2ch的情事 1
(1)
「塔矢、俺、彼女ができたんだぜ(藁 」
進藤は僕に自慢げに話した。何、彼女だと!
思ってもいなかった衝撃の告白に、鬱だ・・・・・・と思った。
「といっても幼なじみがそのまま発展しただけなんだけどな」
そんな僕の気持ちを放置プレイして進藤はうれしそうに話す。
「そう言えばおまえは彼女いんのか? ・・・・・・て、いねーよな。お前ってオクテそうだし(藁 」
無神経な進藤の台詞に頭がかーっとなる。僕はずっと進藤のことを思ってきた。
それなのに知らないとはいえこの仕打ちはどういうことだ。こいつをメチャクチャにしてやりたい。僕はそう思った。
「おめでたいヤシだな・・・・・・」
小さく呟く。僕の怒気を察したのか進藤は笑いながら言う。
「ゴメソ、ゴメソ。からかって悪かったよ。な、塔矢怒んなよ。マターリしようぜ(藁 」
そう言って宥めるように僕の顔を覗き込んでくる進藤に僕は無理やり口付けた。
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