少年王アキラ? 1
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「ハハハ! ボクが1位か……!」
可憐な執事・座間から報告書を受け取った少年王はご満悦だった。
「ふふ、レッドと同じだ」
今流行のパウダービーズクッションをぎゅっと抱きしめて、枕元に貼り付けた
先週の金曜日の報告書をうっとりと眺める。夜着に着替える途中だった少年王は
今、パジャマの上着だけを着けていて、動くたびにその裾からまろやかな双丘が
ちらちらと覗いていた。
「ねえ座間、ここに。レッドの隣にボクの名前が並ぶように貼って」
二つの丸みの奥に、何か別の色が見え隠れしている。座間はレェスのハンケチ
をはらりと床に落とし、それを拾うついでにまだチェリーなはずの少年王のチェ
リーな部分を盗み見た。
「……ハァハァ……」
「座間!?」
「アキラさ、ま…はまだ清いお体でいらっしゃいますね」
図星だった。
少年王アキラは陶器のようなつるりとした頬を薔薇色に上気させ、クッション
を両手で掴むと座間に向けて放り投げる。
碁笥よりも重いものを持ったことのない非力な少年王のクッションは目的物に
到達する前にぽとりと大理石の床に落ちたが、ボタンを留めていないパジャマが
はらりとはだけ、少年王のパールピンクに輝く美乳と美珍が座間の濁った目を見
事に直撃した。
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