夏の虫 1


(1)
ヒカルの部屋で打つ事になったアキラ。だがどうも落ち着かない。というのもしきりに
ヒカルが自分の胸を揉んだりさすったりしているからだ。
「…さっきから何をしているんだ、進藤。」
「ん〜変なとこ蚊にくわれちゃってさ〜」
アキラの目がキラーンと光る。
「掻きすぎるのはよくないよ。ちょっと見せて。」
「えっ、やだよ…!」
抵抗虚しくベッドの上に押し倒されてシャツをたくしあげられるヒカル。アキラはまじまじと
ヒカルの乳首を観察する。
「明らかに右の乳首が左と比べて1.35倍に赤く膨れている。」
「細かっ!!!」
「こんなところから血を吸うなんて…いやらしい蚊だ…」
「…お前のほうがいやらしいよ」
ヒカルの言葉を無視してアキラは指でそっとその腫れた乳首を摘む。
「んく…っ」
いつもの何倍にもそこは感じ易くなっていた。アキラは爪でそっと先端をくすぐった。
「か、痒いよ!塔矢…!!」
なおもヒカルはアキラに揉まれたり甘噛みされたりちゅうちゅう吸われ、
気がついたら血じゃないものをしっかりアキラに吸われてしまったヒカルだった…。



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