソコに大事そうにくわえこんているモノも余計膣奥に食い込んでいくのだ。オレがスイッチを入れなくてもわざわざ彼女の方がバイブに感じてくれる、というわけだ。  透明ガラスのテーブル席にオレが先についた。  ギコはばたんとトレイを置くと、へなへなと腰をおろす。 「――ひんっ」  椅子に尻をおろした時、彼女はびくんと体を震わせて肩を小さくすくめる。 ;ここからギコHシーン(1)  透けたテーブルの板越しにギコの下半身を見る。目に見えてぷるぷると震えている太ももを内股にもぞもぞと動かしている。 「ねえコースケぇ、もう……もういいでしょお、トイレで抜いていい?」  涙目で訴えるギコ。  オレは意地悪く答えてやる。 「そんなに気持ちよくてたまらないのか。トイレでオナニーぶっこきたいくらい」 「ち、ちがっ……!」  ギコは一気に顔を真っ赤にする。きゅっと目をつむり、赤いスカートの上からにぎった両手を股間に押し当てる。 「でも気に入ってくれてうれしいな。そのギコバイブ、けっこう探したんだぞ」  そこでオレはスイッチを入れた。最初はじらすように微弱な振動にセットする。  だがそれでもギコにはこたえたようだ。 「ひゃっんっ! バ……バイブの頭のところがプルプル動いてるよぉ」 「ギコのアソコの中でさぞかしマターリしてるだろうな、ギコバイブ」  動き始めたバイブにすっかり体をちぢこまらせたギコを見ながら、オレはトレイのハンバーガーに口をつける。 「食べないのか? さめたらマズーだぞ」 「その前にバイブ切ってよぉお」 「それはダメだ。バイブはバイブ、早く食べろよゴラァ」 「コースケの……いじわる」  毒づきながら、ギコはゆっくり片手をポテトに伸ばそうとする。  そこでオレはスイッチのツマミをひねる。  ヴィィィ…… 「ひああっ!」  ハの字にした眉の間にわずかな縦じわを寄せて、ギコはすっとんきょうな声を上げてしまった。キュっと腰を引き、再び両手で股間を押さえる。 「何だ突然。変な声上げてどうしたんだよギコ」 「うああぁ……バイブが、バイブがいきなり股間でブルブルふるえてるぅ」 「コカンだバイブだ声に出して言ってんじゃねぇよ。周りに聞こえてるぜ」 「ひゃあっ……やんっ」  はあはあ息を弾ませて、恥ずかしさのあまりにすっかり身を小さくしているギコ。コナマイキな帽子かぶっといて、とことんカワイイ奴。 「で、食べないのか? ……まぁ下の口におっきいギコバイブおいしそうにほおばってるもんな。いらないならオレが食うぞ」 「そんなぁ……んんうっ」  弱々しげな声を上げながら、ギコは押し殺した喘ぎ声をもらす。  オレがハンバーガーを美味しそうに食べているのを、彼女は大きな胸のふくらみを腕の間できゅうくつそうにもじもじさせながら物欲しそうに見つめている。 「しょうがないなぁ。じゃあ俺が口に運んでやってもいいぞ」 「サ、サンクス……」 「でもその前に言う通りにしな。その股を開いて、こっちに見えるようにスカートをまくるんだ」 「だ、だめだよぉ! そんなことしたら周りの人に――」 「じゃあこれはオレのものな」 「わ、わかったよぉ……すればいいんでしょお、すればぁ」  ゆっくりと、バイブの快感でぷるぷる震えているギコの太ももが開く。 「もっとだよ」 「あああぁ、もうボクもう……」 「もっと開くだろ? それともハンバーガーいらないのか?」 「ああんっ、わかったから……わかったからぁ」  そんな感じでひたすら煽り続け、ギコの脚は60度くらいに開いた。そこでスカートのすそをまくらせる。  ものすごいことになっていた。ショーツを脇に押しやって深々とギコバイブをくわえこんだギコのアソコはぐっしょりと濡れそぼって、椅子にまでラブジュースをこぼしている。 「あーあーあー、こんなによだれたらしちゃって……ギコはつくつくエッチだなー。見られると思って感じてたのかぁ」 「そんな、そんなぁ……バ……バイブ入れたのコースケじゃん……」 「すげーぜ、ギコのスケベな香りがプンプン匂ってくるぜ」 「そんな、そんなことない……」  ぶんぶんと首を横に振るギコ。まるで何もかも否定するかのように。 「ていうかさぁ、もうお前のそのインランぶり店員とか気付いてるぜ。ほら、今にしたってチラチラこっち見てるよ」 「そ、そんな……ウソ……」 「ほぉらほら、またじわじわスケベ汁が湧き出てるぜ。やっぱりギコは人に見られて感じるヘンタイなんだな」  オレはそう言いつつ、バイブのツマミをさらにひねる。 「ひうぅぅうぅっ……も、もう……コースケだめっ……音聞こえちゃうぅ」  実際さほど音はもれてはいない。ただ自分の中でヴンヴンとはっきり音がしているものだから、ギコにはすっかりそれがそのまま外に聞こえているのではないかと思っているのだ。 「むしろお前の様子でみんな感づいちまうぜ……おい、誰が股閉じろと言ったよ? そのままそのまま」 「だめ、ボクすごく恥ずかしい……」 「恥ずかしいのが気持ちいいんだろ、ギコは。うわぁあ、もうスケベ汁が床に垂れそうな勢いだよ」 「あ、やああっ、あん、あん……」  恥ずかしさと、バイブの快感と、それに打ちのめされている自分のかわいさと。  ギコはすっかり快感に浸り切っていた。服の上からもはっきり分かるくらいに乳首を浮き立たせ、今から本番をねだるかのように腰をかすかに前後にもぞもぞ動かし始めた。  目からつっーと涙がこぼれる。 「ああ、もうボク、だめ……。ボク、イキそう……」  弱々しげにギコはささやく。その目は、自分が今一番いやらしくなっていることへの哀しみでいっぱいになっている。  オレは紙ナプキンをギコに噛ませると、一気にバイブのスイッチを最大にした。 「ひうっ、うっ、うううううぅっ――っ!」  押し殺しているつもりだが、アクメの叫びはやはり大きかった。  俺がテーブル越しに抱き寄せる中で、ギコは火照った体に鳥肌の波を立たせながらビクンビクンと弾ませた。  ギコのラブジュースは、しとどに床へこぼれ落ちていく。