番外 1 1


(1)
「ボクは規律を守らない人、大嫌いなんです」
塔矢アキラはにっこりと笑った。
「うっかりやっちゃった…お許しください…」
736は恐怖に顔を引き攣らせ、最愛の少年の靴に口付ける。
それしか謝罪の方法は思いつかなかった。
「うっかりねぇ…そんなこと、通用すると思ってるんですか?」
それも2度も。アキラは目を細めているが、それが心からの笑みでないことは
明白だった。美味しい餌を目の前にされて舌なめずりする――そういう肉食獣
めいたアキラの表情に、736は怯えながらも目を離すことはできなかった。
美人は怒った表情こそが美しい。そう評したのは誰だったか、愚かな736は
思いつきもしなかったが、確かにそうだと感じた。
「おしおきが必要ですよね」
アキラは後ろに控えている執事に命じ、愛用の鞭を運ばせた。
「この鞭…よく撓るんです。どんなケモノだって言う事をきくんですよ」
このスレッドを統べる少年王は無邪気に笑い、鞭の先端に口付ける。
「お……おやめください……!!」
736の叫びは、城中に響いた。だが、それを助けようとするものは誰もいなかった。



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