優等生・輪姦 1
(1)
早朝の小鳥の囀りに混じって少年のすすり泣く声が聞こえている
廃墟と化した工場の片隅で、少年は何も身につけず手足を縛られ力無く横たわっている
「んあぁっ」
痩身をくねらせ、泣き痕も新しい顔を切なげにいやいやと振る
「はは!まだそんな気力が残ってたか」
少し離れた場所から見つめていた青年がアキラを嘲笑う
中肉中背の貧相な顔。
どこにでもいそうな、平凡な顔の持ち主はゆったりとした動作で近づいてきた
「もう…帰して…ンん」
「塔矢ももう家に帰りたいよなぁ?でもこの身体をなんて言い訳するのかな?」
アキラの掠れた嘆願を青年は含み笑いと共に一笑した
傍らに座ってアキラの凌辱の痕を指でなぞっていく
「こんなになって…昨日から五人で犯ったからなぁ。
それもこれもお前が生意気だからだぜ、フフ」
「うぁっ」
アキラがまた身体をビクつかせる
その甘い声に青年がほくそ笑んだ
「今みんな買い出しいっちゃったからなぁ…俺だけで相手してもいいけど。
これからこんな目に遇いたくないんだったら少しは負けてくれよな
これはこれで楽しかったけど」
厚い唇を歪めて本田は微笑ともとれる形を作った
|